♯ヒコさん心の一曲−与那国小唄(よなぐにこうた)(八重山民謡)


♪波にポッカリ 浮く 与那国の
 島はよい島 無尽の宝庫
 唄と情の 唄と情の パラダイス
 ソレサッサ コレサッサ
 与那国良い島 情け島
 サーノ サッサー

・この歌も「お国自慢」や「お国ぼめ」となっておりますが、
 昭和12年 奥平方秀さんが、作曲した曲とわかりました。
 少しレトロな歌詞に、素朴な曲調が印象に残るこの歌は、
 「新作でなく、今では新民謡扱いとなっている」と、私は思います。

・私が与那国島へ行ったのは、1988年のゴールデンウイークでした。
 観光で「久部良(くぶら)バリ」「トゥング田(でん)」も、周りました。
 両地とも、琉球王朝時代「人減らしに使われた悲劇の地」ですが、
 普通の景色の中にぽっんとあるので、余計に悲しみをさそいました。

・与那国産の60度の強い泡盛「どなん」は、昔は「幻の酒」でした。
 友人は、与那国へ行く私に「どなんのお土産」を、頼みました。
 絶海孤島の与那国へ渡る事は難しい⇒「渡る事が難しい」がナマり⇒
 「渡難(どなん)」となり⇒「幻の酒の名前になった」と聞きました。

♪一度おいでよ 与那国島へ
 五月デイゴの 真紅(まっか)な花が
 乙女心の 乙女心の 胸に咲く
 ソレサッサ コレサッサ
 与那国良い島 乙女島
 サーノ サッサー

・公民館で「八十五歳のお祝い」を見ている時に、おすそ分けで飲んだハナ酒。
 亀甲墓に保存しいる特別なお祝酒のおいしかった事、忘れられません。
 夜中にトラックに乗って「ヤシガニ採り」に行った事、島の結婚式などなど‥
 とても楽しかった与那国の旅が、ハナ酒の匂いとともによみがえってきました。

 (1015-2009/10/31記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

BACK  INDEX  NEXT