2007年06月16日
第1部幕間2へ←
→幕間へ
適当RPG「3rd edition」に戻る
適当RPG【3rd edition】リプレイ
【第2部】 心優しき迷宮
第1話 VSファズボール
ロウニン 戦うことなく帰還する
ブリス@GM : 「おめでとうございます。あなた方を、我が『城塞』の正規兵として迎え入れましょう」
ブリス@GM : 「正規兵の特権として、『転職所』『錬金館』『使い魔』が使用可能となります」
GM : では、今回から皆様は「心優しき迷宮」に挑むことになる…で、よろしいですね?
クレース : はい。
アリス : 問題ありませんわ。
次の迷宮に挑むことになったサードパーティ。しかし、今までとは異質なダンジョンが彼らを待つ。4層でヒントを聞けるはずが、うっかり深く潜ってしまい……?
そしてシャボン玉が飛んだ。
今回の参加メンバー
アリス 戦士/レベル5 HP31 MP0 TP6 |
ロウニン 戦士/レベル5 HP29 MP0 TP6
|
ニイ 野伏/レベル5 HP26 MP16 TP6
|
クレース 僧侶/レベル5 HP22 MP22 TP6
|
ゼファー 吟遊詩人/レベル5 HP17 MP20 TP6
|
カイマ 魔法使い/レベル5 HP15 MP30 TP6 |
ポンペイ カイマの使い魔 |
|
|
◆出発前◆ カイマの使い魔紹介コーナー
カイマ : 今日から使い魔オッケイなんですよね。
GM : うい。
ニイ : 「カイマの使い魔…。コレ……」(ウサギの耳をつかんで無造作に持ってる)
カイマ : 「はっはっは、なんか耳が痛いと思ったらニイが持っていたのか」(笑)
ニイ : どさ(無言で離す)
カイマ : 「紹介しよう! 今回からデビューする俺の使い魔だ!」
アリス : 「ウサギ……
いい、非常食ですわね」(にっこり)
カイマ :
「食うな!? 食うな!?」
ニイ : 「大丈夫。
食べてもまた捕まえるから……」
カイマ :
「ニイさんそれ解釈違いませんか!?」
ニイ : 「……そうなの?」
カイマ : 「使い魔っつーのは、俺の相棒なんだぞ!」
ゼファー : 「友達いないんだな…」
GM : 名前はメンチ?(笑)
ゼファー : だんごかも(笑)
カイマ : 「ちゃうわ! ポンペイだ。よろしく」
アリス : 「ポンペイ……溶岩に沈みそうな名前ですね」(何)
クレース : 「なんでそんな
珍妙な名前にしたんだ……」
カイマ : 「そしてファミリアクリスタルを買った。ウサギにちなんでボーパルバニー様だ」 ポーション買っちまって、スモッグは届かなかった……。
ニイ : (ツボに入ったらしく、ポンペイの耳を持ち上げたり落としたり)
カイマ : 「ヤメテー!? 俺の耳も痛いからヤメテー!?」(涙)
ニイ :
「……おもしろい」(ぼそ)
カイマ : 「しくしく」
クレース : 「今だけ同情してやる……」
カイマ : 「それは耳に? 金に?」
クレース : 「耳だろうな。何、感覚共有の不便さをたまたまよく知ってるだけだ」
ニイ : 「カイマ、耳、赤く腫れてる…。どうかしたの?」
カイマ : 「……なんでもない」(涙)
ゼファー : 「照れてんだろ」
◆入口◆ 妖精ファの伝承
GM : 心優しき迷宮。それは妖精ファの生み出した…妖精の世界。
GM : ゼファーは吟遊詩人なので、「心優しき妖精」ファの伝承を聞いたことがあります。
クレース : …そういうのを知ってるような吟遊詩人のカテゴリに分類されそうにない(笑)
GM : 人と妖精が合い争い、仲間の大部分を殺されそうになった時…ファの流した涙が、人間たちの侵攻を食い止めた…という伝説です。
ゼファー : 「……ということらしい」(笑)
クレース : 「ほう」
GM : 心優しき迷宮。奇妙な空間です。壁面は上質の大理石で造られており、まるで新品同然の輝きを放っています。
GM : 入り口に入ると…うっすらと、小さな人影が見える。
カイマ : うっすら?
