♯ヒコさん心の一曲−耳切り坊じ(沖縄本島子守唄)


♪ハイヨー ハイヨー ハイヨーハイ
 夕方 市かい うーいーねー  <ユサンディ マチカイ>

 大村御殿ぬ  <ウフムラ ウドゥンヌ> 
 御門なかい  <ウジョ ナカイ>
 耳切り坊主ぬ  <ミミチリボージヌ>
 立っちょんどー  <タッチョンドー>

 幾人幾人  <イクタイ イクタイ>
 立っちょみせが  <タッチョミセガ>
 三っちゃい 四ったい  <ミッチャイ ユッタイ> 
 立っちょんどー  <タッチョンドー>

♪ハイヨー ハイヨー ハイヨーハイ
 夕方市場へついて行くと

 大村御殿の御門に
 耳切り坊主が立っているよ

 何人何人 立ってますか
 三人も四人も立ってるよ

・「子守唄」は、お姉さんやお母さんが歌ってくれる、
 「やさしい歌」とばかりは、限りません。
 「泣いてる子は、耳切り坊主が耳をちょん切るよ!」と、
 おどかし子守唄の『耳切り坊じ』は、続きます。

・歌は「大丈夫!お姉さんが守ってあげるからね」と、
 すかし、「だからもう泣かないでね」と続きます。
 脅かしたり、すかしたりと子守の仕事は大変です。
 それでも泣き止まないと、子守まで泣きたくなります。

・元ネタは、北谷(ちゃたん)王子の怪僧・黒金座主(くるがに
 ざーす)退治伝説ですが、子守唄にする所がユニークです。
 「耳から血を流すお坊さん!」これで子供は、泣き止む?
 でも今なら「トラウマになる?」と抗議が上がりそうです。

 (908-2008/11/22記)

 *わらべうた、子守唄の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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