♯ヒコさん心の一曲−ばんがむり(宮古島子守唄)
♪泣きなよやー 弟がまー
ヨーイ ヨーイ
ゆむなーよーや 弟がま
ヨーイ ヨーイ
♪泣かないでね 弟よ
ヨーイ ヨーイ
ぐずらないでね 弟よ
ヨーイ ヨーイ
・沖縄本島の歌、宮古島の歌、石垣(八重山)の歌、奄美の歌。
島毎に歌詞(方言)だけでなく、曲調にも違いがあります。
私は「宮古島の歌には、優しい曲調が多い。」と思います。
そして優しさピカイチは、この『ばんがむり』だと思います、
・『ばんがむり』の歌に寝ついたと思った弟が、急に泣き出す。
「オッパイ?」「ウンチ?」「どっかが痛いの?」「熱は?」
「畑のお母さんの所へ連れて行こうか?」「怒られるかな?」
泣き止まない弟に、幼い少女は、途方にくれます‥‥
♪我んが守り ぶどぅわーさばー
ヨーイ ヨーイ
姉がーくーぎ ぶどぅわーさばー
ヨーイ ヨーイ
♪私が守して大きく育てるから
ヨーイ ヨーイ
姉さんがゆすりながら育てるから
ヨーイ ヨーイ
・さっきの大泣きが、嘘のように眠る弟。天使の眠りです。
天使の寝顔に、いろいろとお願いもしたくなります。
「立派な大人になってね」、「出世してね」‥‥
「こうしてお前をおぶったお姉さんを、忘れないでね」
・「親の心 子知らず」 ⇒ 「子守りの心 子知らず」
人間が一人前なるまでの手間は、動物の何十倍もの手間です。
しかし、生物界の頂点に立つ人間には、必要な手間だと思います。
またその手間は、身を持って「愛とは何か」を体験させてくれます。
(923-2009/3/7記)
*わらべうた、子守唄の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。