2007年06月29日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第2部】 心優しき迷宮


第2話 VSスパークのアヒル

  カイマ アリスに「様」をつける






 まずは4層のボスに会わないことには、心優しき迷宮に取り掛かるためのフラグすら立たない。
 まだこの迷宮は始まってもいないのだ。今度こそ4層の最奥に向かうと意気込むパーティは、今回はちゃんとたどり着けるのだろうか。

 ……こういう時につけないのが、このパーティのクオリティのような気もする。
 さあ、結果はいかに……?って、タイトル見れば4層のボスですねそうですね。






今回の参加メンバー


アリス
戦士/レベル5
HP31 MP0 TP6

ニイ
野伏/レベル5
HP26 MP16 TP6


クレース
僧侶/レベル5
HP22 MP22 TP6

ゼファー
吟遊詩人/レベル5
HP17 MP20 TP6

カイマ
魔法使い/レベル5
HP15 MP30 TP6






ポンペイ
カイマの使い魔



◆出発前◆ アリス様生誕祭
クレース : 全開のあらすじ。「お前ら私を何だと思ってたんだ」
カイマ : 全開!?
クレース : あ、前回(笑)
GM : さて、本日は予告通り適当サードですね。
ゼファー : 前衛がちょっといませんけどね(笑)
カイマ : アリス様がいらっしゃれば…100人分ぐらいは!
アリス : 様なのか(笑)

 こうして、アリス「様」が誕生しました。


GM : 5人で逝きますか?
クレース : まずは4層のボスに会おう!?
GM : 会いましょうねー(笑)
カイマ : 最初に1を出さないことですのう。
ゼファー : 難しいな(笑)
カイマ : 難しいのか!?
クレース : とにかく分岐の6か3を出せば。
ゼファー : 誰が?(笑)
アリス : 誰でしょうね?(意味深)
ニイ : 「今日のポンペイには、何、入ってるの?」
カイマ : 「おう、今日のポンペイは…金が無いので。またバニーで。フェアリーは届かん…」



◆玄室A◆ 運命のファーストダイス
GM : 「心優しき迷宮」…ダンジョンレベル4からスタートです。

 最初はニイの番からです。


ニイ : (コロコロ)なら……3。
カイマ : すげえ、3だ(笑)
GM : 扉が2つある玄室。
クレース : これで大丈夫そうだ。よほど運が悪くなければ。

 ダンジョンのルールでは、行き止まりにならないと下の階への階段は出現しません。分岐が増えれば4層のボス部屋にたどり着ける可能性が上昇するのです。
 しかも部屋にあったのはマジックドレインの罠。モンスターにも遭遇しません。
 まだ迷宮の仕組みを知らないパーティにとって、これは運が良いと言えましょう。



ニイ : あの変な球が出ないのはいいこと、かも。
ゼファー : このまま出なきゃ良いのにな。






◆玄室B◆ ウサギを我が手に

 しかし、次の部屋ではモンスターと遭遇してしまいます。


GM : ボーパルバニーが5体出た。

ボーパルバニー ZL6 MR14 《狙撃》


カイマ : ポンペイの中身が!
クレース : ウサギか…
ニイ : 「……ウサギの足」(ぼそ)
カイマ : 「ひいいっ。し、しかし、必要なのだから、し、しかたがな…い」

 ウサギの足は、ファミリアの触媒として必要なのです。


GM : 戦闘開始でいいかな?
クレース : 「《狙撃》を回避しよう」
カイマ : 「眠らせるか?」

 カイマの《眠りの雲》で2体。ゼファーの《眠りの雲》で2体。そしてニイの《狙撃》で1体。ボーパルバニーの《狙撃》は封じられました。


ゼファー : 「眠らせたウサギの数は一緒か…。こりゃ、魔法でカイマを越える日も近いな」(笑)
カイマ : 「……うわ、ゼファーに超えられるのか俺」(汗)
クレース : 「お前は何になるつもりでいるんだ」
ゼファー : 「もちろん。騎士に決まってんじゃん」
クレース : 「騎士になるというわりに最近は魔法ばかり習得していくような…」(ぼそ)
アリス : 「ふう……あとは、白兵で、ですか」

