2007年07月14日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第2部】 心優しき迷宮


第3話 VSフェニックス?

  ニイ ますらおの鎧をかっぱぐ






 ルールに大きな変更が加わった。
 ひとつは奇襲ターンの扱い。第1ターンとして計上されるようになった。これにより、奇襲された時の《狙撃》はできないように。
 また、ダンジョンのイベントが「トラップ&モンスター」だった場合、罠の解除は戦闘中に行動を消費して行わなければならないこととなった。

カイマ : 不便な世の中になったもんだZE
ニイ : ん、でもわりと納得な変更。不利にはなるけど。






今回の参加メンバー


アリス
戦士/レベル5
HP31 MP0 TP6

ニイ
野伏/レベル5
HP26 MP16 TP6


クレース
僧侶/レベル5
HP22 MP22 TP6

ゼファー
吟遊詩人/レベル5
HP17 MP20 TP6

カイマ
魔法使い/レベル6
HP17 MP31 TP7






ポンペイ/フェアリー
カイマの使い魔



◆出発前◆ カイマとポンペイとフェアリー

ニイ : ………。(キャラクターシートを見てショックを受けている)
ニイ : 経験点が……1点足りなくてレベルアップしてない……


GM : 今日は5人でいいかい?
クレース : ボスとの戦闘が避けられないと…少人数は困ります(笑)
GM : 正直、ボスと戦わないセッションは稼げない(笑)
ゼファー : 5人でいってみますか(笑)
GM : で、前回なんですが、装身具「妖精ファの瞳」をゲットしました。
カイマ : 効果が何かあったけな。
GM : 装備していると――データは作ってなかったんですが――ファズボールの出現数を半分に抑えられるということで(笑)
アリス : ゼロにして欲しい……
GM : だめ(笑)
ゼファー : 劇画調の顔になるとかじゃなくて、良かったな(何)
クレース : 「カイマ装備で」(笑)
カイマ : 「俺なのー!?」
クレース : 「私やニイが装備してどうするんだ」
カイマ : 「師匠が言っていた。下手にイベントアイテムを持って下手に遅刻なんかすると『力ずくでも奪い取る』されると」
クレース : ………
カイマ : 「あくまでたとえだ。そんな人でなしは世の中にいないだろうさ」

 そういえば、そんなこともありました(笑)


ゼファー : 「ま、いいや。で、今日はどこ潜るんだっけ?」
クレース : 「5層だろうな」
カイマ : 「ファちゃんの迷宮を、一刻も早くクリアしてやろうぜ」
ゼファー : 「よっしゃ! ドンと来いだ。あ、いや、ドンドン来るとまずいのか…」
カイマ : は、使い魔どうすんべ。
ニイ : 「……ここにいる」 つ 耳
クレース : 「フェアリーを入れられるか?」
カイマ : 「金の3分の2ほど使うが入れられないことは無いんだぜ」

フェアリー:セッション中、あなたのTPを3点増やす



 大金をはたいてフェアリーのファミリアクリスタルを用意したカイマ。これがまさか、まったくの無駄になってしまおうとは、この時誰も思っていなかったのです。


カイマ : 「半額でも高ぇぜフェアリーちゃん。……貢ぐ男とはこういうもんか」

 これがまさか……まったくの無駄になってしまおうとは(笑)





◆玄室A・B◆ トラップ トラッパー
GM : 「心優しき迷宮」5層目です。
GM : ゼファー→アリス→クレース→ニイ→カイマの順で。
ゼファー : 俺がトップか…、やばいな。(コロコロ)おーっと、ちょっと怖かった。フロアダイスは2。

 先へ進む扉のある玄室。6層に降りてしまう危険は避けられました。スタナーの罠がありましたが、ニイが軽々と解除します。


GM : ではボーナスダイス。いつも最後のダイスが1のボーナスダイス(笑)
クレース : …言うな、言霊が発動したらどうしてくれる(笑)
GM : ひひ。(笑)

♪あの野伏のボーナスダイスいつも1
――「Cコインが手放せない」byカイマ 絶賛発売中(違)【mixi】



ニイ : 2−2−で紅蓮のローブ(3000G)
GM : なにい!?(笑)
カイマ : なんだってー!?
アリス : 何故驚く(笑)



 さて、一本道。まだ下の層に降りてしまう危険性をはらんだダイスです。


GM : では次の方。アリスどうぞ。ここで1振るとやっぱり下の階に直行だ(笑)
クレース : これには毎回緊張させられる…(笑)
カイマ : 1なんてそうザラにはでねぇよ(笑)
ニイ : 今、言っては、ダメ。…出るから。

アリス : ……
クレース : ……
カイマ : ……
ニイ : ……ほら。


GM : 1が出たか(笑)
カイマ : ごめんなさい(しゅん)

 部屋に設置してあった落とし穴の罠は《飛行》の呪文により自動回避。
 そして彼らの前には下の階層へと続く階段が口を開けているのでした……。



ニイ : ボーナスアイテムは呪われたローブ。
アリス : トウニ呪われていますけど(何)


※オマケ
「Cコインが手放せない」 by-カイマ
♪気がついたら同じクリスタルばかりしてる そして同じ使い魔使う
 あきらめずに同じダンジョンに挑戦するけど すぐに1−6コンボ

