2007年09月08日
2007年09月14日

幕間へ←    →幕間2へ

適当RPG「3rd edition」に戻る


適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第3部】 クルセイド・ウォー・ダンジョン


第4話 VSゼットン

  ゼファー テンサイに遭う






 それは、ディーダムを倒した直後の出来事だった。ゼファーがクレースの《施療》の呪文を見て覚えた時のこと。

クレース : …とりあえず病気治すか? つらさは身に染みてわかる。ナギとアリスに《施療》使う。
ゼファー : 「こうか?」 自分とニイに《施療》使う(笑)
ゼファー : 「……この呪文をイリス姉ちゃんに使えば、病気治るんじゃねえのか?」
クレース : 「せいぜい、今苦しいのを軽くするぐらいしかできないぞ?」
ゼファー : 「軽く出来るんなら、すごい前進じゃねえか」
クレース : 「……時間は延びない」
ゼファー : 「それでも、苦しんでる姉ちゃんの顔見ながら、何も出来ないよりは百倍マシだ」

 クレース誘拐事件を通して、思いは更に強まった。
 イリスの病気を治してやりたい。その時ゼファーが思い立ったのは……







今回の参加メンバー


ナギ
妖騎士/レベル6
HP45 MP28 TP7


アリス
狂戦士/レベル4
HP40 MP0 TP5

クレース
魔導師/レベル5
HP38 MP35 TP7

ニイ
忍者/レベル4
HP31 MP22 TP5

カイマ
魔導師/レベル5
HP25 MP38 TP7






ポンペイ
カイマの使い魔



◆Scene01◆ 俺達の惨状

 さて今回は、ゼファーのプレイヤーがGMです。



ニイ : ニイ、すたんばい。
アリス : 「Standby,Ready」(何故か新幹線の車内放送の声(何)


GM : んじゃあ、そろそろ始めましょうか。では今回の導入は、カイマからです(笑)
カイマ : 俺? よし、俺惨状。何があるんだろ。

カイマ : ↑参上! 参上!
アリス : ……誤字だったんだ(笑)
クレース : 故意に惨状にしたんだと。


GM : 朝部屋で目が覚めると、上の段に寝てるはずのゼファーの姿が見えません。
カイマ : 「やけに静かかと思ったら……」 ゼファーの荷物とかは?
GM : 装備一式が無いです。そんな感じで部屋を調べていると、突如部屋の中が輝きだします。で、上から瞬間移動してきた何かが降ってきますね(笑)
カイマ : 「おおう!?」
ニイ : どごしゃ。カイマの頭上に。
カイマ : とりあえずポンペイを庇う。
ゼファー@GM : 「ぐ、な……なんとか……戻れた」
GM : ゼファーです。顔色が明らかにおかしい(笑)
カイマ : 「……おい、ゼファー」
ゼファー@GM : 「……カイマ……か……」と、ゼファーはそのまま意識を失ってしまいます。
カイマ : 「………」
カイマ : 「寝る前に……下りろよ」
GM : 部屋の中には意識を失ったゼファーとカイマ、そしてもう一つの影が残されました。
カイマ : 他に何か居るのか?
スパークのアヒル@GM : 「グァっと、俺参上グァ」 ファの迷宮にいたアヒル(笑)
ナギ : な、なんだってー(笑)
カイマ : 「……どうしたんだ。アヒル様」 とりあえず、背中の上の騎士が重くてじたばたしているが。

クレース : さあみんな。この部屋を視覚イメージしてみよう。素晴らしくシュールだ。



 こっそりとイラスト化希望でこの台詞を残してみたり?(笑)


スパークのアヒル@GM : 「ひとまず話は後グァ。でないと、この小僧の命が危ない……かもしれんグァ
カイマ : 「……は? どういう意味だ、それは」 微妙に俺も命の危機だ。重い。
スパークのアヒル@GM : 「全員集まってからの方が良いグァ。同じ話を二度するのはグワァっと非効率的だグァ
カイマ : とりあえず、ポンペイをクレースの元へ走らせる。


イリス : (一方その頃)「カイマさんのウサギさんが…?」
クレース : どうやって意思の疎通を図れっていうんだろう、カイマは。
ナギ : 「ポンペイ殿……しぐさがかわいいのであります」(何)
カイマ : ポンペイは巧みなぼでぃらんげえじでイリスの服を引っ張っています。
イリス : なら、ついていきますけど。可愛いし。



◆Scene02◆ ゼファー、惨状

 さて、全員が集まりました。


GM : ドアを開けると、意識を失ったゼファーの下敷きになったカイマと、アヒルが対峙している場面に遭遇します(笑)
イリス : 「………」(一瞬の思考停止)
カイマ : 「アヒル様……俺は、やったんだ……ぜ(ガク)」
カイマ : 「ていうかお嬢さん。なんだかゼファーがピンチらしいのでオッサンにチェンジしてくれなさい」
イリス→クレース : 変わりましょう。雰囲気が異様だしな!(笑) 今からクレースで。
ナギ : 「で、なにゆえカイマ殿はゼファー殿に乗っかられているでありますか?」
ニイ : 「……わからない。何かのゲーム?」
アリス : 「ゲームというか……特殊な趣味?」(何)
ナギ : 「今流行りのボーイズラブ?」(笑)
カイマ : 「ってニィィィ!?」
カイマ : 「何故ここに! へ、部屋片付けてなっ、今かたづ…(じたばたり)」

