名古屋
「ゆとりーとライン」(ガイドウェイシステム線)
大曽根
案内軌条式の大曽根~小幡緑地間は鉄道営業法により名古屋ガイドウェイバス㈱が直営で営業し、運行を名古屋市交通局(大森〔営〕・ただし現在は名鉄バスに運行を委託)・名鉄バス(春日井〔営〕)・ジェイアール東海バス(瀬戸〔支〕)に委託する形をとっています。
(このため、小幡緑地を境に運賃体系が異なる)
車両は日野と三菱ふそうがあり、それぞれリフト付もあります。JR東海バスは三菱ふそうリフト付を除く3タイプを運行しています。画像は日野ブルーリボンシティベースのリフト付で、「GB-2100」という形式が与えられています。
(撮影/2008年1月12日)
※JR東海バスでは「ゆとりーとライン」の運行から、2009(H21)年9月30日を持って撤退しました。同じく運行に携わっていた名鉄も撤退、現在は名古屋市交通局一者が運行を担当しています。瀬戸みずの坂系統は継承されませんした。同日、瀬戸市の一般路線からも撤退、JR東海バスの一般路線バスは全面廃止になっています。
中志段味
「ゆとりーとライン」開業直後の撮影だったと思います。中志段味~瀬戸追分間は最近まで存続していましたが、本数はわずかになっていました。やがてこれも廃止になり、名古屋市のJRの一般路線は全て廃止になりました。
大曽根
「ゆとりーとライン」が建設される前の大曽根駅前を出発するJRバス瀬戸西線の志段味・森林公園経由瀬戸追分行です。
昔は名古屋駅のバスターミナル(東名高速線等と同じ)から運行されていましたが、やがて日中は大曽根折返しとなり、「ゆとりーとライン」開通により名古屋・大曽根~中志段味間は廃止になります。
多少特殊な路線ですが、ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」をご覧いただきます。
「ゆとりーとライン」は2001(H13)年3月23日、名古屋市守山区に開業した新交通システムですが、特徴は一般の路線バス型の車両が高架線上では案内軌条に導かれ、運転手がハンドル操作をしないで走り、高架区間を降りると一般のバスとして運行するというものです。
現在は5つの系統が運行されていますが、JR東海バスは全てに関わっていて、特に大曽根駅~瀬戸みずの坂系統は全便JR東海バスによる運行です。(瀬戸西線の代替だからでしょう。)
中志段味
小幡緑地より先は一般道を走り、名古屋市営・名鉄・JR東海の3社による共同運行になります。
この折返場は名古屋市守山区のはずれにあります。左から2台目は名古屋市営バスの〔藤丘12〕系統ですが、1時間に1本程度。他に志段味巡回系統が入ります。折返場自体は交通局の保有のようですが、完全に「ゆとりーとライン」が主役になっています。
(撮影/2008年1月12日)