 アリス様ひとりで潰しました。


ニイ : 「私が狩るまでもなかった」
GM : 眠りこけているいたいけなウサギを屠るために…ぐしゃ(笑)
GM : ではボーパルバニー×5の宝物判定を。
クレース : 「ウサギの足、いるんだったか?」
ニイ : 「ポンペイの足じゃ、触媒にはならない?」
ポンペイ : 「ふるふるふるふるふる」
カイマ : 「駄目! この子は駄目! 絶対駄目!」
ニイ : (コロコロ)「……12でウサギの足、みつけた」(ごりごりごり)(何)
ゼファー : 新たに身につけたニイの趣味。それがカイマいじりだったのだ!(何)



◆玄室C◆ 親切なトラップ
GM : 妖精の姿が出現し…君たちを恨めしげな目で見つめる。
クレース : 「またか…」
ニイ : 「………」
妖精@GM : 「あなた達も…わたし達を根絶やしにするために…」
ニイ : 「……あなたは、何?」
妖精@GM : 「それだけは…嫌。嫌。嫌ぁ…」(姿が消えていく)
ニイ : 「また……消えた」
ゼファー : 「人と話するときは、ちゃんと最後まで言ってけ〜。…まったく、失礼な奴だな」
クレース : 「…反応が一方通行。幻影…?」
カイマ : 「っぽいよな、どうも」
アリス : 「ですが、何故戦いのたびに現れるのでしょうね?」
ゼファー : 「ウサギ食べたかったとか?」
ニイ : 「……肉食のウサギ。食用には向いてない」
カイマ : 「草食も駄目だぞ! 特にうちの子は駄目だぞ!」
クレース : (ポンペイはパーティの空気におびえている!)

 次なる部屋にあったのはクロスボウの矢の罠。モンスターではなかったおかげで、例のシャボン玉、ファズボールは出現しないで済みます。


ニイ : (コロコロ)14だから……解除は成功(汗拭く)
ゼファー : おつかれさん。
ニイ : ボーナスダイス、2−1−1でHPポーション×3(爆) クロスボウの矢の罠の奥にしまってあった?
GM : さっきから1ばっか(笑)
クレース : 随分親切設計な罠だ。
ニイ : ……罠で怪我したらこれで治しなさい?



◆玄室D◆ スパーク君てば
GM : んでは…元来た道を戻り、反対側に行くと最後の部屋(笑)
ニイ : 最初から、こっちの道に来てれば。
GM : ゲーム的にはどっちでも一緒だが…(笑)
カイマ : それは言わないお約束なんだぜ……
GM : 入りますか? なんとなく金メッキの扉だが(笑)
GM : 扉の向こうからは、何やら湯気が吹き出てるのが見えるよ(笑)
クレース : 湯気…?
アリス : 湯気……カップ麺でも作っておいでなのでしょうか?
ゼファー : 入る(笑)
GM : 中に入ると…黄色い液体に満たされた池があり、湯気はそこから出ていたようだ。そして…
???@GM : 「スパッと登場〜♪ スパッと解決〜♪」
アヒル@GM : 「怪・傑・ス・パァァァァァァァァァッッッック!!!!」
アヒル@GM : 「…の、アヒル」(ぼそ)
GM : 現れたのは、何ともユーモラスな、ローブをまとった二足歩行のアヒル。
アリス : 「……」
クレース : 「ボス、だが」
カイマ : 「つまり、アヒルと」
ゼファー : 「アヒルじゃないよ、カエルだよ♪」(笑)
アリス : あびる優?(違)
ニイ : 「スパアック? あなたがここのボス?」
スパークのアヒル@GM : 「ガァー! ガァー! スパークのアヒル! 魂のコンサルタント! 御用はいつでも承ります!」
クレース : 「まったく…このダンジョンは一体何なんだ。妖精やらアヒルやら」



