【ダンジョン日報2】 第03号 06年04月22日

『GM交替モード試運転す』



 セカンドパーティが初めてのダンジョンに挑む!
 だが、だが気をつけろ! 今日のGMは一味違う! いや、むしろ別人!?

 ……本当に別人だった。
 かくして、新GMの練習を兼ねた初ダンジョン潜りが始まった。




今回のトピック 『1クレスポ盗賊の栄光と迷走?』

 唐突だが、セカンドキャラクターを作ってからプレイを開始せぬまま一ヶ月が経過した。
 プレイをするのはいいけれど、今日はメンバーの集まりが悪い。
 メンバー不足を補うため投入されたのは『新ソードワールドリプレイNEXT』で活躍するHPが6点しかないことで有名な盗賊クレスポ。
 常にギリギリで罠解除。宝物鑑定すれば戦士フレイムに必ず負ける。そんな盗賊クレスポの明日はどっちだ!?





◆プレイ前の風景◆ ファーストかセカンドか
GM : よるよるよるっちたりらりらん。こんばんはっと。
セニア : …ばかぼん?
GM : いや、多分誰も分からないと思う。ので言わない、元ネタは(何)
GM : 俺が練習したいので適当RPGやる? 今から。
イリーナ : ん、やってもいいよー。

 というわけで、ブレイズのPLが新GMとなり、適当RPGの練習をやることになったのだった。


GM : さて、君らには二つの選択肢がある。ファーストパーティ、セニアとシーマで適当に6階とかうろつくか、セカンドパーティの1レベルで1階にもぐってみるか。
GM : 俺が改めて始めるとなると、やはりセカンド使って1レベルから、ということになると思うので後者にしてほしいところではあるがまーどうでもいい(何)
イリーナ : うーん、1レベルからがいいかなぁ。
セニア : 私のセカンドキャラは政令使いですけど。は、なんか偉そうな職業(汗)
GM : じゃあ、俺のセカンドが戦士なので。…だったはず(忘れてる)
イリーナ : 戦士と精霊使いなら、盗賊がいるかな?
GM : 盗賊だねぇ。
イリーナ : んじゃ、1レベル盗賊作るかw


◆ドルアーガの酒場◆ 盗賊1クレスポ闖入!
GM : 君たちはそれぞれに目的を抱いて(抱いてない奴も居るが)、ダンジョンの近くに栄えるこの街にやってきた。

ジン : 「よ、よ、よろしくお願いします……えーと、ティンクさん?」
クレスポ : 「ティンクじゃなくてクレスポ(仮名)ッス」
ジン : 「それは失礼を…」
クレスポ : …いかんな。プリニーの口調って、まんまクレスポっぽい(爆)



 ティンク:PS2のゲーム『ディスガイア2』に登場する珍妙カエル。
 プリニー:同ゲームに登場する「〜ッス」が口癖の不思議ペンギン。
 クレスポ:『新ソードワールドリプレイNEXT』に登場する「〜ッス」が口癖のひ弱な盗賊。


ジン : 「…セニア、どこにいるんだ、セニア(ブツブツ)」
クレスポ : 「そのセニアさんというのはキレイなんスか?」
ジン : 「可愛いよ!?」
フレイム@GM : 「……(兄の土産話に同じ名の忍者が居ましたが……さすがに別人でしょうね)」
GM : で、お決まりの展開を経て、新参者同士が組んで「とりあえず1階に潜ってみよう」という事になったわけだ。
フレイム@GM : 「貴方で1クレスポとすると、私も1.25クレスポですか」
クレスポ : 「そうなるッス。でもこのゲームはレベルが上がればHP増えるッス。ありがたい事ッス」
ジン : 「僕、0.9クレスポしかありません…」
クレスポ : (ちなみに、数値こそ精霊使いのHPは低いけど、期待値的には盗賊より精霊使いのHPの方が高くなりやすいのです)
GM : ということで、既にダンジョンの入り口の前だ。
クレスポ : 「3人だけというのも心細いッスが、行きますかね?」
フレイム@GM : 「ではジンさん、《明かり》をお願いしますよ」
ジン : 「分かりました……あれ、使えません(汗)」
フレイム@GM : 「……そういえば2レベルの魔法でしたね」
ジン : 「ごめんなさい、修行不足でごめんなさい(涙)」
クレスポ : 「とりあえず、ヤバそうならさっさと引き返して小銭だけでも稼ぐッス」

 というわけで、のっけから不安を抱えながら、一行は初ダンジョンに潜ったのだった。




◆玄室A◆ MR12をぶっとばせ

 セカンドパーティの記念すべき初ダンジョンダイスの結果は、出口が2つある玄室。そしてイベントは、トラップ&モンスターだった。


GM : トラップは……落とし穴。トラップ解除判定を。
ジン : 「クレスポさん、お願いします」
クレスポ : 「それはやばいッス! 《七つ道具》使うッスよ」
クレスポ : (コロコロ)うっ…低いッス。達成値9ッス。
フレイム@GM : 「ぎりぎりですね」 成功、だね?
クレスポ : そうッスね。やばかったッス。

 そしていきなりプレートメイルを手に入れ、パーティの強度は大幅に強化されたのだった。しかしイベントはトラップ&モンスター。戦士がせっかくの頑強な防具を装備する間もなくモンスターは出現する。


GM : モンスターは、と。フォモールが3体。

フォモール ZL2 MR10 堕落した人間
 2〜6:なし 7〜9:現金70G 10〜:魔の塊(200G)



