2007年09月15日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第3部】 クルセイド・ウォー・ダンジョン


第5話(前編) VSカラマツ

  ゼファー ひどいコピーミス






 その日はダンジョン探索の日。
 いつものように準備をし、いつものようにダンジョン前に集合する。
 しかし、そこにニイはいなかった。そしてその代わりにあったのは、

カイマ : 「――ジュレイの印だ」
カイマ : 「……やばい、これは、やばい」

 ニイはひとりそのダンジョンに潜っているのか。ダンジョンの奥にて待ち受けるのは罠なのか。果たして――――

黒子 : 「クックック。クラシカルダンジョン6層だ」

 ちょ、あんたの出番はまだしばらく先だって!







今回の参加メンバー


ナギ
妖騎士/レベル6
HP45 MP28 TP7


アリス
狂戦士/レベル5
HP43 MP0 TP6

クレース
魔導師/レベル5
HP38 MP35 TP7

ゼファー
聖騎士/レベル6
HP33 MP35 TP7

カイマ
魔導師/レベル6
HP25 MP38 TP7






ポンペイ
カイマの使い魔



◆Scene01◆ 罠禁止令

 さて、今回はいつもリプレイ編集をさせていただいております私sakuraことニイのプレイヤーがGMのセッションです。


GM : ダンジョンの選択はクルセイド・ウォー・ダンジョン以外からお選びください。ニイはいない前提で。
クレース : ボスに当たる…かもしれないことを考えると最深で、クラシカルの6ですね。
カイマ : 問題は罠だな。
ナギ : テレポーターにひっかかるとやばくないか(笑)
カイマ : やばいやばい。
ゼファー : 6層なら解除の目標値14だから、七つ道具+TP1点くらい使っとけば、期待しちゃいけない期待値が出れば問題ないはず。
クレース : いまなんとなく見過ごしていたけれど「期待しちゃいけない期待値」って(笑)
ナギ : ゼファーには期待できない(笑)
ゼファー : TP入れてけば、なんとかなるなる(笑)
GM : 6層行けそうと、今回盗賊の騎士殿は申しておりますが、どうしますか?(笑)
ナギ : まあ、そこまで言うなら潜ろうではありませんか。

アリス : 信じるものは(足元を)すくわれる、と言いますから(何)
ナギ : それなんてナニワ金融道(笑)


クレース : 罠を出さなければ…

 罠は、出るものですよ(笑)