◆玄室D◆ 心優しき迷宮
スパークのアヒル@GM : 「ウィ、マドモワゼル。わたくしこそが、心優しき妖精ファの支配するこのダンジョン、地下4階のボスなのです。ガァー!
ニイ : 「心優しき……『妖精』?」
アリス : 「さっきの……?」
スパークのアヒル@GM : 「心優しき妖精ファが作り出した妖精の世界なのです!」
ゼファー : 「へー、こういうのが妖精の世界なのか…」
カイマ : 「……そういえば。昔人間との戦いを止めたんだっけか。その妖精さん」
ゼファー : 「昔話ではそうなってたな」
カイマ : 「めっちゃ怒ってたけど」
アリス : 「怒っていたというか、何というか……」
ニイ : 「……悲しんでた」
スパークのアヒル@GM : 「心優しき妖精ファは、度重なる戦に傷ついた仲間のため、悲しみの涙を流し、彼らは救ったのです。その力は未だに健在なのです。ガァー!
カイマ : 「……涙」
スパークのアヒル@GM : 「あなた方も我を殺しに来たのでしょうが…そうは参りません。ファの涙が我ら妖精を守護する限り、我らを傷つける事かなわぬのです!」
クレース : 「守護…あれか」
カイマ : 「妖精さんが悲しんで、涙が護って……攻撃する俺達を阻んだのは、あのシャボン玉で」
アリス : 「涙という名のシャボン玉、と言うことでしょうかしら」
スパークのアヒル@GM : 「この世界は、我ら妖精の一族を保護するためのもの! 無粋な人間どもの侵略には、断固として刃向かいますでしょう!」
カイマ : 「そもそも、侵略ってどういうことよ…」
ゼファー : 「んー…」
ニイ : 「私達…の目的は。ボスを殺す、こと?」
アリス : 「迷宮の制覇が第一目標、でしたかしら。別にボスを殺すことが目的ではありませんでしょう?」
ニイ : 「……うん。なら、この、心優しき妖精の迷宮を突破する条件は……」
ニイ : 「妖精の涙を止める、こと?」
カイマ : 「……かな?」
クレース : 「ボスを倒すよりもその条件を満たすことの方が正解らしいな」
スパークのアヒル@GM : 「ガァー! まさしくその通り! 過去今まで、この迷宮を突破した冒険者は何人もおりますがぁ…未だかつて、ファの涙を止めた者はおりません!」
クレース : 「…よくあの『涙』が出現する中、突破できたものだ」
スパークのアヒル@GM : 「ガァー! 伝承によればぁ…彼女の涙を止めた者のみが、彼女の真の信頼の証を得るといいます」
ゼファー : 「傷ついた仲間のために泣くんだったら、仲間を傷つけなければ良いんだろ?」
アリス : 「……戦わずに、ここまで辿り着け、と言うことでしょうかしら」
カイマ : 「ボスはどうなんだ?」
クレース : 「ボスの場合、『次の戦闘』は存在しない。それでもともかく、ボスとも極力戦わずに済ませてみよう」
スパークのアヒル@GM : 「もっとも。ファは悲しみの記憶を得ることすら拒み…一定時間ごとに己の記憶を消去することを条件に、この迷宮を創造したのです。ガァー!
クレース : 一定時間ごとにリセット…「迷宮に入るごと」に、ぐらいか。



◆玄室D◆ 真なるエリクシル
スパークのアヒル@GM : 「なんともはや、あなた方はノンビリしてらっしゃいますな。たいていの冒険者は、わたくしの持つポーションの山を見て襲い掛かってきますガァー
ゼファー : 「ポーションの山…?」
カイマ : 「黄色い液体しか見えねぇけど!?」
スパークのアヒル@GM : 「これは我が魔法薬学の成果の証! ブッバの健康温泉!
カイマ : 「…健康な色ダッタノカ!?」
スパークのアヒル@GM : 「寝る代わりにHPが全快するのです。ガァー!」
カイマ : 「ソレは便利!」
GM : ここにしかないがね(笑)
スパークのアヒル@GM : 「最近の自信作はコレ。我がぷりちーべいべーです、ガァー!
カイマ : 「ちっさいアヒル…」
クレース : 「話を聞く価値があるのかどうかわからん薬とアヒルだな…」
ニイ : 「いろいろある。毒消し、ハイHPポーション、ハイMPポーション、エリクシル、ソーマ……」
ゼファー : 「ニイ! 今何て言った!?」
ニイ : 「……毒消し?」
クレース : 「エリクシル……」
カイマ : 「伝説の霊薬だな。よもやこんなところで拝めるとは」
スパークのアヒル@GM : 「わたくしは魂のコンサルタント! 霊薬の調合に関する造詣も深いのです、ガァー!
ゼファー : 「そうか…、どうしても欲しいポーションがあるんだけど、もらえないかな?」
クレース : 「タンニン酸やらスペインの塗り薬やらを材料に使う薬に聞き覚えは?」
スパークのアヒル@GM : 「エリクシル! 旧時代にて調合された真なるエリクシルの事ですな!」
クレース : 「………真なる、というと?」
ニイ : 「ここにあるのはニセモノってこと?」
スパークのアヒル@GM : 「月日が流れ、真なるエリクシルは量産が利かないのを理由に廃れました。後学の錬金術師たちが創造したのが、力を弱める代わりに高価な素材さえあれば複製可能なエクストラポーション! すなわち今あるエリクシルとソーマの事です。ガァー!
カイマ : 「旧時代のヤツって、世にもおぞましい材料でできてるんだろ?(汗」
スパークのアヒル@GM : 「おぞましいとは! いずれも魔術的な要素をそろえたすばらしい素材ばかり! スライムのひき肉よりはずっといいものです!」(笑)