 明らかに手遅れすぎます(笑)


スパークのアヒル@GM : 「皆の衆、久しぶりだグァ
カイマ : 「見れば分かるだろうかゼファーがヤバイ。オッサン、なんとかならんか」
クレース : とりあえずゼファーの様子を見る。
GM : ゼファーは意識が無く、顔色が紫っぽくなってますね。具体的に言うと、毒を受けたっぽい(笑)
ナギ : 「……これはっ、例の、顔が全部むらさきいろになったら死ぬという……?」(笑)
クレース : こめかみぐらいまで紫になっても生きてた改造人間がいたな。

 アリアンロッドリプレイルージュ3巻「ノエルと白亜の悪夢」参照です。


ニイ : 「……毒…もしかして……忍に伝わる秘術……」(ニイの元組織のジュレイは毒の使用に絡んだ一族だったらしい)
ナギ : 「これもニンジュツーでありますか?」
クレース : 「……何を食ったんだ」って《快癒》してみる。
GM : 解毒されません。
クレース : 「効かない……?」
ナギ : 「ど、どういう事でありますか? 《快癒》で完治しない毒!?」
スパークのアヒル@GM : 「これはおそらく“呪いの毒薬”にやられてるグァ
ニイ : 呪われた毒?(笑)
スパークのアヒル@GM : 「手っ取り早く言うと、毒が解毒されない【呪い】と、【猛毒】がセットになったものグァ
クレース : 「解毒の術が効かなくなる状態というわけか……」 ステータスロックだなあ。
アリス : 「呪いを解いて解毒しないと駄目、と言うこと?」
ナギ : 「そ、それは遠からず死んでしまうのでは……」
クレース : 「詳しく話してもらおうか」
スパークのアヒル@GM : 「ではグワァッ!っとあらすじだグァ」 ここからはアヒル口調が面倒なのでそのまま書きます(笑)

GM : 今朝方、アヒルのところにゼファーが尋ねてきて話をしていたところ、謎の一団がアヒルの部屋を襲ってきたそうだ。
ニイ : ひとりでそんなとこ行ったの…
カイマ : なんつう危険な(笑)
GM : で、その中の白衣を着たリーダーっぽいヤツが、侵攻を食い止めようとしたゼファーに謎のガスを喰らわせた。と……
GM : で、弱ったところをボコられてたんだけど、隙を見て《瞬間移動》で逃げ出してきた。ってのがここまでの流れです。


ナギ : 「その白衣の人物は、メーフィフィフィとか笑ったりはしなかったでありますか?」(笑)
スパークのアヒル@GM : 「キーッフェッフェッフェって笑ってたでグァ」(笑)

 どういう会話ですか(笑)


ナギ : 「…………」
カイマ : 「謎だ」
ニイ : 「……状況はわかったけど、早く解毒の手段を考えた方がいい。このままでは、ゼファーの命は……」
カイマ : 「そうだ。アヒル様、こうして事情を話すのなら、解読の手がかりも知っておるのだろ」
スパークのアヒル@GM : 「我が部屋の薬品群があれば、どうにかなったかもしれんグァ。おそらく奴らに全部持ってかれてると思うグァ
スパークのアヒル@GM : 「そこで、新たに解毒薬の材料をグワァっと採取してきて欲しいグァ
ナギ : 「それは、結構複雑に色んなアイテムをかき集めなければならないのでは……」(笑)
スパークのアヒル@GM : 「グァ? “灼熱の汚泥”だけで良いグァ」(笑)
カイマ : 「……なんだその明らかに身体に悪そうなアイテム」
ナギ : 「灼熱の汚泥……それは確か、イビルアイが落とす宝物であります」(笑)
ニイ : 「……毒で毒を制するのね」
スパークのアヒル@GM : 「薬と毒は紙一重グァ」(笑)
ナギ : 「イビルアイは、クルセイド・ウォー・ダンジョンでなければ会えないでありますなぁ」
クレース : 「だがな、我々がそれに会えるかがまず問題で……」
カイマ : 「会える会えないじゃねぇよ。会えるまで粘るだけだ」
クレース : ニイに《和平交渉》を頑張ってもらうしかないか。
カイマ : 「……じゃあアヒル様、ゼファー頼めるか?」
スパークのアヒル@GM : 「任せるグァ。あと、白衣の男はイビルアイを連れてたから、ひょっとしたら鉢合わせするかもしれんグァ。気をつけて行くグァ
カイマ : 「そしてできればゼファーを俺の上からどかせてくれなさい」


GM : と言うわけで、今回は7層に潜っていただきます(笑)
ニイ : 「……ゼファーのHPだと、毒で毎ターン3点ずつ減っていって……10ターン目には死ぬ
GM : 前回のでゼファーは6レベルに上がりました。HPが33まで増えたぜ(笑)
ニイ : 「……じゃあ、11ターンはもつ」 さよならゼファー(笑)
カイマ : 「ゼーファー!?」
GM : そこはアヒルがポーションとか使ってくれるので、考えないでも大丈夫です。HPポーションが点滴によって、注入されているのです(笑)
ニイ : 「……一刻の猶予もない。早くしないと」
ニイ : 「請求書が」(ぼそ)
クレース : 「ともかく、急ごう」(いろんな意味で)



