♯ヒコさん心の一曲−繁昌節(はんじょうぶし)(沖縄民謡)
♪だんじゅ豊まりる <だんじゅトゥユまりる>
崎枝ぬ島やヨー ウネ <サチイダぬシマやヨー ウネ>
黄金むいくさてぃ スリ <クガニむいくさてぃ スリ>
田ぶく前なち イヤマシ <タぶくメェなち イヤマシ>
(ハヤシ)ウヤキ繁昌 マサル繁昌 <ウヤキハンジョウ マサルハンジョウ>
カツマタ イアヤマシ <カツマタ イアヤマシ>
○(今年も)豊作となりました
崎枝の村々は
黄金色の稲穂の波が
田んぼから溢れるようです
(ハヤシの繰り返し)
♪崎枝 美童や <サチイダ ミヤラビや>
水故がやゆらよ ウネ <ミジユイがやゆらよ ウネ>
色美らさ 美らさ スリ <イルジュらさ チュラさ スリ>
なだる美らさ イヤマシ <なだるチュラらさ イヤマシ>
(ハヤシの繰り返し)
○崎枝の娘たちの美しさは
水のおかげだろうか ウネ
色白で 美しく スリ
評判の美しさだ イヤマシ
(ハヤシの繰り返し)
・次に、私がサンシン教室で習った曲は『繁昌節(はんじょうぶし)』でした。
「♪ウヤキ繁昌 マサル繁昌 カツマタ イアヤマシ」のハヤシがあり、
歌っていると、宝くじが当たり、儲かったような気分にさせてくれるますが、
『繁昌節』の「繁昌」は、「豊年満作」祝いの意味で使われています。
・「収穫の秋」、「豊年満作」祝いの祭りの習慣は、世界中にあります。
その時の歌の題材に、「お国自慢」や、「お国ぼめ」があります。
「俺の村は肥沃な土地だから、今年も豊年満作なのだ!」と「お国自慢」。
「俺の村の青年はよく働くし、娘は色白で美人ばかりだ!」と「お国ぼめ」。
・実際、作物を植えて、収穫するまでの苦労は並大抵ではありませんが、
年に一度の「豊年満作」祝い、「苦労話の歌」で踊る人は、まずいません。
「米俵の数が、去年より多いか?少ないか?」を数えるのは、役人の仕事。
俺達は「飲んで、食って、踊って!今日は一日、無礼講だ!」と大爆発です。
・『繁昌節』の元歌は、八重山(石垣島)の崎枝という村だと思いますが、
南国の日差しの元、私も「豊年満作」祝いの席で、村人と酒を飲みながら、
舞台で繰り広げられる踊り、空手、棒踊りなどを心ゆくまで楽しみたいです。
特に「美しく色白な崎枝の娘たちの踊りは、見逃がせない!」と心に決めます。
(1106-2009/10/25記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。