♯ヒコさん心の一曲−デスペラード(カーペンターズ)
・道に止まっていた大型アメリカンタイプのバイク。
黒タンクに金色で「Desperado(デスペラード)」の文字。
『デスペラード』は、カーペンターズの「緑の地平線」で
初めて聞きました。「オンリーイエスタデイ」が聞きたくて
買ったアルバムですが『デスペラード』にも、同じ様に
心惹かれました。曲名が「ならず者」で、イーグルスの、
オリジナル曲だと知ったのは、だいぶ後でした。
道に止まっていた「Desperado」の持ち主が、車名の意味
までわかって買ったかどうか?聞いてみたいと思いました。
・カーペンターズは、中期から広範囲な曲調(「ジャンバラヤ」
から「ならず者」まで)を扱う様になってきます。
これは、彼らの挑戦であり、いい子ちゃん路線からの脱皮か?
と、私は思います。
イーグルスの男臭い『デスペラード』は、男の立場からの歌。
カレンが歌うと「ならず者とわかりつつも、尽くしてしまう女」
という演歌調イメージに聞こえてきます。
ちなみに、邦題は「愛は虹の色(デスペラード)」です。
♪ならず者
まだ気付かないの
フェンスの上を歩くような
危ない人生に
頑固者ね
破滅が待っているだけよ
何度言っても
黙ったまま
生き方を変えない男
‥‥
ならず者
まだ気付かないの
そのフェンスを降りて
ゲートを開けてよ
雨が降るかもしれない
でもその後 虹が出るわ
私の愛に答えて
私の愛を受け入れて
手遅れにならないうちに
・西部劇の「ならず者」と現代の「ならず者」を見た目で判断するのは、
難しいかと思います。今は、最高級スーツを着こなす「ならず者」も、
表面上は法律を犯さない「ならず者」もいるからです。
「俺は何にも束縛されて生きたくない!」
「あ、そうですか」と答えますが、人間社会で生き続ける為には、
かなり無理があります。その無理は、歳をとるにしたがって、
身にしみて、コタエてくると思います。
・私が「ならず者」、いやプータロー、今でいう「フリーター」を
やっていたのは、26歳の頃でした。「辞職願い」が説得されて
「半年休職」となり、半年後にやはり辞職しました。
後先も考えず、叔母さんの家へ転がり込み、半年プー生活でした。
「あの仕事を辞めた事は、後悔していない!」(自画自賛)
プー生活=「一ヶ月休まず働いて手取り十万いかず!」(当時)
「チャーならん」(沖縄方言で「どうにもならない」の意味)
今の会社に、新人扱いで入社できて、今に至っています。
「転職しよう!」「脱サラしよう!」と何度も思いましたが、
今では「半年プー生活が歯止めの一つ」になったと思っています。
(717-2008/02/10記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。