◆Scene02◆ 消えたニイ
GM : 皆さん今ダンジョンの入口に集まったところです。ニイは来てないようですね。アリスやクレースより早くに冒険者寮を出たようだったのですが。
ゼファー : 「ニイは来てないのか…、いつもなら俺達より早くきてるのに」
ナギ : 「何があったんでありましょうなぁ…もしかして秘密のデートでありましょうか」(笑)
カイマ : 「で、でーとなのか?」
ゼファー : 「ニイがデート…………、想像がつかないなぁ」
カイマ : 「……(遠い目)」
ナギ : 「…残念でありましたなカイマ殿」(肩ぽむ)
GM : 入口付近で待ちぼうけ状態になってると、ふと、壁に何か文字らしきものが刻まれているのを見つけます。
カイマ : なんだ? 見てみるけど。
ゼファー : 「ラクガキかな?」
アリス : 「この門をくぐるもの、全ての希望を捨てよ」とか?(何)
ナギ : 「さぷらいずど もんすたあ ゆう」
ゼファー : 『ざんねんながら、あなたのぼうけんのしょはきえてしまいました(何)』
GM : 皆には見たことがない文字です。読解不能。
GM : ただ、カイマ。
GM : イザリが使う忍文字に酷似してますね。忍文字というのは、同じ流派の忍の中だけに通用する暗号です。
カイマ : 読めるはずだ。なんて書いてある?
GM : 違う流派だろうと推察はできますが、内容までは読み取れません。
GM : 最後の一文字だけわかります。ジュレイの印。
カイマ : 「――!!!」
ゼファー : 「ん? どした? ハトがひじ鉄砲喰らったような顔して…」
アリス : 「豆鉄砲」
ゼファー : 「あれ? 豆だっけ?」
カイマ : 「……やばい、これは、やばい」
ナギ : 「なにかやばいのでありますか?」
カイマ : 「前、ニイが元忍者だって話してくれたよな。追われてるとも」
ナギ : 「抜け忍でありましたな!」
カイマ : 「これは、その流派の印だ。文章そのものはなんて書いてあるかは判らないが…」
カイマ : 「ジュレイ同士で使う、暗号のようなものだと思う」
クレース : 「ここに、そんな暗号……誰に伝えるためのものだ…?」
クレース : 「これを、読める者…ニイか?」
カイマ : 「…うん」
ゼファー : 「ここにその印があったってことは、ニイはそれを見て、ダンジョンの中に入った。ってことか?」
カイマ : 「――わからん、わからんが…」
アリス : 「先行している恐れがありますねえ」
GM : 先に出たニイは、アリス、クレースより先にここに来てたはずですね。
ナギ : 「独断専行したら、こないだのゼファー殿みたいな事になってしまうでありますよ! 急いで追わなければ!」
クレース : 「もしかしたら、他にもその一派がいるかも知れん」
カイマ : 「それが懸念だ。見つかると、やばい」
クレース : 「他の『ジュレイ』に読まれたら多分まずい。追うにしても、壁の文字を読めないようにしてからだな」
カイマ : 「ああ…」
ナギ : 「消す前に、見よう見まねで書き写すのはダメでありますか?」
クレース : 《石つぶて》で削れそう。ナギが写すならそれを待ってから。
GM : では、内容を書き写して《石つぶて》で壁を削りました。
カイマ : 「…当初の予定と違うかもしれんが、俺は中に居るだろう忍者を追う。皆頼む、付き合ってくれ」
ゼファー : 「言われるまでもねえよ! 急いで追いかけようぜ。…チッ、剣しかないけどしょうがねえ…」
アリス : 「カイマはどうでも良いですけれど……(くす)ニイが心配ですから」



◆玄室A◆ くさりだらけ
GM : ではダンジョンに潜っていただきましょう。ここから潜るとクラシカルの6層です。


 そして最初の玄室で、いきなり6体のヘルハウンド襲来です(笑)


カイマ : 「ええい、犬に手間取ってる暇はねぇー」

ヘルハウンド ZL8 MR30 【妖魔の力】【火に強い】【炎の息】


ナギ : む。けっこう手ごわいでありますよ。
ゼファー : 6体いると、MR合計が180か…、ブレス使った奴は半減するにしても、結構キツイ。
GM : 敵は4体が【炎の息】のかまえ。ターン開始時の魔法から、どうぞ。
ゼファー : 《神の衣》を使用。抵抗判定+1D。「謎バリアー展開っと」
クレース : 「謎バリアー」っていうと、不思議様ぐらいあやしい。
ナギ : 氷属性魔法の使い時、という気がするでありますが……。
クレース : 《猛吹雪》だと一体30か。
ゼファー : 強打で+2Dで振れるけどね。

 この頃魔法のルールに大幅な変更があり、これまでダメージ2倍だった弱点属性による魔法攻撃は、ダイス+2個に変更されています。


クレース : 《猛吹雪》×2と残り《静寂》でやってみるか?
ナギ : スペルエキスパート×2の《猛吹雪》…悪夢だなぁ(笑)
カイマ : うし、《猛吹雪》を撃つぞ。
カイマ : 「煌け。月下零下に佇む氷精達よ!――猛吹雪っ」(コロコロ)

GM : 相変わらず……(笑)
クレース : 今日もよく回る…


カイマ : 達成値70。ここで時間食ってる暇は無い。
GM : 2体潰れた。1体に10ダメージ。
クレース : こちらも《猛吹雪》。TP1入れる。(コロコロ)66で止まった。
ナギ : ものごつい凶悪だ!(笑)
カイマ : さすがだな俺ら(笑)
GM : うわあああまた2体潰れた。うん……息予定の、全滅。
ヘルハウンド@GM : 「ガルルルル…キャン! キャインキャイン!」
GM : じゃあ、白兵で良いですね? 残り2体、所詮合計MR60が、かぶりついてきますよ!
ヘルハウンド@GM : 「がぶーーー(すかっ)、がぶーーーー(すかっ)」

