2007年04月10日

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適当RPG【修羅の力】リプレイ


第四話 『引きく者』


◆はじめに◆


 ついに『修羅の門』をくぐる時が来た。ソウからもらった修羅の腕輪を手に、修羅の門を開け放つ。
 修羅に挑むメンバーは、イスト、リコル、ジーナ、シーマ、セニア。

リコル : テオの方が有利なんだけどね…orz
イスト : リコル、ジーナ、シーマ、セニア、俺。の5人か?
リコル : 侍、怪盗、忍者、魔法剣士×2。バランス…大丈夫?(笑)
イスト : 白兵戦参加人数=パーティ人数だから、大丈夫なんじゃないか?(笑)

 プレイヤーの都合が悪くブレイズを欠いたままの門への突入となった。果たしていつか合流できるのだろうか。

シーマ : 「で、セニア。5G払うからシルヴァンボウ寄越せ」(笑)
セニア@GM : 「なんでやねんさ!?」
シーマ : 「あのねえセニア。同じ事を二度も三度も言わなきゃいけないってのは、そいつの頭が悪いってことなのよ?」(怪しいくらい優しげな笑み)
セニア@GM : 「いや、あたしが居ない時っていったジャン…(汗)」
シーマ : 「んじゃ、クレインクィンと交換したげるけど?」(笑)

イスト : 「遂には寄越せになったか…」

 これから厳しいダンジョンに潜るというのに、相変わらず緊迫感に乏しい面々であった。

 今回のダンジョン『修羅の門』についてのルールはこちら【mixi】




今回の参加メンバー


イスト
魔法剣士/レベル9

リコル
魔法剣士/レベル9

シーマ
怪盗/レベル9

ジーナ
侍/レベル9

セニア
忍者/レベル11

 
 



◆修羅の門◆ 開門
GM : 皆さんは、あの後ソウによって『修羅の門』の中へ送り込まれました。精神世界らしいですね。

GM : 腕輪装備者は決定していますか?
シーマ : 「よく分かんないけど、イストが死にかけるセッションらしいわね」(笑)
イスト : 既に、情報表示部分にしれっと、記載されている(笑)

 『修羅の腕輪』…修羅の門をくぐるのに必要なアイテム。1シーン、1ターンごとに2D6のHP/MPが失われる。 同時に失われたHP/MPを達成値に上乗せできる。


GM : 皆さんの目の前には、巨大な門がそびえ立っています。
GM : 赤と青の竜が絡み合ったような装飾がされています、何かの爪みたいな形をした閂は、外れていて。今は半開き。
リコル : 「なんか、やだなー、あの飾り…」
ジーナ : 「精神世界というのに、これはまた物理的に巨大な門ね…。それだけ、ここの強大さを示している、ということかしら」
セニア@GM : 「みんなの心の中に直接写してる……みたいに聞いたよ」

ジーナ : 「じゃあ、舐めてかかれば小さいイメージになるかしら」(何)


GM : どこかから、ソウの声が聞こえる。
ソウ@GM : 「この世界は感情により大きく傾く。今は私の力でキミ達を其の場所にとどめているが、負の想念が強いものはより深い場所に陥ってしまうだろう」
ソウ@GM : 「……つーか早速一人居ないようだが」
ジーナ : 「ああ、先に深いところに潜ってるかもね」
セニア@GM : 「まあ、ブレイズだし……そのうち会えるサ」

 そして一行は『門』の前に立つ。


セニア@GM : 「じゃ、中に入ろうか……イスト、ちょっとこっち来て」
イスト : 「ああ…」
セニア@GM : 「なんでもいい、一番嫌なこととか悲しいこととか思い浮かべて、扉を押してみて」
セニア@GM : 「あとは、腕輪が感情を増幅してくれる」
リコル : 「…大丈夫なの?」
セニア@GM : 「リスクは、承知してるはずだよね」
イスト : 「悲しいことねえ…。最近だと…。セニアとジンの乱闘で、秘蔵のワインが破壊された。ぐらいか」
セニア@GM : 「……なんていうか、しょぼ」
イスト : 「何でも良い。と言われたのでな」(思ってるのは別のことだけど(笑))

