2007年05月26日

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適当RPG【修羅の力】リプレイ


第五話 『かくて乙女はを捧ぐ』



◆はじめに◆ 準備編
ジーナ : で、話の途中で何だけれど、タックから経験値が送られてきてレベルアップしたのだけれど、いいかしら?
GM : おけです。アイテム等の回復もOKです。いまのうちにどぞ。戦闘中にかかっていた魔法も継続でOKです。直後なので。
イスト : あとは…、使い魔はどうする?
GM : 流石に使い魔変更は認められませんよ。
イスト : なに連れてたっけ?(笑)
ジーナ : 覚えてない(苦笑)
GM : ……もお。変更して、いいや(涙)
シーマ : 「…そーいや、使い魔なんて眼中になかったわね。でも…悩殺怪盗・セイントシーマの最終回にはふさわしいかもしれないわ! フェアリー!」(笑)
フレイム : 「……悩殺?」(ひょっこりと)
シーマ : 「そーよ悩殺よ。なんか文句ある?」(笑)
イスト : 「なんで“悩殺”!って単語に反応して出てくるんだ」(笑)
フレイム : 「私の存在価値はそれですから(しれっと) ……冗談です」
ジーナ : 「出待ちの結果がそれ…」(笑)

 今回はフレイムが参加できるということで、登場するタイミングを図っていたのですが……どういう登場を(笑)


イスト : 追加の雑魚とかはみくしに載ってる奴で、確定なのか?
GM : 確定です。おかしいとこ無ければ。
イスト : いや、仮面の不死者の後ろの数字は、アレでよかったのかと。
シーマ : 余計な事を言わんでもいいのに(笑)
ジーナ : いいっていうし、いいんじゃない?(笑)
イスト : いや、あんなのしか親衛隊に連れられない、チョウがかわいそうになってきてな(笑)
GM : ……MRとZRが逆じゃないか!
シーマ : あーあ。気づいちゃった(笑)
イスト : なら、ZL5のMRが20だな(笑)

 今回のためのルール、敵データはこちら 【mixi】



今回の参加メンバー


イスト
魔法剣士/レベル9

リコル
魔法剣士/レベル9

シーマ
怪盗/レベル9

ジーナ
侍/レベル10

セニア
忍者/レベル11


フレイム
戦士/レベル10




◆精神の砂浜◆ 大切なもの
シーマ : 「なぜかよく分からないけど、一ヶ月も同じポーズだったような気がするわ!」(笑)

 はい。実に一ヶ月ぶりの続きです。


GM : 前回。キミ達に何かを告げようとしたクノイチ。しかし、その胸に突き刺さった手裏剣によって――その身体は崩れ落ちた。
GM : そしてセニアは、手裏剣を投げたままの姿勢で、呆然と君たちを見ていた。
セニア@GM : 「……え、な、なに……あたし……なんで」
リコル : 「セニアの意思じゃないの?」
セニア@GM : 「……ちがう、……なにこれ……あたし、ちがう」
セニア@GM :  「あたし…………」『………ようやく、安定したわね』
GM : 声が途切れ、そして違う声がそのあとに重なり。いつの間にかその姿が変容していた。
GM : 等身が伸び、髪が緩やかなウェーブを描き……真紅に染まっていく。
GM : それはキミ達が幾度となく邂逅した敵――チョウ・カツラナギだった。
シーマ : 「過去は…バラバラに砕いてやっても、ミミズのように這い出てくる…これは試練だ。過去に打ち勝てという試練だと、俺は受け取った!」(意味不明)
イスト : 「毎度毎度、奇怪な手品をありがとう。といった感じだな」
リコル : 「…ねえ、セニアは、こいつがいる時には、いつもいなかったんだ…よね?」
セニア=チョウ@GM : 『勘がいいことね。お嬢さん』
リコル : 「それって姿を真似したんじゃなくて…」
リコル : 「あんなんだけど、本当に本当のセニアだよ、どうしよう」
イスト : 「セニアの精神にでも、潜ませていた因子が芽を出した。ってところか?」
ジーナ : 「精神体だか何だか知らないけど、こうなると何でもアリね」
ジーナ : 「わざわざ目の前でそれやったってことは、説明しれくれるんでしょう?」
セニア=チョウ@GM : 『単純なことよ』
セニア=チョウ@GM : 『――私は、ずっとこの子の心の中に潜んでいた』
セニア=チョウ@GM : 『覚えている? 貴方達が『チョウ』と対峙する時、この子は傍には居なかった。あとは、少し記憶を書き換えてやるだけでことは足りたわ』

