2007年05月25日
2007年06月01日

亜人の迷宮第2話へ←    →亜人の迷宮第4話へ

適当RPG「3rd edition」に戻る


適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第1部】 亜人の迷宮


第3話 VSゴブリンプリンス

  ブリス女王 腕によりをかける






 前回の冒険で、軒並み一気に2レベル上がったサードパーティ。
 いつものように潜る予定が、女王に食事に招待され行ってみれば。

 レベルが下がった!?

 しかもこの状態で、ゴブリンプリンスのいる2層に挑むことに?
 サードパーティは無事『ゴブリンの銀兜』を手に入れることができるのか?






今回の参加メンバー


ナギ
戦士/レベル3
HP24 MP0 TP4

クレース
僧侶/レベル3
HP21 MP14 TP4

ニイ
野伏/レベル3
HP18 MP12 TP4


アリス
戦士/レベル2
HP16 MP0 TP3

ロウニン
戦士/レベル2
HP16 MP0 TP3

カイマ
魔法使い/レベル3
HP14 MP18 TP4

ゼファー
吟遊詩人/レベル3
HP13 MP18 TP4
   



◆城塞◆ 女王と優雅な食事会
ナギ@GM : 「皆さん、実は…ブリス女王陛下が、小官たちを食事に招待したいとのことであります!」
アリス : 「まだ一度しか潜っていませんのに」
クレース : 「まだ最初のボスを倒しただけなのに、そこまで期待されてるのも…」
カイマ : 「はっはっは、ただ飯ならば大歓迎だ」
ゼファー : 「タダで飯を食わせてくれる奴には、気をつけたほうが良いぞ」
クレース : 「珍しく意見が合うな」
ナギ@GM : 「きっと女王陛下も、それだけ小官たちに期待を込めているんではないでしょうか?」
ニイ : 「別に、いいけど…」
ロウニン : 「(口を利くのが面倒そうだ)」

GM : そんな訳で、「城塞」の宮廷です。


ブリス@GM : 「ようこそお越し下さいました。よりをかけて作らせましたので、召し上がって下さいませ」
ニイ : 「『より』って…どんな調味料…?」
GM : さて、皆さんがご飯を食べると…ブリス女王はとても物悲しい顔で言った。
ゼファー : デザートを幸せそうに食べている(笑)
ロウニン : 既に食べ終わって爪楊枝を使っている。地味に手製。
ブリス@GM : 「実は今朝、メタ神から啓示がございまして。『データが不足しているんで協力せい』と」
アリス : 何その不思議様(何)
ロウニン : 「ジーエム神と同じで、試練しか与えないんだろう」
ブリス@GM : 「聞けば皆様、前回の冒険でただならぬ数の怪物を撃退して、レベルもけっこう上がったとか?」(笑)
カイマ : 「…一気になあ(笑)」
クレース : 「…もしや」
ブリス@GM : 「そこで今回、我が盟友のアンゼちゃんという方に教わり、ちょっと特殊な料理を作らせました。皆様の力を一時的に弱体化させます」(笑)
アリス : 「……ぶっ」
カイマ : 「おー。確かによりがかかっとる」
ニイ : 「……。これが、『より』……」
ブリス@GM : 「下がるのはレベルとTPだけです。HPやMPは変化しないのでご安心下さい」(笑)
ゼファー : 「安心できるかー!」(笑)
ブリス@GM :  「この料理の呪縛を解くための条件は、地下2階のゴブリンプリンスの持つ『ゴブリンの銀兜』をゲットすること。がんばって下さいませ」(笑)
GM : という訳で、ゴブリンの銀兜をゲットできない限り、君たちはいくら経験点を稼いでもレベルが上がらなくなってしまった!(爆)
ロウニン : 具体的に言うと、レベル1まで下がるのか?
GM : 皆さんのレベルは、1段階下がるだけです。4レベルの人は3、3レベルの人は2です。
ニイ : (少し体を動かして)「問題ない、と思う。…この程度なら」
アリス : 「……地下二階まで潜らないと駄目なんですね」

