| イギリス滞在記 第2章〜生活編 | ||
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| 10. セントラルヒーティングの威力 | ||
フラットの暖房器具は部屋ごとについている温水ヒーターだけです、入居した10月中旬ごろは寒いということはないけれど、日ごとに朝晩は冷え込みます、真冬になったらこれだけで大丈夫かな?と初めは少し心配でした、でも24時間お湯が循環しているこのヒーターのおかげで室内は快適でした。むしろ天気のいい日中は暑いくらいでヒーターのバルブを閉めようと思いましたが、古くて錆付いているせいかまったくバルブは動きません、仕方なく窓の開け閉めで室温調整することにしました。 ロンドンでは条例でベランダなど外ら見えるところに洗濯物を干す事が禁止されています。僕の部屋はベランダが無いので洗濯物を外に干したりはもちろん出来ませんが、その代わりに洗濯機には乾燥機能がついています、洗濯をする際に乾燥機のタイマーをセットしておけば洗濯の後、引き続き乾燥までやってくれます、ところがこの乾燥にはめちゃくちゃ時間がかかるのです。2時間や3時間乾燥機を回したところでまだ洗濯物は湿ったまま、そこで威力を発揮するのがセントラルヒーティング! こいつのおかげで室内はいつもポカポカかつカラカラ状態なので洗濯物を室内に置いておけばあっという間に乾いてしまいます。僕は洗濯物をダイニングテーブルの6脚の椅子を物干し代わりに使いました、都合のいいことにその椅子は籐張りのため、洗濯物を置いても通気性が良く、物干し代わりにはもってこいです。 それに風呂上りの濡れた髪もドライヤーを使わなくてもすぐに乾いてしまいます。 逆に不便な点をあげると、例えばパンなどのビニール袋を一旦空けてしまうと、食べ残した場合には、よほどしっかり袋を閉じておかないと、あっという間にパンがカチカチに乾燥してしまいます。 石と化したパンを包丁の背で叩き割って、牛乳をかけて柔らかくしてよく食べたものです。 (砂糖をかけると結構いけますよ!) |
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