◆Scene03◆ ダイス、惨状
ナギ : 「イビルアイは、アンデッドにしてはかなり手ごわいであります。ブレス能力あるし」(笑)

 クルセイド・ウォー・ダンジョンの7層に潜ります。標的はイビルアイ。
 ところがこういう時に限って……


ナギ : (コロコロ)ゲェー、いきなり1。(コロコロ)で6(笑)

カイマ : ナンダッテー。
クレース : 久しぶりだな、これは。
ナギ : 「♪すーぐーに1−6こーんぼー」(笑)



 行き止まりの玄室にモンスター&モンスター。適当RPGのしでかし風味のお約束パターン1−6コンボ。久しぶりの登場です。


ナギ : 「もっとも、アンデッドと十字軍が鉢合わせていれば、どちらかと和解も可能でありましょうが……」
アリス : 「どうかしら……この間会った連中みたいなのだと和解は難しいんじゃ?」
クレース : 「どっちかにつけば味方のフリもできるだろう」

■クルセイド・ウォー・ダンジョン解説■
 このダンジョンでは、奇数番号と偶数番号のモンスターは対立している。
 もし「モンスター&モンスター」で奇数番、偶数番のモンスターが同時に出現した場合、PCはいずれか片方と戦闘し、もう片方のモンスターとの和解を選択することができる。



GM : だそうです(笑)
GM : クルセイダーが10体にナイトストーカーが5体。両者が戦闘してるところに鉢合わせですね。
カイマ : 「十字軍以外とは初めて会うな」
カイマ : 「……イビル様が居ない」
ニイ : 「……《和平交渉》する? イビルアイのために」
カイマ : 「頼む」
GM : ぶっちゃけてしまうと、ボスまで行けば、イビルアイには会えます(笑)
ニイ : ……ぶっちゃけられたので、目前の敵を叩いた方がよさそう?
ナギ : 和平しても出てくるのは2グループ(笑)
カイマ : 機会は多いほうがいいのだよ! 機会は!
ニイ : なら、《和平交渉》を。
クレース : ここで、両方と和平できるってのもまた妙な雰囲気だな。
GM : やりすごしたってことで。
ニイ : 「オーウ。ワタシタチ・カンケイアリマセーン。ムコウのヘヤでアラソッテくだサーイ」
アリス : ニイが……(笑)
ナギ : 「ニイ殿、なんでありますかそのつけ鼻」(笑)
クレース : 「こうやってやりすごすのか…」(笑)
ニイ : でも、かわりに別の敵が(何)
GM : イビルアイが5体、デルフズミニオンが5体。出現数が最大でした(笑)
ナギ : ばばーん(笑)
カイマ : 「やった、イビルアイだ! でかしたニイ」
ナギ : 「両方アンデッドだから、全部襲ってくるであります!」
ニイ : 「……つけ入る隙がなくなった」
ナギ : 「気合を入れて迎撃しないと、こっちがやられるでありますよ!」




◆Scene04◆ ターゲットはイビルアイ!
GM : では、向こうは生きてるあなた達を見て、問答無用で襲ってきます。戦闘開始ですね。イビルアイは2体が【炎の息】をスタンバイ。

イビルアイ ZL8 MR32 【不死の力】【妖魔の力】【炎の息】
デルフズミニオン ZL8 MR19 【不死の力】【魔法障壁】【石化】



クレース : デルフズミニオン、《邪霊退散》させてしまおうか?
カイマ : それもいいかもな。奴ら、寝ない(笑)
クレース : 退散をやると、《神の衣》その他がかけられなくなるが……
ニイ : それでも、敵を減らした方が良い。
クレース : 仕方ない、イビルアイはまかせる。《邪霊退散》を。TP1点。(コロコロ)いまいち。達成値は20。
GM : 2体が逃げて行きました。
ニイ : ……意外と残ってる。
カイマ : TP1点入れて、イビルアイに《爆裂究極》。
カイマ : 「此処に刻みし最後の朱、黄昏に染まりし汝が躯。永劫の炎を眼に刻め!――爆裂究極っ!」
カイマ : (コロコロ)達成値48、倍にして96だどうだ。
ニイ : ぴったり3体分?
GM : ですね。3体吹っ飛びました。
ナギ : 「小官は……エルブンフォースを宣言。TP2点使用で《大地震》をイビルアイに撃つであります」
カイマ : ナギので上手い具合に減れば……
ナギ : (コロコロ)すみません。24点しかいきませんでした。
ニイ : その1体に《狙撃》。(コロコロ)14ダメージで。
GM : では、それで1体倒れた。残りは目玉1体とデルフもどきが3体。MRにして89です。
ナギ : 「それくらいなら……でも小官の戦闘判定はエルブンフォースで半分です」(笑)
アリス : さて……では出番ですね。白兵参加者は?

