♯ヒコさん心の一曲−雨どーい(沖縄本島わらべうた)


♪雨どーい 田場主  <アミドーイ ターバースー>
 田場ぬ家んじ くわっきりよ  <ターバヌヤーンジ> 
 大工ぬ家や まーやがや  <デークヌヤーヤ>

 御駕籠 ギッチリ ギッチリ  <ウカグゥ>
 唐山かい  <トウヤマ>
 唐やまーやが  <トーヤ マーヤガ>
 大和ぬくし  <ヤマトヌ クシ>

♪雨ですよ 田場のお父さん
 田場の家で隠れなさい 
 大工さんの家はどこだろう

 お駕籠でギッチリ ギッチリ
 唐の山に行くのかな
 唐はどこにあるの?
 大和の後さ

・「スコール」が、子供たちの上にやってきました。
 「スコール」は、水滴が跳ね上がる程の激しさです。
 さすがに子供たちも、雨宿りです。
 田場のおじさんの屋根の下に、雨宿りです。

・沖縄の子供たちは、少しくらいの雨なら遊び続けます。
 「雨雲が島を渡れば止む。」と知っているからです。
 シトシトやまない雨は、「芋の葉」の傘で歩きます。
 これは「スコール」ないので、屋根下に雨宿りです。

・太い雨スジを横目に、『雨どーい』を大声で歌います。
 雨が降り始めたと、大人に伝わるよう大声で歌います。
 五回歌ってもやまないので『御駕籠 ギッチリ ギッチリ』
 に歌は変わり、ヤケクソぎみに更に大声で歌います。

・どれくらい経ったのか?歌声が天に届いたのか?
 雨が上がりました。与那原の山の上に虹が出ています。
 子供たちは、雨がふるまえに鬼だった子をつついてから
 自分のかくれ場所に走ります。「鬼ごっこ」の再開です。

 (907-2008/11/15記)

 *わらべうた、子守唄の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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