GM : 美しい少女のような外見ですが、その背には昆虫の羽根のようなものが生えている。君たちを見て…物悲しげな顔をして、すうっと消えていった。
ゼファー : 「ありゃ、消えちまった」
ニイ : ばいすとんうぇる……?(違)
カイマ : 「……師匠に聞いた妖精は、なんかもっとこう、
過激なイメージなんだがな」
クレース : 「
素晴らしい英知ですとでも言うのか」
◆玄室A◆ 裏切りのダイス
GM : では、ここからは通常通りにダンジョンダイスです。カイマ→アリス→ニイ→ゼファー→クレースの順で。
カイマ : (コロコロ)
1だ。
クレース : ……
GM :
いきなりダンジョンレベルが1上がるんかい(笑)
GM : 行き止まりの玄室。モンスターですね。現れたのは…
グレムリンが5体。
グレムリン ZL3 MR8 【妖魔の力】《魔弾》
アリス : 「殺してはいけないんですわよね?」
GM : いや、
この時点ではキャラクターはまだ知らない(笑)
ニイ : ダンジョンのルールはまだ知らない…のね。
アリス : ああ、なるほど。知らないのであればしょうがないですわね。
GM : つーか、
それに関する重要なヒントをくれるキャラの出現条件が消し飛んだ(笑)
4層のボスまでたどり着かないといけなかったらしいです(笑)
クレース :
スルーするダイス目健在。
カイマ : どうすんべ(笑)
アリス :
ぶっ殺しちゃいましょう♪
GM : では戦闘開始。グレムリンたちは…5体のうち3体が《魔弾》を撃つ構えです。
ゼファー : 「さっきの妖精の伝説だと、争っちゃいけない気もするんだけどな」
ニイ : 「でも…。やられる前に…やるしかない」
ゼファー : 「そうだな。
降りかかるキノコは払うしかないか」
カイマ : 「キノコちゃうわー!?(スパーン)」
ゼファー : 「ッテ! ならお前はキノコに潰されてろ!」(どげし)
ニイ : 「……毒の胞子は危険、だから」
カイマ : 「ええ、そっちが正解!? 正解なのか!?」
GM : 「降りかかるキノコの代金は払わねばならない」だね(笑)
カイマ :
「キノコ正解ー!?」
クレース : 「誰も、訂正する人間がいない…」(笑)(する気がない人)
アリス : 「まあ、とりあえず……
さ っ さ と 準 備 し ま し ょ う ね ?」(にっこり)
ゼファー : 「も、もちろん。いつでも準備OKだ。なあ?」(汗)
カイマが眠らせ、アリスが刻みます。
GM : 敵は寝てるグレムリン×5。
MR20だけ。
クレース : アリスだけで勝てそうだ。
アリス : (コロコロ)
49?(笑)
カイマ : 「アリス様が細切れにしてらっしゃる」
ニイ : 宝物判定、ボーナスで折れた槍(1000G)。
ニイ : 「武器じゃない。お前の心が折れたのさ……」
カイマ : 「渋いな…」
◆玄室A◆ 深みにはまる
GM : この部屋は行き止まりで、下に下りる階段がある。しかし…
カイマ : しかし?
アリス : ?
GM : 再び、最初に出てきた妖精が姿を現す。
ニイ : 「さっき入る時見た…」
妖精@GM :
「(悲しげに)あなた達も…やはり、わたし達を傷つけるために…やってきたのですね…」
カイマ : 「……待て、どういう意味だ?」
妖精@GM :
「…そうは…させない…!」(姿がかき消える)
ゼファー : 「ちょっと待て! ……って消えちまったか」
アリス : 「……何か勘違いをされたような?」
クレース : 「勘違いでもないような……」
カイマ : 「何かまずったか…?」
GM : 部屋の中は静寂に包まれました。しーん。
ニイ : 「襲ってくるなら…殺すだけ」(ぼそ)
* * *
GM : 階段下りますか?
クレース : 「降りるしかないが…」
ニイ : 「……どうしたの? 先に進まないと迷宮は突破できないよ」
アリス : 「先に進まなければ、何も得られませんし」
カイマ : 「……まあ、そうだな」
GM : ではダンジョンレベル5。アリスさんどーぞ。
アリス : (コロコロ)
1(笑)
ゼファー :
ぎゃー(笑)
GM :
すっげ(笑)
カイマ :
なんだってー!?
