♯ヒコさん心の一曲−彼女の生き方(中島みゆき)
・「後ろ指をさされる事に、開き直った女の歌を作ろう!」
「♪酒とくすりで体はズタズダ ‥‥」
「フーッ、できちゃった」と『彼女の生き方』完成。
中島みゆき「言葉のロック」初期作品は、この様に
生まれたと想像しています。
また、少なくとも作曲当時の中島みゆきにくすり経験は
無かったと思っています。
・モデルは、ジャニス・ジョブリンかと思ったりします。
女性ロックン・ローラーのハシリです。
固定マイクに向かって、髪を振り乱し、体から汚い物
でも、吐き出すかのように歌っていました。
しかし、衣装はワンピース。とてもアンバランスに
見えた事を今も覚えています。
彼女は、くすりに溺れて死にました。
・悪い人 ⇒ 中庸 ⇒ 良い人
人が、もしこの三種類だけならば、警察は楽だと思います。
ちなみに中庸の意味は「考え方・行動などが一つの立場に
偏らず中正であること。過不足がなく極端に走らないこと。
また、そのさま。古来、洋の東西を問わず、重要な人間の
徳目の一とされた。中道。」(大辞林)
・「中庸な生き方」、「うまく立ち回る」、「できた奴」‥‥
「そんな生き方クソくらえ!」と思っていたのは、何歳頃
までだったでしょうか。
「平凡でもいい、何も起きない事が幸せ」という言葉に肯く
様になったのは何歳頃からでしょうか?
・「人生と折り合った」時。
仕事に追われ、休日出勤当り前、徹夜当り前の日々。
夜明けのホームに雪が降リ出した、あの時かもしれません。
「一生懸命やっていれば、誰かがきっと見ていてくれる」、
「金は無くとも、誠実が一番」‥‥
これらは、私という人間の立て看板であり、売りでした。
最初は、土の上に建っていた看板ですが、丁度その頃に
コンクリート補強され、強風が来ても倒れなくなりました。
(806-2008/4/12記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。