 一瞬で、蹴散らされました。


カイマ : 「そういえばゼファー。萌え…じゃなくて、槍の姿が見えんようだが」
クレース : 「槍はどうした」
ゼファー : 「アヒルのダンジョンで無くしたんだよ」
ゼファー : 「で、来る途中に買いなおそうと思ったら、今日に限ってなぜか売り切れだった」

 えー。ルール改正により、聖騎士の得意武器は剣に変更になりました(笑)


ゼファー : 「剣使って、前にアリス姉ちゃんにボロ負けしたからなあ…、あんま良い思い出がない」(笑)
GM : ヘルハウンド6体の宝物判定どうぞ。

クレース : (コロコロ)9で番犬の鎖(400G)
ゼファー : (コロコロ)9で番犬の鎖(400G)
クレース : (コロコロ)8、もうひとつ番犬の鎖(400G)
アリス : (コロコロ)7で番犬の鎖、と。


GM : 鎖だらけ(笑)
ナギ : ネビュラチェーンでありますか?(笑)
カイマ : アリス様のオプションがこんなに……



◆玄室B◆ ギガスマッシャー倶楽部

 鎖4本をじゃらじゃらさせつつ進みます。次の部屋はトラップ&モンスター。


クレース : 一番まずいのが、出た……
ナギ : キター!(笑)
ナギ : ゼファー殿の動きが封じられそうな予感でありますな…
カイマ : 「く、罠が仕掛けてある……やはり忍びが(何)」
GM : トラップは、スパイクピット(爆)

 あっさりと、飛んで回避できました(笑)


GM : モンスターは、ドラゴンパピーが、4体ですね。
ドラゴンパピー@GM : 「ぱぴー」「ぱぷー」「ぱぺー」「ぱぽー」
ナギ : ティエンルンに比べれば遙かに雑魚!(笑)

ドラゴンパピー ZL7 MR20 【竜の力】【火に強い】【火の息】


GM : なんか、傾向がヘルハウンドに似てる…(笑)
ナギ : ラッキーでありますなぁー(笑)
カイマ : さっきと同じコンボで行く?
GM : けど【竜の力】だ! 全部【火の息】吐くさ! 吐くとも!
ナギ : でもたぶん4体じゃ、魔法だけで終わる(笑)
カイマ : (コロコロ)《猛吹雪》で66発! 「そこを、どけぇぇ!」
ドラゴンパピー@GM : 「ぱぽーーん!」 3体沈み。
ナギ : 初撃から飛ばしすぎ(笑)
ゼファー : 6個振って5個クリティカルするって…、いくら強打でもすごすぎだろう(笑)
GM : 最後に息切れしても知りません(笑)
カイマ : ダイスの波に言ってくれよ…
GM : 残り1体。
クレース : (コロコロ)こっちの《猛吹雪》は25ダメージ。しょぼ(笑)
ドラゴンパピー@GM : 「ぱぱー!」
GM : じゅうぶん沈みました。

 そして今回の宝物判定では……


GM : ギガスマッシャーですね。
アリス : 近頃よく出るなあ(笑)
GM : アリス様に魅かれているのでは(何)
カイマ : 愛されてるなぁ(笑)
ナギ : 実のところあんまり使えない部類なんだけどね(笑) ギガスマは(笑)
ゼファー : ギガスマッシャー倶楽部みたいな、マニアの集まりが行われている可能性があるな(笑)
クレース : ……イヤなマニアだな。
カイマ : ギガスマの会か?
ゼファー : 持つと思わず「ギガスマッシャァー!!」と必殺技っぽく叫んでしまいそうだ(笑)

 最後の玄室は猛毒ガス爆弾のトラップ。ついに恐れていたトラップが出てしまいました。ゼファーの罠解除とあって冷や冷やしましたが、目標値14のところに15を出して順調に解除です。



