2007年07月20日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第2部】 心優しき迷宮


第5話 VSエルダーエント

  ニイ 小石を投げる






 心優しき迷宮。
 思えば、最初にこのダンジョンに潜った時も、いきなり行きどまって深い層に紛れ込んでしまったせいで必要な情報を得られず、ずいぶん回り道をしたものだった。
 どうやらこのダンジョンには「深く潜ってしまう運命」でもあるらしい。
 5層のボスを目指したパーティ。しかし今回の「深く潜ってしまう運命」も相当なもので……






今回の参加メンバー


アリス
戦士/レベル6
HP32 MP0 TP7

クレース
僧侶/レベル6
HP32 MP23 TP7

ニイ
野伏/レベル6
HP27 MP17 TP7


ナギ
戦士/レベル6
HP27 MP0 TP7

ゼファー
吟遊詩人/レベル6
HP20 MP23 TP7

カイマ
魔法使い/レベル6
HP17 MP31 TP7






ポンペイ
カイマの使い魔
   



◆日常◆ ナギの頼みごと

 その日は、こんな話から始まりました。


ナギ@GM : 「ゼ、ゼファー殿!」
ゼファー : 「ん? ナギじゃん。どした?」
ナギ@GM : 「じ、実はであります…今回の探索が終わったら、頼みたい事があるんであります…」
ゼファー : 「ふーん。良いぜ」
アリス : 「……ラブ臭!?」
ナギ@GM : 「なななな何を言っているでありますかアリス殿!?(あせあせ)あ、ありがとうございます! で、では後ほど!(カチンコチンになって敬礼しつつ)」
ニイ : 「……?」
カイマ : 「……なんだぁ、ありゃあ?」
ゼファー : 「なんだったんだ…? ま、いっか」
クレース : 「……まず、内容を聞いてから返事しろ」(苦笑)
ゼファー : 「仲間の頼みなんだから別に良いじゃん。何か減るもんでもないし」
アリス : 「ラブですわ、ラブ



◆ファーストアタック◆ 新たなるコンボ

ニイ : 「カイマが、いる? ……今日は都合が悪いって聞いてたけど」
カイマ : 「……(遠い目)」



 この日はカイマのPLの体調が悪く、来れないかも、という話だったのでした。


ナギ@GM : 「よかったでありますなぁニイ殿!」
ニイ : (コク)「……魔法の使い手がいるのは、助かる」
カイマ : 「……まほーのつかいて、か」
GM : では今日は…6人パーティで「心優しき迷宮」5層でよろしいですね?
ニイ : 「うん。……そこでいい」
クレース : 無事に5層ボスにたどり着ければ…(笑)
ゼファー : 今日こそ下に降りないようにしないと(笑)
GM : そんな訳で迷宮5層目。ダンジョンダイスはカイマ→ゼファー→アリス→ニイ→クレースの順です。さあ、カイマ。キミが一番手だ。責任重大(笑)

カイマ : (コロコロ)……あ
クレース : カイマ……
ゼファー : 歌の通りだ(笑)
カイマ : 「さあ、帰るか!」



「Cコインが手放せない」 by-カイマ

♪気がついたら同じクリスタルばかりしてる そして同じ使い魔使う
 あきらめずに同じダンジョンに挑戦するけど すぐに1−6コンボ



カイマ : 「だ、大丈夫だ! イベントは6じゃなくて5」
GM : 手ごわくなった「トラップ&モンスター」振りやがった(笑)
クレース : 1−5もコンボが成立する世の中になった。
カイマ : 「……すびばぜん」

 つまり。
 カイマの振ったダンジョンダイスは、
 行き止まりの玄室なので、5層のボスにたどり着く目的は潰えました。
 さらにイベントダイスは
 トラップ&モンスターが発動。しかも今回からトラップの解除も戦闘ターン中に行うルールになったため、1ターン目は盗賊技能の持ち主が、罠の解除に取られてしまうという事態に陥ったのでした。






