2007年07月15日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第2部】 心優しき迷宮


第4話 VSブロッブ

  ナギ 単身戦いを挑む






 前回の冒険の結果、心優しき迷宮に挑むには少々心もとないと感じた彼らは、一度クラシカルダンジョンに潜って鍛えることに。
 クラシカルダンジョン――そこは、旧世界(セカンド以前)の面影を残したダンジョン。5層にいるのは『あの』ニヒルなブロッブ……なの……か?






今回の参加メンバー


クレース
僧侶/レベル6
HP32 MP23 TP7

ニイ
野伏/レベル6
HP27 MP17 TP7


ナギ
戦士/レベル6
HP27 MP0 TP7

ゼファー
吟遊詩人/レベル6
HP20 MP23 TP7

カイマ
魔法使い/レベル6
HP17 MP31 TP7






ポンペイ
(クリーピングコイン)
カイマの使い魔



◆出発前◆ クラシカルダンジョンへ

 今日はメンバーの揃いが悪いこともあり、クラシカルダンジョンに挑むことになりました。前回の経験から、心優しき迷宮への警戒心が強くなっています。現在、何層に潜るか検討中。


カイマ : 6階にします?
GM : クラシカルの6階だと…ボスがヒドラで雑魚がドラゴンパピー……
クレース : 無茶だ(笑)
カイマ : ごめん(笑)
クレース : 5層も実はかなり雑魚はきつい。ドラゴンパピーとかガーゴイルが。
GM : 2人がかりで眠らせれば何とかなるのでは? 個人的に…ブロッブがどの程度のものか見てみたい(笑)
クレース : なるほど(笑) じゃあ、5層で。

 と、そこへ、遅れて来たメンバーが合流しました。


ニイ : 「……お待たせ」
カイマ : 「ニ、ニイ!! ……き、きたのか?」
ニイ : 「……来てはいけなかった?」
カイマ : 「いや、いや、そんなことないぞっ。歓迎、大歓迎」
ゼファー : 「喜んでるだけだよな」(笑)
ニイ : 「………」(怪訝)
カイマ : 「はーはっはっは! さっさと行こうぜみんなぁ」(笑)
ナギ@GM : 「おや? カイマ殿…まあ、元気になったのなら何よりでありますな!」

クレース : 喜んで怪しまれてるカイマが面白い(笑)





◆玄室A◆ 魔法使いと吟遊詩人の魔法対決
GM : では…クラシカルダンジョン5階。
ティア@GM : 「…幸運を。お祈りしておりますわ」(微笑んで)

 クラシカルダンジョンを管理しているのは、ティア……らしいのです。


GM : クラシカルダンジョンというだけあり、なんか壁とか古臭い。百年くらい前のセンスなんじゃないかって思うくらいだ。
カイマ : 新しすぎるダンジョンもなんかアレだけどな(笑)

