【PC】月は東に日は西に (7)
AUGUSTの作品。東奔西走スクールライフアドベンチャー。
 
PC版の他に、シナリオが追加されたDC版・PS2版も発売されてますし、アニメ化もされているので、ギャルゲーとしてはかなり有名な部類に入るのではないだろうか?
 
とはいえ、“世間的に有名=面白い”っていうわけではない。まぁ何はともあれやってみないと何とも言えない。というわけで、世間的にも結構有名だし、前々から気になっていた作品でもあったので「はにはに」をやってみた。が…思ってたよりは面白かった。俺がプレイしたのはPC版なので、以下の文章はあくまでそれについてのレビューである。
 
 
この作品は、どのシナリオも、途中まではごくごく普通のよくある“学園モノ”なんだけど、途中からかなりぶっとんでて“SFモノ”に路線が切り替わります。
 
 
例えば、メインヒロインである美琴は、“実は100年後から来た未来人で、未来は致死性の高いウィルスが世界中に広まり、世界の人口が急激に減少し、このままだと美琴もそのウィルスに感染して死んでしまうから、100年前の過去に逃げてきた”っていう設定だったりとか。本当にいきなり切り替わるので、「何この展開?」って思わなければ多分このゲームは大丈夫かと。俺は面白く感じました。
 
 
で、ほとんどのシナリオに共通してるのは…
 
・茉莉シナリオ以外は、少なくとも誰かが未来から来ているという事が判明します。(実際未来から来てるキャラ全て言うと、美琴と結先生と恭子先生とちひろちゃんと玲ですが、1つのシナリオで全てわかるわけではないです)※茉莉シナリオに関しては、未来の話は一切出てこないです。
 
・人間にとって致死性の高いウィルスである“マルバス”の存在。
 
・全てのシナリオには出てきませんが、主人公の容貌に激しく酷似しているという“祐介”の存在。
 
・その祐介はマルバスの感染者。
 
 
などです。EDもキャラによって微妙に似てたり、全然違ったりしますが、大筋はほとんど同じなので1人クリアすると「知ってるよ!」って事が沢山出てきますね…。なので話の大筋がだいたい同じってことが個人的にはあまり好きじゃ無かったですね〜。
 
 
あとシナリオの終わり方がご都合主義で終わってしまうってのも個人的には×でした…やればわかると思いますが、どのシナリオも解決されてるようで、「実はこれってどうなったの?」ってのが何点かありますよ。設定はよく出来てるんですが、もう少し詳しく書いてあって欲しかったっていう気持ちが強いですね。設定は面白いのに。
 
 
でも話のテンポのよさは俺的にはGOODです。もっとダラダラしてたら個人的には評価低いですね…この作品。ただどのシナリオも、シナリオに入って、SFっぽくなってから、話が終わるまでが結構短いので、もっと長くてもよかったのでは?とは思いましたが。
 
 
あとキャラの個性が強いので好感持てるキャラが多いです♪個人的には、ほなみん(´Д`*)ハァハァですからw
 
 
総評 7/10 です。
 
個人的にはなかなか面白かったし、途中からぶっ飛んでる展開も、楽しめましたので良かったです。ですが、もう少し詳しく書いてくれ!ってところが多いのでそこが不満でした。
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Last updated: 2006/6/25