シーマ : 「ふ。ごめん。全く気づかなかったわ! そんな演出!」(笑)
リコル : 「シーマぁ…」(笑)


セニア=チョウ@GM : 『前の身体が死んだ時“選んだ”のよ。力を蓄えるように深層心理に働きかけたのも、私』
ジーナ : 「じゃあ、元々セニアが持ってる人格じゃなくて、トリツキちゃんなわけね」
セニア=チョウ@GM : 『二重人格ともいえるかもしれないわね。既に半分は同化してしまってるわ』
ジーナ : 「……後から入り込んで二重人格を言い張るなんて、居住権の侵害よ」(何)
シーマ : 「んで? アンタだけをセニアから追っ払う方法はあるの? ないの?」
セニア=チョウ@GM : 『……そうね。答えてあげたいけれど、それどころではないのではなくて?』
セニア=チョウ@GM :  『貴方達は既に修羅に食われている――体力や精神力が喰われているのを感じるでしょう? この空間自体が――修羅そのものなのだから』
イスト : 「シーマやフレイムの精神なんか食ってたのか…、腹壊すぞ」
シーマ : 「御託は沢山よ。教える気がないなら、話すだけムダね…ってどーゆー意味よソレ!?」(爆)
フレイム : 「(平板に)一緒にしないで下さい。私はそこまで淫靡じゃありません」(何)
シーマ : 「それ以前の問題であたしはインビじゃねえ!」(笑)
フレイム : 「(意味ありげに笑いながら首を横に振りつつ手鏡を渡す)」(芸細)
イスト : 「まあ、そんなことはどうでも良いんだが。さてと、どうしたものか…」
セニア=チョウ@GM : 『貴方達が生きて帰れる方法は一つだけ。――私に従い、修羅の核となった竜を滅ぼすのよ!!』
シーマ : 「やーよ、あんなのに従うなんて」(笑)
イスト : 「やれやれ、お前たちはいつもそれだな。選択肢は一つ。それ以外の方法を考えろよ」
セニア=チョウ@GM : 『貴方方もあの竜を滅ぼすつもりで来たのでしょう?』
ジーナ : 「違うわね。ジンは返してもらう。セニアも返してもらう。私達はそのためだけにここに来た」
リコル : 「そーよ、それよ、それだけあればいいんだもの!」
フレイム : 「アレでも一応、仲間ですからね(しれっと)」
セニア=チョウ@GM : 『……今更何を。貴方方は戦うことしかできないじゃない』
フレイム : 「ははは。それはお・た・が・い・さ・ま、ですね」
フレイム : 「(戦斧を構えながら)この身は元より戦いに特化した戦士の一族。この魂は神の剣。この腕は武器を振るう為に。この口は敵に死を告げるために。――この心は誰かを愛する為に研ぎ澄まされたもの。修羅に逢っては修羅を切り、魔王に逢っては魔王を斬るのみ」
シーマ : 「竜をブッ殺さないといけないんだったら殺すけど。少なくともアンタなんかの言いなりになるわけないじゃない? 今まであんたがあたしらや、セニアやジンに、何をしてきたか…忘れたとは言わさないわよ! アンタに関する伏線は片っ端から忘れたけど!」(笑)
セニア=チョウ@GM : 『私は縛られた魂を開放したいだけ。ここに縛られた幾つもの、恨み、憎しみ、無念の想念から』
ジーナ : 「修羅がどうの、竜に連なる血がどうの、そんなものは私達にとって全て些事に過ぎないわ。修羅竜ってのがどんなに強大だろうと」
セニア=チョウ@GM : 『そうね、どうでもいい問題だわ』
ジーナ : 「タックが学園に戻る前に、セカンドパーティの皆が揃ってお別れパーティをやれるのが、何より一番大事!」(爆)
セニア=チョウ@GM : 『……それも、どうでもよくない?』
シーマ : 「所詮、アンタにとって大切な事なんて…他人から見たらその程度のモンってコトよ」(笑)
セニア=チョウ@GM : 『ならば、貴方達の大切なものを証明してみなさい』
セニア=チョウ@GM : 『私より強い想いが、憎しみより深い感情があるというのなら! 証明してみなさい!』



