♯ヒコさん心の一曲−ゆうなの花(当山 達子)
♪ゆらゆら ゆうな
ゆうなの花は
さやさや風の
ささやきに
色香もそまるよ
ゆら ゆら ゆら
・琉球大学のキャンパスがあった頃の、首里の街。石垣には、
ハイビスカス、ゆうな、ブーゲンビリアなどが咲いていました。
ハイビスカスの赤、ゆうなの黄色、色とりどりのブーゲンビリア。
夏の暑い日ざしの中でも、凛と咲き誇るその姿は見事です。
・当之蔵の坂道を降りた所の「さくらや」は、手作り沖縄そば屋。
11時半に開き、1時半には「売り切れ」で、店は閉まりました。
私も二度程食べた事がありますが、「本物の沖縄そば」でした。
しかし、店主のオバーが高齢となり、本当の閉店となりました。
・「さくらや」の先、左側に『ゆうなの花』が咲いていました。
猛烈なセミの声も止まった真夏の夕暮れ、人通りも絶えた道端。
夏の夕暮れに光を残して、夕風にゆれる『ゆうなの花』。
今の私には「メランコリー」という言葉と共に蘇る映像です。
・私の「メランコリー」は『ゆうなの花』の影響かもしれません。
「♪ゆらゆら ゆうな〜」の歌詞とメロディーは、影響大です。
夏の夕暮れに光を残して咲く『ゆうなの花』に何かを覚え、
人をして「メランコリーなささやき」を想起させるのでは?
・ドライブ中、DJのおしゃべりが止まり『ゆうなの花』がかかると
あの「人のぬくもりのような黄色」が、目蓋いっぱいに広がり、
口びるは「♪ゆらゆら ゆうな〜」と、自然に動き出します。
古今東西の名曲は、色を持ち、懐かしい映像を蘇らせます。
(1012-2009/8/1記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。