ナギ@GM : 「とんでもない事になったでありますなぁ」
アリス : 「あなたの主のせいと言えますけれど」
ナギ@GM : 「女王陛下には深遠なるお考えがあるのでありますよ! 『バランス調整』とか謎な言葉をブツブツ呟いてたのが聞こえたでありますし!」(笑)



 さすがはメタ神様のお告げです(笑)





◆準備編◆ どうでも

 レベルが。下がりました。某下がる男のごとく。
 かくなるうえは、装備を充実させて戦力を増強しようという話になります。


クレース : 「堅い杖かロングボウなら集めれば届かなくもないと思うが」
カイマ : 「杖にはあと500Gほどいるな。それより弓を買ったほうがいいと思う。値段同じだし」
カイマ : 「……いや、かき集めれば安らぎのハープ買えないか?」

安らぎのハープ:吟遊詩人用の魔楽器。MP回復の楽曲を奏でられる。


ゼファー : 「かき集めてまで買うほどのものでもないだろう」(笑)
クレース : 「奴の演奏で回復されたいのかと聞きたい」
カイマ : 「……むしろ減る?」
ゼファー : 「チューリップくらいは演奏できるようになったんだ」(エヘン)
クレース : 「1500Gいけるなら…良い短剣がよさそうだ」
カイマ : 「かき集めれば足りそうだな」

 皆でお金を出し合います。


カイマ : 「俺、クレースで946G、ニイが出して1172Gか?」
ロウニン : 「では全額出そう。返せよ」
カイマ : 「まだ足りない」(笑)
ニイ : 「……足りないなら、仕方ない」
カイマ : 「ゼファー、だせ」
ゼファー : 「ほー、あといくら欲しいんだ?」(ニヤリ)
カイマ : 「だ・せ」
ゼファー : 「それが人に物を頼む態度かー!」(ニイに財布を渡して、カイマを粛清(笑))
GM : で、良い短剣を買うですか?
カイマ : いいアイテムが入りやすくなるんだから、将来的には得だと。
ニイ : なら、良い短剣を買います。
GM : info:どうでも
クレース : 4文字が素晴らしいないつ見ても。
ロウニン : 「……相変わらずこちらの武器屋は凄い笑顔で意味が分からんことを言うな」
GM : どんな笑顔だろう(笑)
ロウニン : 「……(言葉を捜して、唐突に面倒になる) 凄い、笑顔だ



◆玄室A〜C◆ 途中経過をすっとばす

ニイ : ロウニン…さんのプレートメイルって。着流しの下に板金鎧が見える感じ?(何)
ゼファー : うわ、変(笑)
カイマ : ぼこぼこやん(笑)
ロウニン : 着流しで迷宮に来る馬鹿がいるか。
ナギ@GM : 「ユカタ…こんなスカスカした服いりまセーン」(何)
ロウニン : 皮の胴衣を鎧下代わりにしているから、鎧脱ぐとわりと和風だが。

 スタナーの罠を解除して見つけたプレートメイルをロウニンが装備し、そんな話をしながら進んでいると、ホブゴブリンに遭遇します。が、それもカイマの《眠りの雲》とゼファーのパン・フルートによる《混乱》という、いつものコンボで軽く一蹴。



ゼファー : 『ちゃらり〜らり、ちゃらりらりら〜♪』
クレース : 「チャルメラ」吹いてどうする…!