ニイ : 「スライムに、肉……」
クレース : 物理的に無理ぽ。


クレース : 「ここにあるのは効果を似せただけの代物ということか…」
ゼファー : 「なんだ偽物なのかよ…。」
スパークのアヒル@GM : 「しかし、真なるエリクシルの話などすでに伝説! いったいどこでその話を?」
クレース : 「ある文献で少し、な」 ……恥ずかしくて言えるか(笑) ←テオ語録(笑)
スパークのアヒル@GM : 「いかに錬金術の造詣深しといえど、今となっては失われた素材のみでしか為しえぬ真のエリクシル! さしものわたくしでも調合することはかないません!」
スパークのアヒル@GM : 「しかしながら、です」
スパークのアヒル@GM : 「我らを召喚し、使役する主ならば…ご存知やもしれませぬガァ!
クレース : 「この迷宮の主ならば、あの妖精ということになるが…」
スパークのアヒル@GM : 「ノンノン。我らの召喚主とは! この迷宮のみならず、数多の迷宮にて、城塞の封印を施した張本人の事ですガァー!
カイマ : 「封印、だあ?」
ゼファー : 「そんな奴がいるのか!?」
スパークのアヒル@GM : 「ご存知なかったのですガァ?」(笑)
ゼファー : 「ご存じなかった」(笑)
ニイ : 「……考えたことも、なかった」
クレース : 「どうあってもこの街からは出られないとしかな」
アリス : 「つまり、この迷宮もとっかかりに過ぎない、と?」
スパークのアヒル@GM : 「確かに…未だに城塞の冒険者は、我らが召喚主の創造した迷宮の入り口にすらたどり着けた者はいないと聞きますガァ
クレース : 「手がかりは見つかったが、目的地まではずいぶんと遠い道のりらしいな…」
ゼファー : 「道がわかったんなら、後は行くだけ。道がわかんないよりは、簡単になったじゃん」
クレース : 「お前は本当ーーに単純明快だな」
アリス : 「でも、事実ではありますわよ?」
ゼファー : 「そうそう」(笑)
アリス : 「先のことは考えすぎても仕方ない気もしますけれどね」



◆玄室D◆ 約束の証
カイマ : 「ま、その前にこの迷宮だな」
スパークのアヒル@GM : 「ついに戦うのですかなガァ?」(笑)
ゼファー : 「え、戦うのか?」
ニイ : 「……戦いたいの?」
スパークのアヒル@GM : 「痛いの嫌」(きぱ)
アリス : 「戦っちゃ駄目なんでしょ?」(にっこり)
クレース : 「涙を止める話していた矢先だからな」
ニイ : 「……敵を殺さないで突破するなんて、思いもしなかったけど」
ゼファー : 「そんな時があっても良いんじゃねえの?」
カイマ : 「戦うだけが、進むことじゃねえさ」
ニイ : 「(不思議そうにゼファーとカイマを見てる)」
アリス : 「戦わなければ生き残れない」とも言いますが(何)
カイマ : 「どんな修羅道だよそれ…(汗)」
アリス : 「戦士の道は修羅の道と申しますから」

