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【ダンジョン日報2’】 第8号 07年04月06日

『来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに』


来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
     焼くや藻塩の 身もこがれつつ

 東方に伝わるという、来ない人を待つ歌らしい。
 そして今日。ラストダンジョンに挑もうというのに、重要アイテムを持っているジンが、まだ来なかった……。

ティア : 「まーまー。もしジンさんとセニアさん来なかったら、『ころしてでもうばいと』ればいいじゃないですかー」(にっこり)
タック : ジンさんー。はやくー、こないとー、死んじゃうよー




今回のトピック  『いつまでもアブドゥール』


 アブドゥールが見ていると失敗する。
 いつの間にか完全に出来上がった我等適当RPGの不文律である。
 そしてついにそんなアブドゥールと直接対決するときがやってきた。
 見ているだけのアブドゥールでこうまで失敗続きだったというのに、直接対決なんかしたら、果たして何が起きるのか。
 君は今、致命的な失敗を目の当たりにしてしまうのか?!






今回の参加メンバー


フレイム
戦士/レベル10

トリガ
怪盗/レベル8

タック
魔導師/レベル10

リコル
魔法剣士/レベル9

マリア
司教/レベル7

ジン
侍/レベル10


チャック
ファミリア/バニー
 
 
 
 



◆錬金術師の館◆ ラストダンジョンがはじまらない

 ついにアブドゥールとの対決を控え、集まったメンバー。
 フレイム、マリア、タック、トリガ、リコル。しかしその場にジンの姿は見えなかった……。


ヴァレス@GM : 「さて、どういう展開になってるかっつーとだな」
ヴァレス@GM : 「アブドゥールがキルケを生き返らせようとしてるっぽいべ?  しかもデーモンロードにダマされて、天使を現世に復活させるため利用されてるっぽ。 このままほっとくと世界は滅ぶよ♪」
ヴァレス@GM : 「……と、ギヨームから借りた預言書には書いてあった」(笑)
トリガ : 「ヴァレスさんが不思議な電波を受信されているようなんですが?」(笑)
リコル : 預言書がないと何にも出来ない子になりますよ!
ヴァレス@GM : 「ちなみにアブドゥールの本体をいぶり出すには『古の護符』が必要だ」
ヴァレス@GM : 「そんでもって、アブドゥールと戦うことになったら、 奴を逃がさないためには『メリフィック像』が必要になる」
ヴァレス@GM : 「……持ってるよな? もちろん」
トリガ : 「………あれ?」
ヴァレス@GM : 「護符なんて、我輩が直々に手渡したろう」
トリガ : 「どちらもジンさんが持ったままですね……」
フレイム : 「で、あのトンチキ侍はどこですか?」
タック : 「まさかジンさんどっかで殺されてる??」
セニア(マリア) : 「ハアハア…ちょっとそこで殺ってきた」
ヴァレス@GM : 「……世界は終わった……」(天を仰ぐ)

リコル : 「本当に時間がなくなったらいつもみたいにレンジから出して!」(笑)
ヴァレス@GM : 「レンジって何だおい!(笑)」


ティア@GM : 「まーまー。もしジンさんとセニアさん来なかったら、『ころしてでもうばいと』ればいいじゃないですかー」(にっこり)
GM : * ゲーム的な解釈 *
GM : 「ティアに任せる」を選択すると、 必要なアイテムを揃えてくれます。セニアとジンは自動的に【死亡】します。
タック : うわあああああああ(爆)
マリア : ティア何者!?
ヴァレス@GM : 「もはや……ティアは我輩の知るティアではない!」(何)
ヴァレス@GM : 「あの二人が間に合うことを祈るのみだ。つーか、あいつら悲惨だな。重要アイテムを独り占めしてなければ、シカト程度で済んだろうに……」
リコル : セニアが勘定に入ってる不思議。
ティア@GM : 「セニアさんはメリフィック像持ってますからー」(笑)
マリア : 「セニアさん…ジンさん…短い付き合いでしたが、楽しかったですわ」
タック : 「ジンさんは、来るよ。きっと。だって約束したもん。キルケさんからアブさんに伝えることがあるって」
タック : 「……できればアブさんも助けてあげたい。もう間に合わないかもしれないけれど。ううん。間に合わなければいけないんだ」



◆錬金術師の館◆ 死にフラグを立てよう
ヴァレス@GM : 「さて。いい加減迷宮に潜らないと、アブドゥールが儀式を始めてしまうぞ」
ヴァレス@GM : 「まあ心配するな。アブドゥールの下にたどり着くまでに二人が来れば、シュートで送り込んでやる。……つーかそうしないと、 二人がティアの餌食にされる。それは……不憫すぎる……(ほろり)」
タック : 「しょうがない。行っちゃおうか。きっと来てくれるって信じて」
マリア : 「そうですわね。きっと来てくれますわ」
フレイム : 「了解しました。わが主と連絡を取る暇がありませんが、神と主と主のご家族のため、ついでに世界を守りましょう(何)」