 しかし次の部屋に待ち受けていたイベントは「モンスター&モンスター」。通常の出現数の倍のモンスターが出るという凶悪なイベントです。


ゼファー : 問題ない、問題ない。ドーンといこうぜ(笑)
ロウニン : 14体とかだと厳しいが。
GM : コボルドが15体出た(笑)
ロウニン : 予想以上でした(笑)
アリス : ……

 さすがにこれは苦戦になると思われました。ところが――


ニイ : 眠らせる。混乱させる。狙撃する。叩く。
カイマ : 承知。《眠りの雲》を撃つか。
ゼファー : パン・フルートを使う。
ゼファー : 『ちゃらり─wwらり、ちゃらりらりら─wwヘ√レvv♪』 MR10ダウン(笑)
ニイ : 《狙撃》しようとしてたショートボウを降ろす。
ナギ@GM : 「んじゃ白兵でトドメ刺すでありますな(笑)」

 まさか、こうまであっさり倒せてしまうとは。
 パーティは、こうしてあっさりボス部屋の前に到達したのでした。





◆玄室D◆ 問答無用なゴブリンプリンス
GM : 扉には「オークなんて豚です。豚は死ね!」と書かれています(笑)
アリス : 「仲が悪いんですねえ」
クレース : 「…なんかアイテム持ってたか?」
ロウニン : 「奇妙な紋章がどーのとかあったんじゃねえか?」(槍を抱えて面倒くさそうに)
カイマ : 「コボルドキングから手に入れた変な紋章持ってる」
ニイ : 「ゴブリンは、オークが嫌いみたい…。コボルドは関係なさそう」
クレース : 「紋章はゴブリン相手には交渉材料にはならないな」
ゼファー : 奇妙な紋章を持ってると、ゴブリンプリンスは交渉に応じない。ってゴブリンプリンスのデータに書いてあるぞ?
アリス : 入ったら即戦闘?
ゼファー : なんじゃない?
アリス : なら、準備万端整えて入るのが吉ですかと。
ロウニン : HPとMPの回復くらいだろ。
ゼファー : 「ま、いいや。ドーンと倒しちゃおう。バーン」

ニイ : 「……あ」
アリス : 「……」
ロウニン : 「……」


クレース : 「もう遅いようだ」>回復
ゼファー : 「うわ、なんか怖い沈黙が」(笑)
ロウニン : 「……今、槍の穂先で刺しかけたが正当な反応だよな?」
アリス : 「刺すのは戦闘終了後で」
ロウニン : 「ち、面倒な」
アリス : 「あとで、斧の背でぶってあげます」(両刃の斧を手にしつつ)(ぇ


GM : んでは、でっかいゴブリンが、ホブゴブリンを7体連れているのを見た。
ニイ : すかさず戦闘態勢を取っておく。
ゴブリンプリンス@GM : 「Oh! You are Crazy Cats!」
ゼファー : 「?」

クレース : クレージーキャッツ(笑)
アリス : およびでない?


ゴブリンプリンス@GM : 「welcome to the hell! Cherry ass!!」
ニイ : 「何、言ってるの? わけがわからない」
ゼファー : 「あれが、ゴブリン語ってやつか。さっぱりだ」(笑)
ニイ : 「日本語でしゃべって欲しい…」

 日本語なんですか?


ロウニン : 「地獄へようこそ、だとよ」
カイマ : あ、奇妙な紋章は外してるぞ。
GM : どうやらゴブリンの羽飾りを持ってるから、かなり怒ってるみたい(笑)
クレース : …道中、手に入れてたのか(笑)
ロウニン : そういやあった気がするな(笑)

 ホブゴブリン倒してましたしね。


クレース : なるほど、ボスと何か交渉するには該当するドロップアイテムを捨てなくてはならんのか。
ニイ : 「……最初から回避できない戦い、ってことね」
アリス : (親指を下に向け)「Fuck! Kiss my Ass!」(何)
ゼファー : 「すげえ、アリス姉ちゃんゴブリン語が喋れるのか!」(笑)
アリス : 「罵倒だとか挑発なら三十カ国語で」(何)
カイマ : 「……アンタ。ホントに女?(冷や汗)」
ゴブリンプリンス@GM : 「Hold your tongue! Motherfu(ピー)」
ロウニン : 「……黙れ、 手前の母親を……ああ面倒な」
ロウニン : 「まぁ、(首をぐるりと回す)こっちの方が面倒はないか」