◆玄室A◆ ピクシーの奇襲を防ごう
GM : 罠は毒針。現れたモンスターは…ピクシーが7体!
ニイ : 「……罠の解除はする。敵の方はお願い」
カイマ : 「うー、わりぃ、ニイ」
GM : しかも、ピクシーは【奇襲】を宣言! このままだと、ピクシーたちは無条件で奇襲攻撃を仕掛けてきますよ(笑)

ピクシー ZL5 MR12 《狙撃》【奇襲】


カイマ : 「奇襲解除するヤツ、ゼファー使えたか?」
ゼファー : 「知らねえな」
カイマ : 《囮の達人》、4レベルじゃナカッタデスカ!?
GM : ゼファーはまだ《囮の達人》を見てないのか(笑)
カイマ : 不便だな吟遊詩人(汗)
GM : 吟遊詩人が不便じゃなくて、ゼファーの設定が不便(笑)

 ゼファーは、一度見た技覚えられるのですが、見ていない技は使うことができないのです。そんな設定(笑)


ゼファー : 「じゃあ、俺が罠解除すれば良いんじゃん」
ニイ : 「……なら、私が囮になる」
GM : 全部の目を逸らすためには、ZL5×7体=35を出さないといけません(笑)
ニイ : 35…。意外に大きい……。6層に降りる予定はないでしょう? TP3点入れて《囮の達人》を。
ニイ : (コロコロ)惜しい。33。
GM : なにぃ! では6体のピクシーがニイの存在に驚いて行動できない。
クレース : 存在に驚くって何だ(笑)
GM : 残った1体が《狙撃》! 標的はクレースだ(笑)
ゼファー : 「避けろオッサン!」
GM : (コロコロ)あ、ダメージでか。16の物理ダメージ(笑)
クレース : 防具全然新しくしてないのに……(笑)
GM : あれ? そういやクリティカルするんだった。さらに+2されました。18ダメージね(笑)
カイマ : 「ああ、オッサンが!」
アリス : 「死ぬ、死んじゃう!?」
クレース : 《魔法の盾》と鎧の防御を引いて、14点ダメージ来た…
ゼファー : 「イリス姉ちゃんの体を、少しは大事にしろ〜」

GM : まあ、これさえしのげばピクシーは雑魚だから(笑)
アリス : あとは……ぶち砕くのみ。



 ゼファーが毒針を解除して第1ターンは終了。
 第2ターンにはアリスが予告どおりにぶち砕くまでもなく――


カイマ : さて、寝かすか。
ゼファー : 久々のパンフルートで《混乱》させて白兵すれば?
カイマ : 「一番! カイマ! 寝かせます!」(大汗)
ゼファー : 「俺が先だー」(何)
カイマ : 「お前の笛の後だと集中できねえんだよ!」 TP3入れて《眠りの雲》。(コロコロ)達成値28。

GM : 《灰燼化》のほうが早くね?(笑)
カイマ : ……あ。いや、アリス様が斧ふりたがってるからさ!
ゼファー : だから何で様付けなんだ…(笑)
カイマ : なぜだろう…条件反射?
クレース : 色々な目にあってきたから。


GM : 5匹寝た。
ゼファー : 久々のパンフルート。TP1点入れて(笑)
GM : ちなみに…現行ルールによると『状態異常【眠り】のモンスターに《混乱》をかけると【眠り】が解除される』(笑)
ゼファー : 眠りが解除されて、混乱するってことか?
GM : はい。まあこの場合、《混乱》の方がMRの下がり幅が高いでしょうね。
ゼファー : 『〜〜〜〜〜♪』(格段にまともな音色)(コロコロ)っと、MR13下がった(笑)
カイマ : 「お?」
クレース : 「……?」
カイマ : 「……腕、あげた?」
ニイ : MRが13下がると……−1
ゼファー : MR合計が−7(笑)
GM : 0より下にはならん(笑) けど、白兵参加者いれば勝てますね。はい。おめでとう。
ゼファー : 「どうだッ! 特訓の成果はバッチリだぜ!」
クレース : 「まともな方向に特訓するとは…」
ニイ : まともな音色に最後まで気づかずに、ずっと耳栓してる……