クレース : 「優しくなければ生きている価値はない」ともどこかのダンディが(ry


カイマ : 「それより、さっきのちびアヒル見せてくれよ」
スパークのアヒル@GM : 「これはマイプリチーベイベーです! それなりの代償(5000G)を支払って貰わなければお譲りできませんガァー!
カイマ : 「う、うちの子と同じようなものかっ!?(ガーン)」
GM : そんな訳で、スパークのアヒルとの戦闘は避けられそう、だが…
GM : 再び、先ほどの妖精ファが姿を現した。
妖精ファ@GM : 「…アヒルさんを…殺してない…?」
アリス : 「戦うだけが戦いではありませんから」(さっきと言ってること違う)
妖精ファ@GM : 「…何のために、ここに来たの? わたし達を皆殺しにするためじゃ?」
ゼファー : 「違う。もっと先へ進むためだ」
クレース : (「どうやら今度のは会話が出来る相手らしいな……」)
スパークのアヒル@GM : 「記憶を毎回消去しているのです。何度会っても、ファはあなた方のことをすぐに忘れてしまいます…それが召喚主との契約です」
アリス : 「忘却は神の与えたもうた最大の賜物、ですか。わかってはいても、寂しい話ですね」
ニイ : 「……思い出さない方が幸せなこともある」
カイマ : 「まあ、その、もう虐めないから。泣くな」
妖精ファ@GM : 「…ディドロが言っていたのと、違う…ディドロ…嘘を言っていたのかしら」
アリス : 「ディドロ? それが召喚主のお名前?」
スパークのアヒル@GM : 「ウィ、マドモワゼル…『迷いを奏でる者』ディドロ。それが我らの主の名」
クレース : 「何を吹き込まれた?」
妖精ファ@GM : 「妖精を皆殺しにするために、人間がやってくる。侵略から身を守るために…わたしの力が必要だ、って」
ゼファー : 「ふーん。どこに対する侵略から、守らせるつもりだったんだろうな…?」
妖精ファ@GM : 「…どうしよう。あたし…あなた達のこと、忘れたく…ない」
カイマ : 「また会えるさ」
アリス : 「忘れてもいいですよ。忘れるなら、その数だけ出会えばいいのですから」
ゼファー : 「嫌な記憶を消すために、そうしてるんだろ? だったら、アンタに涙を流させないで、たどり着いてやるさ」
アリス : 「だから、何も心配しないで」
妖精ファ@GM : 「……そうだわ」
GM : ファは、ほのかに輝く小さな水晶体を取り出した。
妖精ファ@GMM : 「わたしはすぐにあなた達の事を忘れてしまう。でも…あなた達がこの迷宮を突破した時、あなた達が優しい人間だという事を思い出せるように…これを…受け取って」
アリス : 手を伸ばして受け取る。
GM : 妖精ファの瞳を手に入れた!
カイマ : 目ーー!?
GM : 「瞳」というのは、高貴な妖精族が持つ宝石の総称だと思って下さい(笑)
クレース : 雑魚のフェアリーの宝物判定時の想像がスプラッタではなくなった。
アリス : 「これが、わたしたちがあなたと出会ったという証。時が流れても消えない約束」(微笑む)
ゼファー : 「ほー、へー」(アリスの手の中をのぞいてる)
妖精ファ@GM : 「ええ…約束…約束よ…」(微笑んで、姿を消す)
ニイ : 「………」
スパークのアヒル@GM : 「…信じられない。ファのあのような笑顔…初めて見ました」
カイマ : 「戦いたくないのは、どちらも同じなのさ」
アリス : 「笑顔を見せてもらえるように、していた? きっとね、あなた達も彼女を縛っていたのだと思うわ」
スパークのアヒル@GM : 「…そうかも、しれませぬな…」
アリス : 「だから、次からは一緒に笑ってあげましょう。笑顔は笑顔を呼ぶもの、幸せと共にね」

アリス : だからいつも笑顔なのです、とかぶち壊しだ(何)
ニイ : それは怖い方の笑顔(爆)
クレース : たまに仄暗い微笑みだったりするけど(笑)