ナギ : ちっとも消耗してないでありますー(笑)
GM : 6層では、もう止められないのか…(苦笑)





◆玄室D◆ ヒドラたんのお部屋

 そしてついにボス部屋に到着。


GM : さて扉ですが、『ヒドラたんのお部屋』とファンシーな文字のプレートがかかってます。
GM : その下に「取り込み中」となってますが。
クレース : イメージはデュープリズムのアレでいいのだろうか(笑)
ゼファー : ばーん(笑)(開けた)
ナギ : はえー(笑)
GM : あ。開けた(笑) はやっ。
クレース : ゼファー。本当にゼファーだなあ(笑)
カイマ : 「…おい、警戒しろ………をい」 ヘットバンド目深に被って、顔隠す。
ゼファー : 今回はちゃんと、皆が回復するのを待ったぞ(笑)
GM : それでは……
GM : 目に入るのはこのダンジョンのボス、ヒドラ……とひとつの黒い人影、倒れている少女。
カイマ : ニイか!?
GM : 倒れているのは――ニイですね。
GM : 人影は忍装束……というより黒子の格好をしています。顔の前にも黒い布を下ろしているので表情は確認できません。
カイマ : 駆け寄る! 「ニイィィ!」
ナギ : 「!」
クレース : 「カイマ!」
ヒドラ?@GM : 「クックック。そちらから飛び込んでクックック…来るとは都合がいい」 立ちふさがる。
GM : 喋ってるのはヒドラですが、明らかに様子がおかしいです。頭に何本ものぶっとい針が刺さってて、動きがカクカクしてる。

ナギ : 「…洗脳なんてせんのう?」
クレース : あっ、あっ、あっ、あっ


ヒドラ?@GM : 「【忍法…クックック…傀儡針】 自分のBLより低いレベルのボス1体を操ることができる。ただしそのボスの持つ【親衛隊】の能力は失われる」
クレース : クックックまでが名前なのか。
ヒドラ?@GM : 「それがしは、ジュレイの上忍。だが人よ名を問うなかれ。闇にうまれ 闇に消える それが忍者のさだめなのだ」
ゼファー : 「名前は聞いてない。また忍法かよ。まあ良いや、ニイは返してもらう」
カイマ : 「ニイ! おい、しっかりしろ!」
ニイ@GM : 「皆……なんで……来たの……早く逃げ……」
ナギ : 「ニイ殿こそ、なぜにたった一人でこんなところまで来ているのでありますか!」
ニイ@GM : 「私…は……」
ヒドラ?@GM : 「おや、まだ息があったとは。クックック。腐っても忍びか」
GM : 黒子はニイの華奢な体を容赦なく蹴り上げる。
ニイ@GM : 「あぐぅっ」 そのままぐったりと動かなくなる。
カイマ : 駆け寄る! 受け止めるったら、受け止める!
GM : 残念ながら、ヒドラが間に入っています。
カイマ : 「くそっ…!」
クレース : 「ニイ、今は寝ていろ。……《復活》」
ヒドラ?@GM : 「そうはいかない。そういうことは戦闘ターンに入ってからにしてもらおうか」(何)
クレース : ち(笑)
カイマ : 《瞬間移動》で越えられないか?
ナギ : 「カイマ殿。状況をよく見るであります」
ナギ : 「魔導師である貴殿が、たった一人突出するなど、みすみす死にに行くようなものであります」
カイマ : 「だが、このままじゃニイが……ニイが」
ゼファー : 「落ち着け! 回り込むより、奴をぶち抜いていく方が断然早いぜ!」
カイマ : 「……ぐっ、お前らに諭されるとは」



