メールの内容は・・・ 『学校が終わったら迎えに行くから、 正門で待っていて欲しい。』 そんな内容のものだった。 珍しい・・彼がわざわざ迎えに来るなんて。 『プライベートは大事にしたい。』 そんな彼の気持ちから、いつもは絶対学校まで 迎えにきたりしないのに・・ 京から戻ってきてから・・それは初めてのことだった。 私はあわてて教室を出て、とにかく正門へと向かう。 彼をあまり待たせたくなかったから・・・ 昇降口を出たところで、もう一度携帯が鳴り出した。 今度は･･･・・・・・・・・・ 「あれ？着信音？？電話・・してくるなんて。」 校内にいるときには、メールはしても電話は あまりしてこない。 聞きなれた着信音に、あわてて私は通話ボタンを押した。 きっと通話口から聞こえてくる優しげな 彼の声を想像しながら・・・・・・。

かかってた電話の着信音は？ ☆獅子脅しの音☆ ☆携帯に始めから入っているクラシック曲☆