♪《火事場泥棒》があれば 楽に宝物ゲットできるけど
 何回やっても何回やっても Cコインが手放せないよ

♪あの野伏のボーナスダイスいつも1
 雑魚戦を当てにしてみたけど トラップばかり出番ナシ
 《和平交渉》試してみたけど 奇襲を食らっちゃ意味がない

♪だから次は絶対勝つために 巨大な金貨だけは最後までとっておく







◆玄室C◆ トラッペスト

クレース : フェニックスはちょっとつらそうだ。
ゼファー : 幻魔拳とか撃ってくるもんな(笑)
クレース : お前のフェニックスの認識は何だ。
ゼファー : コレ。『テオ語録』 (イスト : 「付録の幻獣図鑑だが?」)(笑)
クレース : またそれか……

 下へ行く階段の前で思案に暮れるパーティです。現状の総合力では、6層のボスを倒すのは厳しいと考えているからです。


クレース : 提案。戻ろう。
ニイ : ……今なら戻っても、もう一度来る時間はある。

 罠ばかりだったため、ほとんど時間を消費していなかったり(笑)


カイマ : ちょっと待て。今戻ると俺のフェアリーちゃんどうなる?
GM : 無駄になる(笑)
カイマ : しくしくしく
クレース : …ボス手前で戻るという手もある。
カイマ : つぎの部屋の戦闘でTPぶっこまね?
クレース : じゃあ、それで(笑)

 次の部屋も、トラップでした(笑)


GM : フェアリーは無駄になったようだ(笑)
カイマ : ふ、忘れているな。《瞬間移動》で一度戻れば。
GM : というか、カイマはその魔法を使えるのか?(笑)
カイマ : できねえな!(笑)

 * カイマは レベルが 足りない *


ニイ : 罠の解除。(コロコロ)……14。ぴったり……危なかった。
ニイ : ボーナスは1−3−。禍のメイス。この迷宮呪われてる……

♪あの野伏のボーナスダイスいつも1
――「Cコインが手放せない」byカイマ 絶賛発売中(違)【mixi】





◆玄室D◆ 選択肢 『戦う』 →『盗む』
GM : 全然モンスター出なかったね(笑)
クレース : この迷宮的にはいいことなんだが…
ゼファー : やっぱり金とは無縁なんだな俺たち(笑)
カイマ : で、どうするか…

 ここで再び思案モードに入ります。フェニックスと……戦うか。戦えるか。


クレース : 転移の指輪がまだひとつあるから、やるならフェニックスに当たってみることもできる……。
クレース : 雑魚がクーフーリン×5、MR24、【妖魔の力】持ちで《火球爆発》。
アリス : 雑魚で死ねそうですが。
クレース : フェニックスはMR80、【神々の力】持ちで2D+10の【炎の息】。
ゼファー : クーフーリンかー、こいつら結構良い物持ってんだよなあ……。
ゼファー : 戦わずにかっぱらえねえかな?
ニイ : 《火事場泥棒》できるけど……指輪も高いよ?
ゼファー : 始まった瞬間の油断したところをしゅっとやって、指輪で逃げる。ますらおの鎧が手に入れば、プラスは出るけどなあ……(笑)
ゼファー : あ、なんだ。ニイに俺が続けば良いんじゃん(笑)

 決まりました。


カイマ : どちらにしろフェアリーちゃんは無駄ってオチ(笑)



◆玄室D◆ 火事場泥棒は鎧も脱がす
ゼファー : 「たのもー」(バーン)
GM : では、赤熱する扉をくぐると、真っ赤に燃え盛る巨大な不死鳥フェニックス。そして槍を構えた銀色の鎧を着た妖騎士らがお出迎え。
GM : 敵はフェニックス、クーフーリン×5!
カイマ : 「さて。逃げるぞ」(笑)
カイマ : 「野郎ども、ずらがるぜ!」
クレース : ニイ、ゼファー、後は任せた。そして有無を言わさず転移の指輪を!
GM : 逃げた(笑)
ニイ : 《火事場泥棒》(コロコロ)13で成功。宝物判定にTP1点使う。

カイマ : 全部使えば?
ニイ : …そんな無駄なことはしない。
カイマ : 使わずとも楽勝なんだ(笑)


ニイ : 20オーバーでますらおの鎧。
ゼファー : 「こういうのは得意分野だぜ!」 ニイに続いて《火事場泥棒》(笑)
ゼファー : (コロコロ)21と言って、芸術的にかっぱぐ。そして、TP3点使って宝物判定。(コロコロ)31でますらおの鎧をゲットだぜ(笑)
クレース : ……2人とも、何でこういうときに無駄にダイスが輝いているんだ。
GM : では、ますらおの鎧(2500G)×2をふんだくった(笑)
アリス : ますらおの鎧を……かっぱぐシーンを想像。いやーん、まいっちんぐとか言ってるクーフーリンが浮かんだ(爆死)
クーフーリン@GM : 「いや〜ん、まいっちんぐ」(笑)
ニイ : 「言った……」
カイマ : 「……変な声聞こえたぞ」
アリス : 「……言いましたね」
GM : クーフーリンは男だが(笑)
クレース : 指輪で立ち去る冒険者の耳に最後に届いた声が「いや〜ん、まいっちんぐ」(爆)

 こうして、今回の冒険も終わったのでした。本当はすぐに戻ってもう一度なら潜れる、という話をしていたのですが――この直後に、ニイのPLの地域が停電に見舞われてしまい、プレイ続行が不可能になったためです。ダンジョンを脱出した後なのが唯一の幸運と言えましょう。



ニイ : お金には、なった。
GM : 経験点は、一人あたま14点です。
アリス : 今度はこっちがあと1点……
ニイ : 惜しい。






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