◆精神の砂浜◆ かくて彼女は信念を貫き――

シーマ : んで、戦闘かな?(笑)
GM : ですね。チョウの周りから幾つもの死体がぼこぼこと現れる。
シーマ : なんかそこだけ急にB級ホラーね(笑)


シーマ : んでGM。確認するけど死体は、ZL5、MR20なのね?
GM : です。
シーマ : んじゃ、簡単ね…神聖魔法使える方、《邪霊退散》お願い(笑)
シーマ : しかもZL5なら楽勝で追い払えるっしょ(笑)
シーマ : 逃亡するだけだから、倒されたカウントには入らないわよね〜♪(ニヤリ)
GM : ああああ! それ考えてなかったああああ!
イスト : だからアレで確定で良いのか?って聞いたのに(笑)

 ZLとMRが逆に表示されているだけかと思えば、奥が深い……(笑)


リコル : なんかよくわからないけどここで石を使ったらかっこよくない?(笑)
ジーナ : 石って例の純魔石のこと?
リコル : うん、純魔石。憎しみ=この空間、だったりしたら。

 実はこの戦いに先立つ雑談で、以前メリフィックのダンジョンで登場した純魔石の話題が出ていたのでした。そしてあの時使われずに残っていた純魔石があったため、何かに使えないかという話に。
 純魔石は空間の効果を塗り替える力を持っています。ここでそれを使えば、憎悪に満ちた空間を変質させられないか、ということです。


ジーナ : 「なら。これが効くかどうかはわからないけれど…。前の戦いの遺物、使ってみましょうか」と、純魔石を。
GM : ……じゃあ、リコルには声が聞こえる。
??@GM : 「空間を変えようと思うのならば、憎しみの反対の感情を描いてください……」
GM : 例の牙から、聞こえたような気がした。
リコル : 「…………」

リコル : 「ど。……ドラグニル萌ええええええっ!!!!」
イスト : (爆)
ジーナ : じゃあ、その声に合わせて純魔石使用(笑)
リコル : 「いいの? ねえこれでいいの?」(笑)
??@GM : 「……いいんじゃないスか?」(投げやり)

イスト : イストは後ろを向いて肩を小刻みに震わせている(笑)
リコル : ごめんなさいマジごめんなさい。


イスト : 「憎しみは自分を誤魔化す感情だ。それに対するものなのだから、心に正直なそれでよかったんだろう」(笑)
GM : リコルの萌えエネルギーにより! 純魔石がピンクの輝きを発した!
ジーナ : どピンクかい(笑)
セニア=チョウ@GM : 『な、なんなのこの感情は! ありえない!』
シーマ : 「す、すごい想念の力がっ!?」(爆笑)
フレイム : 「……まぁ、いつもの私たちということですね。要するに(そそくさ、とリコルから微妙に距離を取る)」
シーマ : 「見たかチョウ・ヅラナシ! これが憎しみを遥かに凌駕する素晴らしいパゥワー! 愛の力ってヤツなのよ! たぶんきっと!!」(爆)
セニア=チョウ@GM : 『ヅラじゃねぇぇぇっ! でええい! 貴様ら皆殺し決定!』
フレイム : 「ははは最初から互いにそのつもりの癖に何を今更。馬鹿ですか(凄い笑顔で断言)」
イスト : 「ふむ。半分同化しかかってるというだけあって、セニアと結構混ざってるみたいだな」
イスト : 「行くぞ! このドラグニル萌え空間…空間で、ブフッ」(耐え切れなくって吹き出した)