 初めて潜るダンジョン、最初のイベントは……。



GM : グレイブミストが4体出た。
カイマ : 煙じゃねえか(笑)
ナギ@GM : 「む! 何やら剣が効きそうにないであります!」

グレイブミスト ZL6 MR15 【不死の力】【幽体】【麻痺】


カイマ : …て、強いな。【幽体】に【麻痺】。
クレース : 【不死の力】だから眠らないし。
ニイ : ダメージ魔法が一番有効……?
ゼファー : 《火球爆発》と《狙撃》でいこう。
カイマ : そうだな。じゃあ、俺からいってくる。(コロコロ)ぐげ。畜生。しょぼすぎるぜ17発。
GM : グレイブミストが1体吹っ飛んだ。
カイマ : 「あー畜生。調子わりぃ」
ナギ@GM : 「カイマ殿ー。しばらく見ない間に腕が落ちたであります?」(笑)
ゼファー : んじゃあ、次は俺だな。TP1点使って《火球爆発》。(コロコロ)よっしゃ! 39点。「絶好調〜」(笑)
カイマ : 「……」
ニイ : 「……凄い」
クレース : 「なんか悪いものでも食ったのか」
ゼファー : 「なんの、これが俺の実力だって」
GM : おや? 2体潰してミストは残り1体(笑)
カイマ : 「………」(部屋の隅でのの字を書いてる)
ニイ : 煙でも……。的確に核を《狙撃》すれば……。(コロコロ)19。狙い通り。
グレイブミスト@GM : 「おのれ…魔術師っぽいのは実はフェイクで、吟遊詩人こそが本命というわけ…があっ!?」(撃ち抜かれた)
GM : 全滅しました。
クレース : 霊体にすら追い討ちをかけられるカイマ(笑)
カイマ : 「もう俺、年かな……(とほほ)」
ナギ@GM : 「まあ、気を取り直して、お宝を漁るでありますよ。カイマ殿」(肩ぽむ)
カイマ : 「ううう、ナギはやさしいなぁぁぁ(ぐすぐす)」
ニイ : 「1体仕留めているから問題ない」
カイマ : 「……ううう、ニイも優しいありがとううう」(ニイが慰めてくれた??)



◆玄室B・C◆ かるがるクラシカル

 次の部屋には毒針の罠が設置されていました。例によってニイが解除に当たります。


クレース : 「カイマ、お前、罠で下がらなくなったな…」
カイマ : 「……あ。そうだな」
ニイ : 罠を解除して、ますらおの鎧を手に入れた。
ナギ@GM : 「おおおお!?」(きらーん)
ナギ@GM : 「さすがでありますニイ殿! 貴殿は小官の命の恩人になるでありますよ!」(いそいそと嬉しそうに着替える)
カイマ : 「ここできがえんの!?」
ナギ@GM : 「といっても、上の鎧だけでありますよ? 下着とかまで替える訳ではないですし」
クレース : 怪力吟遊詩人や金のビキニアーマーみたいに直接着てるわけじゃないし。
ニイ : 「……何か問題でも?」
カイマ : 「服着てるから問題ないのか。そうだな、そうだよな」(笑)

 サービスカットはありません(何)
 そして先へ進んだパーティは、オーガ4体と対面しています。



オーガ ZL6 MR15 【凶暴化】


ニイ : 「大きい……。けど」
GM : グレイブミストの後だとなんか雑魚い(笑)
ゼファー : オークロードの方がでかかったしなー(笑)

オークロード@GM : 「へっくし! 誰か我の噂をしておるな…」
アイアンゴーレム@GM : 「腹出しっぱなしで不貞寝するからッスよ」


カイマ : 凶暴だな、寝かせよう。「汝らが意識を霧の彼方へ」
ニイ : 眉間を打ち抜く。「…サイズはあまり問題じゃない」

 カイマが2体寝かせ、ニイが《狙撃》で1体仕留めます。


ゼファー : じゃあ、残り一体に《眠りの雲》いくぞ〜。「なんじらがいしきをきりのかなたに…」 (コロコロ)うん? この呪文苦手だな達成値は9(笑)
GM : ファンブル寸前な件(何)

 でも、寝ました。白兵戦。敵は全部寝てるからMR合計24しかありません。


ナギ@GM : 「では、小官突撃するであります!」
クレース : で、ナギに《聖なる刃》を。
ナギ@GM : 「感謝でありますよクレース殿!」

 そして問題なく、ナギの達成値のみで勝利を収めたのでした。


ニイ : 宝物判定、私は15だったのでボーナスに。(コロコロ)3−2−2で幻滅の短剣。
クレース : …珍しい。
GM : 珍しくても呪いのアイテム(笑)
ニイ : 「えー何アイツもーちょーバッドでやってられないってカンジー?」
カイマ : 「ニイ?」(汗)
ニイ : 「……幻滅の短剣のinfoに書いてあった」
カイマ : 「そ、そうか、ならいいんだが(……やべえちょっと可愛いとか思った)」
ニイ : 「……?」

クレース : カイマお前なんでもいいのか。
カイマ : ニイだからだよ、ニイだからっ





◆玄室D◆ れっつごー陰陽師

 さて。そして。


GM : ボス部屋です。

ニイ : た、確かブロッブの性格はー(笑)
クレース : ……あれが出るのか?