ニイ : ノ
ナギ : ノ
アリス : ノ


アリス : 3人だけ?
クレース : 抜けたら【石化】が来る、多少無茶してでも耐えてほしい。
ニイ : 89くらいなら。《不意打ち》使ってく。
アリス : ここは乗り切りたいですから……バーサーク!!
アリス : ウォォォォォム、バルバルバルバルゥッ!(何)
ナギ : こいつらのにおいをとめてやるッ

アリス : (コロコロ)50でとまった。うーむ。
ナギ : (コロコロ)28。なので半分にして14であります。
ニイ : (コロコロ)……《フェイク》使用ー。
GM : そんなに悪かったのか(笑)
ニイ : (コロコロ)43で。


ニイ : 「忍法『おぼろ影』。あなたの見たのは残像に過ぎない……」(フェイク演出?)
カイマ : すげえよフェイク(笑)
ナギ : 107いったでありますな。勝利であります。
アリス : ロケットで突き抜けてる(笑)



◆Scene05◆ テンサイは忘れた頃にやってくる

 さて、宝物判定の結果、あっさりと灼熱の汚泥は手に入りました。しかも2つも。


ナギ : 「えーと、この先に進むと、ダンジョンレベルが8になるであります」(笑)
ニイ : 目的のアイテムは手に入っちゃった…
アリス : 帰っても一応はミッションコンプリートな気が(笑)
カイマ : 「俺は、手に入れたコレを一刻も早くゼファーに届けてやりてぇのだが」
ナギ : 「引き返すであります?」(笑)
ナギ : GM、そのへん大丈夫なんでしょうか(笑)
GM : 帰ろうとした場合は、即ボス戦にするつもりだったので大丈夫(笑)

 ぶっちゃけすぎです(笑)


カイマ : 「よし、帰るぞ! 待ってろゼファー」
ニイ : 出口に何か…いる?(笑)
クレース : 待ち伏せか(笑)
GM : なぜ判った!(笑)
クレース : お 約 束 だ か ら
ニイ : ここまで一本道だったのに…どうやって……というかむしろ一部屋(笑)
ナギ : 「けいりゃく:ふくへい」を使ったのでありますよ、きっと(笑)
GM : 君らが入ったあとで、帰ってきたんだよ(笑)
???@GM : 「キーッフェッフェッフェ。待ちくたびれたのであーる」
ニイ : 「……。私たちには用はない」
???@GM : 「実験動物の分際で小生を待たせるとは言語道断、猛省するが良いのであーる」
ナギ : 「……何者でありますか?」
ニイ : 「話に聞いたとおりの笑い方……。ゼファーに毒霧を噴霧した人だと思う……」
カイマ : 「誰だか知らんがさっさとどけぇい!」
???@GM : 「ふむ。問われたからには答えてやらねばなるまい。小生はディドロ軍・超特殊参謀、その名もテングルサプローイであーる」
アリス : 「問うてない問うてない」
ニイ : 「いつから軍に……?」
テンサイ@GM : 「まあ、貴様ら凡人には覚えきれんであろうから、気さくな小生は縮めてテンサイと呼ぶことを許してやるのであーる」
アリス : 「えーっと、ボンサイ?」
ナギ : 「チンサイ殿でありますな」
クレース : 「ディドロも、もうちょっと人は選んだほうがいいと思うぞ…」
テンサイ@GM : 「貴様らは面白そうなサンプルであるからして、体置いて帰るが良いのであーる」
カイマ : 「……身体置いておくと、帰れないが」
クレース : 「断る」(きっぱり)←置いていけなくもない人
テンサイ@GM : 「断る!? 栄光ある小生の実験動物になれるチャンスを無にするというのであるか!?」
カイマ : 「話、通じないな」
アリス : 「まあ、ボンサイだかジチンサイだかなんだか知りませんが邪魔なので退いてもらえませんか」
ナギ : 「ゼファー殿を手篭めにした連中のようでありますな。邪魔立てするなら……強行突破でありましょう!」
テンサイ@GM : 「まったく野蛮な連中であるな。小生は超インドア派であるからして、貴様らの相手はこいつらにさせるのであーる」
テンサイ@GM : 「出でよ! 無敵最強生物“プロトZ”!」

ニイ : プロトタイプなのにもうゼット……?
ニイ : ……プロト乙?
クレース : 「ニイ」
クレース : 「深 く 考 え る な」


GM : イビルアイが5体と白銀の鎧を着込んだ人間が1人出てきますよ(笑)
テンサイ@GM : 「そう、小生の最高傑作通称ゼットン!(笑)
ナギ : 「なんか懐かしい響きでありますが……とにかく、戦闘するならさっさとしようであります」
ナギ : 「なぜかは分からないでありますが、頭の中に『あと19分しかねーぞ』という神からの命令電波が」(爆)
ニイ : 「ゼファーには時間がない。20分で……潰す」

 さっきから気にしているこれ、今日のセッションの終了予定時刻だったり(笑)
 今回は都合により、終わりの時間が決まっているのですね。と言っても残り時間20分でボス戦が終わるとも思えないのですが……(笑)





◆Scene06◆ 無敵最強生物の挑戦

 そしてゼットンがパーティの前に立ち塞がります。


ゼットン@GM : 「こいつらが俺の敵か……」
GM : 皆さんはゼットンの声を聞いたり、顔を見ると、どこかで聞き覚えがあったり、見覚えがあったりします。
カイマ : だれ!?
GM : ゼファーが成長したような姿ですね(笑)
カイマ : なんだってぇー
GM : 身長180弱くらいで、年齢は18,9くらいに見える。
ナギ : 「……なにかの見間違いでありましょうな」(きぱ)
カイマ : 「ええい、深いことを考えてる時間はねぇ!」
テンサイ@GM : 「みたか、さっきトンズラこかれた小僧の細胞と、魔族を合体させた究極生物の姿を!
アリス : うわ、わかりやす(笑)
カイマ : 「………ゼファーの子供だそうだ」
ニイ : 「敵は……倒す」
GM : テンサイが得意げに話してくれる能力がこれだ(笑)