◆間奏◆ 戦士とレベルとHP

ニイ : 「…すごいの、拾った」 ボーナス2−6−3で…退魔の虹水晶。
カイマ : おお、水晶でた。「綺麗だな…」
GM : 珍しいの出たね(笑)
カイマ : 「…似合うんじゃないか?」
ニイ : 「……」(黙ってつけてみる)
カイマ : 「やっぱ似合う」
ニイ : 「……そう? よく、わからない」



 ピクシーの宝物判定を済ましたらすぐに帰還です。今回の目的はあくまで5層の攻略なのです。行きどまってしまった以上、潜り直し潜り直し。



GM : 経験点は一人21点獲得です。
アリス : レベルは上がりましたが……うーむ。
アリス : ……………………
ニイ : アリス…さん…
アリス : えっちぴーがほとんどあがらなかった……(しくしく)



 6D振って、1と2ばかりなのでした……



ニイ : ………悲惨。
クレース : テオに匹敵する…





◆セカンドアタック◆ いつものコンボ

 時間は限られています。今度こそ5層のボスに会うために、すぐに2回目のチャレンジです。


GM : 次はゼファーからだ(笑)
ゼファー : げ(笑)
ゼファー : じゃあ、振るぞー。準備は良いな?
ナギ@GM : 「1の覚悟完了であります!」(笑)
ゼファー : (コロコロ)1(爆)
カイマ : ナニィ!?

クレース : ……
アリス : ……
ニイ : ……この迷宮は、永遠に抜けられないのかも(ぼそ)


ゼファー : TP使って振りなおしてえ(笑)
GM : えーかげんにせーよ(笑)
カイマ : GMぅぅ。これは、その、事故だろ?(笑)
ゼファー : (コロコロ)イベントダイスは6だー(ヤケ)
ニイ : ……1で……6……
カイマ : ……マテ

「Cコインが手放せない」 by-カイマ

♪気がついたら同じクリスタルばかりしてる そして同じ使い魔使う
 あきらめずに同じダンジョンに挑戦するけど すぐに1−6コンボ



GM : きみらのゆがんだ心が引き起こしておるのぢゃ(笑)
GM : トロールが7体、フェアリーが7体。トロールが【奇襲】(笑)
カイマ : マテ
ゼファー : あっはっは(笑)
アリス : 斧の振るい甲斐とか以前の問題……
GM : 逃げますか(笑)
カイマ : にげるにきまってんだろ!
クレース : 転移するしかないな。
GM : クレースはリターンをとなえた!(ゲーム違う)

 ……2回目のチャレンジは、あえなく逃げ帰りました(笑)






◆サードアタック◆ トロールは奇襲好き

 3度目のチャレンジ、3度目の正直です。とにかく、スタートダッシュで1を振っては駄目なのです。


ニイ : ……今度こそ、出直し。
GM : 本日3回目のチャレンジ(笑) アリス殿から(笑)
アリス : (コロコロ)5ということで。L字路。
ニイ : まだ気は抜けない…。
GM : L字路か…ニイさん(笑)
ニイ : 3で。出口2つの部屋。
GM : おお!(笑)
カイマ : えらいぞニイ!(どんどんぱふぱふ)

 3度目にしてようやく、5層のボスへの希望が見え始めました。
 が、その矢先にトロール7体の奇襲に見舞われます。


カイマ : ……よお、し? オイ、GM。6出しすぎだ!(笑)
GM : ひどい出目だねえ(笑)

トロール ZL7 MR19 【凶暴化】【再生】


ニイ : 《囮の達人》。ゼファーと私で左右に散らす。
ゼファー : 「ニイ、奴らの目をこっちにひきつけるぞ」
ニイ : 「……うん」(コロコロ)TP2点入れて21。「…こっち!」
GM : 3体がニイに引き付けられた。
ゼファー : (コロコロ)こっちもTP2点。18だった。「ヘイヘイ、こっちだ…って、そっち行くな!」(笑)
GM : 2体がゼファーに。では、残る2体のトロールが殴りこんでくる!
カイマ : アリス様に《魔力付与》だ!
クレース : ナギに《聖なる刃》を!