GM : 扉には「現代の科学ではどうにもならない魑魅魍魎の輩と戦う胡散臭い男が…」と書かれている。
カイマ : 陰陽師!?
クレース : どーまんせーまん。
ゼファー : 「なんだこれ???」
クレース : 「ろくでもない奴が出てきそうな気がする。……開けるぞ」
カイマ : 「か、覚悟はできた」
GM : 扉を開けると…巨大なピンク色のスライムが地面に。上空にはグレイブミストたちが、一糸乱れぬ動きで踊っている。
クレース : 「……」
ニイ : 「……」
グレイブミスト@GM : 「♪悪霊退散悪霊退散 霊に憑かれて困ったら すぐに呼びましょ陰陽師♪ レッツゴー!(ちーん)」
ブロッブ@GM : 「…お前らこそ悪霊の自覚ねえじゃねえかよ……」
グレイブミスト@GM : 「ぷよぷよするなぁー!!」「成仏しろよー!」
カイマ : 「……やべえちょっと可愛いとか思った(何)」
クレース : 「カイマそろそろお前の感性が取り返しつかなくなっているぞ」
カイマ : 「俺もそう思う。早くここから出よう(汗)……おそらく奴らは4つくっつければ消える!(何)」
ブロッブ@GM : 「ぐはっ…何故だか分からんが…今の言葉を聞いて心にグサッと突き刺さるものがあるぜ…」
グレイブミスト@GM : 「♪悪霊退散悪霊退散 霊に憑かれて困ったら すぐに呼びましょ陰陽師♪ レッツゴー!(ちーん)」
ニイ : 「私達は、悪霊じゃない。……少なくとも、クレースさん以外は」
カイマ : 「クレースって悪霊なのか?」
ゼファー : 「まあ、おおむねそんなもんだ」(笑)
クレース : 「…一言余計だ」(私もよくわかりません)
ブロッブ@GM : 「まあ、上空のアホどもは気にすんな」
ブロッブ@GM : 「…俺はハードボイルドに生きたいだけなのに…いつの間にか部下どもがあんなのに…」
カイマ : 「あー、えーと。これ以上互いのイメージ崩さないためにはじめないか?」
ブロッブ@GM : 「そうだな…お望みとあらば…」
グレイブミスト@GM : 「ぷよぷよするなぁー!」
ブロッブ@GM : 「それを言うなぁー!?」(ずーん)
カイマ : 「……みんな、早く終わらせてやろうぜ(ほろり)」
ゼファー : 「レッツゴー!♪」(笑)
カイマ : 「お前も染まるなー!(スコーン)」
ゼファー : 「『相手に合わせて、なおその上を行く』。この作戦が判らないとは、勉強しなおせ!」(げし)
カイマ : 「つーかそれもテオ語録のパクリじゃねーかよっ!」(ごす)
ゼファー : 「まあ、魔法使いの名を返上しそうなカイマ君には難しかったかなあ?」(笑)
カイマ : 「うるせえっ(涙)」
ゼファー : 「今度も俺が多く落とさせてもらうから、せいぜい悔しがってろ」(笑)

GM : テオ語録って何ページあるんだろうか…(笑)





◆第1ターン◆ 悪霊退散悪霊退散
GM : 戦闘開始。敵は気勢をごっそり殺がれたブロッブ、グレイブミスト×5!
カイマ : 「魔法は最初から全力だな。これ」
ニイ : 「……まずはグレイブミストを全力で落とすところからね」
クレース : 「…私も《破邪の光》で攻撃したほうがよさそうだ。グレイブミストを全部消せば、白兵は少なくてもなんとかなる」

ブロッブ BL9 BP9 MR30 HP180
【再生15】 毎ターン終了後、HPを15点回復する
【魔法障壁】 バリアを持つ。あらゆる魔法ダメージを半減(端数切り上げ)する
【消化強酸】 ターン最後に宣言。白兵戦に参加したメンバー全員に目標値16の抵抗判定ダイスを行わせる。失敗したメンバーは、1D6+9の貫通ダメージを受ける。抵抗に成功すればダメージは半減する
【親衛隊】 常にグレイブミストをパーティの人数体連れている