ジン : お、実入りのいいザコですね。
フレイム@GM : 「魔法は任せました。しかしここまで中の人が忙しいと、戦士にして正解でしたね(笑)」
クレスポ : 「MPもったいないので《狙撃》は使わないッス。ジンさんの魔法に期待ッス」
ジン : 「おや、使わないのですね。《混乱》でも使いましょうか」
ジン : (コロコロ)達成値6の混乱を撃ちましたよ。MRを6点ほど減らしました。
GM : 6減ると既に、MR4×3で12しかないな(笑)
クレスポ : 白兵戦ッス。(コロコロ)俺は8ッス。
フレイム@GM : (コロコロ)フレイムは14発。
ジン : 私はもけーっとしてますね。
フォモール@GM : 「ふはは下等な人間めおぶげろっ!?」
GM : 吹き飛んだ。宝物判定を。
クレスポ : 「んじゃ、一人1回ずつッスね」
クレスポ : (コロコロ)ぶっ、ひ、低っ…7しかないッス(泣) つーか、なんスかこのひっどい出目はー!?(爆死)←現金70G
フレイム@GM : フレイムは9で現金70G。
ジン : 私は平目で5です。←なし
フレイム@GM : 「……まぁ、次回に期待しましょう。次回に。ジンさんなんか成果が無いのにのほほんとしてるわけですし」


◆玄室B◆ MR12をねじ伏せろ

 次の玄室はいきなり行き止まり、そしてまたしてもトラップ&モンスター。
 今回もクレスポは、ギリギリで爆弾の罠解除に成功した。



クレスポ : 「ふー。危ないッス」
ジン : 「お疲れ様でした…」
クレスポ : ボーナスは411だったッス(爆)
GM : HPポーション×3(笑)
ジン : 「…オツカレサマデシタ」



 そして出現したモンスターは。


GM : ゴブリンの……4体。

ゴブリン ZL2 MR9 小鬼
 2〜6:なし 7〜9:HPポーション 10〜:宝石(50G)



クレスポ : 「ここはケンカに負けそうな子供みたく、石を投げつけてみるッス!」←《狙撃》らしい
クレスポ : (コロコロ)…達成値5ッス…死なないッス…orz
ジン : 「《混乱》、いきますか?」
フレイム@GM : 「ええ、よろしく」
ジン : MRを6減らしました。「はーい、脳みそがしゃがしゃになってくださーい」
クレスポ : ジンさんの出目はいつも高いッスね……
GM : 1D+1で6出すって凄いな。俺は無理。MR3×4で12になった。
クレスポ : 「かくなる上は白兵戦ッス!」
GM : うむ。
ジン : 「がんばってくださーい」
クレスポ : (コロコロ)ひく…さっきからダメダメっす…5発。
フレイム@GM : (コロコロ)フレイムは1回回って19発。計24発でオーバーキルった。
ジン : 「やー、皆さん残酷ですねー」w


◆玄室E◆ MR12をぶち倒せ

 玄室Bが行き止まりだったため、元の部屋に戻り、反対側に進む一行。しかしその道も、結局、行き止まりの玄室に続いていたのだった。
 GMは、今回は練習だからボスは出さない宣言している。ここが実質最後の玄室ということになる。
 そして最後を飾るモンスターは……。


GM : フォモール4体です。
ジン : 「再びフォモールですね。先ほどのようには行かないと思いますが、再び《混乱》を撃ってみましょう」
ジン : (コロコロ)7点ほどMRを減らしました。
クレスポ : 「めっちゃ強いッス! もしかしてさぞ有名な精霊使いのお弟子さんッスか?」
ジン : 「いえ、普通のシノビの家系ですよ?(笑)」
GM : MR3×4……この階層、どこまでも「合計MR12」に帳尻合わされてるぞw
クレスポ : 「んじゃ、クレスポ様は《狙撃》は打たずにそのままフツーに殴るッス。TPは宝物判定にとっておくッス」 (コロコロ)……で、やっぱり低くて6発ッス。やっぱり、敵がきれーなおねーさんでないと燃えないッス!(何)
フレイム@GM : (コロコロ)フレイムは17発。殴ると必ず1回回ってるなw
ジン : 優秀ですね。
フォモール@GM : 「おのれさっきはよくも弟をげごはっ!?」
ジン : 「同じところに逝ってください(なむなむ)」
クレスポ : 「兄弟だったッスか。随分と子沢山ッスね」

 そしてフォモールから魔の塊を入手し、セカンドキャラクター初の冒険は終了した。




◆帰還後◆ 経験値の計算講座

 今回はGMが初挑戦ということで、ここで初めて経験値の計算を順序だてて説明しよう。



今回取得したもの
・HPポーション×7
・宝石(50G)
・魔の塊(200G)×3
・プレートメイル
・現金140G


クレスポ : とりあえず、現金を除くと12品ッスね。大漁ッス。
GM : 経験点がー……フォモール3(EX6)・ゴブリン4(EX8)・フォモール4(EX8)で22点。
クレスポ : 22点を3人で割ると一人7点ッスね。んで、ダンジョンレベル1をクリアしたボーナスが1点ッス。
GM : それで8点か。
クレスポ : 防具は誰も減ってないので0点。んで、1000G以上の宝物は出なかったので0点。
クレスポ : そして、12品のアイテムを発掘できたので、12÷5で2点ずつ全員獲得できるッス。
ジン : では足して10点いただけるのですか?
GM : 7+1+2で10点だな。キリがいいw
クレスポ : 「やったッス! ちょうどレベルアップッスよ!」

 と、今回参加者全員がめでたくぴったり1レベル上がったところで、今回の練習ダンジョンは終了したのだった。
 次回、本格的なダンジョンが始まる!!かな?


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