3月24日(火) ヒルゲーロ

今朝、こちらに来て初めて雨が降りました。
42日めにやっと、本当に珍しい雨です。


ペペの家に泊めてもらうようになって、
明るくなり始める朝7時半ころ、
バルコニーからかわいい鳥の鳴き声が聞こえます。

これは、“ヒルゲーロ”と“カナリア”のハイブリッドだそうです。
父がヒルゲーロ、母がカナリアです。
その鳴き声は、こんな感じです。

「ピリリ、、ピリリ、、、、、、、、、、、ピピチ、ピチョ、ピチョ、ピーピーピー、ピヨピヨ、
ギーギー、ジージー、ピチョ、ピチョ、ピリピリ、チーチーチー、ピロピロ、ギギ、ピーッ
こんな風に鳴く鳥なんて初めてですね。
ヒルゲーロを辞書で調べると『ベニヒワ』とありました。

鳴くパターンは大体同じですが、微妙に少しずつ違います。
録音しましたので、まあ聴いて見て下さい。
とにかく可愛いです。

Jilguero

この鳴き声は多分、世界で1羽しかいないでしょう。
勿論、同じようにハイブリッドにすれば似るとは思いますが。

この鳥が子供を産んでも、育てることは非常に難しいそうです。
自然界に存在しない、人工的に創られた鳥ですので。

この子は生まれて、まだ1年です。
注意して世話をすれば10〜12年くらいは生きているそうです。
前にも書きましたが、ペペはコンピュータはダメでも、
こういう生物のことは、とても詳しいんですね。
これも、マエストロと呼ばれる由縁でしょう。


ヒルゲーロ(ハイブリッド)です

私の3メートルのところで、今も鳴いています。
小さい体ですが鳴き声は大きく、
窓ガラスを閉めていても良く聞こえます。

でも、鳥が鳴くのは仲間を呼ぶときとか、
求愛とか、理由があるわけですが、
この子は世界で1匹しかいないから、
絶対に応える仲間はいないわけです。
そんなことを思うと、何だか可愛そうになってきます。

明るいうちは1日中、可愛い声で鳴き続ける愛らしい鳥です。


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