2007年08月16日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【幕間3】 VSブリス女王

  ディドロ 祝辞を述べる






ニイ : 「これでまたひとつ、迷宮を抜けた……」

 心優しき迷宮を完全に突破したサードパーティ。そんな彼らにブリス女王から勲章の授与があるという。そして授与式が執り行われる謁見の間に、彼は現われた。

ディドロ : 「祝辞を述べに来ました。『心優しき迷宮』を踏破されたようで。しかもあの妖精ファを手なずけるとは…実に驚きましたよ。素晴らしい」

 その名はディドロ。迷宮を奏でる吟遊詩人。
 今、迷宮を作った張本人が、姿を現した。






今回の参加メンバー


ナギ
妖騎士


クレース
魔導師

ニイ
野伏

ゼファー
聖騎士

カイマ
魔導師






ポンペイ
カイマの使い魔



◆Scene01◆ クリーピングコイン詐欺、摘発される

 心優しき迷宮を突破して間もなく、迷宮突破の噂は城塞中に広まりました。


ニイ : 「これでまたひとつ、迷宮を抜けた……」
カイマ : 「……Cコインの代償か」(フッ)
ナギ@GM : 「最近『Cコインのファミリア使えば簡単に儲かるよ』詐欺を摘発されたとかで!」(爆)
ニイ : 「……あれ、詐欺、だったの…」
クレース : 「そういう貢献か…」(笑)
ゼファー : 「高額納税者になったんだったな」
カイマ : 「誤解じゃーー!?」
カイマ : 「アレは役所のミスだ! むしろ俺は被害者ダッ!」

 はい。今回、カイマお得意のファミリア「クリーピングコイン」は儲かりすぎるということで、ルール変更により弱くなりました(笑)


ナギ@GM : 「詐欺のことよりも、今回の貢献を祝して、カイマ殿をはじめとした皆さんにブリス女王陛下より銀十字勲章を授与したいとの仰せであります!」
ナギ@GM : 「銀十字勲章といえば、この『城塞』ではバイゼン殿のパーティくらいしか授与された冒険者はいないのでありますよ! 楽しみでありますなぁ〜」
カイマ : 「……バイゼン?」
ゼファー : 「バイゼンって誰だ?」
ナギ@GM : 「知らないのでありますか? 今『城塞』の中で最も実力があり、クルセイド・ウォー・ダンジョンの攻略を一番進めている冒険者パーティのリーダーでありますよ」
ニイ : 「私達より先に行っている人たち……」
ゼファー : 「ああ、その人がバイゼンってのか、この間話だけ聞いたな」
カイマ : 「ふむ。じゃあ、そのダンジョンが今の人類到達点というわけか……それで最後。じゃ、ねぇよなぁ(ボソ)」
ナギ@GM : 「何にせよ、彼らと同等、いやそれ以上の期待を我らに、ブリス様が寄せているのであります。大変な名誉でありますよ〜」
GM : そんな訳で、ナギは式の準備が午後3時である事を伝えると、城塞へと帰っていきます。
カイマ : 「先は長ぇなぁ…」
ニイ : 「どこまで行けば、いいんだろう……」
ゼファー : 「そんなの簡単だ。行けるとこまで行けば良いんだよ!」
カイマ : 「とにかく。先に進むには強くならんとな。今以上に」
ニイ : 「強く……」