無敵最強生物“プロトZ”
BL:10 BP:10 MR:70 HP:110
特殊能力
【闇の力】魔族。1ターンの間に敵にかける魔法と白兵戦を行える。また、魔術判定は4D6+BLで計算する。
【魔法に弱い】魔法生物。魔法生物。《眠りの雲》《灰燼化》《混乱》《恐怖》《死毒の刃》無効。魔法ダメージは、達成値の2倍のダメージを受ける。
【写目】そのターンに使用された魔法(盗賊の技を除く)を一つ選び、使用することが出来る。(使用タイミングは、その魔法のタイミングに準拠する)
【親衛隊】常にイビルアイ(雑魚No.05)を(パーティーの人数)体連れている。



ナギ : 「ひょっとしたらゼファーのエッセンスが混じっているかもしれないと思っていたが別にそんなことはなかったぜ! であります」(笑)
クレース : いや。【写目】、【写目】(笑)
ナギ : しゃめーる?(笑)
GM : 命名はテンサイですから(笑)

 【写目】。まさしくゼファーの設定にあるラーニング能力ですね(笑)


テンサイ@GM : じゃあ、テンサイが《瞬間移動》。「超多忙な小生はこれにて失礼。あとは、イビルアイをとおしてワンセグ受信するのであーる」(笑)
ナギ : 「何を言っているのでありますかーっ!?」
テンサイ@GM : 「あ、あとそこの近衛兵。貴様は小生と喋りがなんとなく被ってるので、即刻変更するのであーる、あーる、あーる。」(エコー)
ナギ : 「なんのことでありますかなぁ」(笑)



◆第1ターン◆ 戦端
GM : では、戦闘開始です。ゼットンは剣を抜いて構えてる。イビルアイは3体が【炎の息】の予定。
ニイ : イビルアイ5体…潰してくしかないね。
カイマ : たとえ真似されても俺は爆裂を打つんだと思う。
ナギ : 【闇の力】つきで爆裂を返されるでありますなぁ(笑) まあ他に選択肢もないし……(笑)
ニイ : ……爆裂するなら、こっちは《目眩まし》入れてく?
クレース : それだ。
カイマ : それがあった。
ナギ : ニイ殿が白兵参加できないでありますが……
ニイ : イビルアイをかなり潰せるなら白兵は持ちこたえられると思う。
カイマ : 俺は《爆裂究極》撃ってくる。TP3点入れて、ポンペイも使用(笑)
カイマ : (コロコロ)ぐあ。波が去った…44、倍にしても88
ニイ : これでイビルアイが2体潰れた。
カイマ : ……プロトZって、【魔法に弱い】んだよな。
ゼットン@GM : 「何を根拠にそんなことを言っているのか……」

 先ほどテングルサプローイ氏がとくとくと説明してくださいました(笑)


ナギ : あ、小官、今こそ《大地震》の使い時ではないでありましょうか(笑)
カイマ : 俺のとナギの魔法を足せば、つぶれね?
ナギ : カイマ殿、イビルアイに撃っちゃったのに今さら遅いでありますよ(笑)
ナギ : とりあえず《大地震》にTP2点を使用。小官はプロトZ狙いでありますて(笑)
ナギ : (コロコロ)達成値35でありますので、魔法に弱いから70ダメージがプロトZに行くのであります(笑)
GM : それはBP4点くらい入れて抵抗してみる(笑)(コロコロ)
ニイ : すごい勢いで抵抗された。
GM : 抵抗。それで35点くらった。で、残った目玉のうち1体が【炎の息】(笑)
ゼットン@GM : ゼットンは《爆裂究極》を使う。「此処に刻みし最後の朱、黄昏に染まりし汝が躯。永劫の炎を眼に刻め!――《爆裂究極》っ!」
カイマ : 「こっちはしっかり詠唱しとるーー!?」 ゼファーに爪の垢煎じて飲ませたい。
クレース : 「…っ、あのバカより性能いいんじゃないか?(苦笑)」
ナギ : 「だから、あれはゼファー殿ではないんでありますよ」(笑)
カイマ : 「息子だよな」
アリス : 本人より優秀じゃあ?(笑)
ナギ : まあとりあえず、魔法はニイ殿が打ち消すんでありますよね(笑)
ニイ : ゼットンのは《目くらまし》。「忍法 霧幻陣」 霧がたちこめて目標を見失うような感じでー(笑)
ゼットン@GM : 「なにっ! 一体何が……」
アリス : 大したことのないゼットン……さては二代目ね(何)

 しかしこれで止まるのはゼットンの《爆裂究極》だけです。イビルアイの【炎の息】のダメージが来ます。しかしこれはたいしたダメージにはならず。
 さて、ここだけの話、ここでこの日は制限時間になってしまいました。しかりこのリプレイでは、何事もなかったようにそのまま次回セッションの記録へと進むのです。


GM : 味方に掛ける魔法、白兵戦と続いていきます。
GM : 残りの敵はゼットンとイビルアイが3体。目玉のうち1体は【炎の息】を使ってるので、MR半減状態です。合計150からスタートです(笑)
ニイ : 私はめくらましたから、白兵に参加できない。
ナギ : まず間違いなく、このターンは勝てないと思うでありますが(笑)

