♯ヒコさん心の一曲−なみなみ わんわちゃくり(沖縄本島わらべうた)


♪波 波 我んわちゃくり  <ナーミ ナーミ ワンワチャクリ>
 ゆーちぬ岬ぬ  <ユーチヌサーチヌ>
 鼻 もーもー  <ハナ モーモー>
 
♪波さん 波さん 私と遊ぼうよ
 ゆーちの岬が
(波に洗われて)鼻が低くなっているよ

・「わちゃくすん=(悪気のない)いたずらをする、からかう」
 例)
  太郎「お前の筆箱に、毛虫入れといたよ」
  次郎「わしゃくさんけー!(いたずらするなよー!)」

・「波さん 私と遊ぼうよ(いたずらしてよ)」
 波が「いたずら」しに来ると、「キヤー!」と逃げる。 
 波が引くと「いたずら」してよと、追ってゆく。
 いつでも遊んでくれる波は、子供達の友達です。

・その浜辺からいつも見えるゆーちの岬。
 小さい頃には、鼻高々だったのに、今は低くなっている。
 子供の体は大きくなり、岬は低くなってゆく。
 幼い目から見える自然の変化です。

・鼻高々だった岬が、波に削られて低くなってゆく歳月。
 初めてゆーちの岬を見た時から、子供が成長した歳月。
 仏教の四苦「生・老・病・死」も知らない子供時代。
 自然と戯れ、何かを学ぶ子供時代。大切にしたいですね。

 (902-2008/10/12記)

 *わらべうた、子守唄の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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