♯ヒコさん心の一曲−しんかぬ達(しんかぬチャー)(沖縄民謡)


♪人の情けは 南の島よ
 我したふるさと 我した島 <ワしたふるさと ワしたシマ>
 しんかぬ達 踊やびら   <しんかぬチャー ウドゥやびら>  
 ユイヤーサーサー ユイヤーサー
 トゥルルンテン トゥルルンテン
 トゥルルンテントゥン トゥルルンテン
 しんかぬ達 踊やびら   <しんかぬチャー ウドゥやびら> 

・「しんかぬ達」とは「とても親しい仲間達」という意味ですが、具体的には
 幼なじみや、子供の時から仲の良かった遊び仲間をさす場合が多いです。
 何でもいっしょ、メーゴーサ(拳骨)もいっしょにもらって育ちました。
 「しんかぬ達」は、大人になっても気を許せるとても大事な仲間達です。

・『しんかぬ達』は、女性ボーカルとコーラスの掛け合いで歌われますが、
 私は、初めて聞いた時から、沖縄エイサーのイメージが固定化しています。
 それはイントロのサンシンも太鼓の打ち方もエイサーその物だからです。
 ですから私の「しんかぬ達」は、エイサーをいっしょに踊る仲間達となります。

♪色の黒さは 南の島よ
 働き者の 腕自まん
 *ハヤシ

♪唄も踊りも 南の島よ
 我したふるさと あしび国 <ワしたふるさと あしびグニ>
 *ハヤシ

・「♪アメリカ戻いん、大和戻いん、皆揃てぃ、七月エイサースリサーサー」
 これは、りんけんバンドの「七月エイサー待ちかんてぃ」の歌詞の一節です。
 沖縄を離れ、外国や本土で働く「しんかぬ達」が、お盆に生まれ島に集まり、
 お互いの無事と頑張りを確かめながらエイサーを踊る人生最良のひと時です。 

・『しんかぬ達』は、作詞 朝 比呂志、作曲 普久原 恒男 のペアです。
 このペアの大ヒット曲といえば、あの「ゆうなの花」があります、そして
 ポップトーンズのヒット曲「ヘイ!二才達(ニーセータ)」も、この二人です。
 「二才達」は「若者達」の意味で、『しんかぬ達』と通じる所がありますネ。

 (1013-2010/5/1記)

 *民謡の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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