 参加可能な全員が、白兵に参加しトロールの奇襲をしのぐことに成功します。


ニイ : …なんとか、しのげた。

 奇襲さえしのげばすでに問題ではなく。ゼファーの上手くなったパンフルートの《混乱》と白兵戦で、難なく退治したのでした。
 しかし、ひと安心したのもつかの間、お次はフェアリー6体です。しかも……


GM : ターン開始時に【魅了】が…5回飛ぶ(笑)
カイマ : 飛びすぎだ!?

 この結果、ナギが一度は【魅了】されて動けなくなってしまいますが、TPを使って振りなおして回避に成功。


ナギ@GM : 「なんで同性に魅了されなければならないんでありますか!?」
ゼファー : 「同性? 男のフェアリーとかいるのか? どれだ?」(笑)
カイマ : 「……おめぇなあ」
ナギ@GM : 「あ、何でもないであります」(笑)

フェアリー ZL6 MR17 【神々の力】【魅了】《疾風の刃》


GM : では敵にかける魔法。敵側は1体のみが《疾風の刃》。
カイマ : フェアリーに《眠りの雲》。
GM : * しかし じゅもんはきかなかった *
カイマ : ……かみがみのちから?
GM : うん。
カイマ : ダイス振る前に負けた……
ニイ : 《狙撃》。TP1点入れて《疾風の刃》を撃とうとしているのを撃つ。(コロコロ)…32で仕留めた。
ゼファー : TP1点使って《狙撃》。(コロコロ)29でもう一体潰した。

 残り4体となったところで白兵戦へ。



アリス : (コロコロ)ほんと今日のダイス目何……26 orz
ナギ@GM : (コロコロ)出目がひどい…15って!?(笑)
クレース : (コロコロ)同じくひどすぎる、13(笑)
ニイ : (コロコロ)……18
ゼファー : (コロコロ)フェーイクッ! (コロコロ)だった(笑)



 散々なダイス目ながら、それでもなんとかフェアリー4体を沈めることはできたのでした。



GM : まあ、勝ったよ(笑)
クレース : 今日はダイスの波がよくわからん(苦笑)





◆玄室F◆ 迷宮の木


 そして、ついに、ようやく、パーティはボス部屋の前に立っています。


GM : ……しまった。ファズボールが出現するの忘れてたよ(笑)

 そう。実はここまで、本来出現するはずだったファズボールがずっと出現しないで済んでいたのでした。しかしここで気づいてしまった以上、ボス戦では思いっきり出るということに……(笑)


ナギ@GM : 「ついに、来たでありますな…なんか長かったであります」(笑)

 まったくです。3度も潜れば(笑)


GM : ところどころにつたや根っこが張り巡らされ…今までの2倍以上は高い天井の部屋だ。
カイマ : 「うわ。森……じゃねえな、木か?」
アリス : 「木ですわね……主、という感じでしょうか」
ゼファー : 「ダンジョンの中なのに、木が生えてんだな…」
カイマ : 「……懐かしいなぁ、こんな大木」
クレース : 「ボスの部屋のはず、だが」
ニイ : 「……おかしい」
カイマ : 「……ニイ?」
ニイ : 「……こんな巨樹があるなんて。こんな場所で普通に木が育つわけが、ない……」
GM : よーく見ると、この巨木の根には…おびただしい数の白骨がからまっている。
カイマ : 「うお!?」
アリス : 「桜の木の満開の下……ですか」
エルダーエント@GM : 「お前…たちも…我が森を…焼く…のか…」
カイマ : 「我が森…?」
ニイ : 「……ここはあなたの森じゃない」
エルダーエント@GM : 「許せぬ…許せぬ…許せぬ…人間どもよ、大地の怒りを受けるがいい…!」
クレース : 「どうにも戦闘後に現れるファの言葉とかぶるな」
カイマ : 「……こいつも人間との争いで追いやられた魔物なのか?」
ニイ : 「……聞こえてないみたい。……来る!」
GM : では戦闘開始。敵はエルダーエント、ファズボール×3!
カイマ : 「少し気が引けるが……あの様子じゃ、やるしかねえ」
カイマ : 「生き残るために……だったな」
ニイ : 「うん。今は考えてるてる場合じゃ…ない」
アリス : 「目の前に立ち塞がる一切は――切り捨てる」

