3月10日 ガスパッチョ 先日メリダのレストランで「ガスパッチョ」という アンダルシア独特の冷たいスープを食べました。 前にも食べたことがあり、どんなものかは知っていましたが、 今回とてもうまく感じたので、これどうやって作るんだろう、 と言ったら、マリが簡単だから教えてあげる。 私のガスパッチョはとても美味しいよ、 とのことでした。 今日、夕方ペペのところに行ったら、 マリが教えると言うので、教えてもらうことにしました。 スペイン料理の本には多分載っていると思いますが、 直接教えてもらった方が早いので。 私、こう見えても、家では結構自分で料理作ってましたから、 料理のカンはあります。 今回のセビリア生活でも、 外食ばかりというわけには行きませんし、 いつもペペの家で食べさせてもらうのも申し訳ないし、 アパートには、充分すぎるほどの料理道具が揃っていますから、 自分で料理しています。 ここで食べるものは、 主食はパンで、料理は肉主体、 味付けは塩主体です。 料理に砂糖はほとんど使いませんね。 勿論野菜料理もあります。 日本のように、「味噌味」「醤油味」 「甘酸っぱい」「甘辛い」など、多様な味付けがないように思います。 決定的に違うのは、「ダシ」をとらないことでしょうね。 肉は、それ自体に旨みが備わってますから、 基本的にダシを必要としないからだと思います。 それと、大豆がないです。 自国では生産してなくて、輸入のようです。 従って、味噌も醤油もない、豆腐もないということになります。 日本人にとって、大豆がないのはつらいですね。 一方、肉類、ハム・ソーセージ、チーズ、牛乳、 マグロ、タラ、サバ、イカ、エビなどの魚介類、 ジャガイモ、タマネギ、トマト、レタス、キャベツ、 ワイン、ビールなど、 自国で生産されるものは本当に安いです。 食材には事欠きませんが、 日本人として、どうしても欲しいのは、 米、味噌味、醤油味です。 そんなわけで、こちらではナベで米を炊いて、 家から持ってきた、貴重な味噌で 味噌汁を作り、醤油を使った料理を作って食べています。 ただし、茶碗とお椀がないので、すべて皿ですけどね。 ア、忘れた、それとウスターソース味もです。 ウスターソースはスーパーで売ってました。 ラベルが「Worcestershire sauce」となっていてので しばらくわかりませんでした。 それとスーパーに、「Kikkoman」醤油がありました。 オランダにあるキッコーマン・ヨーロッパで製造されたものです。 味噌は現在のところ、どこをどう探しても見つけられていません。 水については、水道水を直接飲むのはだめなので、 飲み水だけは、ペットボトルを買っています。 スペイン人に、日本の味はどうなのか? この前ペペの家で、カツ丼を作って食べてもらいました。 カツも自分で揚げるので、チョッと手間がかかります。 味リンがないのは仕方なく、まさかワインというわけには いかないので、味付けは砂糖と醤油だけです。 スペインには、この醤油+砂糖味は全くないです。 揚げたてカツ+長ネギ+半煮えの卵 と醤油+砂糖味 この日本独特の、絶妙な味と食感がスペイン人に伝わるのか? 伝わりましたね。 まず、マリはとても気に入りました。 ペペは、、、?です。 それと、いつもマリの作る料理はあまり食べず、 パンに焼いた肉をサンドにして食べることが多かった あの17歳のアントニオが、 めっぽう気に入ったようです。 (卵はあまり半煮えを感じないようにしました) さっそく、レシピを教えてくれときました。 スペイン語で料理のレシピを書くのは、 これまた大変です。 時間はたっぷりとあるので、 辞書と首っ引きで、絵も入れて作ってあげました。 でも作るのは、多分、かなり難しいでしょうね。 さて、前置きがすごく長くなってしまいました。 ガスパッチョの作り方です。 @パンの中味だけをくり抜いて細かくちぎる Aニンニク 2〜3カケ Bトマト 4〜5個(粗く切る) Cピーマン 3個(粗く切る) Dキュウリ 大1本(粗く切る) Eオリーブオイル(ワイングラス半分) Fワインビネガー(ワイングラス1/3)量は好みによる G塩 少々 @〜Gをミキサーに入れ細かく砕く できたものに水を加える。 これで完成です。 早い話、材料があれば、切ってミキサーにかけるだけです。 野菜が多いので、健康にはいいですね。 アンダルシアでは、暑い夏の季節に好んでこれを飲みます。 マリに作ってもらったガスパッチョを、もらって来て飲みました、 さわやかな味でとても美味かったです。 しかし、待てよ、水は水道水を入れていたようだけど・・・ 結局、知らない間に、水道の水を大量に飲んでいました。 しかし、全然問題ないですね。 スペインの水に、もう慣れたのか? |