ピンクの純魔石
info:裏じゃないので本来の効果は出ないけど、とりあえず1D6マイナスの効果は消えたみたいじゃん? 萌え。




シーマ : infoがすでに適当色に(笑)
ジーナ : 「……さすがは『適当』」と台詞でメタ発言するジーナでした。





◆第1ターン◆ ずっとリコルのターン!
GM : では、戦闘です。敵はセニア=チョウと、仮面の不死者6体
GM : ターン開始時、チョウは【魅了】を使う。対象はリコル。
リコル : うああああああorz
ジーナ : 無駄よ。ドラグニルに【魅了】されてるから(笑)
イスト : ああ、それもそうか(笑)
シーマ : リコルに魔石を使うわ。
リコル : 目標値17か…(コロコロ)32で抵抗。
フレイム : さすがピンク(違)
セニア=チョウ@GM : 『なんですって! この私の【魅了】を、萌えで!』
ジーナ : 「今、この空間を支配しているのはリコルの想念(爆笑)、その程度の【魅了】が効くわけないじゃない」
イスト : 「【魅了】してくるのがセニアだと思うと…なあ?」(笑)
リコル : な、なんかシリアスが崩壊した、させた本人だけどさ(笑)
フレイム : 全員、口元が笑ってるのでシーンとしては非常にしまらないね(笑)


GM : ……敵にかける魔法ターンです。
シーマ : 「ふ、あたしは魔石使ったから魔法は撃てなーい(笑)」
リコル : そして。誰かにごめんねと言いながら! …《邪霊退散》を! 装備は変える暇がなかったので、結局ドラグ…ドラグニル(笑)
GM : リコルのドラグニルは、今ピンク色に。
シーマ : はずっ(笑)
イスト : ダメだ。ソレを手放すと、空間が崩壊する危険性がある(笑)
シーマ : 6×ZL5=目標値30かぁ。にっひっひ(笑)
リコル : 素で振っていけるかな……TP2ぐらい入れる。あとはよろしく。
シーマ : うん、まーかしといてー。このターン何もできないけど(笑)
リコル : (コロコロ)…なんか…40……
シーマ : あ、全部追っ払った(笑)
シーマ : 「これが…これが、萌え力ってヤツなの!?」(笑)
ジーナ : 完全にリコルの時間ね(笑)
フレイム : ずっとリコルのターン!(何)
セニア=チョウ@GM : 『恐ろしい……これが、修羅を上回る力なの…』
リコル : 「いや…いーのかなー上回って」
シーマ : 「人間、勢いが肝心で! 今は勢い完全にこっちが上ッ!」(笑)

フレイム : <ピンクの純魔石:場を萌えで支配する。羞恥心と恥とシリアス分は生贄に捧げる>
シーマ : しゅうちしんとはじっていっしょじゃない?(笑)
リコル : 萌えを語るのに最初からそんなもんないよ。