エルダーエント BL9 BP9 MR60 HP150
【凶暴化】 バーサークする。白兵戦の間に限り、MRを2倍で計算する。
【氷に強い】 氷の精霊力が強い。氷属性ダメージを半減し(端数切り上げ)、火属性ダメージはダイス2個追加で受ける。
【再生10】 毎ターン終了後、HPが10点回復する。

ファズボール ZL1 MR1 【魔法に弱い】【身代わり】【仲間を呼ぶ】




 ――――戦闘、開始です。





◆第1ターン◆ シャボン玉を消せ

 戦いは、如何にしてファズボールを潰すかというところから始まりました。


クレース : 先にファズボールに当てれば、どうなる?
ゼファー : 他のファズボールがカバーリングしてくるんじゃないのか?
カイマ : 魔法で落とすわ(笑)

 カイマの《火球爆発》達成値25点がファズボールに飛びます。10,10,5と達成値を割り振った結果、【身代わり】で1体だけがかばわれて生き残ります。


クレース : そうやって残したか…
カイマ : 《狙撃》は無しだったか?
クレース : なしで、よさそうだな、白兵をカバーされても痛くない。
GM : では味方にかける魔法タイミング。ファズボールは【仲間を呼ぶ】を使用。
カイマ : 呼ぶな。
ニイ : あああ。それがあった。
GM : ファズボールは2体になりました。

 呼ばれてしまったものは仕方ありません。目一杯味方を強化して白兵に臨みます。


ニイ : 《超高揚》をかける。
ゼファー : アリス姉ちゃんに《魔力付与》を。
クレース : ナギに《聖なる刃》……と。アリスに集中させたほうがいいか? 今回ナギにTP節約してもらって。
ナギ@GM : 「では試しにそれで行ってみるでありますか?」
クレース : なら、アリスに《聖なる刃》。
アリス : ではTP3使って……わはは10D6+11(笑)
カイマ : いってこーい。
GM : エルダーエントはBP3点使用。(コロコロ)73の倍で敵は146!…つよ(笑)

 さて、味方の白兵は……



GM : (コロコロ)32
ニイ : (コロコロ)私は24で。
ゼファー : (コロコロ)俺は18で終わりー。
クレース : 戦士の支援が整うまでTP大きく入れる。3点。(コロコロ)45出た…(笑)
アリス : (コロコロ)56……ここまで支援もらっておきながら……!


GM : お、合計で180いってない? 180対146で、34ダメージをエルダーエントに与えた!
エルダーエント@GM : 「おおおおぉぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉ…」

 1ターン目からエルダーエントにダメージを通す、幸先のいいスタートです。



ニイ : ターン最後に《死毒の刃》をファズボールに。
GM : *  しかし じゅもんは きかなかった *
カイマ : ……まほうによわい?
GM : うん。



 【魔法に弱い】敵には、《死毒の刃》は効きません(遠い目)
 ついでに言うと、《死毒の刃》の対象は「白兵戦参加者」ですよニイさん(爆)


カイマ : 皆駄目だぞ今回ぃぃぃ!

 幸先のいいスタート。幸先のいいスタート……?





◆第2ターン◆ 続・シャボン玉を消せ
GM : 次のラウンド。
GM : の前に【再生10】が発動し、エルダーエントの傷が治る。
アリス : ぶっ。
ニイ : く……。

 エルダーエントにファズボールが2体。2ターン目を迎えてみれば、状況はほとんど変化していません。


ゼファー : 俺が先に《火球爆発》を撃った方が、ダメージがいきそうだな。
アリス : 支援魔法集中でナギのスペック底上げを先に考えるのも手かもですが。
カイマ : ファズボール、ほっとくと増えるぞ。
GM : ほっとくと味方魔法のタイミングで【仲間を呼ぶ】を使用しますよ(笑)
クレース : 二人が魔法を撃つと《魔力付与》がなくなるからな…
ニイ : 私が《精神高揚》使える。
クレース : それだ。
ゼファー : じゃあ、俺から《火球爆発》いくぜ。(コロコロ)

