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FILE 0; 最古の資料 「UMS 〜世界の未確認機動兵器〜」 一年戦争末期に連邦圏で発売されたその本は、そのタイトル通り 当時まだ民衆にとって未知の存在であったモビルスーツという兵器をまるで UFOやネッシーのように紹介するといういかにも怪しい内容のトンデモ本であり、 当然資料性や正確性などは論外の代物で、本来なら 若年層と一部の好事家にのみ受容された後に消えていく物であった。 ![]() ![]() 「UMS」に記載されたとあるザク型MS。形式番号は「MS-06P2」とされている。 追加装備が「長いトゲ」というのもたいがいであるが、それ以上に まるで幼児の塗り絵のような彩色が失笑もので、いくらトンデモ本の類にしても もう少しなんとかならなかったのかと思わずにいられない。 しかし戦後30年近くを経た現在になって、このいかにも怪しいMSの 実在を裏付けるかのような資料が複数発見され、突然脚光を浴びている。 「たった一年の間に作られたにしてはバリエーションが異常」と言われている ジオンMS研究の歴史に、新たな1ページが書き加えられるのだろうか。 一部の者から「ドク型ザク」と呼ばれている、「幻」の機体「MS-06P2」。 本記事はこの「MS-06P2」の実在の可能性を検証するものである。 1stガンダムブーム真っ最中の頃、知人より「HOW TO BUILD GUNDAM」を借りて読んだP2当時中学生は、 なんだかえらく盛り上がってしまった気分を目に見える形にせずにおれず、その勢いで「カッコイイ俺だけのザク」を具象化したのであった。 本に直接描き込むなよその歳で せめてもっと綺麗に塗れなかったんか てゆーか夢中で考えた結果がトゲ増殖ってどうよ ![]() 覚えたてのMrカラーの名前使ってみたかっただけだろオメェ ひょんな事から当時の手持ちガンダム資料を捜したときに偶然発見されたこのあまりに痛い黒歴史に、 描いた当人は戦慄し悶え絶叫した挙げ句に裏返ってしまい、これを知人達に公開したのである。 要はせめて笑いをとって過去の自分に成仏して欲しかったのである。 実際にこの黒歴史公開は大好評絶賛嘲笑され、その意味では理想的な形で大往生したと言える。 …だが所詮はポカミス茶飯事思慮不足こそがアイデンティティのP2。笑いを取って終わりと考えたのが浅はかであった。 知人たち、特に落書き道場で知り合ったツワモノたちは と て も 性 格 が 悪 か っ た の で あ る 。 以下、迂闊なる男を突然襲った絵師達の饗宴をとくと紹介しよう 。・゚・(ノД`)・゚・。 冒頭へ |
FILE 1; 突然の関連資料 近年になりネット経由でその存在が確認された二つの図面。 完成度は高いが本質的にはただのイラストであり、腕に覚えのあるファンが描いた物だと思われていたが、 画像ファイルの中に埋め込まれていたあるデータが関係者達の目を釘付けにした。 <MS-06P2> <The Funbolt Industry> 埋め込みデータの中に、「UMS」で確認出来るそれと同じ形式番号と共に 一年戦争末期にジオンMSの生産に参加していた工場の刻印が刻まれていたのである。 ![]() ![]() 一枚は斜めからのパース絵で、もう一枚はまるで古い二次元アニメーションの原画のようなイラストである。 どちらもイメージイラスト的な内容で、MS生産工場が実際に生産に使用していた図面と見るには いささか無理のあるものではあるが、先述の埋め込みデータの刻印と、戦時中末期とはいえ ジオン国内の下請け生産工場の人間が06P2に攻撃される連邦軍の試作型MS 「RX-78 ガンダム」を極めて正確に描画していることが、この資料の信憑性を一気に押し上げた。 戦後30年を経て、戦時中に比べ当時の公開資料も格段に増え、またジオン共和国との 障壁のないネット通信環境も確立した現在。 この画像の流出がきっかけとなり、MS-06P2実在の可能性を示唆する資料が各地より 同時多発的に発見され再検証されることとなった。 しかしながら一方でこの画像自体の真の意味での信憑性については、 肝心の工場が戦後まもなく解散していたために 未だに証明されていないこともまた事実である。 ![]() あんなモンをいきなりかっこよく描くな ヽ(`Д´)ノ つか厨房俺の生字をわざわざ拾うな ヽ(`Д´;)ノ あと説明もなくpixivに貼るな ヽ(`Д´;)ノ あまつさえランキングとか入るな ヽ(`∀´;)ノ しかしまぁここまではこのオッサンのやりそうなことではある。 ハイハイ糞ボルト糞ボルト…で終わると思っていたのである。 自分の認識が徹底的に甘かったことを知るのはすぐ後のことであった orz 冒頭へ |