◆玄室D◆ ジュレイ発 冥土の土産の時間
ヒドラ?@GM : 「うぬらは知るまい。こやつは組織の裏切り者。抜けた者の定め。誰にも心を許せず、誰を信じることもない。抜け忍など信ずるに値せぬ。そんなもののために、うぬらは戦おうというのか」
カイマ : 「……馬鹿か、てめぇは」
ナギ : 「信じるに値するか否かは…われわれが決めることであります!」
ゼファー : 「なんで? 戦ったら悪いのか?」
ヒドラ?@GM : 「いや、悪くはないが…むしろそれがしも貴様らを逃すつもりもないのだが…」
ナギ : なにその気まずいセリフは(笑)
クレース : 「……我々にも、用があるのか?」
アリス : 「抜け忍に関わったから、とかそんな理由でしょうかねえ?」
ヒドラ?@GM : 「クックック。ディドロとかいう奴と取引をしたのだ。それがしの欲する情報と引き換えに、うぬらパーティを撃滅するとな」
ナギ : 「またしても、あのおかしな吟遊詩人でありますか…!」
アリス : 「抜け忍に関わったから、とかそんな理由でしょうかねえ?」
ヒドラ?@GM : 「奴に使われるわけでも従うわけでもない。利害の一致というやつだ」
ゼファー : 「あ、なんだそういう事か」(ポン)
ゼファー : 「じゃあ、なんの遠慮もいらねえな。お前は俺達の敵でもあるわけだから、余計に理由がいらなくなった」(笑)
ヒドラ?@GM : 「そこの小僧。クックック。それで正体を隠したつもりだろうが…わかっているぞ。消息を絶ったイザリ家の跡目候補。まさかこんなところにいるとはな。しかもジュレイの抜け忍とともに」
ゼファー : 「お前、ホントにそんなのだったんだ…」
カイマ : 「かんけぇねぇだろ、今は」
ナギ : 「カイマ殿…が、跡目?」(目を白黒させている)
ナギ : 「そんな馬鹿なであります! こんな凄味のないニンジャが、どこの世界にいるんでありますか!」(笑)
ゼファー : 「んー、ん」(ニイを指差す)(笑)
ナギ : 「ニイ殿は、ちゃんと影もあって、抜け忍っぽく哀愁もあるのでありますよ」(笑)
アリス : 「ぼんぼんだったわけですねえ」
ヒドラ?@GM : 「それがしの狙いはうぬよ、カイマ・イザリ!
カイマ : 「んなこたぁ、どうでもいい」
カイマ : 「……テメェはニイを傷つけた。戦う理由は、それで十分だ!」
ヒドラ?@GM : 「クックック。クライマックスフェイズだ」

カイマ : 台詞で言うなよー(笑)
アリス : 私はとうにクライマックスです(笑)
ゼファー : 侵蝕率上げないと(笑)


カイマ : 「…俺が狙いなら、なぜニイをこんな目にあわせた!」
ヒドラ?@GM : 「せっかくジュレイに戻る機会を与えてやったのに、自らフイにしたからだ」
ヒドラ?@GM : 「パーティを内部から壊す。冷徹非情に徹すれば、さして難しいことでもあるまいに。やはりこやつはジュレイのつらよごしよな」
ゼファー : 「面出してない奴に、言われたかねえよ」
ナギ : 「シノビは顔見せたりせんのでありますよ?」(笑)
ゼファー : 「いやいや、きっと奴が面汚しだから、顔が見せられないんだぜ」
ナギ : 「きみ。勝負というものは常に顔で決まるのだよ!」(笑)
GM : **  黒子は 何故か くやしそうだ **
ヒドラ?@GM : ヒドラが激しく地団駄を踏んでいる。
カイマ : まじ不細工か、奴。
クレース : 「クールな発言していても、動きに全部出るあたり、犬の尻尾みたいだな」
カイマ : 「……やはり馬鹿だな、お前は」
カイマ : 「ニイが誰にも心を許せず誰も信じないなら、その任務受けていたはずだ。……ニイはもう、一人じゃない」
ヒドラ?@GM : 「甘いのは貴様よ。クックック。苦しんで死ね!!」