 しかし、発言のしょぼさに反して扉はギシギシ開いた。


シーマ : 「なーんだ。ちょろーいじゃない」(笑)
GM : …で。イストは、腕輪のペナルティによる2D6のダメージをHP/MPに受けてください。
イスト : HPに2点、MPに9点だ。
リコル : これ、なんかすごい怖い(笑)
イスト : 「ふむ。どうやら、色々とこの腕輪に吸い取られるようだな」



◆玄室D・E◆ 甦れ不死鳥の如く
GM : では、ここからダンジョンです。シーマ、リコル、ジーナ、イストの順番でダイスロールを。

 そしてダンジョンを進んで行く。


シーマ : 「腕輪のHP/MP吸い取り、回復も軽減もできないんだっけ?」
イスト : 「試してみれば、分かるだろう」 MPポーションを使う。
GM : 回復は出来ますよ。
イスト : 「回復は大丈夫なようだ」
シーマ : 「なんだ。んじゃ、喰らうたびにその都度治せばいいんじゃん」(笑)
リコル : 「でも、戦闘ターンが長引いたらやばいよー」
シーマ : 「長引かせなきゃいいのよ」
リコル : 「こ、心強い…うちのパーティではあんまり見ない心強さ」
シーマ : 「仲間が身体張ってるのに、モタモタしてられるわけがないでしょ」
イスト : 「じゃあ、セニアかシーマ。悪いが体を張ってくれ」(笑)

 会話しながら進むうちに、イストの振ったダンジョンダイスがトラップを出して止まったのだった。


GM : 魔封じの呪い パーティ全員、次の戦闘終了まで魔法、技が使用不能(アイテムは使用可)。
セニア@GM : 「罠だね。どする?」
シーマ : ダンジョンレベル15かぁ……
イスト : 解除の目標値は23だったか?
ジーナ : 普通に高い数値ね…。
シーマ : 《七つ道具》+TP1点ね。(コロコロ)低いわねえ。んじゃTP1点使って振りなおし、再びTP1点使用。
シーマ : (コロコロ)32で解除したわ。TP3点も使っちゃったい(笑)
シーマ : ボーナス出るのよね?
GM : でるよー
シーマ : 2−2−2で不死鳥のマント(15000G)ゲッツ!
イスト : 「流石だな」
GM : うわ。いいもの出ましたね。気絶してもHP1で復活します。
リコル : うわー!…今誰か持ったほうがいいかなあ、これ。
ジーナ : 1回気絶しても大丈夫、ね(笑)
シーマ : じゃ、イストに進呈するべ?(笑)
イスト : HP1で蘇ると、ターン開始時に腕輪にHP/MP吸われて、また気絶する気がするんだが?(笑)

 今回のダンジョンは精神世界。徐々に精神を蝕まれてゆくため、玄室を抜けるたびにパーティは全員1D6のHP及びMPダメージを被ってしまう。イストは腕輪を使用しているため、2D6である。各自ダイスを振って吸収されたHP/MPを決定していく。