 戦闘、開始です。





◆第1ターン◆ いつものやつ一丁

ゴブリンプリンス BL6 BP6 MR50 HP45【魔法障壁】【親衛隊】
ホブゴブリン ZL4 MR13 大柄な小鬼




 柄な鬼ってどんなんでしょう……ってちょっと思いました(笑)
 それはさておき。


GM : では戦闘開始です。敵はゴブリンプリンス、ホブゴブリン×7!
ニイ : 「なら、先手を取るまで」と《狙撃》準備。
アリス : 「まずはいつもの戦術ですかね?」
ロウニン : 「いつもの奴一丁(何)」
アリス : 「《眠りの雲》、あと……(苦虫を噛み潰したような表情で)《混乱》」
ゼファー : あ、そういえば。《眠りの雲》、《混乱》のコンボはまだアリ?
ナギ@GM : 「えー。どうやらメタ神がいきなり降りてきてしまいましたであります」(笑)
GM : * 弱いデータのサンプル欲しいから将来されるであろうルール改変に従ってくださ〜い * だって(笑)
クレース : 今から《眠りの雲》と《混乱》の重複はしないってことか。
ニイ : つまり、寝てるのは混乱しない。混乱してるのは寝ない、ということね。

 はい。以前から強力すぎるとの声のあったこのコンボ、この時点で修正されることとなりました。そして現在のルールではこれがそのまま適用されております。


カイマ : TP1点入れて《眠りの雲》。(コロコロ)達成値は23かな。
GM : 5体寝たようだね。
ゼファー : じゃあ、TP1点分気合を入れてっと、パン・フルート使う。
ゼファー : 『ちゃらり─wwらり、ちゃらりらりら─wwヘ√レvv♪』
ゼファー : (コロコロ)っと、あれ6点しか下がらなかった(笑)
ニイ : 「……!!!」(耳塞いでなかった)
カイマ : 「吹く前に宣言しないと耳塞げねえだろうがああ」(スコスコーン)
ゼファー : 「聞いてないお前が悪い」(とりゃー)
ロウニン : (槍の柄を振り回してカイマとゼファーの頭を叩いた)
カイマ : 「ゴフアッ」
ゼファー : (頭を抱えてうずくまっている)
クレース : 「まあ…いいか。この二人は白兵に出ないから沈黙させたままで」
ロウニン : えーと。で、結局どうなる?
GM : まあ、寝てるのはMR半減で13→7、で、寝てない連中のMRが6ずつ下がる。要するに、全員のMRが13→7に半減することには変わりない。
ニイ : 私が《狙撃》。(コロコロ)…16で、一体撃破したわ。
ホブゴブリン@GM : 「ホブゴブー!?」(死亡)
ロウニン : 「ニイを見習え。あの殺雑狂音を聞いても動じることなく仕事を果たす」
カイマ : 「う、うううう。見習いマス」
ニイ : 耳を塞いでいて《狙撃》を忘れそうだったのは黙っている。
GM : では、味方にかける魔法。
クレース : TP一番入れる奴に《聖なる刃》。
ナギ@GM : 「小官でありますな。な、なんか全力で攻撃しないと、クレース殿にしばかれる予感がムンムンするでありますよ?」(汗)
クレース : 「安心しろ、しばくだけの体力はないぞ」

 そして白兵戦。各自思い思いにTPを投入して戦いに臨みます。


ナギ@GM : 5D6+7の『強打』で行くであります!」

ナギ@GM : (コロコロ)意味なかった…orz 24であります。
ロウニン : (コロコロ)相変わらず絶対1が出るな俺。13発。
アリス : (コロコロ)うーん、29。
ニイ : (コロコロ)20…だった。
クレース : (コロコロ)TP1点入れて11…。2が3つ並ぶとは(笑)


