♯ヒコさん心の一曲−うらみ・ます(中島みゆき)
・『うらみ・ます』
あんた誰と賭けていたの あたしの心はいくらだったの
ふられたての女くらいおとしやすいものはないんだってね
ドアに爪で書いてゆくわ やさしくされて唯うれしかったと
・A男:一見やさしそうタイプ
「ごめん。でもあの時はあの時。人は哀しいものさ。」
「びしょ濡れの君を、どうしてホオッテおける?」
「バスタオルでも止まらない涙、どうやって止める?」
「あの夜は、君の力になりたかったんだ!本当だよ。」
・B男:責任転嫁タイプ
「うらむなんて言うなよ!お前を慰めたかっただけだヨ。」
「あんないい加減な奴の、どこが良かったんだい?」
「君の愛を、勲章か飾り物みたいに吊るして楽しんでる奴の」
「君は、ふられて良かったんだよ、絶対に!」
・C男:逆切れタイプ
「お前にうらまれる筋合いはないぜ!」
「だいたい、お前から飛び込んできたんじゃねえか。」
「こういうことは、傷みわけなんだよ。」
「俺はもう忘れたゼ!」
・D男:確信犯タイプ
「あんた誰と賭けていたの〜てか?アイツとだよ。」
「あたしの心はいくらだったの〜てか?金なんてもらって
ないよ!一晩奢ってもらっただけさ。安い店で。」
「あの時はお前もついて来たし、やさしくしてやっただろう。
それでいいじゃないか。」
・四人の男を登場させてのシュミレーションです。
FBI犯罪プロファイルにはかないませんが、男の言い分は、
このどれかに、似たり寄ったりだと思います。
男女の秘め事。「誰が悪い」とか「責任」とか言い出しても、
泥仕合になり、最後はウヤムヤになり勝ちです。
・怨む女と怨まれる男。逆もあります。
「怨み」をパワーに、人生を生き切った人もいるくらいです。
「愛憎の輪廻」も、人生を廻す歯車の一つです。
しかしながら、マイナスパワーで回転する歯車です。
(820-2008/07/19記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。