◆玄室D◆ フラグは立っていた
スパークのアヒル@GM : 「あなた方なら、ファを苦しみから解き放つことができるかもしれません。しかしそれは…『ディドロ』に目をつけられるという事。他の冒険者よりも更なる苦難を受け入れねばならないという事です!」
ゼファー : 「ちっ。心の狭い奴だ」
カイマ : 「望む所じゃねえか」
アリス : 「神よ、我に七難八苦を与えたまえ、とはどなたの言葉だったかしら」
GM : では…スパークのアヒルとの交渉は成功。ファズボールも出現しなかったので、フラグのひとつは達成できました(笑)
カイマ : おお、そういえば。
クレース : 確かに…ここ4層は突破したことになるわけか。
GM : はい、4層は突破ですね(笑)
ニイ : 敵を倒さなかったわけじゃないから、誤魔化したようにも見えるけど(苦笑)
GM : ファズボールが出てこなければいいので(笑)

カイマ : で、ベイベーちゃんはどうする?
GM : 5000Gも持ってる?(笑)
クレース : 無理言うな(笑)
ゼファー : 合わせても厳しいなあ(笑)
カイマ : ……ごめん、俺が悪かった。


ニイ : 「……心優しい」
ニイ : 「……違う。私は優しくなんてない。必要だからそうするだけ」(ぼそ)
カイマ : 「…そうか?」
ニイ : 「(聞かれてた…?)……何でもない」
カイマ : 「あ、ああ、すまん」
ニイ : 妖精に優しい言葉をかけられるカイマ、ゼファー、アリスが眩しすぎるのです。
アリス : 「強くなければ生きられない、優しくなければ生きている値打ちがない、でしたかしら」
ゼファー : 「あ、それテオの言葉だろ。何回も読んだからなー、覚えてる」(笑)
GM : テオ語録だったのか!?(笑)
クレース : 本当に恥ずかしい書物になりつつある例の語録。



◆帰還後◆ アリス様の伝説
GM : 今回はアリスが珍しくいい人でしたね!(爆)
ゼファー : しばかれてばかりのゼファーには、さぞ珍しく写ったことでしょう(笑)
ニイ : 珍しく(笑)
クレース : 珍しく(笑)
アリス : ……
アリス : 珍 し く ?
ゼファー : ゼファーは逃げ出した(笑)
アリス : ぶん、とか斧を投げてみた(何)
ゼファー : ぎゃー!(バタ)
カイマ : 「アリス様、素晴らしい演技でしたな」(カクカク)
アリス : 「 演 技 ? 」
カイマ : 「あそこまで手のひらを返すとは、俺近くで見ていて面食らってしまいましたよ…」
GM : うわー(笑)
ニイ : (傍観者)
クレース : (同じく傍観者)
カイマ : 「む、なんだ? 何故皆離れていくんだ?」
アリス : ずしゃ、と斧を拾い上げて、ずんずん、と近づく。その姿は零式斬艦刀を放つときの零式のようで(何)
カイマ : 「……アリス様? その鬼のような形相は…?」
ゼファー : (ふふふ、秘技“やられたフリ”。見よう見真似だがうまくいったぜ)
アリス : ゼファーを踏んづけてカイマに近づく(何)
ゼファー : ばれたー(笑)
カイマ : 「ひい!?」
アリス : 「誰が、珍しくで、誰が演技だと?」(にっこりしつつ足元のゼファーをぐりぐり)
ゼファー : 「……ガクッ」
アリス : 「演技であんなことは言いませんが?」(すごい真顔で)
カイマ : 「……じゃあ、普段が演技? それはないか!」
アリス : 無言で斧の背で殴った。ええ、そりゃもう容赦なく。
カイマ : 「がごふあっ!?」
GM : カイマは にくかい になった(笑)
カイマ : 「……ぐふぅ、ポンペイ、俺はもう駄目だ。お前だけでも逃げろ……ガク」
クレース : ウサギも動かなくなったが。【それに答えるものは、(いろんな意味で)なかった――】

ニイ : 「今日のHPP3本は、今この場で使ってしまうことになりそう……」
クレース : 「そもそもこいつら飲める状態なのか…?」






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