グレイブミスト ZL6 MR15 【不死の力】【幽体】【麻痺】




 戦闘開始早々、カイマのTP3点投入の《火球爆発》が弾けます。さらに魔法と《狙撃》の連撃が。


カイマ : 「轟け。地の底よりたぎる炎の舞を!――火球爆発!」(コロコロ)34発。――やるだけやった。
GM : ぼばぁああん! 煙が2体、一瞬で沸騰し…消失する。
ゼファー : よし、俺もTP3点使って火球爆発。「負けねえぞー」
ゼファー : 「ちのそこよりたぎるほのおのまいを…」(コロコロ)っと少なかった21点。
GM : さらに1体消えた。
カイマ : よし、あと2匹。
ニイ : そこに《狙撃》を。(コロコロ)20で1体落とした。
GM : あっという間にグレイブミストは残り1体に。
クレース : ナギとニイで白兵頼んだ。《破邪の光》をグレイブミストに。
カイマ : ここでグレイブミストを全て仕留めれば【幽体】が無くなる。ブロッブも喜ぶ(笑)
クレース : (コロコロ)ひどい出目だけど、【不死の力】にダメージ2倍のおかげで倒している。11の倍で22。
GM : グレイブミストが全滅。
ブロッブ@GM : 「楽しませてくれるじゃねえか」
ニイ : 「これで、あなたもようやく本気が出せる…?」
ブロッブ@GM : 「へっ…そんな所だな、お嬢ちゃん」
GM : では白兵。敵はブロッブのみ。

 全力で行くのか、様子を見るのかで悩むナギ。ブロッブの持つ【消化強酸】の能力と【再生15】を警戒してのことです。


ナギ@GM : 「押せる時に一気に押した方が。持久戦は敵のほうが有利になる可能性が高いでありますし」
クレース : 「次で《聖なる刃》をかける、そこまで力を取っておくのもいいかもな」

 しかしダイス目は気紛れなもので。



ナギ@GM : (コロコロ)「おや、小官、TPも入れてないのに34であります」(笑)
ニイ : (コロコロ)私は41で止まった。
カイマ : すげえ身のこなし…(笑)



 白兵参加者は2人だけというのに、合計で75。ブロッブのMR30をはるかに上回って45点のダメージを出します。


クレース : 思いがけなく削った。
ブロッブ@GM : 「…思ったよりもやるな…だが!」
GM : ターン終了時にブロッブは【消化強酸】を使用。BPを3点使用!
GM : ニイとナギ、目標値16の抵抗判定ダイス。失敗すると4D6+9の貫通ダメージを受ける。
クレース : …しまった。
ニイ : ……そっちにBP入れてくるとは。やむを得ない。TP2点入れて抵抗する。(コロコロ)19で、抵抗には成功した。
ナギ@GM : 「むむむ…不本意ではありますが小官もTP2点」(コロコロ)あれ? 失敗orz
ナギ@GM : 「わちゃちゃちゃちゃー!?」
ナギ@GM : (コロコロ)ナギは19の貫通ダメージを受けた。《魔法の盾》で2点減るけどそれでも17。
ニイ : (コロコロ)…ダメージの4Dの出目が6,5,5,6なんだけど(爆)
ゼファー : 
カイマ : ありえねぇ……
ニイ : 「……くっ」 31点を抵抗して半分に。《魔法の盾》で減点して14点。
ニイ : 「……接近しすぎた」 苦しげに距離を取る。