ニイ : ……深まる。
ダンジョンダイスの1は行き止まりの玄室。
さらに深い層への道が、今確定しました。
◆玄室B◆ シャボン玉飛んだ
GM : トラップ&モンスター。マジックドレインの罠です。
ニイ : (コロコロ)21で解除。「たいした罠じゃ、なかった」
ニイ : ボーナスは6−2−2で呪われたローブ(1000G)
GM : しょぼ(笑)
ニイ : 「……特にダイス目が。呪われた」
呪われたローブ info:特にダイス目が呪われます
GM : 現れたのは
フェアリーが5体。そして……
GM : 彼女らの傍らに、ピンク色のシャボン玉のような物体がフワフワと2体、浮かんでいます。
ゼファー : 「誰かあんなの見たことあるか?」
カイマ : 「……なんだあ、ありゃあ。
取説に無いぞ」
ニイ : 「《狙撃》してみる?」
クレース : 「敵はフェアリーか。さっきの妖精の言葉も案外間違いじゃなかったな…」
GM : フェアリーたちはクスクス笑いを浮かべながら襲ってきます。戦闘開始!
フェアリー ZL6 MR17 【神々の力】【魅了】《疾風の刃》
GM : ターン開始時にフェアリーの【魅了】が飛ぶ。今回【魅了】を飛ばしてきたのは1体だけだが…
目標はクレースです(笑)
クレース : 特に支障はないような気が…(笑)
カイマ : 無いの?
クレース : 行動しなくても一番影響ないぞ。
しかもクレースの行動はターン開始時の《神の衣》のため、【魅了】より先に行動できました。【魅了】そのものもあっさり抵抗に成功です。
GM : 効かなかったか。では残り4体は《疾風の刃》の構え。
ニイ : 私は今度こそ《狙撃》予定。
ゼファー : この間覚えた《かきゅうばくはつ》かな?
カイマ : 「よしゼファー、修行の成果を見せてみろ! 俺も撃つけどな」(笑)
ゼファー : じゃあ、TP2点使ってフェアリーに爆発を使う。「そっちが撃つよりこっちが早い」
ゼファー : (コロコロ)
達成値25だった。
カイマ : えーと、いくつ潰れたか…
GM : ゼファーの《火球爆発》が飛ぶ。しかし…その前に立ちはだかるように、
さっきのシャボン玉2体が動いた。
ゼファー : 「なに!?」
GM :
シャボン玉は【身代わり】を使用。2体とも爆ぜたが、フェアリーにはほとんど炎が届いていない。ゲーム的には1体が1ダメージ受けただけだ(笑)
ゼファー : 「こいつら、攻撃を妨害するのか!?」
ニイ : シャボン玉、消えた。
カイマ : 同じくフェアリーに火球爆発。『地の底よりたぎる炎の舞を!』
カイマ : TP2点使用で。(コロコロ)
ダメージ32。
GM :
1体だけ潰れた。
カイマ : 「……手強いなあ」
GM : 残りのフェアリーは4体。うち3体は《疾風の刃》の詠唱を続けている。
ニイ : 「……私は《静寂》の方がいいのかも」
クレース : 「強打」の《疾風の刃》を食らうよりは、白兵でダメージを負う方がまだましだ。
ニイ : なら、私が《狙撃》をキャンセルして《静寂》を。TP2点使って思い切り。
ニイ : (コロコロ)
達成値…22。
GM : 3体の魔法を封じ込めた。
ニイ : 「…これで、全ての魔法は封じた」
GM : ち。では敵はフェアリー×4。合計MRは68。
クレース : 仕方ないな…TP2入れる。(コロコロ)…
32(笑)
アリス : TP2入れましょうか……(コロコロ)ま、回らない……
35。
GM :
現在67。あと2点あれば勝てる(笑)
ニイ : 他の白兵参加者は…?
アリス : ……
クレース :
いや…もう白兵はいない(笑)
GM : あれ?(笑)
ニイがやむを得ず魔法《静寂》に回ったため、白兵戦力が薄くなっていたのです。
アリス : むう。
カイマ : 負けた?(笑)
◆玄室C◆ ロウニンの到着
GM : ではフェアリー×5の宝物判定をどうぞ。ファズボール×2もやりたければ、どうぞ?(笑)
白兵で負けたと言ってもダメージは1点。鎧で十分防げます。
2ターン目には、すでに魔法を封じられたフェアリーは倒されるのを待つだけでした。
そこへ……
ロウニン : そうやって宝物探してるところへいつの間にか居る俺。「よーう」
ゼファー : 「うわ、びっくりした。いつの間に後ろに」
ロウニン : 「実はわりと前から居たがな。お前らが今気づいただけで」
ニイ : 「…戦うのに、必死だったから」
ロウニン : 「ん? 今日はナギが居らんのか」
アリス : 「おかげで前衛が不足しています」
カイマ : 「アリス様だけで十分なような…」
ロウニン : 「ンなこと言うなら帰るぞガキ」
GM : で、
ここにも降りる階段がある(爆) どうしますか?