シーマ : 「んー。なんつーか、こう……チクチク針でつつくよーなやり口が気に食わないわねー。修羅だかシュシュシュシュだか知んなけど……」

 そして次の部屋に入ると……。


シーマ : またトラップ(笑)
GM : またですかよ。くすん。竜系ラインナップ揃えてたのにさ。

 えてしてそういうものである(笑)
 底無しの縦穴を《飛行》で自動回避して、セニアが2着目の不死鳥のマントを手に入れたのだった。





◆精神の砂浜◆ 君の名は――

 結局、せっかく用意したダンジョンの仕掛けは罠しか出ることなく、イベントの起こる場所まで到達したようである。


GM : 樹海を抜け。砂浜のような場所に出ました。
GM : 白い砂浜に、『赤い』海。
リコル : 「この砂浜…」
GM : その砂浜。リコルは見覚えがある。
リコル : 「……ジンがここにいたの」
GM : しかしよく見れば、砂浜には人間の骨の残骸らしきものが紛れており……海と思えたものは、どろりとした赤い液体。
ジーナ : 「悪趣味な…」
シーマ : 「キモッ」
リコル : 「あの時も、こんなだったかな…」
イスト : 「あの時?」
リコル : 「今日…夢の中で、ここにいて、そこでジンと話したんだ」
リコル : 「同じ風景、だとおもう」
???@GM : 「――ようこそ、『修羅』の夢の中へ」
GM : 気づけば、海を背景に一人の男が立っていた。
リコル : 「…ジン、じゃないよね」
GM : ソウとよく似た男だ。ただし、顔つきはまったく違い、眼鏡もかけていない。ただし、その声には聞き覚えがある。『操られていたジン』と同じ声。
???@GM : 「よく戻ってきたなあ、お嬢ちゃん」
GM : そして携えたドラグニルは、リコルを操っていたものと同じ姿かたちをしている!
リコル : 「…だってっ…ここにはジンがいるから!」
イスト : 「貴様…、あのドラグニルの持ち主だな」
???@GM : 「ああ、そうさ。あの槍を送り込んだのは、この俺だ」
リコル : 「砂浜で思い出した…」 セニアに寄り、「牙」を手渡すよ。
リコル : 「これ、ジンが渡してくれって」
セニア@GM : 「………(聞こえていないようだ)」
リコル : 「お願い、セニア、聞いてよ。ジンが最後に手渡してくれたものだから、受け取って!」
セニア@GM : 「……ごめん、リコル」
リコル : 「ごめん、って何…?」
セニア@GM : 「……こいつなの」
セニア@GM : 「あたしの家族を殺した一人が、……こいつなの」
セニア@GM : 「それにね、リコル。……それは、あたし受け取れない」
セニア@GM : 「それは……ジンに投げつけて突き刺してえぐりこんで突き返してやろう」
セニア@GM : 「……たぶん、それは、ジンが居なくなるつもりであたしに預けようとしたんだと、想うから」
リコル : 「じゃあ……なんとしても、ジンに、会わなきゃね」
シーマ : 「ちょ、あんたってば……」
シーマ : 「どこまでも、どこまでも嘆かわしいわね。つーか、暗い! 暗すぎ!」
イスト : 「そうだな。辛気臭いのはそこの悪趣味な男の顔だけで十分だな」
???@GM : 「……つーか俺無視? 俺様無視で進行中?」
リコル : 「ちょ、シリアスシリアスシリアス!!」
シーマ : 「シリアスと、暗いのは、違うのよ!」
???@GM : 「うわ腹立つ。――覚えているだろうクソガキ! 俺の名は」
シーマ : (???の声を思いっきり掻き消して大声で)「あんたは……ジンに会って、ホントに、そんな事がしたいって思ってるわけ?」
セニア@GM : 「蹴っ飛ばすから始めるさ」
シーマ : 「蹴って気が済むなら、すればいい。殴って気が済むなら、すればいいわ。そん時はあたしも加勢してあげる。一緒にジンをぶちのめしましょう?」
セニア@GM : 「……しーま?」
シーマ : 「でもね……それで気が済んだら」
セニア@GM : 「………」
シーマ : 「許してあげなさいよ?」
セニア@GM : 「………うー…」
セニア@GM : 「……わかんない、けど」
シーマ : 「いつまでも、あんな奴に縛られて。あいつを殺したいなんて思い続けて。悔しくないの? 幸せになりたいって、思ったこと……ないの? セニア」
セニア@GM : 「……シーマの言ってること、よくわからないけど」
セニア@GM : 「ジンよりも先に、倒さなきゃいけない敵が居るのは、分かってる」
シーマ : 「……そう。やるべき事は分かってるみたいね」
リコル : 「私もセニアとジンのことはよくわかんない、けど、今の、それは確実だよね」
セニア@GM : 「皆、力貸して……倒そう。まずあの中ボスを」
イスト : 「言われるまでもない。奴には貸しがあるからな」
シーマ : 「というわけで! 聞いてたわね中ボス!?
???@GM : 「俺、中ボス扱いナンデスカ!?」

リコル : 中ボスとしか。
ジーナ : 3つ目の部屋で出てきたのが不運です(笑)


シーマ : 「覚悟しなさいよ中ボス! 中ボス中ボスらしく、中ボスっぽく散りなさい!」(笑)
中ボス@GM : 「なんで中ボスが正式名称になってんの!?」
リコル : 腐ってもこれが適当RPGだからです。
中ボス@GM : 「チィィィ、貴様ら皆殺しにして、俺の名前を思い知らせてやる!
シーマ : 「ハ。身の程を思い知りなさいっての!」
ジーナ : 名前って「思い知らされる」ものなのかしら(笑)

 そして、名前欄まで「中ボス」にされてしまった――えーと……誰? まあいいや、中ボスとの戦端は開かれた!