 ナギ、残りHP10点。ニイ、残りHP13点。
 抵抗に成功した人と失敗のダメージに大差がないってのもどうかと思います。



クレース : まずいな。





◆第2ターン◆ ナギひとり白兵作戦

 ブロッブが【再生15】でHPを回復し、次のターンに移ります。雑魚はすでに散らしましたが、【消化強酸】のダメージの大きさの前に、慎重に作戦を立てます。


カイマ : クレース。《聖なる刃》より傷直したほうがいいんじゃないか?
クレース : ナギ、ニイ。ポーションは?
ナギ@GM : 「HPポーションしかないでありますよ」(笑)
ニイ : 持ってる。でも私はこのターン開始時に《光の鎧》をかけないと。【消化強酸】の貫通ダメージを物理ダメージに変えられるから。
ゼファー : 抵抗判定が上がるものって、もう持ってないのか?
ナギ@GM : あ、魔石あった(笑) 「使っておくべきでありましたな…」
ニイ : なら、クレースさんはナギさんに《快癒》を。ナギさんは魔石を使う。私が《光の鎧》でどう? そしてこのターン私は白兵には参加しない。
クレース : それで。同じ作戦考えてた。
GM : その手があったか(笑)

 【消化強酸】の対象は白兵戦参加者。白兵戦に参加しなければ、このターンHPの回復ができないニイが更にダメージを受ける心配はないのです。


ゼファー : ナギが1人で白兵戦だったら、MR下げないといけないけど。
カイマ : 俺がTP入れて《弱体化》するか? あと、ゼファーが《魔力付与》できるだろ。
ゼファー : よし、それでいこう。
ブロッブ@GM : 「…まだ、目が死んじゃいねえようだな。楽しませてくれよっ」

 そして作戦が実行に移されました。


ナギ@GM : 「魔石を自分に使用するであります!」
ニイ : 「精霊よ。輝ける光の加護を!」 《光の鎧》。……MPがなくなった(苦笑)
カイマ : 続いて、TP2点入れて。「意識をもて、言霊をもて、汝を縛る楔となるべし――弱体化!」 (コロコロ)MR13点下げた。ブロッブのMRは17。
ゼファー : 俺はナギに《魔力付与》。
クレース : 同じくナギに《快癒》。
ナギ@GM : 「皆の支援が身に染みるであります!」

 今回はナギが1人で白兵戦。耐えて、次に繋げるターンです。


ブロッブ@GM : 「ほう…戦士らしく壁になるってか? そんな悠長に構えてたんじゃ、俺は…倒せねえぜ」

 それでもナギはなんとか白兵で33を出し、ブロッブに16ダメージを通します。


ニイ : 「ブロッブの回復力と互角、ね」

 1体だけが対象では面白くないと、ブロッブはBPを入れずに【消化強酸】。ナギは魔石の効果で、低い出目ながらもなんとか抵抗に成功します。


ナギ@GM : ラッキー。最低ダメージ。10点の半分。《魔法の盾》と《光の鎧》で3点減って貫通2点だけ(笑)
ニイ : 《光の鎧》は貫通ダメージが物理ダメージになる。防具で全部弾かない?
ナギ@GM : あ、そうか! かちん(笑)
ブロッブ@GM : 「な、なんだと…!?」
カイマ : …光の鎧。強いぞ(笑)
ニイ : 「これが本来の《光の鎧》の使い方…」
クレース : 使えるな、《光の鎧》。



◆第4ターン◆ 全力全力いつも全力

 次のターンに繋がりました。ブロッブは【再生15】の能力により149点までHPを回復。このターンは補助魔法で態勢の整ったナギがTP3点投入の全力で。ニイも白兵戦に参加し、ブロッブにダメージ63点を通しますがまだまだ倒すには至りません。


ニイ : さすがのタフネス。
GM : 倒すまでに時間かかりそうだ(笑)

 そしてブロッブの【消化強酸】が来ます。1ターン目にナギとニイを一気に追い込んだBP3点入りのものです。


ニイ : これに抵抗しないと…!

 ここまでに魔石等で準備を整えてきたため、全員抵抗に成功。しかも《光の鎧》の効果が大きく、軒並み5点程度のダメージに抑えます。


GM : ブロッブの残りHPは101だ。
ニイ : できればここで決めたい。

 そして迎える第4ターン。ここでパーティは、TPをフルに投入し、一気呵成の攻撃を仕掛けます。



ナギ@GM : (コロコロ)「おおっ! なんか5ばっかり出て64までいったであります!?」(笑)
ゼファー : (コロコロ)俺は34までいった。
ニイ : (コロコロ)こっちは41で止まった。
クレース : (コロコロ)29、なんとか「強打」の効果はあった。