 ジンが来たのは、この時だった。


リコル : 「あ」
タック : 「するもんだね、噂」(笑)
ヴァレス@GM : 「よかった! よかったな! よくぞ来た!」
タック : 「…あ、今ティアさんが舌打ちした」
ティア@GM : 「……ちっ……って、ああ、ちゃんと間に合いましたねー。ティアはもちろん、信じてましたヨ!」(カクカク)
マリア : 「来てくれると信じていましたわ」
ヴァレス@GM : 「よかったな。命を粗末にせずに済んだ……」(ほろり)
タック : 「こんばんはー! 死に損ねたね」(笑)
ジン : 「じょ、状況が?」(笑)
ティア@GM : 「ち。タイムリミットをもう5分早くすべきでしたねー」(残念そうに)


フレイム : 「というわけでお久しぶりですジン君。相変わらず尻に敷かれてますか? 実は私もですが(何)」
リコル : 「……『実は私も』?」
フレイム : 「はぁ。実は今度、わが主のご息女と婚姻を」
GM : いつの間にそんな話が(笑) フレイムの主って…ブレイズ?
リコル : 「…人生何があるかわっかんないね…」
トリガ : 「ご結婚ですか、おめでとうございます」
マリア : 「まあ、結婚なさるのですか!」
マリア : 「おめでとうございますわ。我が父も祝福を惜しまないことでしょう」
フレイム : 「ありがとうございます。相手は姪ですけどね?  実は10年に渡る大陰謀の果てでして」
リコル : 「結婚という状況に似つかわしくない単語を利いたような気がするけどまた今度聞かせてもらおう……」

タック : (死にフラグ…)
リコル : (そうだーーーー!! 死にフラグじゃん!!!)


ジン : (大声で)「私もセニアと結婚しますー!!」
セニア : 「だれがじゃああああ!!!!」(ずざざざざ)



◆1層◆ ラストダンジョンは地下1層?

タック : 前に手に入れたエリクシルは僕が持ってるけど、前線の人が欲しいよね?  僕が使うと魔法が飛ばせなくなるし。
フレイム : 持つとしたら私ですかね?
タック : じゃあフレイムさんに預けとく。



 エリクシル。ターン開始時に使用。HP、MPを4D6回復。1セッションに3回まで。
 info:口の中でシャッキリポンと踊るわ!




 これでラストダンジョンに挑む準備は整った。


ヴァレス@GM : 「あー。ところでだ。時間がない。つーかさっさと逝け」
フレイム : さてどこに潜ろうかねえ。
リコル : エクストラの階層(10層以降)で、だね。
ヴァレス@GM : 「いや、アブに会うだけなら、どこに潜っても構わんはずだ」
フレイム : どこが一番、雑魚が楽か(笑)
タック : じゃあ、1階でも…?(笑)
リコル : むうー、だとあれだよ、1層とか言っちゃうよ(笑)
タック : 言った。もう言った。僕が言った。
GM : じゃ、地下1階でいいね?(笑)
タック : 1階ごー!



◆玄室B◆ 1層の洗礼(笑)

 最初の玄室は、いきなり1−6コンボだった。


フレイム : (コロコロ)1−6コンボッ
GM : 行き止まり玄室。モンスター&モンスターだね。
タック : げげっ!1−6コンボ!!
タック : 「どうしよー。どうしよー」(笑)
フレイム : 「タック君、口が笑ってますよ(笑)」
タック : 1層のモンスターなんて覚えてないよー。怖そうなのだったらどうしよー(笑)
リコル : こんな時もコンボの呪縛からは逃れられないんだよねorz
ジン : もはや宿命ですね、我々のコンボ。
GM : ローグが7体、 ゾンビが7体出た。
フレイム : 白兵オンリーでいいですよね?
タック : はーい! 僕も戦うー!!
GM : 敵の合計MRは150だ(笑)

 そして10レベル級の強力パーティは、一瞬で雑魚を蹴散らすはず……だった。



フレイム : (コロコロ)47発。振るいませんでした。
トリガ : (コロコロ)31点でした。
ジン : おや、振るわない。33です。
リコル : (コロコロ)25、あといくつ?


トリガ : いま136です。
リコル : ねえ…もしかしたらのまずさなんじゃ(笑)
フレイム : あとタックが。

タック : (コロコロ)僕、12だったよー。


GM : 現在136。あと14必要。
タック : あれ? 届かない?