◆Scene02◆ 城塞の異変
GM : さて、何もする事なければ3時までタイムテーブルを進めますが?
ニイ : 式典ってことは、きちんとした格好しなきゃだめ?
カイマ : 「……そういえば。俺ら、フェニックスの野郎のおかげで黒こげなんだが、勲章、このカッコでもらっちゃって、ええのかね?」
ゼファー : 「別に良いんじゃねえの?」
クレース : 「気になるようなら、着替えていくぐらいの時間はあるぞ」
ゼファー : 「着替えっても、大して変わんねえんだけど…」
カイマ : 「身づくろいは礼儀だしな…、変に着飾る必要も無いと思うけど」
カイマ : 「とにかくコゲたのは着替えよう」
ニイ : じゃあ、カイマにもらった服に着替えてくる。他にないから。
GM : すったもんだして、それらしい格好に正装した皆さんは、ナギに言われた時間に城塞の、女王謁見の間へと向かいました…が。
ゼファー : 「ういーっす」(笑)
GM : いつも立っている門衛がいません。上の階からは何やら、激しい靴音が聞こえてきます。
クレース : 「……式典だからというわけでもなさそうだな」
カイマ : 「……何かあったか? 急ごう」
ゼファー : 上の階へ向かって、ダーッシュ!(笑)
GM : 式典のようなのんきな雰囲気ではない。君たちが謁見の間に到着すると……
カイマ : バターン
GM : 近衛兵らが、一斉に中央にいる「人物」に、槍の穂先をつきつけている。兵の中にはナギの姿も見えるね。
カイマ : 「ナギ!」(杖を構える)
ニイ : 「……!」
GM : ブリス女王は、玉座にすわったまま微動だにしない。緊張した面持ちだ。
ニイ : 隙なく様子を伺う。
ゼファー : 「良く見えねえ。カイマ。《飛行》掛けろ」
???@GM : 「…おやおや。争う気はないと最初に申し上げたでしょうに。随分な歓待でございますな」
兵たち@GM : 「黙れ、賊め!」「どこからどうやって入ってきた?」
ゼファー : 「飛行! 飛行!」>カイマ
カイマ : ゼファーは一人で浮かばせておく(笑)
GM : 槍に囲まれている人物は…金髪碧眼の、優雅な身なりをした吟遊詩人だね。
GM : 右手には竪琴を持っているが…不思議なことに、その竪琴には弦が一本もない。
カイマ : なんて怪しい!

ニイ : 弦のない竪琴…しかしその音色は貴様の脳に直接響くのだ(何)


カイマ : 怪しいことこの上ないが、様子を見るより他無さそうだな…。杖は構えておくが。
ニイ : いつでも戦闘に入れるように心のスイッチを切り替える。動きにくい服を着てきて後悔してたり(何)
カイマ : しまったぁー!(汗)