◆第1ターン◆ 瀬戸際の沈黙
GM : 戦闘です。敵はジュレイの上忍1体、ヒドラ1体!
GM : あ。ちなみに全部ヒドラがカクカク喋ってて、黒子は後ろに待機してますから。
GM : ヒドラは【炎の息】予定。黒子の情報は開示しません。【闇の力】持ちとだけ言っておきます。
ナギ : 質問。黒子もヒドラも、ボス敵扱いですか?
GM : 黒子もヒドラも両方ボス扱いです。過去に一度、1層、2層、3層のボスが同時に出た前例があります(笑)
ナギ : ついに来てしまったこの瞬間が。ダメージ魔法が分散するんですよ(笑)
カイマ : おおう?
ナギ : 要するに、わたしら冒険者と同じような扱いになるんで、ダメージ魔法で倒しにくい(笑)
GM : をを。そうなるのですか。なるほど。
カイマ : やばいなぁ。
ゼファー : 分散しない呪文で押してけば良いんじゃねえの?
クレース : まあ、《戦姫の槍》を使えばいいんだが。雑魚もいないし。
ナギ : それもそうでありますなー(笑)

ヒドラ BL10 BP10 MR70 HP120
【竜の力】 竜族。1ターンの間に敵にかける魔法と白兵戦を行える
【炎の息】 敵にかける魔法扱い。2D6+BLの魔法ダメージ(火属性)をパーティ全員に与える。目標値17の抵抗判定ダイスに成功すれば、ダメージは半減する。
【麻痺】 白兵戦でHPダメージを与えると【麻痺】を与える。



ゼファー : 「しかし、ヒドラってのは首が多いんだな」
ゼファー : 「お、良いこと思いついた。首が多いんなら、こっちも武器を増やす!」(ロングソードを荷物の中から取り出した)
カイマ : 「さっさと衣しろ、衣」
ゼファー : 「いくぜ、バリアー」《神の衣》使用。
ナギ : では小官は《光の鎧》。これで、実ダメージ1点減点が追加であります!
クレース : あとはアリスに魔石ぐらいで【火の息】の抵抗分はなんとか。
アリス : 使う魔石がないです。
ナギ : む、それなら魔石を渡したでありますに(笑)
GM : 敵にかける魔法タイムです。
ゼファー : 「カイマ、クレース。GO!」
カイマ : 《沈黙》かけるか?
GM : くう。【闇の力】では《沈黙》は防げない。
ナギ : 《沈黙》はボス敵用の魔法でありますんで(笑)
ゼファー : ボスレベルが判ってるヒドラに掛けちまったらどうだ?
クレース : 20+BPだからな。
カイマ : うむ、ではヒドラに沈黙だ。TP1点。(コロコロ)33、少し微妙だな。
GM : なら、ヒドラはBP3点入れて抵抗。(コロコロ)
カイマ : いや、ジャイアン一回目を使う。1に使用。(コロコロ)37に上がった。
GM : 惜しい! 35で抵抗失敗。
ゼファー : やりー(笑)
ナギ : おお、あぶなー(笑)
クレース : このGMのダイスは、脅威だ(笑)
カイマ : うむ、GMのダイスが、脅威だ。
クレース : 使い魔がなかったら、抵抗されてたな…。
カイマ : 珍しく勘が働いた…。
GM : ヒドラ、あっさり沈黙しますた。
ナギ : これで最大脅威の《炎の息》は…あれ? 《目眩まし》はしてこないので?
GM : 最初の目を見て抵抗できると思ったんだもんorz
黒子@GM : 「くう。ヒドラが沈黙するとは。仕方ない。ここからはそれがし自らが喋るしかあるまい」 黒子がダミ声で話します(何)
ナギ : 「貴殿、自分の声では『ア…ア…』しか言えなかったりしないのでありますか…」(笑)
クレース : 続いて、《戦姫の槍》。
カイマ : 高い出目狙って《沈黙》してみたらどうだ。《目くらまし》使えばよし、黙ればよし。
クレース : …ああ、ならそれで。黒子は…沈黙効くだろうし。TP3点。
黒子@GM : 「なら、期待どおりやってやろうではないか。それ、《目…クックック…くらまし》」
カイマ : 目くらましだから、TP使ったことにならんな!(笑)
ナギ : 「うわあ、しまったぁ。くらまされてしまったでありますぅ」(カクカク)