クレース : 「ロウニンがいればなんとかなるだろうか」
カイマ : 「……
命の危機が見えるんだが(汗)」
ニイ : 「…先に進まないと、迷宮は突破できない」
ゼファー : 「ま、行ってみようぜ」
カイマ : 「ボスはやめような? 無謀は勇気とは言わないんだぜ…(遠い目)」
一行は、ついに6層へ――
ニイ : 「何か、出た…?」
GM :
敵はティエンルンが7体、ファズボールが3体。
アリス :
ぶっ。
◆玄室C◆ ロウニンの帰還
ティエンルン ZL8 MR32 【竜の力】【火の息】【火に強い】
カイマ : 「うひい」
ニイ : 「……かなり、強い」
クレース : 「【火の息】は、死ぬな」
GM : ファズボールも3体もいるし…(笑)
アリス : 「逃げられるなら、それが吉かと」
カイマ : 「にげよお」
クレース : …買っておくものだな。転移の指輪を使って部屋から脱出。「指輪よ!」
GM : では、部屋の前に戻った。
カイマ : 「帰りてえ…」
クレース : 「もう転移の指輪はないぞ」
ニイ : 「……どうする?」
クレース : 「戻るか。もう回避手段はない」
ゼファー : 「くそー、いつか見てろよ」
こうして、今回のダンジョンアタックは
主にダイスのせいで、散々な失敗に終わったのでした。そして到着しながら全く出番がなかったロウニン、いとあはれ。
◆帰還後◆ 妖精ファの伝承 その2
カイマ : 「やはりあの妖精に何かあるのだな…」
クレース : 「妨害するようなことを言っていたからな」
ゼファー : 「傷つけに来た。ってあの妖精に言われてから出てきだしたよな……」
ゼファー : 「……まてよ? もしかして…」
ゼファー : 「人と妖精が合い争い、仲間の大部分を殺されそうになった時…ファの流した涙が、人間たちの侵攻を食い止めた……。って、まんま今回の俺たちみたいな感じだぞ?」
カイマ : 「あのボールみたいなのが、涙ってことか?」
ゼファー : 「確かにあんなのにウジャウジャ出てこられたら、進めるわけねえよ」
アリス : 「御伽噺ではなくて事実でしたか……」
カイマ :
ドリルンルンなんて、今のレベルで出会う敵じゃないよう(笑)
GM :
かびるんるんみたいな言い方やめい(笑)
アリス :
何そのD4プリンセス(何)
GM : 中国語で
天龍(ティエンルン)ですよ(笑)
ニイ :
ティエルンルンと読みたくなってしまう(どこのロードス島伝説リプレイの付与魔術師)
付与魔術師(クレース) : 「うっさいわボケッ! オレをあれといっしょにすんな! ドラゴンには変身したけど!」
カイマ : 「…ああ、ニイさ」
ニイ : 「…何?」
カイマ : 「確かに、進まなきゃ前にはいけんかもしれん。だが、止まって考えることも時には必要じゃないか?」
ニイ : 「………」
ゼファー : 「そうかあ? 止まらなくても、前に走りながら考えれば良いじゃん」
ニイ : 「深い層が危険なのはわかった…。指輪のおかげで助かったけど」
カイマ : 「クレースに感謝しねえとな」
ニイ : 「……うん」
ロウニン : 「さて、少年少女が恥ずかしい青春やっとる間に俺は一杯ひっかけてくるか」
クレース : そういえば、まだこのパーティ
ノーダメージ。
GM :
ダメージを食らう=死(笑)
GM :
鎧ガチガチに着込んでるのに、一発くらっただけでパンツ一丁になる…やな世界だ(笑)
アリス :
どこの魔界村ですかそれ(笑)
クレース : 今日、そんな目に、遭いかけました。
ニイ : ……怖いバランス。
GM : ふ…とりあえずみんな。頼むから4層ボスに会って下さい。でないと話が進まん(笑)
ニイ :
ダ イ ス に 言 っ て く だ さ い 。
いやまったく(笑)
第1部幕間2へ←
→幕間へ
適当RPG「3rd edition」に戻る