FILE 2; 再検証・民間の記録と伝承 一年戦争末期、地球のとある南の島。 ある夜、暗い夜空の向こうから まるで神と悪魔が闘っているかのような恐ろしい轟音が響き渡り、 多くの島民は不安で寝付けなかったという。 翌朝、島の海岸に突然”巨神”が立っていた。 驚いて見上げる島民たちの前で巨神は二度と動くことはなく、 石像のようにただ立ち続けた。 島民は巨神を島を守ってくれた神の抜け殻だと信じ、しばしの間崇め祀ったという。 ![]() ![]() ある島で極めて短い期間であるが、実際に語られていた「神話」である。 戦後まもなくその噂を聞きつけたあるジャーナリストがその島へ取材に行き、 現地で撮影したのが上の写真である。 恐らくはあまり文明に毒されていない地域の島の近くで戦闘があり、 稼働不能になって乗り捨てられたザクが「神」と呼ばれたのであろう。 更に数年後、同じジャーナリストがこの島に再び取材に入ったが、 その時既に「神」は連邦の戦後処理によって回収されたあとだったという。 これも本来なら「そういう話があった」で終わるものであったのだが、 この島の取材記事を知る者が上記の「生産工場流出図面」のザクと 外観が酷似していることに気付き、06P2実在の貴重な 「証拠写真」として脚光を浴びることとなった。 残念ながら先述の通り当の「巨神」は撤去済みであり、連邦の管理資料からも その最終的な行方は確認出来ず、否定派にはこの写真自体の信憑性を疑う者もいる。 ひとがたさんはいいひとだと思ってたのに ま っ さ き に こ ん な 祭 り に 乗 る な ん て 。・゚・(ノД`)・゚・。 二度あることは三度ある。ここが本当に堤防の決壊だっのかもすれない。 やはり一年戦争末期、こちらはある北の山奥。 鹿狩りをしていた猟師が、吹雪の中で「巨人」に出会った。 巨人は大きな弓を持ち、鎧のような服を着込んでいて、 呆然とする猟師に気付きもせずに去っていったという。 「いんやぁウソなんかじゃねぇオラぁ見ただよありゃあ確かに」 ![]() ![]() こちらはいわゆる「雪男」のようなノリで伝聞された物件であり、 上の画像も目撃者である漁師の証言を元に描かれたものである。 さすがにこちらは当時から「迷い込んだザクでも見たのだろう」と言われており、 いわゆるオカルト物件の文脈でもほとんど注目されなかった。 この目撃再現図が06P2に酷似していることが再発見されたのは、 やはりFILE1の図面流出がきっかけである。 あくまでいいかげんな目撃談を別人が絵にしたものではあるが、目撃地域が 同時期に発行された件の書籍「UMS」の発行されていない地域であることから 「きわめて信憑性の高い証拠のひとつ」として再評価されつつある。 他の資料に見られない独自装備が詳細に書かれている点もポイントである。 ヒデロさんもいいひとだと思ってたのに 。・゚・(ノД`)・゚・。 当初からP2原画を見て「毒が塗ってそうなザクだ。毒ザクだ」と言っており、事実上の命名者とも言える。 またP2が「自分で描いたのに何だか解らない」とほざいたスネ側面の謎の部品に、このイラストで「毒ツボ」という機能的な役目を与え、 あまつさえ矢を持たせ茶色い装甲を上着に見立ててマタギにしてしまった。 この祭りにもっとも貢献したと言っても過言ではあるまい。 し な く て い い の に 人間にするとたぶんこんな感じなだ(P2画) 冒頭へ |
FILE 3; 大衆文化に残る残滓 ただのザクにトゲが増えただけのザク。そんないい加減なものが存在するのか。 しかも仮とはいえ型式番号を与えて論じるべきものだろうか。そう思う者は少なくない。 しかし少し考えてみて欲しい。 C型・F型・J型・S型・F2・FZ・R・R−1A・R−2・D・K・M・E・W・V・Z etc etc… たった一年の戦争の間に、ジオンはいったいどれだけのザク派生機体を造ったのであろう? 今現在に置いても「新種のザク」などと呼ばれてまるで古生物の化石のように 未知の機体が報告される現状である。トゲの二本や三本増えたザクが加わろうと 何一つ不思議ではないのではないだろうか? 大戦末期に「UMS」が発行された時、実際にそのように認識した者達は意外に少なくなく、 小規模ながらその意匠がメディアや商品の形で民間に流れていたことが判明している。 ![]() ![]() 戦時中、連邦圏で放映されていた幼年向け特撮ドラマ「機動戦死ガンボイ」。 戦争も末期になって作られた低予算の番組で、放映数話で終戦を迎えてしまったために 打ち切りになってしまったという、特撮マニアの間では有名な「幻の作品」である。 