例 | Celeron420、1.6GHz、L2=512KB、FSB=800MHz、TDP35W |
CPU名 | IntelのCPUは、CoreとPentium、Celeronがあり、基本的にはモデルナンバーが大きいほど高性能。 AMDのCPUには、AthlonとSempron、Turionの3種類のCPUがあり、こちらもモデルナンバーが大きいほど高性能。 Athlon64X2はCore2DuoやPentiumDC、CeleronDCに、SempronはCeleronに、Turion64X2はCore2Duoに当たります。 |
モデルナンバー | CPU名の後に続き、同じブランド内の性能の上下を表す。 しかし、実際は販売戦略等も絡んだものとなっており、鵜呑みにできるものではない。 |
キャッシュ | 例では「L2=512KB」とあるが、これは512KBのL2キャッシュを搭載しているということ。 キャッシュはメインメモリーよりも読み出しが速く、使用頻度の高いデータをおいておくことにより、処理を高速化する。 これが大きいほどパソコンの処理やレスポンスは高速になる。 容量:大 ハードディスク>メインメモリ>L3>L2>L1 小 速度:高 L1>L2>L3>メインメモリ>ハードディスク 低 |
クロック | 例では「1.6GHz」。 基本的にはこの数値が大きいCPUほど処理が高速。 しかし、コアの特性によって変わるためクロックだけでCPUの性能を図ることはできない |
FSB | 例では「FSB=800MHz」。 FrontSideBusの略で、パソコン内部でのデータやり取りの速さをあらわす。 例えるなら、道路の車線の数で、もちろん多いほどスムーズに移動できますね。 |
TDP | 例では「TDP=35W」。 熱設計電力のことで、基本的には最大発熱量を表している。 TDPがいくら小さいからといって、冷却をおろそかにはできない。 |
Intel社の HTテクノロジ |
HyperThreadingの略で、一部のFSB533MHzのPentium4と、全てのFSB800MHzのPentium4に搭載されている。 処理の空きを利用して、一つのコアを擬似的にデュアルコア化するテクノロジ。 HTテクノロジ搭載CPUは最大20%ほど性能が高いそうです。 |
AMD社の HTテクノロジ |
AMDのCPUに搭載されているFSBを向上させる技術です。 パソコン全体の高速化にもつながるそうです。 |
デュアルコア | ひとつのCPUに二つのコアを搭載し、処理速度を上げたもの。 2つあるから2倍の性能かと思いきや、実際は2倍とまではいかず、性能は、通常で40%、最大で80%ほどの向上だそうです。 |
クアッドコア | 一つのCPUに4つのコアを搭載したものだが、単純に4倍の性能というわけではない。 クアッドコアに対応したソフトにおいては高速処理を見せ付けるが、対応していなければデュアルコアと変わりない。 現在は対応アプリケーションが少ないため、デュアルコアと同程度の性能の場合が多い。 |
64bitCPU | 現行の32bitCPUに比べ、より高速で拡張性の高い次世代の規格。 64bitCPU対応ソフトにおいては32bitCPUにくらべ劇的な処理速度を発揮する。 逆に64bit対応ソフト以外は動作すら保障されない。 余談だが、Vista以降の次期Windowsは64bit版のみが出るとも言われている。 |
SSE | 主に浮動浮動点演算処理を高速化する拡張命令のこと。 ゲームなどのマルチメディア利用時に効果を発揮し、SSEがないと動作しないものもある。 現在SSE、SSE2、SSE3、SSSE3、SSE4が実用化されている。 |
XD Bit | エグゼキュート・ディスエーブル・ビットの略でインテルが開発したもので、ウイルスによる不正な動きを阻止する機能。 同様の機能でAMDものは拡張ウイルス防止機能と呼ばれる。 |
EIST | Enhanced Intel SpeedStep Technologyの略で、以前モバイルCPUに搭載されていたSpeedStepを拡張したもの。 処理の負荷に応じてCPUのクロックを落とし、省電力化する。 |