【ダンジョン日報2】 第02号 06年03月23日

『ダンジョンが、はじまらない!』



 新たにダンジョンに潜るメンバーは徐々に揃っていく。
 さあ、あとはいつでも潜るだけ!
 しかしこの日、GMはいなかった……。




今回のトピック 『遅れてきた盗賊』

 待望の盗賊が新パーティに加わった。
 え? 盗賊ではなくて斥候? 得意は弓?
 ええ? 訓練期間は1週間!?
 そこはかとない不安を抱えつつ、メインのメンバーは出揃った。




◆イスト召喚◆

 4人の新キャラクターが誕生した次の日、彼らはイストを呼んで話し合っていた。


テオ : はい、こんばんは。
ジーナ : イストに報告するわ。ここにいる4人は、昨日のうちにセカンドキャラを作り終わった。
イスト : 早いな(笑)
セニア : 簡単だったしネ。
テオ : みんな事前に考えてたっぽい節があるんだこれがさあw
ジーナ : で、イストも作っちゃってもいいんじゃない? セカンドキャラ。(笑)
テオ : うん、今作ってもいいとおもう。
フレイム : で、イストのセカンドってマジで盗賊なん? まぁ、そうしないと盗賊が居ないがw
イスト : はっはっは、任せとけ。見事に罠のところに導いてやる(笑)

 なお、前の日に4人が作り上げたキャラクターを再掲しておく。



フレイム 男 戦士レベル1 HP8 MP0 防6 TP2

タック 男 魔法使いレベル1 HP4 MP8 防2 TP2

ジン 男 精霊使いレベル1 HP5 MP7 TP2

リコル 女 僧侶レベル1 HP7 MP6 防3 TP2




◆5人目の新キャラクター◆

トリガ 盗賊レベル1 HP6 MP4 TP2


イスト : ああ、セカンドキャラできた。残り所持金が10Gになったけど(笑)
テオ : 自己紹介よろ。みんなセカンドになった方がいいかな?
リコル : はい交代。
タック : 「じゃあ、ママを探してる僕が来てみたよ! あれ? さっきまでここに居たって聞いたのに、ママいない」
ジン : 「せ、セニアがここに居ませんでしたかー!?」
リコル : 「人探してる人が多いんだ…私は別に弟がいようといなかろうとどうでもいいけどね」
トリガ : (背筋を伸ばして)「トリガと申します」
トリガ : 「イスト様の部隊にこのたび配属が決まりまして、その最終試験をこのダンジョンでするように命令を受けてやってまいりました」

ブレイズ : 「……イスト“様”?……裏の読めん奴め」
テオ : 「部隊ってなんだよオイ」
セニア : 「何者だイストー!?」
ジーナ : 「イストって…(汗)」


トリガ : 「はあ、イスト様は一応爵位をお持ちの貴族とお聞きしておりますが…」

セニア : 「しゃくい!?」
リコル : 「よっぽど立派な人なのね?」w
ブレイズ : 「没落貴族のはったりじゃねーのか」
ジーナ : 「爆裂貴族」(ぼそ)
テオ : 「おーい、貴族がこんなところで何やってんだよ」


タック : 「そういえば僕のママ、イストさんって人と一緒にダンジョンに潜ってったみたいだったよ」
リコル : 「うちのへたれた弟が意気投合してた人もそんな名前だったような」
タック : 「ほらほら、ここに載ってる、ダンジョン日報の最近のに」
ジン : 「……セニアの後ろに居る方ですね、イストさん」
トリガ : 「『常に先陣に立つための力を得る』とおっしゃっておられました」
ブレイズ : 「……だから魔法剣士になったのか?」>先陣
ブレイズ : 「正直、弱体化なんだがなアレ(何)」
リコル : 「弱体化なんかじゃなーい!!」
ジン : 「何故リコルさんが激怒…?」
フレイム : 「魔法剣士目指しているからでしょう」
タック : 「槍を持った魔法剣士を目指してるんだよねー」
リコル : 「そうそう、やっぱり槍ねー、…アンデッド処理するのに有利なゴーストバスターも好きだけどー」
ジン : 「武器フェチですな」