近年注目されたのは、打ち切りで未放映となった話数の中に、 06P2に酷似した怪獣が登場する予定があったらしいことが確認されたことである。 マニア向けのオークションに出品された資料の中から、番組序盤の悪役として登場した 「独立宇宙人ザク星人」が強化復活して登場する「恐怖!復活のザク星人」の 準備稿シナリオと、実際にザク星人の着ぐるみを改造して撮影されたとおぼしき 「改造ザク星人ドクトゲン」の着ぐるみの写真が発掘されたのだ。 上がそのドクトゲンの写真である。子供向け雑誌の特写用のよくあるパターンで 着ぐるみ製作所の外壁で撮影されているのがわかる。 (ちなみに改造前のザク星人については、「機動戦死ガンボイ」研究サイト 「新橋仮設倉庫」にて確認出来るので是非ご参照いただきたい) もっともこれは「UMS」の発行された連邦圏の番組で、企画時期も「UMS」発行後と思われるため、 番組スタッフが単純に「UMS」に記載されていた06P2を直接参考にしたと考えるのが 妥当であり、06P2実在の証拠と言うには無理があるというのが定説である。 ![]() だが場所が非連邦圏となれば、話は全く違ってくる。 これはやはり大戦末期、ジオン公国内で発行されたSF小説のカバーアートである。 スペースコロニーを背にして暗い宇宙に浮かぶその姿は、まさしく06P2に他ならない。 こちらも終戦間際に発行されたものの、プロパガンダ臭が強すぎるとして 終戦と同時に絶版となり、SFマニアの間で幻の作品と言われているものである。 マニアにおける受容のされ方自体は単なる偶然の相似形としても、連邦圏の書籍が 初出とされた06P2が終戦前のジオン書籍に登場していることは、 06P2が何らかの形でジオンに存在していたと考える根拠となっている。 ネタ絵描きたるもの一度は新橋さんに憧れる 俺もモチロンそうでした こ れ を 見 る ま で は な 最初は着ぐるみだけだったのに後でこっそり新作送ってくるなぁーーーーーーーー!! ヽ(`∀´;)ノ いかにも新橋氏らしい渋さで惚れ惚れするだけに御しがたいことこの上ない。 一年戦争終了後数年、俗に言うグリプス戦役の直前。 若年層の間で空前の「MSブーム」が起こった。 戦後しばし間を置いた後に両陣営の戦時中の兵器資料の多くが公開され、この機に 大手模型メーカーであるBANBANがモビルスーツの精密模型を発売、 これが全地球圏で大流行したのである。折しもミニMSなど民間分野にもMSの技術が 安価でフィードバックされはじめた時期も重なり、MS模型は売れに売れ、 戦時中に存在が確認された機体は早々に模型化され、果てには存在の疑わしい試作機や 一〜数枚の写真しか残っていない個人/現地改修機までが模型化される事態に至った。 そしてこの流れの中で、06P2は一度大手メーカーの手によって 発売が企画されていたことがやはり近年になって判明したのだ。 ![]() ![]() 1/144スケールプラモデルキットとして企画された06P2の開発画稿。 制式量産機以外の特殊機体を模型化するシリーズ 「モビルスーツ・バリエーション」ブランドのひとつとして企画されていた。 開発スタッフはほとんど資料のない06P2立体化にあたり、その異様に長いトゲから 軽量化して運動性を高め、敵機のふところにもぐり込んでそのトゲで敵機の急所を ピンポイントで破壊する接近格闘戦専用陸上型MSとして解釈したという。 「毒ツボ」と言われる脚部の謎の部品を、J型ザクの装備である脚部ミサイルポッドを 固定化した武装バリエーションとしているのも注目ポイントである。 何を出しても売れる時期で発売直前まで進んでいた企画だが、突然勃発したグリーンノア事変による 政情不安定化で急遽発売が中止され、そのまま日の目を見ることは無かった。 ![]() 現在注目を浴びているのが、当時のスタッフによって公開されたこの試作パッケージだ。 このシリーズの売りの一つに「パッケージアートは可能な限り 実際に残っている戦場写真をモチーフに使って描く」というものがあり、 このRX-75ガンタンクに襲いかかる06P2の図にもモデルとなった写真が 存在するのではないかと推測されたのである。 しかしながら当時のスタッフも、実際に試作されたパッケージ以外に 情報を保存しておらず、パッケージを担当した画家も既に鬼籍に入っているため、 この点に関する決着はついていない。 ![]() 元開発スタッフが保存していた、試作パッケージの全景。 企画が最終段階まで進んでいたことがよくわかる。 