 戦闘に参加できるのはアリス、ナギ、クレースの3人。3人で150はかなり厳しい数値と言わざるを得ません。


ナギ : 小官は、エルブンフォースのせいで達成値半分なんであります。期待しないで欲しいであります(笑)
クレース : 《聖なる刃》をアリスにかけて白兵参加。
アリス : ばーさーく。
アリス : TP2点入れて、バーサークで8D6+20の強打。
ニイ : ダメージを減らしていくしか…
クレース : こちらもTP2点ほど入れるしかなさそうだな…
ゼットン@GM : 「せいぜいあがけ……。期待はしないがな」
カイマ : 「……ゼファーがでかくなったらああなるのか?」(遠い目)

アリス : (コロコロ)……むり。68しか出ない。
ナギ : (コロコロ)36の半分で18であります。
クレース : (コロコロ)回りもしない、22点。


ニイ : でもこれなら、かなり抑えられてる…?
GM : BP1点入れたから、こっちは154
アリス : 154VS108で46ダメージかぁ……

 このダメージは白兵参加者に配分され、それぞれ16,15,15点のダメージを受けます。



ナギ : ナギは3ダメージを受けただけ(笑)
カイマ : 硬いのう。
クレース : ああ、槍の負傷軽減が。
ニイ : すごい防御力。





◆第2ターン◆ ゼットン ついでにやられる
GM : では、次のターン!
GM : 今回イビルアイは1体だけ【炎の息】の予定。他の二体は奇妙な象形文字が書かれた腕輪を装着して、魔法ターンは撮影中です。
ニイ : 見られてる…見られてる…手の内を……
ナギ : データが盗まれてるであります! 感動も盗まれているであります!(笑)
テンサイ@GM : 「魔法記憶媒体板、略してMDに記録して売りさばいてやるのであーる」(何)
アリス : 見られていようがなんだろうが……押し潰すのみ!
ニイ : 【写目】があるから、単体攻撃魔法は怖い。
クレース : 今回でゼットンに集中して落とすなら、《戦姫の槍》もありだと思うが。
ゼットン@GM : 「くくく……、撃ってみろよ。倍返しにしてやるから……」
カイマ : もし俺がゼットン大幅に削れたら、後に続くというのは? …まぁ、俺の出目次第で決めてくれや。
GM : 前のターンでナギに大地震食らったから、ゼットンの残りHPは75点(笑)
クレース : なら、もしかするんだろうか(笑)
ナギ : カイマ殿の様子を見るであります。きっと我々の期待を裏切らない結果を出してくれるでありましょう!(笑)
カイマ : そう言われると失敗するのが俺だ!

 そんなカイマのダイスが振られます。そんな瞬間。



 クレースが会話から退席しました。



GM : クレースがやられた!?(笑)



 クレースが会話に参加しました。



 なんていうトラブルを経てダメージ決定。


カイマ : (コロコロ)まわらねぇ(笑)
ナギ : 期待通りだね(笑)
カイマ : 「プレッシャーに弱いんだよ! だからっ」 30です。
ニイ : イビルアイも潰れない…
ナギ : いーびーるあいもーたおせーないよー(笑)
アリス : ……役立たず(ぼそ)

 これは抵抗され、ゼットンには30点のダメージ。



ゼットン@GM : 「くくく……、なるほど、なるほど。覚えたぜ……」
ナギ : アヌビス神かよ(笑)


カイマ : …残りHP45か。ナギとクレースが撃てば沈みそうな点ではあるな。
ナギ : イビルアイを潰すべきでありましょう。MR32というのは正直、白兵戦にとって深刻な重圧であります。
カイマ : ただ、倍返し系の魔法をやられると此方が痛い。
ナギ : カイマ殿は復活できないでありますなぁ……
ニイ : ……カイマ、後先考えずにTP残ってない(笑)
カイマ : ああ、まあな!(何)
GM : ニヤリ(笑)
クレース : イビルアイを狙うなら、私は《破邪の光》はどうだろう。真似されても、こっちにはダメージ2倍にはならん。
ナギ : あ、なるほど。いい手でありますな。
クレース : ならTPつぎ込んで撃ってくる。

GM : イビルアイ(じー)
ナギ : こっち見んな(笑)


クレース : (コロコロ)達成値37、倍で74ダメージ。
ナギ : 2体は潰せるでありますなぁ。
GM : やべえ、撮影班がやられてしまう(笑)

 続いてナギの魔法が飛びます。そしてこれが……


ナギ : 残るイビルアイ1体。MR22を……小官は潰しにかかるであります。
ナギ : 《大地震》! TP2点使用。
ナギ : (コロコロ)達成値48でありますよ(ニヤリ)
ナギ : 22点をイビルアイに割り振り撃沈。そしてゼットン殿にも26点を割り振るであります! 全体攻撃魔法のアドバンテージここに発動!(笑)
ナギ : さあ、キリキリ目標値48に抵抗するであります。さもないと52点の魔法ダメージでありますよ?(笑)
ニイ : ……残りHP45点のボス、倒せちゃう?(笑)
アリス : いけそうな感じすぎる……(笑)
GM : むむう、残りBP2点使って、抵抗してみる(笑)
GM : (コロコロ)25で抵抗失敗。52点くらって、残りのイビルアイとゼットンともどもやられたー(笑)
ニイ : ボスも、雑魚も、一気に殲滅。
ナギ : 「……あれ?」
ナギ : 「もしかして、今の一撃で終わった……んでありますか?」
クレース : 雑魚から狙ったはずなのに…(笑)
ゼットン@GM : 「ぐあ……、おいおい、次は、俺の番だろう……?」(笑)
ニイ : 「……劣化コピー」(ぼそ)
アリス : 「……期待はずれ?」
ナギ : 「……あ、アリス様ー。これは、不可抗力でありますよー。終わった後、斧とか鞭とかでしばき倒して欲しくないでありまーす」(笑)
アリス : 「しませんよ、うふふ」(笑)