◆Scene03◆ 現われた黒幕
クレース : ←息を切らしながら一番遅れて入ってくる

 と、クレースが入って来たところで、吟遊詩人は語り始めます。


吟遊詩人@GM : 「(カイマ達を見て)どうやら待ち人が訪れたようです。役者は…そろいましたな」
カイマ : 「なんだと?」
吟遊詩人@GM : 「わたしは話し合いに来たのです。物騒なものを納めなさい。ねえ、ブリス女王陛下?」(いやらしい笑み)
ブリス@GM : 「………」
GM : …しばらくして、ブリス女王は「…武器を納めなさい」と、消え入るような声で命じる。近衛兵らはしぶしぶ槍の包囲を解き、吟遊詩人から距離を取るね。
ゼファー : 兵士たちをかき分けて、前へ出る。
GM : 吟遊詩人は、キミ達を見て、恭しく一礼した。
吟遊詩人@GM : 「お初にお目にかかります。私の名はディドロ。『迷いを奏でる者』…ディドロ。以後、お見知りおきのほどを」
カイマ : 「……ディドロって、オイ」
ニイ : 「……妖精ファが言っていた」
カイマ : 「黒幕じゃねーか!(ビシィ)」
ゼファー : 「で? そのディドロが何の用で、迷宮から出てきたんだ?」
クレース : 「それも、こんな城の中にまで来て」
ディドロ@GM : 「祝辞を述べに来ました。『心優しき迷宮』を踏破されたようで。しかもあの妖精ファを手なずけるとは…実に驚きましたよ。素晴らしい」
カイマ : 「何がスバラシイだ。ファちゃんを苦しめるような真似をしくさって」
クレース : 「最初に『手なずけた』のは誰のほうだろうな?」
ディドロ@GM : 「あなた方のおっしゃる通り。この城塞を取り囲むすべての『迷宮』を生み出しているのはこのわたし」
兵たち@GM : 「なんだと…じゃあ、こいつが!」「俺達を閉じ込めている張本人か!」
カイマ : 「じゃあさっさと消せ」
ディドロ@GM : 「そうは参りません。わたしには崇高なる使命がございます。わたしはこの城塞を監視し、封印せねばならない義務があるのです」
カイマ : 「ハァ?」
ディドロ@GM : 「ですが、どうでしょう? 貴方がたの素晴らしい功績に免じて…あなた方を、この迷宮から外の世界へと解放して差し上げるとしたら…どうします?」
ニイ : 「……外……に?」
ディドロ@GM : 「そうです。あなた方は外に出るために、迷宮に冒険者を送り込み、戦い続けているのでしょう?」
GM : ディドロはニイ達を指さす。次に、周りを囲んでいる近衛兵らを順番に、一人ひとり指さしていく。
ゼファー : 「断る」
GM : 兵隊らは、やや息を飲む。ゼファーのように、即座に拒絶するような事はせず、沈黙を守っている。
クレース : 「……厄介払いにしか聞こえん。…ファを解放したのがよほど気に入らないのか」
ニイ : 「……私は」
ニイ : 「出たい。けれど、あなたにこの身を委ねることは…できない」
ゼファー : 「確かに俺たちは外に出る事を目標に迷宮探索を始めた。だったら、一度掲げた目標は最後まで貫く!」
カイマ : 「……話が読めん。招き入れ、閉じ込めたのもお前なのだろうが」
カイマ : 「……オイ、テメェら聞け」>兵士に
カイマ : 「俺の師匠の最初で最後の偉大な教えだ――『美味しい話には裏がある!』 むしろ美味しい話なんてこの世に存在しない!」
兵たち@GM : 「………」
カイマ : 「結果とは、自ら足掻いて努力して掴み取るもの。容易く与えられるものでは、ない!」
カイマ : 「大体、相手は黒幕だ。信じるほうがどうかしてるわ…」
ナギ@GM : 「…そ、その通りであります! カイマ殿の言うとおりであります! 我らは、ブリス女王陛下にお仕えし…陛下と共に自由を勝ち取るためにここにいるのでありますよ!」
ディドロ@GM : 「…わたしの目的は、ブリスをこの城塞と共に監視することです。ブリスを除くすべての『城塞』の民を解放する、と言っても…お答えは変わりませんかね?」
カイマ : 「…まるで、女王さんと城砦が危険物みたいな言い方だな、オイ」
ディドロ@GM : 「望んでこのような場所に来た訳ではないでしょう? あなた方にも家族はいるのではないのですか? ご心配ではありませんか? 明日をも知れず、命があるとも限らない、このような場所で朽ちるのを望まれるのですか?」
クレース : 「お互いの目的や手段など関係ない。お前は信用ならん。それだけだ」
ディドロ@GM : 「…おやおや。我ながら、実に寛大な和平案を持ちかけたつもりだったのですが…」
ゼファー : 「望んだとおりに人生が流れるんなら、誰も自分を高めようとは思わない。そしてなにより、俺の行く先をお前に勝手に決められるのに我慢がならねえ」
カイマ : 「筋が通らんだろうが。――女王さんと城だけが目的なら、何故大勢の人間を連れてくる」
ディドロ@GM : 「くふっ、くくくく…くふふふはははは。確かにそうだ、筋が通らない」
カイマ : 「餌をかがげて自分が作った迷宮に入らせ。何をさせる」
ディドロ@GM : 「何…退屈なのですよ」
カイマ : 「…退屈しのぎに、冒険者に迷宮を突破させる。と?」
ディドロ@GM : 「わたしはこの城塞を、気の遠くなるほどの歳月、監視してきました。狂おしいほどの年月を。だがこの監視はわたしの使命だ! やめる訳にはいかない…だからこそ、あなた方には娯楽を提供してもらいたいのです」
ディドロ@GM : 「強い冒険者たちが、必死になって迷宮を生き残ろうとし…そして最後には無残に朽ち果てる。その素晴らしい『死の輝き』を、我に見せ続けるのです! それで我が渇きは癒される…」
クレース : 「……たいそうな趣味だな」
ディドロ@GM : 「貴様らには分かるまい。死の旋律の素晴らしさが。迷いを奏で続けることの業の深さを。誰にも、誰にも分かりはしない…」
カイマ : 「知るか」
ゼファー : 「決まりだな。俺の行き先は俺が決める。そこにお前が立ちふさがるなら、お前ごとぶち抜いて道を切り拓いてやる!」
ディドロ@GM : 「くくくく。気に入りました。この城塞の最高峰の冒険者ですら、我が下僕たる女帝ルーザレア、聖騎士王ヨハネの軍勢すら打ち破れないでいる現状で、そこまで強がるような冒険者がまだいたとは、ね」
ディドロ@GM : 「…あなた方であれば、きっとこのわたしを満足させてくれるような、死の旋律を奏でてくれるに違いない…ひひひひ」
カイマ : 「死の旋律……テメェとは一生趣味が合いそうにねぇよ」
カイマ : 「俺はむしろ、生きることへの輝きに執着するがね」
ディドロ@GM : 「生きることの輝き、ですか。くっくっく。せめて我が下にたどり着けるくらいの力を身につけなさい。もっとも…仮にわたしを滅ぼせたとて、あなた方が果たして望んだ通りの『希望』に辿り着けるでしょうか? 非常に興味深いですねえ? ブリス?」(ニヤリと笑い女王を見る)
カイマ : 「ああ、たどり着き、踏み越えて外に出てやるさ」
ゼファー : 「まったく、長く生きすぎると、頭ってのは変になってくるもんなのか…。叩いたら元にもどらねえかな」(拳に《魔力付与》)
クレース : 浮いているゼファーをおろして羽交い絞めにする(笑)