一枚目は他に比べてかなり抑え気味で むしろドギツイ赤の彩度を押さえてくれたのは良心かイイヒトだなぁと思ったくらいです ま さ か 箱 絵 ま で し か も 「 気 に 入 ら な い 」 っ て 三 回 も 塗 り 直 し や が っ て このひとたちに言っても無駄だと解りきっていながら言わずにおれない 「何故そこまでやるか」と (iii'A`) グリプス戦役直前のMS模型ブームは、大手メーカーのみならず 小さなガレージキットメーカーや個人販売を行う製作者にも火をつけた。 特に大手では商品化しづらいマイナー機種や子細な装備、更には 個人や部隊のパーソナルマークの立体化などが第二陣営によって 精力的に行われた。 ![]() ![]() とあるガレージキットメーカーが少数生産した「ドクザクレディ」のレジンキット。 当時の模型誌を夢中で見たことがある人なら、実に見慣れたレイアウトであろう。 あの頃の模型誌にはかならず巻末にこういった中小メーカーの広告が並んでいたものである。 実在したザクレディやグフレディならともかく、当時にしても機体自体の存在が明確でなかった 「ドクザク」の、しかもパーソナルマークなど事実上でっち上げに近い代物だが、 折しも大ブームの最中でおまけにちょっと色っぽいアイテムであるためか、 それなりに数が出たらしい。 大衆文化に於ける06P2の有り様を語る貴重な資料だが、販売元のショップは グリプス戦役勃発により業界が自粛ムードに入った煽りで倒産しており、 現在は当時の模型誌の片隅に残る広告以外に何一つ情報が無いのが残念である。 この手できたかー(笑)⊂⌒~⊃。Д。)⊃ この斜めアプローチっぷりが悔しくもさすが弐等兵と言わざるを得ない。 色々変なツボを押されて起こる暇もありませんクソウ。黄色い紙面が泣けるぜ。 当時のガキにはエロかったよなーザクレディ。 冒頭へ |
>FILE 4; 可能性の考察と極論 <Funbolt Industry>図面を皮切りに、MS-06P2に関連するとおぼしき資料が続々と集まると同時に、 その存在を巡る論議も当然ながら活性化した。勿論主軸は「存在するか否か」だが、 肯定派の間においても「存在するとすればその実体はいかなるものか」が活発に議論された。 比較的現実性の高い説は「接近戦特化型」もしくは「現地改修のワンオフ機体」の二つだが、 中にはかなり過激な説を唱える者も多い。 ここではそんな諸説の中から特に極端なものを紹介する。 ただし迂闊に笑ってはいけない。そこには巧妙な「完全否定しきれない罠」が隠れているのだ。 ![]() ![]() いわゆる「ニュータイプ専用機」としての解釈説。 機体各部のスパイクは形状可変合金で、その変化は一般的な電荷ではなく 「精神力」によって行われる。サイコミュによって増幅されたパイロットの脳波が 棘の長さや強度を決定するというシステムである。単に延びるだけでなく、 ビットとしてトゲを射出することも可能だと言う。用途としてはよく知られる ビットによる遠隔攻撃のほか、中〜近距離からの不意打ち、極限状態における 攻撃力の増幅、量産型ザクに偽装して敵の目を欺くなどがあると言われる。 あくまで一人の研究者が可能性の推論として語ったもので、 信憑性や必然性にについては多少の疑問はあるものの、無視できないのは 精神力増幅による兵器操作応用・遠隔攻撃・形状可変合金といった個々の要素が、 当時の技術に置いても全て充分に実現可能なことである。 これが06P2の正体かどうかは別にして、この推論にはまだ見ぬ 未確認MSや未来の兵器体系のヒントが隠れているのかもしれない。 でんでんさんはこーゆーひとだと思ってた(´・з・`) 他と違って厨房俺の生字を切り貼りしないところにぱんいち貴族の人柄が出てるne! (・∀・)y─┛~~ あとシモンは微妙にフラナガン機関とかニタ研とか似合いそうでイヤだ。 ![]() ![]() こちらはかなり脱線したと言える例。 なんとこれは、MSではなくパイロットの想像図なのだ。 後のグリプス戦役における強化人間に繋がる研究の一環として、パイロットに肉体を サイボーグ手術により極限まで強化したという設定だ。 MS-06P2というモビルスーツの真偽を問う論説としては既に全く関係無いものであり、 この説を唱えた本人も突飛な冗談であることを認めている。 しかしこの「冗談」の真に恐ろしい部分は、後の追求と検証によって 一年戦争時のジオンやその後の連邦のニュータイプ及び強化人間の軍事利用計画が、 この説を迂闊に笑い飛ばせないほど非人道的でかつ非論理的であったことが 既に証明されているという事実にあるのかも知れない。 「この外観はヘルメットなのか、それとも機械化された肉体なのか」と聞かれた際に、 この説の主張者が「貴方の心のままに」の答えたことも意味深だと言える。 な ぜ ラ イ ダ ー ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ どう見ても石ノ森氏ラフにしか見えないところが恐ろしすぐる。 俺生字拾いがワンポイントなとこにもどす黒いものを感じるぜ (;´Д`) 冒頭へ |