クレース : ゼファー…そのダメージ
カイマ : ゼファー…(爆)
GM : なんだ? 何が起きた(笑)
カイマ : 終わってない?(笑)



 ゼファーの達成値が大きく、なんと33。【身代わり】を使うこともできずにファズボールは全滅しました。


カイマ : 「やるじゃねえか!」
ゼファー : 「せいぜい尊敬しろ」(笑)
カイマ : 「轟け。地の底よりたぎる炎の舞を!――火球爆発!」

 そしてカイマの《火球爆発》がエルダーエントへ。「強打」がかかっているその威力は大きく、58点のダメージを弾き出します。


ゼファー : 「うお!すげえ!」(笑)
カイマ : 俺の一族は昔から強打に強いらしい(笑)
GM : エルダーエントに与えたダメージの総計は82!
ニイ : 残り68…。
アリス : あとは、白兵ですか。
ナギ@GM : 「一気に押し切れるかもしれないであります!」
カイマ : 「後は任せたぜ――」
アリス : カイマ、そのセリフ死亡フラグ(何)


クレース : 今度はナギに《聖なる刃》。
ニイ : 《精神高揚》をナギさんに。
ナギ@GM : 「み、な、ぎ、るぅぅぅぅ! であります! 今回はフルパワーで勝負!
アリス : 「全力全開。これで届かないなら……」
アリス : 「もう少し頑張らないと駄目なわけですね」
アリス : TP3コ入れる。10D6+11の強打、行きます!
ナギ@GM : TP3点使用で、9D6+9の強打!
ニイ : TP3点投入。残念MP切れで《不意打ち》は使えない。
クレース : TPは2点。

 そして全力のダイスが今、振られました。が。



GM : (コロコロ)なんか低い。45しかないでありますorz
アリス : (コロコロ)……orz なにこのダイス目 37。エクセリオンモード不発か。
クレース : (コロコロ)こっちは21、届かない。
ニイ : (コロコロ)……51いった。


GM : (コロコロ)敵は80も行きました。【凶暴化】で2倍して160(爆) 154対160で…敵の6アップ(笑)
ニイ : ……効かない。
GM : 鎧にはじかれて終了。【再生10】が発動して、敵のHPは78になった。
カイマ : 次が勝負だな…オイ。
アリス : 次のターン……限界を超えた限界を出せ、と。なんだろう、この戸愚呂弟120%中の120%(何)



◆第3ターン◆ 勝利の鍵

 エルダーエントの残りHP、78――。


ニイ : 残りHP78。魔法で止め、できる?
GM : 魔法で何とか仕留められそうかな?
ゼファー : やってやるさ全力の火炎玉をぶち込んでやる。「くらいやがれー!!」(コロコロ)達成値は44だ。
カイマ : ゼファーがすごいんだが(笑)
アリス : 近いうちに死にそうね、ゼファー(何)
クレース : (???「……今の出目……わたくし、明日……死ぬかも(笑)」)
GM : う…抵抗できねえ。残りHP34。
カイマ : 続けて撃とう。TP2点で「――《火球爆発》!」(コロコロ)ぐ、波が去った…25発。
GM : しょぼっ(笑)
カイマ : 俺はまだ死なないらしい(笑)
GM : ……BP2点使って抵抗してやる(笑)
カイマ : エェェェエエ
GM : (コロコロ)26で抵抗だ!(笑)
カイマ : ぐあ、1点差!?
クレース : 抵抗された!
GM : ダメージは13点のみ。残り21点。
クレース : 最近魔法使いと吟遊詩人の立場の逆転現象が(笑)
カイマ : オッサンがんばれ(笑)
クレース : ……残りのTP1入れても21は無理そうなんだが。
アリス : それでも入れないよりはマシでしょう。限界を……超えろ(何)