リコル : 「なんかよく知らないけどこれでいいような気がしてきた!」
ジーナ : 「リコルが自信に満ち溢れているわ」(笑)
イスト : 俺は、TP2点ほど入れて、《爆裂》を撃つ(笑)
イスト : (コロコロ)腕輪分も含めて達成値は52
シーマ : イストの目も、なんだかイストじゃないみたい!(笑)
GM : 抵抗にBP5点入れるわよ。(コロコロ)53! 抵抗成功したよ! したよ!
リコル : 1の差で抵抗!!
イスト : チッ! ダイス目の良い(笑)
シーマ : ダメージ26か。
ジーナ : だんだんチョウにセニア成分が多くなってきたような…(笑)
セニア=チョウ@GM : 『おのれええええ!』
イスト : 味方に掛ける魔法フェイズだが、魔法が使えるのはあとジーナだけだな。
シーマ : 《超高揚》でいいんじゃない?(笑)
ジーナ : 《チョウ高揚》、いっときましょう。
セニア=チョウ@GM : 『え、何、ちょっと待たない? ほら、あたしMR0なんだけどさ』
ジーナ : 《超高揚》いった(断言)
リコル : 「あんたがその体から出ればいいんじゃない?(笑)」
セニア=チョウ@GM : 『出たくても出られないの!』
リコル : 「そう……ごめんね、セニア」
ジーナ : そしてドラグニル萌えの想念を込めて押し出す。萌えチカラも超高揚。

セニア=チョウ@GM : 『ま、マジで? 萌えが…憎しみを超えるというの』



 そして白兵のダイスが――――



GM : BP8点入れる。(コロコロ)えーと、こっち、25ディス。
リコル : (コロコロ)あー、波が去った、28で。
シーマ : (コロコロ)44ッ!
イスト : (コロコロ)おぉ、珍しくシーマに勝った。45だ(笑)
ジーナ : (コロコロ)私は59で。
フレイム : (コロコロ)おや低い。53発です。


GM : …合計で184ですね?
イスト : 184対25で、こちらの159アップ。さっきの爆裂が抵抗されてなかったら、これで終わってたな(笑)
シーマ : 惜しかったわねー(笑)
GM : チョウはピンクのオーラでずたずたになりながらも、まだ立ってます。
ジーナ : 待って。イストの分が抜けてる。201あるわ。こっちの合計。
シーマ : あれ?(笑)
リコル : 私の分の28もあるよ。
ジーナ : あ、じゃあそれも足す(笑)
シーマ : じゃあ、合計229対25。204ダメージってことに…(笑)
GM : …およ?
GM : 立っていたが……やっぱぽてくりと倒れました。
イスト : 「トドメは刺すなよ?」(笑)
GM : 死んだ。
フレイム : (戦斧を振り抜いた姿勢で静止しつつ)「ふむ。いまいち」
シーマ : 「魔法剣士が2人いるパーティって、やっぱ極悪だわ」(笑)
リコル : 今回は絶対にそうじゃないと思うんだ(笑)>魔法剣士
イスト : 「この萌え空間では、ドラグニルの能力がパワーアップしているようだ」(何)



◆精神の砂浜◆ 萌える! リコル伝説
フレイム : じゃ、武装解除して縛り上げてから《意識回復》を。
リコル : じゃ、《意識回復》で。

 セニア=チョウが意識を取り戻す。


シーマ : 「アンタの敗北は、セニアなんておてんこに取り付いてた時点ですでに、決まっていたのよッ」(ビシッ)
セニア=チョウ@GM : 『……こんなにあっけなく……頭痛い……これが、萌え……もえ?
セニア=チョウ@GM : 『これが……貴方達の力なのね』
ジーナ : 「認めたいような認めたくないような」>これが私達の力
リコル : 「一部全力で認める(笑)」>ジーナ
イスト : 「人間をさっさと見限り過ぎたな」
セニア=チョウ@GM : 『いいわ、認めてあげましょう……貴方達の、その……萌えを』
シーマ : orz
ジーナ : 「別にアンタに認められても何も意味ないわ」

シーマ : 「なんていうかさ。改めて『萌え』とか言われると…スッゲェ恥ずかしい…」(笑)
フレイム : 「はははははは。何を今更」
リコル : 「それ以外のほとばしる感情を表現するに適した簡潔な単語が出なかったんだもん」