FILE 5; 高まる認知度 折しも「第三次MSブーム」と言われる現在、模型やフィギュアなどのMS関連商品も 極めて活発に展開されており、我らがMS-06P2もその恩恵にあずかることになりそうだ。 精密かつ精悍なスタイリングのMSフィギュアでファンから強く支持されているブランド <G.F.F.M.>(ゴム・フィックス・フィギュレーション・マニアックス)が、 MS-06P2の商品化を企画中との知らせが入ったのである。 早くも届いた原型写真をここで紹介しよう。 ![]() ![]() 見よこの勇姿。06P2のイメージを重視しつつ、現代にも通用する フォルムとディテールを与えた見事な立体化と言わざるを得まい。 脚部の「毒ツボ」が無いのが気になるが、これについては 「この原型は通常型のザクをミニマムかつリアリティの感じられる範囲で 改修したタイプとしての解釈。いわば素体であり、商品の最終形態ではない」 とのことである。 「決定打」登場⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ここに至り「だんだんカッコヨく見えてきた」「てゆーかアリだよね」 と言い出す馬鹿共続出。オチツケオマエラ ヽ(;´Д`)ノ これだからゴムは!ゴムめ!ゴムめ! 勘のいい人は「もしや」と思うであろう。 そう、「GFFM」シリーズの売りと言えば「換装」である。 リアリティ重視の「素体」に満足できないユーザーへのフォローはぬかりないのだ。 ![]() ![]() 各パーツを換装し、イメージ通りの「無闇に長いトゲ」を装備できるという寸法だ。 痒いところに手が届くとはこのことか。しかもただ長いだけでなく、形状に粋なアレンジを 加えているところがいかにもこのブランドらしいと言えよう。 一方この状態でも脚部の追加装備・通称「毒ツボ」が見られないようだが、 「毒ツボと呼ばれる部品の機能と外観の考証が詰められ次第反映したい。 ロングホーン(長トゲ)同様オプションパーツとしての付加も検討中」とのことである。 最終的にどんな形で店頭に並ぶのか、今から期待せずにおれない。 ご ん ぶ と (iii'A`) GFFM氏の画像を見て「FIX分が足りない!」と一筆加えたむしけらさんの脳内には どんなぱらいそビジョンが広がっていたのだろうか。 冒頭へ |
FINAL FILE; 「MS-06P2」・その真の姿を求めて 些細なきっかけから俄然注目を集めた幻のモビルスーツ、MS-06P2。 現在もその関連情報は続々と報告され、その実体を模索する論議も活発だが、 本当の姿は未だようとして知れない。 もしそれが実在したとするならば、それはどんなものだったのだろうか。 調査の中で得られたイメージから、我々取材班が独自に作成したのが 以下の想像図である。 まだ見ぬ「ドク型ザク」を追い求める同士達への一つの提示として この想像図を掲載し、本記事の終了としたい。 ザクよ ザク ああ ドク型ザクよ 毒ザクよ どんな姿をしてるの いま何してるの どれほど求めてもまるで夢うつつのよう 僕のザク あなたのザク 僕には僕の毒ザク あなたにはあなたの毒ザク いつか出逢えることを信じて ラララ しゃあしょうしゃ ラララ げんそくできましぇん ラララ…… ![]() ![]() 古式ゆかしいランナー塗装で攻めてみました (゚Д゚)y─┛~~ モチロン厨房俺生字もぬかりないぜ! ここまですりゃいんだろええここまですりゃあ! ヽ(`Д´)ノ ![]() 製作手法も全て「あの頃」でやってみた。継ぎ目なんて気にしないze! 当然塗料は原液で筆塗りさ!ツヤを揃えるなんて当時思いもよるはずがないね! 色々走馬燈っぽく思い出して結構楽しかったのは秘密だ。 ![]() どうやって立たせてるのかとても不思議だった「こんなに動きます写真」。 何か見えますが気のせいです。 ![]() どうせならヒデロさん謹製毒弓矢も作ればよかったかしら。 ……賢明なる読者諸君はご記憶かと思う。 1st旧ガンプラの最大の関門といえば「あの肩関節」。大抵のコドモがガッチリ接着して動かなくなるか うまく接着できずに外れてしまうというアレ。 ![]() ま た や っ ち ゃ っ た の で あ る orz 右肩はなんとか成功したのだが、左肩は中でストッパーが胴体側に接着されてしまい、 一方で肩側への接着が甘かったため、胴体内側にストッパーが張り付いたまま肩関節が外れてしまった。 30 年 を 経 て 進 歩 皆 無 か 俺 は _ノ乙(iii'A`)_ とゆーわけで突然の特別企画なのだが、いかがでしたでせうか。 まぁなんとゆーか無駄に豪華な絵描きさん達の饗宴になってるんで、 そのあたりを楽しんで頂ければ幸いです。 自分としてここから教訓を得るとするならばソレは 「黒歴史は迂闊に人に見せるな」 「トモダチは選ぼう」 の二点であろうか。 オボエてろよおまいら 。・゚・(ノД`)・゚・。 イヤまぁ途中からすっかり楽しくなっちゃってたんだけどね (´・ω・`) 冒頭へ |
FILE 7; 速報! ![]() 緊急速報! かの大手模型メーカーBANBAN社が、長き沈黙を破って 「MS-06P2」の模型化に着手したとの知らせが届いた! 現時点で解っているその姿をここにスクープ! ![]() 初期設計段階のCAD図面。あの特徴的なトゲが再現されている。 ![]() 第二段階のCAD。右盾のトゲもこの通り。 単に盾にトゲを貼っただけでなく、土台部分を強化した解釈のディテールが素晴らしい。 ![]() こちらはパッケージ案。現行シリーズにのっとったスタイルで否が応にも期待が高まる。 …だがこれで驚いてはいけない。何とBANBAN社は一度ここまで造った設計を 「全てのユーザーを満足させるレベルにない」として全て破棄し、 ”完全なるMS-06P2”を商品化するためにそのイメージ造りをゼロから 検討しなおしたというのだから恐れ入る!その意気やよし! そして現時点に於けるBANBAN社の”完璧なMS-06P2”イメージを元に描かれた パッケージ図案が以下のものである。刮目せよ!これがMS-06P2だ!! ![]() ウワァァァァァァァン コレジャナイ コレジャナイヨー バカーごはんのバカバカーーーーー 。・゚・(ノД`)・゚・。 冒頭へ |
FILE 2011; A New Translation 今年2010年は「ガンプラ30周年」とのことである。 折しもMS-06ザクのデザインリファインであり商品としては最新モードである ザクF2がHGUCにて発売された。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 最初期のガンプラの一つである1/144ザク+30年前の己の妄想と、 最新のガンプラの一つであるHGUCザクF2+最新の自己表現を並べてみる。 30年。一言で言うにはあまりにも長い年月を、ガンプラは生き続けた。 その蓄積は何を生み出したのであろうか。 その未来はいかなる道に繋がるのであろうか。 ガンプラは進化し続けた。君は! 思えばずいぶん遠くへ来たものだなぁ… 主 に 俺 が _ノ乙('A`)_ ナニガカナシュウテ赤トゲ顔&ぷるつーダイスキ ![]() ![]() 冒頭へ |
かつて一人の男の過去を全力であざ笑う祭りがあった。 誰もが熱病のように騒ぎ遊び楽しんだ。当人以外は。 しかしそんな祭りからももう三年の時が過ぎていた。 平和な日々が訪れた。そう思っていた。少なくとも俺は。 ![]() *注* 1:以下の会話は当時再現と勝手なアレンジがイイカンジにごっちゃになってますのでヨロシク 2:以下文章及びリンクに「fg」なるサイトが度々登場しますが、 これはpixivのような会員制の模型投稿サイトのことです。 登録は無料ですので各作品の詳細を知りたい方は是非リンク先へどうぞ。 (一応俺も登録してるんだけどまだなんにも貼ってない´・ω・`) FILE 2011; THE 3D SHOW ![]() 事の起こりはとあるガンプラの発売であった。 バンダイ1/144HG「ガンプラビルダーズ」登場機体 GPB-06F スーパーカスタムザクF2000 これをゴムさんことGFFMさんが買って仮組した事から始まる。 ![]() GFFM氏「なんかトゲトゲしくて誰かを思い出す…レッド&ダーグリ?」 ごはん氏「とりあえずPCでざっと塗ってみた」 ![]() GFFM「ちょ、カッコよくね?よし塗ってみる」 俺「おちつけ正気か_ノ乙('A`)_」 カトキデザイン塩ビ人形大好きGFFM氏製作 1/144HG(ハイグレード) スーパートゲカスタムザク2000 ![]() ↑作品詳細は画像リンク先の「fg」へだうぞ あほかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁヽ(`Д´;)ノ なんでこういうことを真面目にやっちゃうかなそれもいつものGFFMクォリティで!! しかもマジでカッコイイでやんの。