◆Scene07◆ さらばテングルサプローイ
ゼットン@GM : 「ちきしょう……、世界に出てきて……、あっという間に……、これかよ……」
GM : そのままゼットンは灰になって、崩れていきました。
カイマ : 「少々不憫だが仕方あるまい。さぁ、早々に帰るぞ、でないと本物が死ぬ」
クレース : 実質、一日生きたかどうかだな。
ナギ : 「それを考えると、不憫でありますなぁ……」
ニイ : 灰になってゆくゼットンを、物思いにふける瞳で見つめてる。
カイマ : 「今は、助けられる奴を、助けよう」

ニイ : 灰になっちゃったら宝物が!(笑)
GM : 持ち物は残るから大丈夫(笑)



 しかし、その場面はまだ終っていなかったのです。そこに聞こえるはテングルサプローイの声。


テンサイ@GM : 「うーむ。いかな無敵最強生物とは言え、試作品ではこの程度であるか……」
クレース : 「……まだいたか」 カメラは潰したのに(笑)
GM : 上の方から声が聞こえますね。
テンサイ@GM : 「まあ良い。次こそは小生の無敵最強生物がお前達をケチョンケチョンのフルボッコにする予定なのであーる」
カイマ : …次はナギか?
ナギ : 「……は?」
カイマ : いや、今回のMVP。
ニイ : 実力を見せつけたから、白羽の矢が。
アリス : ゼファー→ゼットンだから……

ニイ : なっとん
ナギ : なっとん?(笑)
アリス : なっとんですね。
カイマ : ……ナットウ
ナギ : なんか、ねばねばしてそうでイヤであります!?(泣)


テンサイ@GM : 「では、小生はこれから先ほどの映像を編集して城塞のバカな男どもに『戦う美少女、ウシチチもいるよ!?』編として売りさばくので、今日は帰るのであーる」
ナギ : 「あのう……なんだか貴殿が、単なる出歯亀に見えてきたんでありますが……」
アリス : 「……」
アリス : 「殺す」(何)
クレース : 「お前……地の果てまで追われることになるんだが、覚悟はいいのか?」
カイマ : 「……《爆裂究極》」>上
テンサイ@GM : 「キーッフェッフェッフェ、小生を倒せるとでもっ(ブツ)」
カイマ : えええ!?
ニイ : 倒せた……?
カイマ : 「さぁ、五月蝿いのは消えた。帰るぞ」
クレース : 「逃げただけじゃないのか…?」
ニイ : 「多分音声の出力口が壊れただけ」
GM : 上から黒焦げになった、お喋りミニテンサイ人形がゴロンと落ちてきた(笑)
ミニテンサイ人形@GM : 「しゃーべーりーがーカーぶってーるーのーでーあーるー……
ニイ : 「……やっぱり」
ナギ : 「断じて、貴殿と小官の喋り方はかぶってないのであります。ていうかそんな事を言うと、将校不敬罪にて重罪判決でありますよ?」(笑)

ナギ : 「これが有名な変わり身の術でありますな!」(笑)
ニイ : 「 絶 対 違 う 」(きっぱり)





◆Scene08◆ 復活のゼファーが死にそう
GM : では、部屋に戻ってきました。
ニイ : 「ゼファーはまだ、生きてる?」
スパークのアヒル@GM : 「なかなかしぶとい小僧だグァ」(笑)
カイマ : 「アヒル様ー! 持ってきたから早くしろっ」
スパークのアヒル@GM : 「解ったグァ。汚泥1に対して、水2を足す……。ヨシ、完成グァ
ニイ : 灼熱の汚泥…水なんてたちまち蒸発しそう。
ナギ : これでゼファー殿も生き返るのでありますなぁ……
アリス : 死んでない死んでない(笑)
カイマ : 「そんな簡単に死なれてたまるかよ! 畜生」
スパークのアヒル@GM : 「さ、これをグワァッと飲ませると良いグァ
カイマ : 「口こじ開けるから誰か入れろー!」
アリス : 飲ませるとなると……やはり口移し?(何)
ナギ : 誰がやるんでありますか?(笑)
アリス : ナギ(思い切り名指し)(何)
クレース : 口移し以前に、口に含みたくもない液体が出来ている気がする。
ニイ : そんなことを言ってる間に、口をガッと開けて漏斗にじゃっと流し込んでる。
ナギ : 残念ながら、これが現実であります(何)
GM : では、意識を失い、息も荒かったゼファーがカッっと目を見開いて跳ね起きる!
カイマ : 「起きた!」
ニイ : さっと避ける。カイマはぶつかる(何)
カイマ : っどぐしゃ。
ナギ : さすがはカイマ殿。我々にできないドジを平然とやってのけるであります(笑)
ゼファー@GM : 「がーッ!!! 水ー、みーずー!!」(笑)
クレース : 「…いきなり元気すぎないか?」
ナギ : 「たぶん……まずかったんでありましょう……」(笑)
カイマ : 「…あたー……良薬は口に苦しっつーしな」
スパークのアヒル@GM : 「良薬は口に激烈に苦いものグァ」(笑)
クレース : 「水…はないようだから、その辺の好きな薬で口直ししてくれ」
ナギ : ぜんぶ良薬(笑)
ニイ : 携帯してる水袋を黙って渡す。中身は苦い薬茶だけど。
GM : ひったくって、一気飲み。もう、この際なんでも良さそうだ(笑)
ニイ : そこまで……(笑)
ゼファー@GM : 「あー、死ぬかと思ったぜ……」
カイマ : 「馬鹿野郎。簡単に死ぬんじゃねぇ。ったく、心配させやがって」
カイマ : 「……よかったな。うん。よかったな」