リコル : 「セニアを返してよ」
セニア=チョウ@GM : 『返すのは、無理ね。私も修羅と同化した身……この空間を……恨みと憎しみの集合体を拡散させない限り、私も消えることは出来ないわ』
イスト : 「なるほど、なら話は簡単だ。修羅を倒してしまえば良い」
ジーナ : 「つまり。この空間を完全に消し去ればいいってわけね。それにはイストの言うように」
セニア=チョウ@GM : 『そうね……』
GM : チョウはそう呟くと、君達に向かって真紅の純魔石を差し出した。
リコル : 「うわ……綺麗。これは?」
GM :  純魔石の赤い光に包まれた君達の、HP/MP/TPが全回復する。
セニア=チョウ@GM : 『これは、ここにかき集められた負の感情に……ほんの少しだけ混じっていた、正の感情の結晶体』
リコル : 「負の感情ばっかり味わってきたわけじゃないんだね…」
ジーナ : 「こんな場所にも正の感情が流れ込んでくるってことが、人間が捨てたもんじゃないって証じゃない。貴女達は、それを認めもしなかったのね」
セニア=チョウ@GM : 『今は、認めざるを得ないわね』
セニア=チョウ@GM : 『これを、先ほどの萌えと重ねれば、恐らく、あの竜にも――』
シーマ : 「…(羞恥心で悶えている)…」
セニア=チョウ@GM : 『……ジンが言っていたわ。『リコさんたちはきっと愛の力で憎しみを超える』と……実際は萌えだったけれど
シーマ : 「も、萌えだって、愛の力には違いないわ! 一方通行っぽいけど!(笑)
リコル : シリアスがーーー!!!!!!!
フレイム : 「……これで我々は伝説に残るわけですか。少なくとも一部の人間にとっては(凄い笑顔で肩ぽん)」
シーマ : 「…この戦い、終わったらさ…歴史書にこー記されるのかしら。『世界は萌えによって救われた』…」(爆死)
フレイム : (耳元でささやくように)「その名も萌えの冒険者たち、といったところで。……あはははははは」
リコル : 「もう! …もっと格好がつくまともな単語が! 出なかったんだもん! 二人とも!」
イスト : 「幸いにして、この戦いは異空間だからな。歴史に知られることはないだろう」(笑)
フレイム : 「そうですか? ユカイな事件ですから、子供が生まれたら事実に忠実に一言一句違えることなく……主にリコルさんとシーマさんの雄姿を伝えます。子々孫々に残す方向で」(とても楽しそうだ)
シーマ : 「フレイム…そん時はあんたも道連れよ…」(ニヤァリ)
GM : そんな皆の様子を見て、チョウは薄く笑って、かくりと崩れ落ちた。
GM : その身体を、見知った人影が受け止める。
ジン@GM : 「……遅くなりました」
リコル : 「ジン……」



◆精神の砂浜◆ ジンの帰還
ジーナ : 「ジン。一応確認するけれど、間違いなくジン…?」 いろいろありすぎたものね。精神が代わったり体が変わったり。
シーマ : セニアに成り代わって、ジンを蹴っておく(笑)
ジン@GM : 「ごふあっ!?」
ジーナ : あ、間違いないっぽい反応(笑)
シーマ : 「ハイ本物」(笑)
フレイム : 「遅い。遅すぎます。というわけで帰ったら、全員に一回奢りなさい」
ジン@GM : 「そう、ですね。全財産はたいてでも」
リコル : 「よし、帰ろう! …とは言えないんだよねえ……」(笑)
ジン@GM : 「ごめんなさい。いろいろ、隠したままで」
フレイム : 「何がどうとかは私は知りません。興味も無い」
フレイム : 「ただ、還って来ないなんてのは赦さない」
ジーナ : 「突然現われたこととか今までこの空間で何やってたかとかは、あえて問わない。とにかく、この修羅空間そのものを完膚無きまでに叩き潰すわ」
ジン@GM : 「……はい!」
リコル : 「ジン。これはあんたが直接渡すの」
リコル : 「わかった?」
ジン@GM : 「……はい」(恥かしそうに頭をかく)
イスト : 「さっきのセニア=チョウが、あんな雑魚を付けて出撃させられるくらいだからな、修羅とやらも余力がそろそろないのだろう」