◆第1ターン◆ めくるめく《目眩まし》
中ボス@GM : 「クソガキ、これを見てもまだ平静で居られるかぁぁぁあ!?」
GM : 中ボスが叫ぶと同時に、地面が盛り上がり、二つの人影がよろめきながら起き上がる。仮面をつけた。二人の女忍者だ。
イスト : 敵は中ボス、仮面のニンジャ×2か。
GM : さて、ターン開始時です。皆とりあえず精神世界のためのHP/MPダメージダメージ受けてね(笑)
シーマ : ひでえシステムだなー(笑)

リコル : うあー重要なこと思い出した。重要な回復アイテム、エリクシルは誰が持っているのでしょうね(笑)
ジーナ : もちろんブレイズ(笑)
シーマ : フレイムじゃなかった? どっちにしろ持ってない(笑)
リコル : しくしく…
ジーナ : わかってたけど(笑)
リコル : 癒しの杖の使い手もいないぜ! これは早々にHPがヤバイ…



 ジーナがターン開始時の《光の鎧》を唱え、戦闘開始である。


セニア@GM : 「うー。あいつ確か、《爆裂》打つよ。あたしの家、火の海にされた」
イスト : 腕輪の力で達成値が13上がるから、中ボスへの《沈黙》でも食らわすか?
リコル : とても素敵な案ですね(笑)
イスト : 中ボスのBLは?
GM : 変則的にBL:25 BP:25 となっております。
シーマ : たかっ(笑)

イスト : 3D+22から35を目指さないといけないのか…。ちょっときついな(笑)
ジーナ : 見た目のレベルに惑わされない。中ボスは、中ボスよ。


シーマ : 《爆裂》しとくー?
イスト : TP2点くらいつぎ込んで《沈黙》か、仮面忍者の《狙撃》対策に《爆裂》撃ち込むか……
リコル : 《狙撃》の後に《爆裂》されたら、ちょっと生き残れないなあ…
シーマ : 敵の出方を見て、ヤバそうなら《目眩まし》してもいいけど。
セニア@GM : 「……《狙撃》は、無いと思う」
ジーナ : 「何で貴女にそんなことがわかるの?」
セニア@GM : 「……(俯く)」


