イギリス滞在記 第2章〜生活編
17. ビーフステーキと狂牛病


今だから書ける話ですが、ご存知の通りイギリスは狂牛病発祥の国です。
でも当時はそんなことまったく知るはずもありませんでした。それどころか日本に比べて牛肉が安いので、週末ごとにサーロインを買ってきてはジュウジュウ焼いてムシャムシャ食っていました。
おかげで今や日本赤十字社から献血を断られる体になってしまいました。


(以下参考資料)

献血をご遠慮いただく場合
献血される方、輸血される方の安全のため、以下の事項に該当する方には、献血をご遠慮いただいています。ご理解宜しくお願いします。
(中略)
(3)変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)について
近年、英国を中心に発生している変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)については、輸血による伝播に関して未知の部分が多い一方、牛海綿状脳症(BSE)との関連も強く指摘されていることから、
安全が確認されるまでの間献血をご遠慮いただいています。
(1)英国に昭和55年(1980年)から平成8年(1996年)までに1日(1泊)以上の滞在歴のある方。
(2)英国に平成9年(1997年)から平成16年(2004年)までに通算6か月以上の滞在(居住)歴のある方。
(3)アイルランド・イタリア・オランダ・スペイン・ドイツ・フランス・ベルギー・ポルトガルに、・・・

(以下略 日本赤十字社ホームページより)


たった1日滞在しただけでアウトだなんてひどいですよね、数年前までこんなことはまったく取り沙汰されず、僕は平気で献血していました。(むしろ献血が趣味みたいに)

でもまあ、今さらくよくよしても仕方ありません、何事も前向きに考えましょう。
ということで、僕がもしアフリカでライオンに襲われたらこう言ってやります。

「ライオンさん、ライオンさん僕を食べないで下さい、だって1988年にイギリスで牛肉をたらふく食べています、ですから僕を食べるとBSEになる危険性があります、だからお願いライオンさん!安全が確認されるまで僕を食べないで下さい!!」

そんなことより、早く安全を確認していただきたいです・・・(涙)


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