◆Scene09◆ ゼファーの目的
クレース : 「まったく、無茶するにしても限度と言うものがあるだろうが」
ゼファー@GM : 周りを見渡して、「……ゴメン。迷惑かけた」
カイマ : 「……無事なら、それでいいさ」
クレース : 「何故一人でいったか知らんが、次からは一言言っていけ」
ゼファー@GM : 「ん……。ちょっと急いでたもんだから、寝てるカイマを起こすのもどうかと思って……」
カイマ : 「そういや、何があったんだ?」

ナギ : 誰も目的を知らなかったのか! てっきりもう分かってるのかと(笑)
アリス : 知りません(笑)
クレース : ゼファー、言ってないからな。


ゼファー@GM : 「アヒルのところの魔法薬に、ちょっと用があったんだよ」(クレースから視線を外しながら)
カイマ : 「……はー」(なんとなく理解)
カイマ : 「この、だあほ!」(殴る)
ゼファー@GM : 「痛てっ! 何しやがる!」
カイマ : 「一人で背負うんじゃねぇ、何のための仲間だ」
ゼファー@GM : 「そんなんじゃねえよ……。ただ、全員で行ったらイリス姉ちゃんに感付かれる可能性があったから……」
カイマ : 「それでも、だ。お前に何かあったら、一番悲しむのは誰だ?」
クレース : 「…そういうことなら、なおさらだ言ってもらわないと困るな」
ゼファー@GM : 「なあクレース? 今はイリス姉ちゃんには……、聞こえてるのか?」
クレース : 「ダンジョンから戻ったままだから、まだ聞こえる状態にはなってない」
ゼファー@GM : 「そっか……。じゃあ、イリス姉ちゃんの事、皆には話しておいて良いよな?」
クレース : 「…かまわない」
ゼファー@GM : 「実はイリス姉ちゃんは、重い病気に罹ってる。それも、残りの命に制限がつくくらいの……」
ニイ : 「………」
ナギ : 「……あんなに元気に、一緒に冒険しているのにでありますか!?」
ニイ : 「……クレースさんは、そんな体をダンジョンに連れてってるの?」
カイマ : 「病気だとは、思っていたが…」
ゼファー@GM : 「今までは、クレースの呪文なんかで抑えられてた。それに、病気を治す手がかりがダンジョンの中にある可能性があったからな……」
カイマ : 「この間、エリクシルに反応していたようだが」
ゼファー@GM : 「ああ、どんな病や傷も治す“真なるエリクシル”……、それを俺は探してる」
ゼファー@GM : 「で、アヒルのところにあったエリクシルでも、病気の進行を抑えることは出来るんじゃないかな? と思ったんだよ」
カイマ : 「……だから、ってなぁ」
ゼファー@GM : 「夜が明けない内に、すぐ行って帰ってくるつもりだったんだ……。イリス姉ちゃんには普通の日常……、それがまだ続く……、大丈夫だって思わせておきたくて……」
クレース : (ゼファーの話の間中、ずっと黙ってる…)
ニイ : 「…………」
カイマ : 「だー、もー。次から絶対起こせよ」
ナギ : 「で、実際のところどうなのでありますか? 病気の進行とやらは、抑えられるのでありますか?」
スパークのアヒル@GM : 「薄めたりして、日常的に飲んでれば、多少は効果があるかもしれんグァ?」
カイマ : 「じゃ、無駄足でもなさそうだな」
アリス : 「……なるほど、つまりイリスのために薬を取りに行った、と言うことで?」
ゼファー@GM : 「うん……」
アリス : 「そういうのを……」 こめかみを拳で挟んで「……ミイラ取りがミイラになる、といいます」 ぐりぐりぐり
ゼファー@GM : 「ぎゃーー、ギブギブギブギブッ」
アリス : 「今度から、カイマが寝ていても叩き起こすように」(ぐりぐりぐりぐり)
ゼファー@GM : 「判った、判ったからー」
ゼファー@GM : 「だから今回の件は、俺が力試しに一人でダンジョンに潜って、ドジッた。ってことに、イリス姉ちゃんにはしといてくれると助かる」
カイマ : 「あいよ」
クレース : 「そうしておこう」

クレース : 「……別の意味で心配かけそうでは、あるんだがな」






幕間へ←    →幕間2へ

適当RPG「3rd edition」に戻る