リコル : こっちも《爆裂》飛ばしたほうがよさそうだけど、こいつ中ボスだから、あんま使いたくないなあ。
シーマ : しっかし、出し惜しみして勝てるのかなぁ……とも思ってしまふ(笑)
リコル : 私もそう思うけどー(笑)
セニア@GM : 「出し惜しみはしないほうがいい……具体的に言うと、なんか回復ポイントがあるって言わなきゃいけないような電波が」
シーマ : 「逆に考えましょう。あたしと、セニア。2つも目くらませるっていうか!」(笑)
リコル : 「そうだ、そうだったね!!」
ジーナ : ジョースター卿のガイドラインキター!(何)
リコル : ピンホールや爆裂という選択肢のあるシーマがフリーだととても嬉しいのでセニアが《目くらまし》がいいです。
セニア@GM : 「あたしは《目くらまし》予定、だね」
シーマ : 「あたしの予想では! これから先雑魚は出ない!」(爆)
リコル : 「…それを信じるよシーマ!?」
中ボス@GM : 「な、何故それをおおおおお!」
リコル : (浜辺に突っ伏す(笑))
シーマ : 「よってぇ、アット・ピン・ホールによる《狙撃》を敢行するッ
シーマ : 「そげきのしまからやってきたー、ひゃっぱつひゃくちゅうイェイェイーワォー♪……所詮中ボスの考えてることなんて、シーマ様はまるっとゴリッとスリッとどこまでもお見通しだッ」
シーマ : 「目標はブサイクな通行人A!」(クノイチの一人を指す)
クノイチ@GM : 「………」
リコル : 「ん? 骨…の砂浜で、あの忍者…アンデッドっぽいかも。ドラゴンゾンビみたいな」
シーマ : 4D6+15が2倍。(コロコロ)えーと……またひっくいなー。倍にしても48の物理ダメージ
セニア@GM : 48なら……生きてますね。生きてるって言い方も変ですが。
シーマ : 「48で生きてる! って言い方も変ってことは!」(爆)
リコル : やっぱり《壊呪》で一発な!
ジーナ : 【不死の力】なんでしょうね。
中ボス@GM : 「決め付けないほうがいいんだぜ」
シーマ : GMの口裏を読んではいけないので……「リコル、きっとあんたの言うとおりなんだわー」(カクカクカク)
中ボス@GM : 「き、き、きめつけないほうが、い、いいんだ…ゼ?」
イスト : ただ、《壊呪》だと一体しか倒せないな。《目くらまし》があるのなら、この腕輪の実験も兼ねて、俺は爆裂だな。まあ、TP3点くらい使って《爆裂》してくるか。
GM : クノイチAが、《目くらまし》を宣言。
イスト : 「しまったぁ。くらまされてしまった」(棒読み)
シーマ : 「ざ、ざーとらし」(ボソ)

イスト : くらまされたら、TPは消費するんだっけ?
シーマ : しませんな(笑)
リコル : しないんだ!
GM : はじめてしったよ!
シーマ : 今までのボスは目眩ましされそうな時には敢えて、BP入れるとか言ってなかったがね(笑)
イスト : まあ、かわいそうなのでMPだけ消費しておこうか(笑)
イスト : 残り40点。「ムゥ、かなり消耗させられてシマッタ」


ジーナ : 「本当にこのシノビがアンデッドだとすると……」
セニア@GM : 「………う、あ」
リコル : 「セニア?」
ジーナ : 「フン。アンタ、本当に、どこまでもどうしようもない下衆のようね…」(さっきのセニアの言動で何か察したらしい)
リコル : 「ジーナ?」
GM : 《目くらまし》と同時に、Aの仮面が外れる。……黒髪の女性、どことなく、セニアと似ている。
ジーナ : 「……やっぱり、ね」
セニア@GM : 「……や、やっぱり……姉上の身体を……この、この、……中ボスぅぅ!!」
中ボス@GM : 「クケェエエエ、カッカッカッカ!!どうした?それで仕舞か」
GM : 中ボスの攻撃。《爆裂究極》を使用しようとしますが。
イスト : 「爆裂1発分の俺の消費と、その忍者の目くらまし。どちらが貴重か考えてみることだ」
セニア@GM : 「させない! 《目くらまし》」 敵の魔法は打ち消されました。

ジーナ : 互いの《目くらまし》カードが尽きるまでこんな戦いに?(苦笑)
シーマ : 打ち消しまくる(笑)





◆第1ターン◆ 卑怯な加護の謎

 互いの攻撃を潰しあったところで、味方にかける魔法フェイズに移行。


リコル : というわけで、こっちの《全治療》。TP1だけ入れる(笑)
リコル : (コロコロ)おお? トータル37回復。みんな平均的にしたほうがいいね。
シーマ : 結構いったわね。
ジーナ : 余る(笑)
リコル : あ、あまる?(笑)
ジーナ : 不足分のHPは合計30でした(笑)
シーマ : 顔がつやつやのテカテカに!(笑)

