宇都宮
水都西線
宇都宮駅前
(撮影/2008年1月19日)
3番線…祖母井・茂木方面と高速バス、4番線…宇都宮支店行。
水戸~宇都宮間の国鉄バス直通運転について
旧国鉄真岡線(現真岡鉄道)の終点茂木と、茨城交通茨城線(赤塚~御前山間・1971年廃線)の終点御前山を結ぶ「長倉線」の構想が戦前からあり、当時の鉄道省が先行して省営バスの運行を開始しました。長倉線も建設工事が始められましたが、戦局の悪化で中断。戦後も工事が再開されない中、1955年に国鉄バスが水戸~茂木~宇都宮間の直通運転を開始。これが1980年まで続けられたと言う事です。
〔参考文献〕
JTBキャンブックス・鉄道未成線を歩く(国鉄編) 森口誠之
(JTBパブリッシング)
宇都宮駅前~宮の橋間
(撮影/2008年1月19日)
水=「水戸」、昔は水戸と宇都宮を結ぶ路線だったのでしょうか。民営化・バス分社直後は茂木からさらに烏山に路線がありました。茂木にも支所があったようです。宇都宮近辺に限ると、現在もそれほど路線網には変化がないようです。土・休日には「ツインリンクもてぎ」への便もあります。
車両面ではやはり東京に近いからか大型車が中心で、最近ではノンステップ車も投入されています。一方でこの地区にはバス分社後も旧国鉄色の車両が投入され、現在でも運用されています。なお、宇都宮ではノンステップ車も含め、原則全車両中ドアは締め切り扱いになっています。(関東自動車、東野交通もそうです。)
高速バスは新宿行「マロニエ新宿」号1路線。現在この路線は関東自動車の撤退により、JRバス単独運行になっています。宇都宮駅の乗場は茂木方面行と同じ3番線発になりました。
※高速バス(宇都宮~佐野間)は2009(H21)年8月一杯で廃止になりました。
敷地自体はかなり広大だが、減車や高速バス廃止の影響か、ほとんどが空き地となっていたようでした。
この事もあるのか、同支店は2013(H25)年4月に芳賀町に移転、運転形態が若干変更になっています。旧支店の敷地は作新学院前の終点として残るが、JR駅からの便の大半は東武宇都宮駅が終点となり、ここまで乗り入れる便は激減となっている模様。
車両は国鉄色の準大型は全滅、東急バスからの譲渡も含めてノンステップ車が主流となっていました。
※敷地内の降車専用バス停から撮影
宇都宮支店
(撮影/2013年3月17日)
宇都宮駅から西に15分程の、作新学院の敷地に隣接、県道から離れた小道の先に位置していました。