GM : 「く」を発音する時だけ、必ずクックックが出てしまう体質らしい(何)
ゼファー : あ、ラッキー。《目眩まし》見れたじゃん(笑)
GM : でも、クックックって言うんだよ!
ゼファー : もちろんだとも(笑)
クレース : イヤな覚え方したな…(笑)
カイマ : コピーミスだ(笑)
ナギ : ひどい話であります(笑)





◆第1ターン◆ 瀬戸際の白兵
カイマ : セッション一回の魔法だから、《目くらまし》の脅威はたぶんもう無い。
GM : 味方にかける魔法ターン――
クレース : 空いているのはもうアリスしかいない。なにもなさそうだから、白兵ターン?
GM : 何もなければ白兵戦に移りますが、ボス2体残しなので…
GM : こっちは160からスタートですね(笑)
アリス : 160……
GM : もちろんヒドラも黒子もBP3点ずつ入れていきます。
クレース : 通ると【麻痺】が来る、なんとかこらえて欲しい。
カイマ : がんばれマジで。
黒子@GM : 「クックック。カイマ、お前を斬る! って前線にいない!」

ゼファー : TP3点と《不意打ち》使っていく!
ナギ : ボーパルランスの強打に夢を託し…TP3点を入れてみよう。
アリス : TP3点とバーサーク。……いければいいけど。
カイマ : 信じるぞー! アリス様ー!



 そして一斉に振られるダイスが――



ナギ : (コロコロ)どすこいっ! 達成値64と出たであります!
ゼファー : (コロコロ)酷すぎる。《フェイク》使う。(コロコロ)27しかなかった。
アリス : (コロコロ)(コロコロ)(コロコロ)
カイマ : 波キター!
クレース : アリスが…
アリス : 95までしか出ない……!
クレース : 「しか」じゃない、「しか」じゃ
カイマ : 十分ダッ!
GM : 95てあーた…


アリス : この状況だと三桁叩かないと危ないんじゃないかと。BP分がありますから。
ゼファー : 3点ずつで合わせて6D足されるからなあ…
GM : (コロコロ)こっちは187。
アリス : ほら。
GM : 186VS187でそちらに1点ダメージがいきますた。ショボーン。
ナギ : 大丈夫でありますな。ていうか1点ではカチン(笑)
アリス : 凌いだか……
黒子@GM : 「まだだ。まだ終わらんよ!」
GM : ではターン最後に黒子の《死毒の刃》が飛ぶ! ゼファーに。目標値20で抵抗よろしく。
ゼファー : っと、なんか恨まれてる!(笑)
ゼファー : 振りなおし用に1点残して、TP1点使って抵抗判定。
ゼファー : (コロコロ)31で抵抗。「そいつは見たことがある。効きゃあしねえよ」
黒子@GM : 「それがしの忍の技を返すとは……それにその技は……!」
ゼファー : 「クックック。くやしがれ…」(何)
ナギ : 口調が伝染してる(笑)



◆第2ターン◆ カイマ 怒涛の一撃
GM : 次のターンです。
ナギ : 《戦姫の槍》一点集中モードに移行するのであります。
黒子@GM : 「クックック。来るなら来い!」
カイマ : 俺、《戦姫の槍》予定。
クレース : 《戦姫の槍》待機。
ナギ : 小官も《戦姫の槍》を、黒子に集中の方向で。もうヒドラはさしたる脅威ではないであります。
カイマ : ジェットストリームアタックか。
ゼファー : 俺は、《目クックックくらまし》予定(笑)
黒子@GM : 「くっ…クックックぅ……」(黒子はたじろいでいる!)
カイマ : 《戦姫の槍》! TP3点使用(コロコロ)
ゼファー : また、恐ろしい出目で槍が飛んでってるな(笑)
カイマ : ここで、エアージャイアント使用。3を6に変換。
GM : ななななな
カイマ : 66だ。「待ってろニイ! 今すぐ、助けて、やるぅぅぅ!!」
ゼファー : ダメージは倍になって、132点…生きてんのか?(笑)
GM : 無駄だが抵抗ダイスだけは振ってみるよ。BP3点入れて……と…待てよ。
GM : 黒子のHP――たったの60(爆)
カイマ : …どっちにしろ死ぬ。
黒子@GM : 「クックッ…くそう!」 槍に派手に貫かれました。

