2月18日 イタリカ

 先日見られなかったイタリカに行ってきました。

紀元前206年のローマ時代の遺跡です。
住居施設、娯楽施設、複合施設、
温浴・冷浴を備えた大浴場(今風に言えばスパですね)、
小浴場、それと野外円形劇場などの施設が設けられています。
ローマ人は風呂が好きだったんだなぁ、と実感します。





ラビリンスのモザイク


温浴・冷浴を備えた大浴場
ところで、ローマ時代の風呂は熱かったんでしょうか?
日本人なら、湯船に熱いお湯をためて、どっぷりと浸りたいですよね。

スペイン人(欧米人)はシャワー主体のようで、
バスタブにお湯をためることは、あまりしないようです。
今住んでいるアパートの給湯はガス瞬間湯沸かし器ですが、
熱いお湯をバスタブにためるのが結構大変なのです。
まず、熱いお湯になかなかならない。
熱くなったことを確認した後、バスタブにため始めますが、
たまったころ行ってみると、ぬるいんです。
途中で一旦ガスが消えてしまうようなんですね。
毎日熱い風呂に浸かるのに苦労しています。

ローマ人が熱いお湯に入っていたとすると、
日本人としては親しみが持てますね。
ただ、エネルギーを考えるとシャワーの方が有利だとは思いますが。
ローマ人はどのようにしてお湯を沸かしてたんだろう?
ソーラーエネルギーならいいんですが、
燃料に木を使っていたとすると、あまり木の多くないこのあたりでは、
多分燃料確保に苦労していたのではないでしょうか。


イタリカ遺跡のハイライトは野外円形劇場です。
同じような遺跡は各所にありますが、ここの遺跡も見事なものです。
雨が少ないため保存状態がいいです。

エントランス















2階席用の通路


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