♯ヒコさん心の一曲−片目や泣ぁてぃ(与那国島わらべうた)
♪片目や泣ぁてぃ
片目や笑い
急須ぬたてぃ
プイ プイ
♪片目は泣いて
片目は笑ってる赤ちゃん
オッパイのような急須のふたを
しゃぶって プイ プイ
・「オッパイが欲しくて」急に泣きだした赤ちゃん。
すかさず子守は、急須のふたを赤ちゃんの口へハイ!
「今 泣いたカラスが もう 笑った」ですね。
急須のおしゃぶりに、赤ちゃんは泣きやみました。
・赤ちゃんに「顔で笑って、心で泣いて」はありませんが、
「片目は泣いて、片目は笑って」はあるんだよと、
『片目や泣ぁてぃ』では、歌っています。この独特な表現は、
子供の素晴らしい観察力から生まれました。
・与那国島へ旅した時に、生年祝いを見る事ができました。
会場の後ろで楽しげに見ている私に、会場のおじさんが
ビニールカップに五分の一くらい入った黄色い液体を
持って来てくれました。泡盛の古酒(クースー)です。
・この泡盛は、お墓の中で寝かせておいて、こういう
お祝事の時にだけ飲むのだそうです。その芳醇な甘さは、
お酒とは思えないものでした。それは、与那国島の人でも
一生のうち、数回しか飲めない貴重な泡盛の体験でした。
(927-2009/4/4記)
*わらべうた、子守唄の歌詞は、地域で若干違う場合もあります。
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。