クレース : もしかしたら、ニイの石つぶてがとどめになるような予感(笑)
ゼファー : それが勝利の鍵だ!(笑)


クレース : 《破邪の光》は22、抵抗されなければ……
GM : うぬぬぬ…基本が19だから、ここで最後のBP1点を使って…(コロコロ)あ、6出た。抵抗(笑)

クレース : あ。
ニイ : あ。
アリス : あ。
カイマ : あ。


GM : ダメージは11点。残りHP10点(笑)
ゼファー : 「今だ!ニイ!」(笑)
アリス : つぶてつぶて〜
ニイ : 《石つぶて》。仕方ないから残ったTP1点使っちゃう。(コロコロ)12点。
GM : ぺし。ニイの投げた小石が当たり…エルダーエントの巨体は倒れ伏した(笑)
ニイ : ひゅーーーー、こつん。   どしゃああああああん!!
カイマ : どんな小石!?
ゼファー : 「あそこが核だったんだな…」
アリス : ……絵的には、アレですが(笑)
エルダーエント@GM : 「…大地の力は…大地によって封ぜられるべし…か…」(枯れていく)
ニイ : 「私、小石投げただけ……」



◆帰還後◆ ナギの頼みごと

 エルダーエントを倒し、目的を達成したパーティは帰還しました。そして――


ナギ@GM : 「で、ゼファー殿。頼みがあるんでありますが…」
ゼファー : 「さっきそんな事言ってたな。で、何だ?」
アリス : 「ラブ来た」(何)
ナギ@GM : 「貴殿の持っている…テオ語録を、しばらくの間貸して欲しいんであります!」
カイマ : 「貸し出し要求ー!?」
ニイ : 「………(かなり意外そう)」
GM : 「……実は小官。最近になって読み書きの勉強を始めたのでありますよ」
GM : 「今までは自分の名前と、世界各国の言葉で『突撃』『退却』『投降せよ』しか、文字書けなかったでありますが…それではイカンと同僚のピピン殿に頼んで、習いだしたのであります」
カイマ : 「……テオ本で……俺と同じ」(ポソ)
クレース : 「…もっとまともな本があると思うんだが」
GM : 「テオ語録は、こないだ女王陛下が発表した歌でブームになってるみたいでありますし、この機会にぜひ、中身に触れておきたいと…」
ゼファー : 「ん〜。ああ、良いぜ。それでナギの勉強がはかどるんなら、良いことだもんな」
GM : 「ほ、本当でありますか! お、恩に着るであります!」
ゼファー : 「やっぱりテオはすごいな。本になっても人助けだ」(笑)
カイマ : 「……アレで言葉を理解すると、少しゆがみそうだ」

カイマ : テオ語録って装備できるんだろうか。
クレース : 装備したらどうなるんだろう…
GM : 今はまだその時ではないらしい(笑)
ゼファー : 転職する時に使うのかも(笑)
クレース : クラスチェンジアイテム…(笑)






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オマケ

『こないだ女王陛下が発表した歌』とは! (元ネタ『エアーマンが倒せない』)

1
気がついたらダイスの波去ってる そして永遠の三番手
あきらめずに 白兵戦に参加するけれど 一人「の」の字書いてる
セニアやジーナがいれば 楽に大ダメージが出せるけど
単独だったら何回やっても 【修羅の加護】が破れないよ
50以上が何回やっても越えれない
「ボーパルソード」で強打できても 5以上ひとつも出てない
TPぶっ込み試してみたけど ダイスがショボくちゃ意味がない!
だから次は絶対目立つため 「カバーリング」だけは最後までとっておく

2
気がついたら変な語録書かれてる 何故か知らないセリフばかり
あきらめずに バンパイアロードに抗議するけれど 奴はどこにもいない
「聖なる鎧」を着れば ファンの黄色い声援来るけど
鎧がなけりゃ何回やっても 誰一人も気づかないよ
仲間たちまで自分の横素通りする
語録に憧れてきたガキまで 現物見たらガッカリ
人気投票もやってみたけど リコルにしか票入らない!
だから次は絶対目立つため 僕は「聖なる鎧」最後まで脱がない