ニイ : 合計168? これなら…
GM : 168対30…138ダメージ与えて吹っ飛ばした!
ブロッブ@GM : 「ばっ…馬鹿な…なんだ…この…爆発力は…」
カイマ : 「孤独なお前には分かるまい――仲間を見放した時点でお前は負けていた」
ゼファー : 「立ちはだかるなら、貫いて行くだけ! そして、俺たちの勝ちだ!」
ブロッブ@GM : 「お前ら…やるじゃねえかよ…百年前に死合った…あの熱い連中を…思い出した…ぜ…」
GM : ブロッブはニヒルに言い残し…消滅した。
ニイ : 「………さよなら」

カイマ : …ひゃくねん?
クレース : 百年…?



 こうして、ブロッブは倒されました。伏線めいた不思議な言葉を残して。
 GM、これって伏線なんですか? 伏線なんですよね?(笑)





◆オマケ◆ 財テクは計画的に?
GM : では勝ちました。おめでとう!
ゼファー : 「ヨッシャー」(パン)カイマとハイタッチ(笑)
カイマ : 「おう、お疲れ」
ゼファー : 「ニイもだ」と手をハイタッチの位置に構えてみよう(笑)
ニイ : そのまま宝物判定の方に行ってしまう(何)
ゼファー : 「あれ?」 行き場をなくした手がニギニギと…(笑)

 冒険が終わった後は、経験値とお金の計算タイム。今回は特に儲けが大きく、まとまった収入が入りました。特にカイマがほくほく顔です。というのも……


カイマ : えーと、ファミリアのクリーピングコインのボーナスが1806G入った(笑)
ゼファー : 「今日はカイマのおごりだー」(笑)
GM : カイマすっげぇ金持ち(笑)
GM : ちゃりんちゃりんちゃりんちゃりん♪(笑)
カイマ : ポンペイからコインが出てくるんだな(笑)
ニイ : …口から? ……それとも?
カイマ : 耳から?
GM : しりから(笑)

 この結果を踏まえ、あまりに儲かりすぎるということで、ファミリア「クリーピングコイン」の効果は弱められました(笑)
 そしてもうひとつ。


カイマ : 「ニイ、手に入れた仮初の大気使って、閃きの短剣作りにいこうぜ」(笑)
ニイ : 「…うん」
ニイ : う……。私には閃きの短剣、あまり美味しくないかも。基本の戦闘ダイスが1Dしかないから、《魔力付与》とかないと力を発揮しない。
GM : 戦闘ダイス1個→2個じゃねえ(笑)
カイマ : 「……ニイさ。閃きの短剣作って売れば、最強の短剣買えるんでね?」
ニイ : 「あ」
ニイ : 「……行こう。カイマ。錬金館は行ったことないから、案内して」
カイマ : 「おう。俺も行ったこと無いけどな」
ニイ : 「………」
カイマ : 「………」
カイマ : 「……ナギさん。教えてくれなさい」
ゼファー : 「ばっかじゃねえの?」
GM : 気まずすぎ(笑)
ナギ@GM : 「……クラシカルダンジョンの入り口で待ってたティア殿に訊けばよいのではー」(笑)
ゼファー : 「ティア姉ちゃん。あそこの二人が閃きの短剣作って欲しいってさ」
ティア@GM : 「お安い御用よ。でも…こういうのであんまり財テクしないで欲しいな♪」
ゼファー : しまった。余った仮初の大気売らずに、閃きの短剣に合成してから売れば良かった(笑)
GM : 閃きの短剣…15000Gもすんのか(笑)
カイマ : あー!
クレース : なるほど15000Gか(笑) 半額でも相当だ。
ゼファー : 今見て気付いたんだよなあ(笑)
ニイ : ……手遅れ、ね。

GM : やっと儲かるようになったと思ったら財テクが可能であることが判明した(笑)
クレース : しかし気づいたときには材料アイテムが手に入らなくなる罠。



 この結果、合成アイテムの内容も一部変更され、こうした財テクの意味も薄くなったのでした(笑)
 ちゃんちゃん






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