マリア : …1回回って26です。


タック : ほっ。マリアさんないすっ
GM : んじゃ、ぶちのめした(笑)
ジン : なんだこの緊迫感(笑)



◆玄室G◆ 続・1層の洗礼(笑)

 順調に1層を進む。出てくる敵は問答無用でぶちのめし、宝は捨てる。
 そして最後の部屋まであと1歩というところで、またしてもアクシデントが起こった。


GM : マジックドレインの罠だ。
トリガ : 普通に解除しますね。

GM : ………。


ジン : 一体何が!?
トリガ : 1ゾロが(笑)
GM : ファンブルってる(笑)
トリガ : TP使って振りなおしして良いですか?(笑)
リコル : ダメー(笑)
トリガ : うぅ、リコルさんがイジワルです(笑)
リコル : ポーションいっぱいあるから(笑)
フレイム : ……食らいましょう。
GM : * おおっと マジックドレイン *
GM : 全員「1D6+1」のMPダメージどうぞ。
フレイム : ……相変わらず予想を裏切りませんねえ。 期待は裏切るのに。(←そもそもMPが無い人)
タック : 何でこういう不思議なことが起こるかなー(笑)



◆玄室H◆ 消えたアブドゥール

 度重なるアクシデント(笑)にもめげず、アブドゥールのいる部屋まで到着した。
 が、最大のアクシデントはすぐそこに迫っていた。


アブドゥール@GM : 「……お前たちか。今日は何を取引するのだ?」
フレイム : 「とりあえずその命を、と言いたい所ですが魂を貰い受けましょう」
アブドゥール@GM : 「お前たちは悪魔なのかね?」(笑)
マリア : 「まあ! 私達が悪魔だなんて失礼ですわ」
ジン : 「アブさん。キルケさんを蘇らせようとしているというのは、本当なのですか?」
アブドゥール@GM : 「うん? 何を言っているのかよく分からんが……」
アブドゥール@GM : 「取引するつもりがないのならお引取り願おう。こちらも暇ではないのでな」
トリガ : 「いえ、以前お話したとおり、ケンカを売りに来ました」
アブドゥール@GM : 「わたしは君らと敵対する気はない。ビジネスのためにいるのだと言ったはずだ」
アブドゥール@GM : 「くだらん世迷言を繰り述べるつもりなら、わたしは退散させてもらうぞ……」
ジン : 「アブさん…?」
ジン : 「あの、私たち。キルケさんに会いました。……そのとき、あなたに伝言を預かったのです」
GM : アブドゥールはつまらなそうな顔をして《瞬間移動》の呪文を唱えようとしますが……
トリガ : 「そうはいきません」
タック : メリフィック像をー。
ジン : メリフィック像を取り出します。
GM : アブドゥールの姿は消えてしまった。

フレイム : ………。


GM : さて、この部屋はもぬけのカラになってしまいました。
フレイム : 古の護符はどこに?
ジン : 持ってますよ?(汗)
フレイム : 護符で本体呼んでから像で逃がさないようにする。
GM : そう言ってたのに、なんでちっとも使おうとしなかったんだろう……(笑)
フレイム : ……かなり前から言ってることだから、長く離れてた俺でも覚えてるんだが。
ジン : …テイク2お願いします(涙)



◆玄室H◆ 地獄のリテイク?

フレイム : ……さて潜りなおしますか。


ヴァレス@GM : 「おーい」
GM : 古の護符から通信が入った。
ジン : は、護符がブルブルしてます。
ヴァレス@GM : 「何やってる。時間がないと言ったはずだぞ。アーヴにはもう会ったのか?」
リコル : 「ごめん、逃げられたとこ」(笑)
ジン : 「すいません手順を間違えました」(涙)
ヴァレス@GM : 「……こりゃ、世界はもうダメかもしれんな」(笑)
マリア : 「世界オワタですわね」
フレイム : 「今から潜りなおすところです。世界が1割欠けるかもしれませんがまぁ……運が悪かったということで」
ヴァレス@GM : 「アーヴの儀式の波動がビンビンに感知できてる。 さっさと奴のいる15層に潜り直せ」(笑)
フレイム : ほらもっと厳しくなった(笑)
ジン : 15!?
リコル : ちょっとまってーー!!
GM : つー訳で、ダンジョンレベル15を踏破しないとアブに会えなくなりました(笑)
フレイム : ペナルティという奴だ。まぁ甘受するほか無い。
マリア : だいぶ長引きそうですわね。
GM : ま、自業自得ってことで?(笑)




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