ごはん氏カラーリング大勝利。勝つな頼むから。 そして後に説明しますが後日の俺自身による筆入れ&専用デカール追加により ![]() ![]() ![]() 完全版とか出来ちゃうし!orz 塗装が綺麗すぎるとかデカールチョイスが渋いとか褒めどころがあるのがタチが悪いわ!(笑) ほんま物好きにも程がある。なぁみんなもそう思うだろ?な?な? tetchang氏「…こないだ出たRGでトゲザク作ったらどうなるかな…」 俺「いや考え直せ。普通に勿体ないから。まだ間に合う引き返せ(;'A`)」 最近「野良モデラー」なる超カッケー二つ名を得たtetchang氏製作 1/144RG(リアルグレード) MS-06P2 毒トゲザク ![]() ↑詳細は画像リンク先「fg」へ ![]() ![]() ![]() 引き返せっつったのに_ノ乙('A`)_ tetchang氏「いや元キットがパーツバラバラだから結構塗りやすかったよ?」 そういう問題じゃねぇヽ(;`Д´)ノ キットの精密ディテールとこれまたセンスいいデカールのおかげで すげぇカッコヨク見えるんですが。何かの陰謀かコレは。 なにげに盾にトリケラトプスのマークとか入ってるし!ズルイ!。・゚・(ノД`)・゚・。 なかやす氏「あれ?集まるの明日だっけ?じゃあ徹夜で仕込まないといけないね!」 俺「いや寝ようよ。明日に備えて寝ようよ。何もしないで寝てお願いだから!(;´∀`)ノ」 「黄昏亭」亭主なかやす氏が一晩でやってくれました 1/144HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー) MS-06P2 毒トゲザク ![]() ↑詳細は画像リンク先「fg」へ ![]() ![]() ![]() デスノのジェバンニかおまえは(+゚Д゚) マジで前日にツイッターでトゲパーツ物色して翌日完成品来ちゃったよ。 どう考えても時間の使い方を間違っている!(笑) 本人は結構誤魔化したゆーてるけど一晩でこんだけ出来れば凄いよ! そのパワーもっと有意義に使おうよ頼むから!。・゚・(ノД`)・゚・。 …まぁでもこのページ上に溯ればヒドイ前例が山のようにあるわけで、 要するに俺の友人はこんなやつばっかなんだと諦めれば済むことなのかもしれない。 うん、そうだ諦めよう!そしてもっと外の世界に期待しよう! 外にはきっとこんなんじゃない人たちが沢山いるよね!そうだよね!?(・∀・) あざらし氏「初めまして。fgで色々見たんですが、楽しそうなので私も作っていいですか?」 俺「…是非好きなように作ってやってください。俺のはかない夢と引き換えに。・゚・(ノД`)」 突然「fg」経由でやってきたあざらし氏製作 1/144FG(ファーストグレード) MS-06P2 毒トゲザク ![]() ↑詳細は画像リンク先「fg」へ ![]() ![]() ![]() ![]() なんだこの懐かしさは⊂⌒~⊃。Д。)⊃ そう1stブーム当時模型誌の影響で大流行したんだよこういう塗装剥がれ表現! 俺も大好きだったよ当時目論見通りにトゲザク作ってたら絶対こう塗ってるよ!! あとマシンガン改造のオリジナル武器が超凶悪です! 絶対さきっちょに毒塗ってるよ毒!超鋼スチール合金にだけ効く猛毒!!⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 楽しい人たちに囲まれてP2は幸せですええそうですとも 絶 対 ア ホ だ ろ お ま え ら ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 「トモダチってなんだろう」から「ニンゲンってなんだろう」に一気にクラスチェンジ出来そうです 旅に出たいな…遠いところへ… しかしそんなワガママも許されず俺は連れ出されたのでした 悪夢のような宴会へ。 一月某日に親しい知人を集めて新年会を兼ねてトゲザクお披露目&筆入れ式が行われました ![]() (塩太郎氏撮影) ![]() (ねこのひと氏撮影) ![]() (なかやす氏撮影) ![]() ![]() (俺撮影) 何この異様な光景_ノ乙(;'A`)_ なんかおかしいお。なにがただしいのかもうわからないお。 ![]() うしろにちらっと写ってるのはどちらもなかやす氏の 超クール1/144HGUCジェガンと 大傑作クローバー風DXダブルオー合体セット 特にダブルオーは抱腹絶倒なので是非詳細を見ていただきたい。 ![]() 居並ぶトゲ達と俺(ヒデロ氏撮影)。