カイマ : どちらの方面で浮いているんだろか……(笑)


ゼファー : 「ちょっ、離せよ、オッサン。ああいう奴は一発なぐらねえと分かんねえんだよ」(笑)
クレース : 「女王もいる中で下手に手を出してどうする?」
ゼファー : 「あいつは女王さんを監視するのが使命だといった。そうそう女王さんに危害が及ぶようなことはしねえよ」
ディドロ@GM : 「今日のところは引き下がりましょう。お待ちしていますよ…我が『迷宮組曲』の最奥部にて」


カイマ : 「……おい、一つ教えろ」
カイマ : 「お前が誘い込んだ冒険者の中に。二十代後半ぐらいの間抜けそうな精霊使いはいるか?」
ディドロ@GM : 「? 精霊使い?…さて、なんのことでしょう? そもそもお前たちを『誘い込んだ』のは、わたしではない
カイマ : 「……なんだと」
ディドロ@GM : 「ですが…これから先、色々とこちらからも招き入れる準備をした方がよいようですね。これから忙しくなりそうです。では…失礼」
カイマ : 「オイ、待て――っ」
クレース : ため息ついて、ゼファーを離す。
ゼファー : 《不意打ち》でディドロをぶん殴る!(笑)
GM : ディドロは《瞬間移動》して、消えた。
ゼファー : 《飛行》の勢いで顔面から地面にダイブ(笑)
ゼファー : 「ぐおっ!痛ったー」(ごろごろと地面を転がってる)
ニイ : 「……気配は完全に消えた。もう、いない」
カイマ : 「……チッ」
カイマ : 「どこに居るんだよ。師匠……(ボソ)」



