1980年代の銀色地+紺色帯、いわゆる「銀バス」の頃の車両の画像をご覧頂こうと思います。撮影した頃は創立50周年を控えていたためか、路線・貸切車とも新塗装が模索されていた時期でもあったかと思います。
形式・年式に関するデータがないため、それぞれ機械的に社番の小さい順に並べています。
2H788
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
帯の色が少し明るいので、これも試験塗装の一種だったのかも知れません。窓もブロンズサッシ化。
三菱ふそう
MITSUBUSHI FUSO
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当時は路線車はなかったが、代わりに貸切車がすべて三菱ふそう。大型車はFHIボディだったが、エアロバスデビュー時に純正ボディに移行したようだ。 |
1111
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
ボディがR3になったが、貸切車ではこれが最後の富士ボディとなったようです。
1104
撮影場所/神奈川県横浜市中区(人形の家駐車場)
フルデッカータイプで、独特のフロントマスクになりました。
1097
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
セミデッカータイプ。
1115
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
こちらは標準尺。
3006
撮影場所/神奈川県横浜市港北区(新横浜駅前)
短尺の貸切車だったが、新横浜駅~羽田空港間のリムジンバス用に転用されました。スライドドアがその名残。
1400
撮影場所/神奈川県川崎市中原区(武蔵中原駅前)
富士通の送迎バスとして使われていました。
1133
撮影場所/神奈川県横浜市港北区
川崎市福祉バス「きぼう」。リフト装備。横浜市営バスに乗って岸根公園に差し掛かったとき偶然見えたので、途中下車して撮影しました。
1123
撮影場所/神奈川県横浜市西区(横浜博覧会駐車場)
スイングドアになった事、「RINKO BUS」のロゴのフォントが変わった事が目に付きます。
1112
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
三菱純正ボディになりました。短尺です。
2H757
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
屋根上のクーラーの形式が変わりました。前後と合わせた計3枚は、統一地方選挙の横断幕をフロントに掲げています。
2H696
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
側面の区間表示が二段サッシに挟まれる恰好になり、これが臨港バスの日野車の特長ともなって、、他社に売却後も元臨港バスである事の識別ポイントの一つとなりました。
2H732
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
リアの形状が変わり、エンジンルームのメッシュが再び非公式側に変わりました。1991年の撮影で、川崎市内の運賃は180円になっています。
2H633
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
スケルトンボディにフルモデルチェンジ。この年式だけ標準尺だが、何か理由があったのでしょうか。エンジンルームのメッシュは公式側へ。
2H671
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
再び短尺になり、側面の区間表示も大型化されました。
2H594
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
正面の行先表示が大型化。
1A804
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
試験塗装の一種。背後の京急の高架線に見えるのは東京都営地下鉄浅草線から乗り入れの5000形。
1S672
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
このあたりから川崎地域も短尺になります。利用者の減少が始まっていたのでしょうか。
1A685
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
川重もキュービックから短尺になりました。
1A770
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
試験塗装の一種。この頃の川崎市内の運賃は160円。前ドアの脇の運賃表示が臨港バスの特徴でした。
(2014年4月より現金は210円、横浜市内は220円)
1T552
撮影場所/神奈川県横浜市鶴見区(鶴見駅西口)
鶴見駅西口のバスターミナルは、今は上屋が出来て空が小さくなってしまいました。
1S535
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
1A545
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
この車両の頃まで、川崎市内の営業所の車両も横浜ナンバーでした。川崎陸運支局の開設は1980(S55)年です。
1S503
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
富士3型ボディ。ヘッドライト・フォグランプのベゼルが突出していて、ギョロッとした感じ。
1A506
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
川崎駅行ながら既に行先を変えているが、「炉材工場」行は今はありません(終点はJR扇町駅の近くだったらしい)。後の「(太陽)神戸銀行」も、ちょっと懐かしい。
1T519
撮影場所/神奈川県横浜市鶴見区(鶴見駅西口)
鶴見路線は当時は系統番号なし。後方の「三井銀行」は後に太陽神戸と合併して「太陽神戸三井→さくら銀行」、さらに住友とも合併して「三井住友銀行」となっています。
スーパーハイデッカーの貸切車「スーパークイーンK32」のテレホンカード。現在の高速バスのカラーですが、日本バス友の会の会員のデザインとの事。
20年の時を経て、2007年の創立70周年記念では、期間限定で「銀バス」が蘇りました。鶴見〔営〕のいすず(左側)と、浜川崎〔営〕の日野(右側)が1台ずつ、共に2008年の暮れまで運行されました。ラッピングではなく全塗装で、広告がないと言うのが良かったですね。それと「PASMO」のピンクのステッカーが案外良いアクセントになっていたと思います。
い す ゞ
ISUZU |
塩浜〔営〕・神明町〔営〕・鶴見〔営〕に配置されていた。当時は基本的には塩浜〔営〕…川重・IKの標準尺・神明町〔営〕…FHIの標準尺・鶴見〔営〕…川重・IKの短尺という傾向。 |
2H055
型式/KC-HT2MLCA(1996年)
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
撮影日/2007年12月16日
1T079
型式/KC-LV380L(1996年)
撮影場所/神奈川県横浜市鶴見区(鶴見駅西口)
撮影日/2008年1月6日
日 野
HINO |
当時の日野は浜川崎〔営〕のみに配置。一部標準尺もいたが、全体的には短尺。意外に道が狭い区間が多いからか。 |
2H526
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
冷房車となりました。浜川崎〔営〕所属だが、川崎陸運支局発足前で、横浜ナンバー。
2H460
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
非冷房車。1980年代後半の時点ではまだどこの事業者も、非冷房車がかなり残っていました。
2H490
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
1S641
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
富士5E型にモデルチェンジ。川崎地区の標準尺はこの頃で終わりのようで、この後はだんだん小型化されていく事になります。
1A649
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区(川崎駅前)
少し細かいが、中ドアの窓及び戸袋窓が大きくなりました。「いすゞ自動車」行だが、工場の閉鎖により現在は「殿町」行になっています。
1T656
撮影場所/神奈川県横浜市鶴見区(鶴見駅西口)
臨港では、鶴見駅西口行は「鶴見駅 富士銀行前」と表記していたのが独特でした(2002年4月の「みずほ銀行」発足時に「鶴見駅西口」に表記を変更)。
1S571
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
正面の行先方向幕が大型化。川崎駅は西口のバスターミナルがまだなかったため、東海道線より西の路線も東口発着でした。
1A577
撮影場所/神奈川県川崎市川崎区
川重も正面の行先方向幕が大型化。
1T623
撮影場所/神奈川県横浜市鶴見区(鶴見駅西口)
これも正面の行先表示が大型化。当時は川崎地区が車体が長くて、鶴見の方が短尺でした。