ちなみに俺が来てるTシャツは ![]() 特に今回に合わせたわけでもなく以前にたまたまコノマ弐等兵が作って送りつけてきたモノ 俺の周りはマジでこんなやつ ばっかりかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ヽ(゚皿゚+)ノ ![]() 会場では我が毒トゲザクの大元となった1st放映当時の書籍 立風書房「ガンダム超百科」も公開されたのでした。 これさえどこかで処分していればこんなことには!('A`) ![]() イマサラですがコレが俺が中学当時に塗り絵したトゲザクオリジンだっ。 そんで今まで全く忘れていたのだが ![]() 実は背部バーニアも強化されていたことが判明 新情報開示。いや見なかったことにしてくれ頼む。てか何このだっさいノズルorz ![]() ![]() ゴムさんのリクで描かされた専用トゲプルツーデカール原画。 前もってゴムさんにデータを渡し、当日ゴムさんが印刷して配布されたのでした。 ![]() 筆入れ式も無事終了。いったい何やってるんだ俺感最高潮('A`) そしてあろうことかTV4D/ヒデロ氏がなんとこの一件の テーマソングを作ってくれちゃったのだ ↓画像をクリックで別窓音声再生 ![]() ![]() ヒデロてめぇ覚えてろよヽ(+゚皿゚;)ノ ![]() もう開き直って密かに同行させたゆいあずと記念写真撮ったお! 俺にやさしいのはもうけいおんぶだけだお。・゚・(ノД`)・゚・。 ![]() ![]() ![]() この宴会に「い、行きたい…」とあらぬことを呟かれた 神野オキナ先生が送って下さった骸骨戦士(参照)も参戦。 みんなこの方面も大好きなので大好評。暗くてあまりちゃんと撮れてませんが 「死神〜」「エクトプラズム〜」「飛行形態〜」とか遊ばれまくってました。 オキナ氏からは他にもおみやげ頂いてこれがまた大好評でした。 本当にありがとうございます!何もこんなことで!!。・゚・(ノД`)・゚・。 ←えー ![]() これ誰が持ってきたんだっけ?ウルトラマンAの超獣ガラン。 トゲの魂がカタチになったような超獣だ!親近感が!そんなものいらない!!('A`iii) とまぁそんなわけでなんだかよくわからないまま非常に楽しい新年会となりました いや楽しかったですよホントですよ?何かを大量に犠牲にした気がすっごくするけどな!! _ノ乙(iii'A`)_ ![]() (ねこのひと撮影) ![]() (ヒデロ氏撮影) 某呑み屋での二次会で謎の剣を持ったまま疲れた目つきでやさぐれたりしてないぜ? 全員「外歩いてたらソッコー捕まるよね」 ほっといてくれよ。 まぁこうやっていろんな人にイジられるのもある種の幸福なんでしょうきっとそうでしょう 皆様本当に感謝感激でありますのことですよ ほんとうの自分を探す旅にでも 出ようかな (´・ω・`) おまけ ![]() 「ヤマト見なけりゃ日本人じゃねぇ」と塩太郎氏にヤマト復活編BDを頂いてしまったのだが 色んな意味でどうしよう(´・ω・`) うちBD見れないし。てかBDプレイヤ買ったら最初にコレ見るのか。ハードル高ぇ。 おまけ2 先述のガンダム超百科、他にも当時のステキな俺塗り絵があって大評判だったんですが 特に人気の高かったのがコチラ ![]() おまえたちは何も見なかった 何も見なかったんだいいな 色々ツッコミドコロがありすぎてもうどうにもアレだがともあれ なんでちんちんしろいの?ねぇなんでちんちんだけしろいの? やっぱりホントウノボクをさがしにたびにでたいです _ノ乙('A`)_ ↑ そんなものはどこにもありません。 冒頭へ |
FILE 2013; 新たなる刺客 貴方はトゲザクを覚えていますか?俺は忘れたいですが忘れられません。 そもそもが某所日記で成仏させるつもりで山頂に晒したら 何故か生きながら内蔵喰われるプロメテウスの刑になってたでござる _ノ乙('A`)_ ネット経由で何かとお世話になりまくっている知人のモデラー&ライターさんの 雅希+さんがトゲザクの話をブログでされたところ そのご友人であらせられるやはりモデラー&ライターさんの U-YAさんという方がご興味を示されたそうでそうでそうででででで まてまてまてちょっとまってえぇぇぇぇぇぇ 次回作とかやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ 俺「オネガイデスイマスグヤメサセテクダサイ(;´Д`)ノ」 雅希+「そんなこと言っていいのかなーウヒヒヒ」 ![]() 澪を人質に取られた!!Σ(゜Д゜;) なんでそんなにトゲザク好きなんだおまえら!!!(笑) U-YAさん製作&リンクまことにアリガトウゴザイマスヽ(`∀´)ノ 完成楽しみにしてます(笑) 冒頭へ |