♯ヒコさん心の一曲−トラックに乗せて(中島みゆき)
・ト「イヤな雨だぜ。早くあがって熱いのをキューと‥‥
あれ?あの女、びしょ濡れで‥、乗せろっ‥てか?」
女「おじさん、トラックに乗せてよ」
ト「何でこんな所で? びしょ濡れで‥‥?」
女「いいから乗せてよ、次の町まででいいからさ」
ト「え!‥‥」
ト「まっいいか、乗れよ。」
(土砂降り雨の中、サブちゃんの歌も高らかに、
トラックは走り出した)
・マ「トラックのオヤジ、ラッキーだな」
み「何んで?」
マ「ふられたての女くらいおとしやすいものは、ないん
だろう?」
み「バカね!ふられたての女だって、相手を選ぶわよ。」
マ「トラックのオヤジが、変な角を曲がったら?」
み「このトンチキ!トラックのおじさんがそんな事するわけ
ないでしょう!」
マ「わからないぞ〜〜」
・憧れのみゆき御姉様と、夢のトークをさせてもらいました。
私は『トラックに乗せて』も「言葉のロック挑戦」だと思って
おります。しかも、雨のぴちょぴちょが聞こえるくらいデキが
ヨロシク、ちょっと驚いた角刈りおじさんの顔も見えます。
伴奏もブルース・ロックで、チョーキングしております。
*チョーキング:ギターの弦を指で引っ張り上げて弾く奏法。
・『トラックに乗せて』がおさめられた「みんな去ってしまった」
は、トラベリングソングが多いアルバムです。
トラベリングソングは「日常からの逃避」の代替手段にもなって
くれます。町から街へ、気の向くまま、足の向くまま‥‥。
私なら、一週間、長くて二週間ですが、一生トラベルした人も、
結構いるんですよネ。過去にも、そして現在でも‥
「人生、旅の空!」「一度きりの人生、生きたいように生きる!」
勇ましくてカッコいいけど、私にはできそうにありません。
(807-2008/4/19記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。