ゼファー : ターン開始時に《間一髪》とか使われなくて、良かったな(笑)
クレース : それをやるかと思ったんだが(笑)
GM : ――持ってない(苦笑)


ゼファー : じゃあ、後はヒドラに集中攻撃だな。
カイマ : 操る奴がぶち抜かれても、ヒドラは攻撃してくるん?
GM : もちろん、――ヒドラは暴走を始めます(笑)
カイマ : 「く、ニイが危ない…」
クレース : 《戦姫の槍》、第二波はヒドラで。TP3点。
クレース : (コロコロ)とてもふりなおしがしたい数値、28点。倍で56。
GM : (コロコロ)抵抗失敗。56ダメージいただきます。
ナギ : ふつーに《戦姫の槍》を。(コロコロ)ひく(笑) 達成値12でありますので、12ダメージですな(笑)
GM : ですね(笑) ヒドラのHP、残り52。
ナギ : 最後はアリス様のスケベニンゲンでとどめを刺させてもいい気がするでありますがー(笑) ←スケイルベインのことね
GM : 味方フェイズをがしがしどうぞ。そして白兵へ――――
ゼファー : 味方に掛けるフェイズで自分に《魔力付与》。
アリス : TP3点入れて、バーサーク! 「我は無敵なり……」(オイ
ナギ : 小官もアリス様も強打ー! TP3点入れて…「やぁぁぁっっってやるでありますっっ!!」
ゼファー : TP2点入れていく。《不意打ち》も使う。「いくぜ!」
カイマ : 「…頼むぜ、皆」

GM : ヒドラはBP3投入! (コロコロ)75しかないよ!(爆)
アリス : (コロコロ)ああ、今度はダイス目悪い。60
ナギ : (コロコロ)いやん、ちょっとしょぼい(笑) 達成値40(笑)
カイマ : 波が去ったな……
GM : 合計が127を越えたら倒しきれるんだけど……
ゼファー : (コロコロ)今日も絶好調なダイス目で34(笑)



 合計――134。


カイマ : 倒したな。
GM : ずずーん。頭の芯に針を通されて、喋れなくなったヒドラたんは哀れ倒されました。
カイマ : 「ニイィッ!」 駆け寄る、今度こそ。
クレース : というところで…
GM : 黒子の顔の布がたなびいて、裏に文字が。

          「つづく」



アリス : ……器用な(笑)
ナギ : ちゃんちゃん♪
カイマ : 駆け寄ったところで、俺、限界時間(笑)





◆オマケ◆ 適当クオリティ
ゼファー : あー、黒子に「『忍法、目クックックくらまし…。クックック、くらいやがれ」って言おうと思ってたのに、沈んじゃったよ(笑)
クレース : ファンシーであろう、素のヒドラにも会ってみたい…(笑)
GM : ……ボス白兵160スタートでも全然余裕ですか! なんかもう泣きたい(苦笑)
アリス : 余裕ちゃう余裕ちゃう(笑)
ナギ : TPぶっこんだでありますし?(笑)
クレース : 全員強打が入ったから。
ゼファー : まあ、あれはアリス姉ちゃんが大半たたき出してるし(笑)
ナギ : バーサーカーの火力は脅威ですね。ウソみたいだろ…これでもまだ、金剛の戦斧なしなんだぜ…(笑)

GM : 最初に提示したシチュエーションはシリアスだったのに、敵キャラのせいで戦闘は皆ギャグっぽく(爆)
ゼファー : それが適当クオリティ(笑)
クレース : これまでも、そうでしたよね!?
GM : そ、そうですね!(爆)
ナギ : そのうち「へ」で始まる言葉を言う前に「へっへっへ」と言ってしまう敵が出るんですねGM?(笑)
アリス : もう笑い声はメフィフィでいいよ(何
ナギ : げぺでも可(笑)






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