 そして白兵戦である。


リコル : 最後に《死毒の刃》、きそうなんだよね。白兵で勝てばなくなると思うけど。
シーマ : とりあえずー。《狙撃》したから《不意打ち》くらいしかする事ないなー。
セニア@GM : 「アタシも《不意打ち》だけれど…TP3点ぐらい入れるよ」
セニア@GM : 「でも、気をつけて……あの中ボス、何かあるよ」
イスト : また例の能力か?
セニア@GM : 「……修羅とは、違う守りを感じるよ」
セニア@GM : 「なんかこう、もっと卑怯臭いような」
ジーナ : 卑怯臭い守りって言われてもねぇ。判断材料が。高ければいいんだか低ければいいんだか、中頃がいいんだか(苦笑)
シーマ : みがわり! みがわり!(笑)
ジーナ : ……それ、卑怯で、しかもイベント的にすごくひどい。
シーマ : 「……うっく。どこまでも、見下げ果てたゲス野郎ねこの小ボスがッ!?」(爆)
セニア@GM : 「……なんか、なんか知らないけどテオが浮かんだ。電波で」

テオ : (「ちょ、ひでえええ!!」)


セニア@GM : 「……ううう」
リコル : 正直…セニアにはTP、入れて欲しくなくなった。
GM : 指示変えることは出来ますよ。戦闘においてセニアの判断が正しいとは限らない。
リコル : ううん、戦術的なものじゃないの。姉を攻撃させるのに、TP入れさせたくないなーって。
セニア@GM : 「………」
セニア@GM : 「……分かった。TP入れない」
GM : では、白兵フェイズに移行します。
リコル : セニアの分、こっちがTP入れるよ。3点ね。
ジーナ : 私も迷っているけれど……TP3点。入れる。

セニア@GM : (コロコロ)セニア、47ダメージ。
イスト : (コロコロ)こちらは44点だ。
シーマ : (コロコロ)41と出た。
リコル : (コロコロ)3点入れて32しかでないよー
ジーナ : (コロコロ)そこに私が62を入れる。


シーマ : 合計226か。
GM : 敵側、BPを5点入れて白兵です。(コロコロ)敵MR260。
シーマ : 初期値が230ってすげ(笑)
GM : 加えて、ジーナの攻撃が無効化されます。
イスト : ジーナ分が減るからこっちは164しかないぞ。
シーマ : 敵の96アップ?
GM : 1人20点、残り4人は19点のダメージを受けてください。
ジーナ : なら20点は私がもらうわ。HP余ってるし。

イスト : あの防御の秘密が分からんことには、どうにもならんな。
シーマ : 「小ボスのくせに生意気な」(笑)
リコル : 単純に考えると、5〜60以上を無効とか…だけど。
セニア@GM : 「テオのイメージが離れないいいい」
リコル : (テオ!?テオってなんだろう(笑) テオには低さしかないよ!?(笑))