◆イストとトリガの事情◆
トリガ : 「お恥ずかしい話ですが、我が国は兵の数が少ないので、魔法専門の兵を置くほどの余裕はないのです。それで、イスト様は魔法剣士を目指されたのかと…」
テオ : 「イストならもう充分魔法使いとして戦力だとおもうけどな」
フレイム : 「……昔に旅の商人から聞いた話を思い出しました」
フレイム : 「あるところに100人ほどの小さな小さな荘園があるそうです。そこの常備戦力は、貴族が抱えているたった3人の衛視だとか(笑)」

フレイム : ちなみに初出は「モンスターメーカーRPGリプレイ」です(何)。農耕社会が支えられる常備戦力は総人口の3%、という話から来てる会話ですね、と一応説明を(何)


トリガ : 「そんな少人数で頑張ってる人たちもいるのですね。我々はそれより5人も多いのですから、弱音を吐くわけにはいきませんね」(笑)
ジン : 「8人!?」
トリガ : 「イスト様もいれれば9人ですよ」(笑)
フレイム : 「8人、つまり総人口300人弱ですか」
タック : 「僕の通ってる魔法学校とあんまり変わらないなー」
ジン : 「セニアの家の配下より少ないですね」
トリガ : 「う、しょうがないじゃないですか。兵士は職業として人気がないんですから…」
ジン : 「門番とか、退屈そうですしねぇ…」
フレイム : 「職業選択の自由なんか私の部族にはありませんが。祭司の家系に生まれたら祭司です。まぁ、私は信仰心が無くて跳ねられましたけどね」
ジン : 「おや、俺の故郷に似てますね」
フレイム : 「貴方と一緒にしないように」(さらり)
ジン : (部屋の隅でのの字)
タック : 「でも、トリガさん、あんまり兵隊さんって感じの格好じゃないよね? 得意なことって何?」
トリガ : 「ハイ。私は斥候ですので、弓は得意です。あと、多少罠の心得があるくらいでしょうか…」
トリガ : 「得意と言っても、訓練期間は僅か1週間でしたので、大したことはないんですけどね」(笑)
タック : 「一週間の訓練で覚えたの!? すごいやトリガさん!」
リコル : 「いいの? ねえそれ任せていいの?」
フレイム : 「多分気にしてはいけないことなんでしょう。多分」


◆最終試練は何が待つ?◆
トリガ : 「…で、最終試験で実地に訓練を積んで来い。と送り出されたわけです」
フレイム : 「随分とスパルタンな試験ですね」

タック : 最終試練と称してイストが地下で待っている?(何)
ジン : 旧パーティ全員ボスですかい?(笑)
リコル : それすってきー。
フレイム : いいね。それ。採用(何)


リコル : でもめっちゃくちゃ強いんじゃない? 改めて思うけど
ジン : 通りすがり、母の試練、爆弾魔、ストーカー防止法、教官
リコル : 通りすがりっていうのがかなしーよ?
トリガ : 勝てますかねえ
タック : 全員一度に出されたら勝てないね。
フレイム : 出すとしたら全員まとめてだろう
リコル : ああっ、やっぱりーーー!!!!

ジン : 「セニア、俺だよー!」
セニア : 「狙撃します」



フレイム : 「兄というのは、踏み越えられるために居るものですよね?」
ブレイズ : 「迷わず死ね」



タック : 「ママは、むらまさをもって、かわってしまいました。ざんにんなえみをうかべて、ぼくをみるのです」


リコル : あのヘタレはともかく、他のメンバーには勝てる気しないのにー。
ジン : 我々は、爆弾魔ブレイズご一行様を倒すことができるのか!?
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