フレイム : で、修羅竜戦前に確認だが時間いいのか皆の衆。
リコル : たぶん長引くよねーーーーーーー(笑)
GM : では、戦闘直前まで進めておきますか。
チョウ(シーマ) : 「あたしは1回刺されただけで死ぬぞォォォ」
修羅竜(シーマ) : 「チョウ・カツラナギがやられたようだな…」
GM : シーマの勇気が世界を救うと信じて。



 あ。終わった……。





◆精神の砂浜◆ 最後の扉

 まだだ、まだ終わらんよ!
 ラスボス戦に向けて、準備しつつ話が展開していきます。


リコル : 「はあああぁぁぁああぁぁああ……フレイムかジン、ボーパル貸してー」
イスト : 「ん? どうしたんだ。ドラグニルじゃなくて、良いのか?」
リコル : 「ドラグニルじゃ、50以下が弾かれる修羅竜相手じゃどっちみち白兵出れないんだもん。しょうがないよ、今回は、補助と回復で頑張るから」
フレイム : 【修羅の加護】がなあ……。
ジン@GM : 「貸せるものなら、なんでも貸しますよ」
ジン@GM : 「……スケベもありますが」←おなじみスケイルベイン
リコル : 「あれ、そっちの方が強いっけ」
シーマ : スケベの方がいいんじゃ?(笑)
フレイム : スケベは竜に強い。
イスト : 振れるダイスも多い(笑)
シーマ : つまり煩悩が竜を倒すと!?(笑)
リコル : じゃ、ジンから借りておく。
シーマ : あ、セニア。シルヴァンボウくれるんだっけ?(笑)
ジン@GM : 「セニアは気を失ってますが……きっと借りても怒らないと思います」
シーマ : 「これも世界平和のためよ。セニア…あなたの献身はムダにはしないわ!」(笑)
セニア@GM : 『うううう、よう、へんきゃくううう(うなされてる)』
シーマ : 「なになに? 『いいよう、へんきゃくしなくても』? ありがとうセニア!」(爆)

*  *  *


ジン@GM : 「……皆さん。『竜』は、この空間の深層に居ます」
ジン@GM : 「その前にイストさん。……その腕輪、外すことも出来ますが」
イスト : 「ほう、そうなのか。じゃあ、外そう」(アッサリ)
GM : 腕輪はいとも簡単に外れます。
ジン@GM : 「チョウを倒した以上、皆さんの中の負の感情を増幅せずとも……えーとその、萌えで存在を保てるでしょう」
リコル : 「ふーん。どこから聞いてたのかなー?」
ジン@GM : 「……『修羅』は、この空間の中では、感覚を共有できるんです」
ジン@GM : 「前に話したとおり、私も修羅の力に操られた一人、ですから」
イスト : 「まあ、夢を捨てきれない竜には人間には勝てないと、一回その身でキッチリ学習してもらわないといかんからな」
イスト : 「そのためにはこの腕輪無しの方が、より骨身に沁みるだろう」
GM : では、落とされた腕輪が渦を描き、二組の竜となって一つの門を形成する。四枚目。最後の扉だ。
イスト : 「ご招待してくれるそうだ」
シーマ : あいさっ。んじゃ、いくわよー(笑)
GM : 門をくぐると、そこは漆黒に満ちた空間が広がっていた。

リコル : 俺たちの戦いはここからだ!(ご愛読ありがとうございました!)
シーマ : ジャンプ的展開なら、ここで打ち切り(笑)



 しかしまだもうちょっとだけ続くのです(笑)