 低さしかない。ある意味それが正解だったりするのだが……(苦笑)。





◆第2ターン◆ 全滅フルコース
GM : 次のターンです。皆さん精神世界ダメージを受けてください。
シーマ : 2ターン目でいいのね? HP、MP共に2ダメージずつっと(笑)
GM : ……あ、いや。《死毒の刃》が2発…あやー(汗) 仕方ない。今回は中ボスが忘れていたということで。
シーマ : 「見て、何か動きが鈍いわ! きっとセニアの姉さんが、セニアの事を思い出して、思い留まってくれてるのよ!」(爆)
セニア@GM : 「……姉上」
ジーナ : 何か美談になってる。
シーマ : てか、もう《壊呪》連打でいいんじゃない?(笑)
イスト : たかだかZL20だからな。《壊呪》2発で雑魚は倒せる。
リコル : そしてテオの謎。
ジーナ : やっぱり、低いダメージでないとダメ?!(爆)
リコル : とにかく、今のターンの《爆裂》が怖いんだよね、それだけが問題。
イスト : セニアに《先手必勝》でポーションを使ってもらっておくかだが。
セニア@GM : 「ヤル?」
リコル : 《先手必勝》があるなら、セニアのポーションでお願いしたいかな。それなら、《爆裂》も耐えられると思う。《光の鎧》もあるし。
セニア@GM : ではセニア、HHPをリコルへ。(コロコロ)ごめん4点回復。
シーマ : 「ポーションなんて大して効きゃしないもんと相場決まってんのよ!」(笑)
リコル : 大丈夫、みんなと大体同じ条件になった(笑)
シーマ : んじゃ、あたしは《壊呪》ーっと。
イスト : じゃあ、俺も《壊呪》だな。《目くらまし》使ってない方を優先して砕こう。
シーマ : では、《壊呪》をクノイチ1に。(コロコロ)あ。もったいね。47もいってしまった(笑)
GM : クノイチ1……タマラセ・イザリが崩れ落ちる。
タマラセ@GM : 「……セニア……にげ……」
セニア@GM : 「っ!!」
GM : セニア。MPに10点のダメージ。
シーマ : 「……! あたしに来ないのが理不尽ね」
GM : 精神ダメージですから。ショックを受けたと宣言していただければ、誰でも減らしてOKですよ(笑)
シーマ : 受けるワケないでしょ。あんなゲス野郎から解放してあげたんだから。感謝してほしーくらいよっ!
イスト : 仕方ないか。もう1人のクノイチに《壊呪》を撃つ。
ジーナ : それでいいと思う。セニアにこれ以上姉を攻撃させられないから。
ジーナ : 「気をしっかり持ちなさい。貴方が今戦う相手を見定めて」
セニア@GM : 「……ジーナ。皆」
イスト : 「セニア、あの死体が喋るのは、すべてあのチンピラの声に変換しておけ」(コロコロ)37で呪いを砕く。
GM : もう一人のクノイチが崩れ落ちる。
中ボス@GM : 「……な、何故だ!何故《目くらまし》しない!」
シーマ : 「そんな事も分かんないから、あんたは末ボスなのよ」
リコル : 「シーマ、次は凶ボスなの!?」
シーマ : 凶ボスだとなんか逆に強そう(笑)
ジーナ : ショボス。
中ボス@GM : 「クソガァァァ!」
GM : 《爆裂》撃とうとしてきますが。
リコル : この一発ぐらいは、耐えてやる。
シーマ : 「早く撃ってきなさいよ砂メダルボス」(笑)
GM : では、BP20点入れますよ。
リコル : ちょwwwww
シーマ : 【魔法に弱い】!?(笑) まさか中ボスは魔法生物だったのか……(笑)
リコル : ……アレに《壊呪》でよかったのかな(笑)

 BPの投入上限はダンジョンレベルの半分まで。今回はダンジョンレベルが15のため、通常は8点までの投入なのである。
 ただし【魔法に弱い】ボスのみは、BPの使用上限がないのだ。
 が、今回の中ボスは【魔法に弱い】わけでなく、単に間違っちゃっただけのようで……。


GM : (コロコロ)(コロコロ)(コロコロ)あ。
リコル : なんかいっぱい!なんかいっぱい!
ジーナ : もんどーむよーなすごい目がー。
GM : 出ました。121点。1人当たり24ダメージですね。25ダメージが1人。
シーマ : ていうか……《爆裂究極》だよね?
ジーナ : 《爆裂》だから、倍づけね。
リコル : 2倍…だよね……
GM : …あ、倍、ですね。
シーマ : 242ダメージ。死んだな(笑)
イスト : 全滅だな。
リコル : うん、もうダメー。
シーマ : * ざんねん! わたしのぼうけんは ここでおわってしまった! *



適当RPG【修羅の力】編














◆舞台裏◆

 こうして、適当RPGセカンドシーズンはあっけない終わりの時を迎えた……かに思われた。



シーマ : BP20点もつぎ込む時点でこーなるわい(笑)
GM : まずった。つーか《目くらまし》残ってませんでした?
シーマ : 使える奴がいない(笑)
GM : シーマは?
シーマ : わたしはこのターン《壊呪》撃った(笑)
ジーナ : 今回1発だけ耐える予定だったから。
シーマ : 精神世界ではTP復活もできないし。
GM : ………。
シーマ : という訳で、全滅だ(笑)
GM : ……いや。
リコル : ん?