GM : 敵はBP1点入れる。(コロコロ)敵の合計は96点。
GM : 97対96。お、ギリで勝った!(笑)
ロウニン : あっぶねー(笑)
GM : ホブゴブリンを全滅させ、ゴブリンプリンスに1ダメージ!
クレース : ふう…雑魚が消えたか。
アリス : これで押し切れますかね……
ゴブリンプリンス@GM : 「Like a Killing Machine! Mad Guy!!」
カイマ : ニイの耳を塞ぎました。
ニイ : 「……?」



◆第2ターン◆ 散りゆくははかなきゴブリンの王子
GM : 次のラウンドです。
クレース : 相手は【魔法障壁】のMR50だ。
アリス : 叩きつぶす……!

 《魔力付与》《精神高揚》。支援魔法が次々に飛び、前衛が強化されます。


ロウニン : 「やれやれ、じゃあちっと期待に応えてみようかねえ……」
アリス : 「私のアクスが光って唸る! お前を潰せと轟き叫ぶ!」
ゴブリンプリンス@GM : 「Oh! Like a Brighting Cow…!!」>アリス
ゼファー : 「なんアリス姉ちゃんを指差して騒いでるな?」
アリス : 「誰が、牛だーーーーーーっ!!」(ぶちっ)

 白兵が、炸裂。
 ゴブリンプリンスは、一瞬で散りました。


ニイ : 「……あっけなさすぎる」
ゴブリンプリンス@GM : 「Louisiana…My Home Beatiful Louisiana!!」(死亡)
アリス : (踏みつけて)「Ha! You suck asshole」
カイマ : ニイの耳を塞いだ!
ニイ : 「さっきから、何をしているの?」
ゼファー : 「ニイに触っていたいんだろう」(笑)
GM : 最後のセリフは別に卑猥でも何でもないんだが(笑)
カイマ : いや、アリスが(笑)
アリス : 私の台詞がアレですが(笑)
ゼファー : 「最後まで何言ってるかわからない奴だったな」
GM : 「ルイジアナ…俺の美しい故郷ルイジアナ!」と叫んでゴブリンプリンスは倒れた。最後の無線で(笑)

 そして宝物判定です。今回の判定は重要です。というのも、


GM : ゴブリンの銀兜を出さないと呪いが解けないので注意してね(笑)

 レベルダウンの呪いを解くためには、ゴブリンプリンスの宝物判定で16以上を出さなければならないのです。


ニイ : そのつもりでTPは残してあるから。(コロコロ)ゴブリンプリンスは29で、ゴブリンの銀兜(2000G)+ボーナス
ニイ : (コロコロ)ボーナスは5−1−6で堅い杖。
カイマ : 堅い杖だとー!?
GM : おー(笑)
ニイ : 「装備すると、頭も固くなる、らしい…」
ゼファー : 「意固地になるんだな」
カイマ : 「で、でかしたー! でかしたー!」
ニイ : 「…カイマ、使う?」
カイマ : 「い、いいの? いいんだな? い、いいんだよな!」(輝)
ニイ : 「別にかまわない。私には使えないから」
カイマ : 「うおー! やったー!」
ナギ@GM : 「銀兜が出たでありますな。では、ブリス女王陛下に報告して呪いを解いてもらうであります!」
ニイ : 「ええ。ここにもう用がないなら…帰りましょう」(カイマからさっさと離れる)
カイマ : (小躍り)
クレース : 「……必要以上に喜んで杖を受け取るバカがそこに発生している気がするのは気のせいか」
ロウニン : 「さって帰って元に戻してもらってだな。一杯やるとするか……」



