♯ヒコさん心の一曲−えんどうの花(宮良 長包)
♪えんどうの花の 咲く頃は
幼い時を 思い出す
・『えんどうの花』は、「なんた浜」の作者でもある宮良 長包の作曲で、
山田耕作の名曲「赤とんぼ」の、沖縄版ともいえる名曲です。
「宮良 長包の夕べ」という宮良 長包作品を集めた音楽会では、
舞台と会場の大合唱による『えんどうの花』で幕を閉じました。
・畑の隅などに咲く『えんどうの花』は、小ぶりで質素というイメージですが、
その豆は、豆ご飯の具になったり、豆鉄砲の弾になったりと大活躍をします。
幼い頃の思い出の画面の傍らで、ひっそり咲いていた『えんどうの花』、
妹のお守り、ツバメ、イチゴと、作詞の金城栄治の映像は鮮やかです。
♪えんどうの花の 咲く頃は
冷たい風が 吹きました
・数年前から「宮良長包賞」という音楽賞が生まれ、受賞者が出ております。
この賞は、沖縄の音楽の発展に寄与した音楽家に贈呈される賞です。
第二回受賞者には、恩師の中村透先生とアルベルト城間さんが選ばれ、
宮良 長包の故郷の石垣島市長も招待し、盛大な祝賀会が行われました。
・「♪冷たい風がふきました」そう!「二月の沖縄は結構寒いんです。」と
本土の人に言っても信じません。逆に「雪降らないんだろ?」と切り帰されて、
「雪は降らないけど、寒いんで〜す」(ブツブツと私)。
バイク通勤の私には、向かい風とダブルで、体が硬直するくらい寒いのです。
(1017-2009/1/2記)
*民謡の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。