◆Scene04◆ 真相は霧の向こう

 ディドロは、去りました。後に残されたのは沈黙する兵士達と女王。そしてサードパーティのメンバー。もはや勲章の授与式などという雰囲気は微塵もなく――。


ナギ@GM : 「…奴が、ディドロ。我らの受難を生み出した張本人でありますか」
ブリス@GM : 「……」
GM : ブリスは表情ひとつ変えないが、拳をぎゅっと握ったまま、言葉を発せずにいる。
カイマ : 「つぅか、女王さんよ。アンタ、アイツの言ってること少しは分かってるみたいだったよな」
カイマ : 「何か隠してること。ねぇのかい?」
ゼファー : 「話せる事なら、先に話してくれてるだろう…。おー痛てー」(起き上がりつつ)
クレース : 肩越しぐらいに、横目でブリスを見るが……
ブリス@GM : 「…ディドロは、敵です。わたしは…この城塞を統治することを先々代より委ねられ…迷宮化の原因を探ってきました」
ニイ : 「……『封印』と言っていた。……女王だけを残せば良いとも……」
カイマ : 「……監視している、ともな」
クレース : 「……何故奴は、ああもこだわるのだ…?」
ブリス@GM : 「彼が何故わたしにこだわるのか。城塞の統治を任された者を殺せない理由でもあるのか…そこまでは、わたしにも分かりません」
ブリス@GM : 「ですが…わたしにも分かったことがあります。ディドロは…邪悪な存在です」
ゼファー : 「まあ、あれが善いもんには見えねえよな」
カイマ : 「も一つ聞く。俺は俺達を此処に呼び寄せたのは奴だと思ってた。だが、違うらしいな」
カイマ : 「呼び寄せてる奴が他に居るのか?」
ブリス@GM : 「その、ようですね…もっとも、ディドロの言うことを全て、鵜呑みにする訳にもいきませんが」
カイマ : 「女王さんは知らんのだな」
ブリス@GM : 「……はい」
カイマ : 「――ならばいい。信じる」
GM : ブリスは複雑な表情を浮かべる。目に見えて、体調が優れているようには見えない。
ナギ@GM : 「女王陛下。これ以上無理をされては…」
兵たち@GM : 「誰か、陛下を寝室まで案内して差し上げろ」
GM : ……結局、勲章授与の式典は延期となってしまいました。
ニイ : 女王が去るのを黙って見送る。
ニイ : 「一方が邪悪でも、もう一方が善とは限らない……」(誰にも聞こえないつぶやき)



◆Scene05◆ ナギの別れ道
ナギ@GM : 「…皆さんが、言いたいことは何となく分かるでありますが」
GM : ナギは背を向けたまま、君たちに言う。
ナギ@GM : 「小官は…ブリス女王陛下を信じたいのであります。裏切るなんて、考えたこともないのであります。命を救われた恩がありますから…」
ナギ@GM : 「それは今でも、変わらないのであります…」
カイマ : 「…ナギよ」
カイマ : 「……疑うことと、知ろうとすることは違うと思うぜ」
カイマ : 「相手を知り自分を知り、成すべき事が見えてくるときもあるはずだ」
ナギ@GM : 「……」
カイマ : 「何も知らんと従うだけっつーのは、信頼じゃなく傾倒だからな」
ナギ@GM : 「……」
ニイ : 「……私達は何も知らな過ぎる」
ゼファー : 「進んでけば、おのずと分かってくるだろう? 今はそれで良いんじゃねえか?」
カイマ : 「進む、か」
クレース : 「……はなからそのつもりだろう?」
ゼファー : 「もちろん。つまりは、やることは変わらねえ」(笑)
カイマ : 「楽そうな方法、棒に振っちまったしなー……まぁ、かなり危なそうでもあったが」
GM : しかし、キミ達の言葉は、すでにナギには届いていません。
GM : カイマの言葉を聞いて、凄絶な表情を浮かべたナギは…女王の下へと行ってしまった後でした。
カイマ : 「あんま、思いつめないといいがね」
ゼファー : 「お前が追い込んだんじゃねえのか?」
カイマ : 「あのままでもいかんと思ったからな。あとは、ナギ次第だろ」
クレース : 「ナギが信じたいというなら、今はそれでいい…」

 しかし、ナギはその後、彼らの元に顔を見せに来ることはありませんでした……。





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