3月13日(金) アンダルシア語
 
アンダルシアの言葉は、アンダルシア方言です。
こんなこと、知っていてもどうにもならないのですが、
まあ、ご参考にどうぞ。
毎日、こんな言葉を聞いていると、
自分もつられていきます。


アンダルシアでは、「S」や「D」を発音しないことが多いです。
@ 語尾にあるSやD、
A 母音の間にあるD、
(場合によっては片側母音でも)
B 先頭以外のSはどこにあっても、
発音を省略してしまいます。

Bの先頭以外のSは、
Sを“食う”発音と呼ばれ、
「S」を詰まるように発音する、
と言ったほうがぴったりでしょう。

勿論、単語によってそのまま発音するものも多いですよ。
良く使う言葉ほど、省略する傾向にあると思います。


例えば、
@の例
Carlo(カルロス)→“カルロ”
Madri(マドリード)→“マドリー”

Aの例
Vi(ビーダ/人生)→“ビーア”
Mare(マドレ/母)→“マーレ”

Bの例
Maetro(マエストロ/師匠)→“マエトロ”
peranza(エスペランサ/希望)→“エペランサ”


かくして、Granadaは「グラナー」となります。


究極は次のようなのがあります。
Donde esta?
それは、どこにある?
と言うような意味ですが、
最初のDを含めて、Dはすべて発音しません。
また、Sを食います。
従って、
onde ta?→“オン・エッタ”となります。


これで、通じるのですから、
“ことば”というのは驚きですね。

言葉は
生きものです。
良く使う言葉ほど、言いやすいように変化します。
それと、省略しても分る場合は、
できるだけ短く済まそうとしますね。

例えば、ペペがアントニオを呼ぶときは、
“トニオ”
アンが最初についていて、弱く発音しているのですが、
音が小さくてほとんど聞こえません。
ホセ・ルイスを呼ぶときは、
“セルー”ですね。

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