ジーナ : こっちの空間もピンク色にする?(何)
GM : 赤い純魔石を使いますか?
リコル : じゃ、誰か使って(笑) あー…ジンが、いいな。
シーマ : 「ジン。使うときは『まそっぷ』と叫ぶよーに」(笑)
ジン@GM : 「……な、なんか本当に打ち切りになりそうなんですが」

シーマ : 「大丈夫、たとえ打ち切りでも3ページくらいはもらえるわ!」(笑)
ジーナ : 3ページもあれば全てを終わらせる時くらい演出できる(笑)
フレイム : どこのソードマスターヤマト(ぁ


リコル : 「じゃあ、添い遂げると言いなさい添い遂げると」
ジン@GM : 「……皆さんに出会えて、一緒に戦って、いろいろ、教えてもらえました」
ジン@GM : 「感謝しています……ありがとう」
ジン@GM : 「……なんて、なんか辛気臭いですよね(汗」
ジーナ : 「まだ早い。向こうで待っているうちの息子にもちゃんと言ってやって欲しいわね」
ジン@GM : 「早く終わらせて帰りましょう。私、セニアに蹴られないといけないですから」
リコル : 「死にフラグは立てないように」
フレイム : 「あー(指でちょいちょいと呼ぶ)」
フレイム : 「これは主からの分です(拳で抉りこむように殴る。もちろん顔)」
ジン@GM : 「ごふあっ!?」
GM : 吹っ飛んだジンから零れ落ちた純魔石が赤い輝きを放つ。
GM : その輝きに照らされたのは、巨大な純魔石と、それに半分埋め込まれる形でうごめく巨大な竜の影だった。
フレイム : 「今の今まで忘れていましたが主から伝言です。“勝手に生きて勝手に死ぬことなど俺が赦さん”だそうですよ。“根底から鍛えなおしてやる”とも。ご愁傷様です」(何)
ジン@GM : じんはぴくぴくしている。
シーマ : 「二目と見られぬジン君」(笑)
フレイム : 純魔石を握らせて、起きるまで引っ叩く。(とても愉しそうだ)
イスト : 「おーおー、スパルタだな。」(でも止めない)
シーマ : 「ジン、実はここで死んだほうが幸せだったりして…」(ぼそ)
ジーナ : 「……ところで、敵のラスボスらしきものがお目見えしてるようだけど、みんな」
GM : フレイムに殴られるたびに痙攣していくが、なんだかだんだん弱っていく感じのジン。
GM : ラスボスが出てきたところなのに大丈夫なのかセカンド!
リコル : いつものことじゃんねえ(笑)

シーマ : 「大丈夫! ジンの犠牲はムダにはしないわ! クサバのカゲから見守っていてね!」(笑)
ジーナ : 臭そう…>クサバ


GM : 大丈夫! リコルの萌えが世界を救うと信じて!
GM : 次回へ続く!









◆オマケ◆
GM : 今回はなんとか戦闘も無事に……無事すぎなんですがあ!
シーマ : 1ターンでケリついたわねー(笑)
ジーナ : ふふ。まあ、予想とは違うところで楽しかったから、良し(笑)
シーマ : あそこまでハジケるとは(笑)
GM : 萌えがすごくよかったですね(笑)
リコル : 感情と問われた時に、アレしかでなくって…(笑)
ジーナ : そしてピンク色に(笑)
イスト : まさに空間が書き換えられた瞬間だったな(笑)
シーマ : 適当RPGでリコルじゃなかったら起きなかったかもしれん(笑)
GM : セッション中の奇跡!ですよね!
リコル : チョウのせりふ見てると、普通に戦ったらなんかフラグが消えるかも知れん!って思って(笑)
ジーナ : あそこでボス戦のBGMが違うのに変わったのを確かに感じたわ(笑)
GM : 意図としては、こうなったらいいなって通りだったので、嬉しくもありました。
リコル : 意図…してたの…?(笑)
ジーナ : あれが…意図?(笑)




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