◆帰還後◆ ** のろいをとく **
GM : んでは、レベルが下がった呪いは消えました(笑)
ブリス@GM : 「ご苦労様でした〜。今はその疲れた身体を癒すことだけを考えて下さぁい」(何)
ゼファー : 「やっと元に戻れるな。そうなれば、イリス姉ちゃんがあんまり血を吐かなくなるし、アリス姉ちゃんの肩こりも緩和されるんだろうな」
アリス : 「あら、大丈夫ですよ。だって、十歳の頃からこれですから」(何)
ゼファー : レベルと関係なかったのか! 衝撃の事実だ(笑)

 今回も経験値は38点。レベルが下がる呪縛が解けると同時に一同全員レベルアップです。


ゼファー : そしてやっと、カイマよりもHPが高い状態に戻った俺がいる(笑)
カイマ : (笑)
ニイ : 野伏ってHPが上がりやすいみたい…(実はパーティ中で最高値)
ゼファー : そういえば(笑)
ナギ@GM : 「ガーン! いつの間にか抜かれたであります!?」(爆)

 そして今回得た財宝の計算です。皆からお金を出してもらって良い短剣を買ったニイ、計算に余念がありません。


ニイ : 「まだまだ返せない、な…」
カイマ : 「あ、ニイ。俺貸してた金チャラでいいぜ。杖もらったし、当面金いらん」
ニイ : 「…どうして、返さなくてもいいの? いえ。なら、どうして貸してくれたの?」
カイマ : 「必要だろ?」
ニイ : 「私達、まだパーティを組んで少し潜っただけ。いつまで一緒にやるかもわからないのに…」
カイマ : 「関係ないだろ、そういうのは」
ニイ : 「……貸しは、作りたくないから」
ゼファー : 「杖もらったからって、素直に白状しろーい!」(げし)
カイマ : 「いや、杖くれたからって最初に言ってるじゃねえかよう(笑)」
ゼファー : 「だったら、いちいち変な理屈つけんな」(ビシッ)(笑)
カイマ : 「じゃ、杖あんがと。礼に金はいいって言いたかったんだが、お前がそういうの嫌いなら好きにしな」
アリス : 「……色気づいてます?」(ぼそ)(何)
ロウニン : 「……杖はパーティーの共有財産だし、杖をカイマが持ったのはそれが有効だからだ。だから、それは要するところ言い訳だが……まぁどうでもいいか」
カイマ : 「はっはっは……なんか俺、スベった?」
クレース : 「いや、実にお前らしかった」
カイマ : 「まー、終わり終わり! 俺がスベったってことで!」
アリス : 「青春と言うものですかしら〜」
ゼファー : 「すーべった、すーべった〜♪」(笑)
カイマ : 「てめー歌うなー(笑)」(すかーん)
ゼファー : 「硬っ!てめっ、その杖硬いんだぞ!」(べしべし)
ロウニン : 「……お前ら、にぎやかだな」

ニイ : 「……歌は…別に音痴じゃないのね」(ぼそ)
クレース : 「演奏スキルの問題だろう…」


ゼファー : 「ニイ、今からでも遅くない。あいつから杖取り上げちまえ」(笑)
ニイ : 「何故? ……いつものことだし」
ゼファー : 「いや、あれは立派な凶器だ。危ないぞ」
ロウニン : 「それを言うならお前の音色の方が凶器だ(ずばっと)」
ロウニン : 「狂気でもいい」
カイマ : 「ゼファーから楽器を取り上げようぜ(笑)」
ゼファー : 「う…、下手に吹いてもちゃんと効果があるんだから良いじゃないか。」
ロウニン : 「せめて味方が耳をふさがん程度の腕は持て」
ロウニン : 「(心底面倒そうに)俺は槍持ちだぞ? いちいち両手を使わなきゃならん面倒を考えろ」
ゼファー : 「面倒なんなら、耳ふさぐなよ」(ボソ)

 そして今回も、騒がしい夜は更けてゆくのでした。






亜人の迷宮第2話へ←    →亜人の迷宮第4話へ

適当RPG「3rd edition」に戻る