♯ヒコさん心の一曲−悪女(中島みゆき)


・「♪マリコの部屋へ 電話をかけて 男と遊んでいる芝居
  続けてきたけれど〜」で始まる中島みゆきの『悪女』には
 二つのバージョンがある事は、ご存知でしょうか?
 1.ギターのジャカジャカの後に、ピアノのイントロではじまる
   ヒットバージョン
 2.アルバム「寒水月(かんすいぎょ)」の少々ブルージィーな
   ロックバージョン

・ヒットバージョンの方は、全体にアップテンポでノリが良く、
 ヒット狙いの編曲です。『悪女』という意味深なタイトルと覚え
 やすいメロディー、ストーリー性のある歌詞。中島みゆき得意の
 ヒットパターンかと思います。

・アルバム「寒水月」のロックバージョンは、アレンジャー後藤次利
 の腕が光る一品です。中島みゆきのボーカルも少しハスキーで
 効果を上げています。いい曲はどんなアレンジをしてもキラリと
 光ります。

・浮気症の彼氏とけんかをして、飛び出して来たけれど手持ちぶさ
 で時間を持て余している女。彼に電話しても話し中‥‥
 何とか彼の心を取り戻したくて「女のつけぬコロン」つけたりと
 『悪女』を演じてみますが、所詮「付け焼刃」‥‥
 「♪隠しておいた言葉が ほろりこぼれてしまう イカナイデ〜」

・私は、中島みゆきのCDだけでなく、彼女の書いた本もほとんど
 持っています。中島みゆきには、デビューの頃から写真を撮り続
 けているカメラマンがいて、本には結構写真が折り込まれています。
 写真の中には「キラリ」と光るほど美人に撮れているものもあり、
 私の中島みゆき「いい女」カリスマが反応してしまいます。

・中島みゆきのアルバムは、ジャケットに本人の写真をよく使う事
 も一つの特徴かもしれません。デビューアルバムは、「才能ある
 田舎の女の子」という感じですが、一作ごとに「いい女」に変貌
 していくとともに、アルバムのジャケットにも何かストーリー性
 を感じてしまうのは私だけでしょうか?

・アルバム「予感」は、うたた寝のみゆき。アルバム「はじめまして」
 は、ベールをなびかせる幻想的なみゆき。アルバム「パラダイス・
 カフェ」の人待ち顔のみゆき。アルバム「LOVE OR NOTHING」では、
 「遂にみゆきもエロ路線に走ったか!?!」と思いましたが、あれ
 は百万円もするドレスだそうです。アルバム「寒水月」は、水に顔
 を近づけているみゆきの横顔です。全体がオレンジっぽいのも何か
 を感じさせ、またもや私の中島みゆき「いい女」カリスマが反応
 してしまいます。
 
 (831-2006/02/18記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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