◆第2ターン◆ 加護の正体
GM : 凄まじい威力の爆裂が、パーティを襲った……かに見えた。しかし、その力は直前に打ち消された。
リコル : 「…まさか、今崩れたクノイチ?」
GM : 【束縛されし魂】 常に『イザリ家のクノイチ』を2体連れて登場する。両方倒された場合、次フェイズで一体復活する。
GM : 次フェイズではありませんが、演出で。
GM : 倒れたクノイチのうち一体が復活し、《目くらまし》を使用。キミ達は、立っている。
シーマ : 「嘘? 確かに姉が手加減してくれてるとは言ったのあたしだけど……」
ジーナ : 「アンデッドになってまでも、貴女を守った、のね……セニア…」

 リコルの《全治療》とジーナの《超高揚》で戦況を整える。そして――。


GM : 敵は中ボスとクノイチが1体(復活したやつ)。しかし、クノイチが白兵に参加する気配は無い。
ジーナ : ただ、敵の能力が相変わらず謎。私は高すぎ警戒してTP入れないで行く。
リコル : ここで決めるしかない。
ジーナ : 微ボスには【不死の力】クリティカルはしますか?
GM : 無いですね。

ジーナ : (コロコロ)43という、わりと良さそうな気がする値を。
GM : (コロコロ)セニア、47
リコル : (コロコロ)振りなおして、なんとか25だよ
イスト : (コロコロ)49予想最高値?(笑)
シーマ : (コロコロ)やばい、無駄に高そう……(笑)(コロコロ)TP入れてないのに77もいってしまったorz


シーマ : TP振り直しで下げたほうがいい?(笑)
中ボス@GM : 「た、高いほうがいいに、きまってるじゃ、ナイカー」
イスト : 「貴様の話を信じる気にはなれんな」
ジーナ : 低い方がいいのね(笑)
シーマ : 「そーゆー事みたいよ塵ボス?」(笑)
リコル : よし、振りなおそう!! きっと50以上無効なんだ。
シーマ : ……にゅう。テオってそういうことか。(コロコロ)43になった(笑)

テオ : (「なんか、ひどい思い出され方をしたような気がする」)


GM : さて。
GM : 【慢心の加護】 戦闘判定/魔術判定の達成値が50以上の場合。その攻撃を無効化する。ただし、全員がダメージを通した場合に限り、ダメージを倍にできる。
ジーナ : 慢心が加護するのね!(笑)
GM : 敵MR130。皆様の合計点207点。ダメージは77点ですが。
GM : 今回、誰も引っかからなかったので…ダメージが倍になります。
リコル : …勝った、かな?
ジーナ : ×2で154点〜。
GM : 敵HP150点。
中ボス@GM : 「そんな、まさかぁあああああ!!??」
GM : 中ボスは、名前を思い出されないまま吹っ飛んだ。
ジーナ : 初ダメージがいきなり止め。
シーマ : ……まあなんでもいいわ。「しんじまったボスになんざ興味はねえぜッ」(笑)
クノイチ@GM : 「………」
リコル : 「……ごめん」 って《壊呪》をかけようとしたけどMPが足りません!! 台無し!!!

シーマ : ……てか、さっさと自分のMP回復させないと死ぬわよリコル?(笑)
ジーナ : つHMPP リコルへ10点回復。
リコル : MPダメージか! ごめん、このシーンでポーションがぶのみ、ジーナありがとう。


クノイチ=ミナセ@GM : 「……有難うございました。これで、私達も束縛から解放されます」
ジーナ : 「……解放、してあげましょう、リコル」
ミナセ@GM : 「私もまもなく消えます。ですが、その前にお話しなければ……」
ジーナ : 話終わってから(笑)
リコル : MPなくて、よかったかも(笑)

 しかし――――


GM : ミナセが何か言おうとした、その時だった。
GM : セニアの手裏剣が、その胸に突き刺さったのは。


――続――












◆オマケ◆
GM : ――ここで切ります。
リコル : うおーーー引く引く!!
リコル : 色々持ち越して、次回へ!
ジーナ : あそこまで《爆裂》ダメージ大きいと、むしろ爽快だったり(笑)
GM : マジでごめん!
ジーナ : それでも計算したら生きてた自分のHPに感動してみたり(笑)
ジーナ : 242ダメージを5人で割ると、1人48〜49ダメージ。 私のHPの残りが48で、《魔法の盾》と《光の鎧》で3点防げるから――生き残る(笑)
リコル : ジーナ生きてたんだ(笑)




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