2007年09月16日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第3部】 クルセイド・ウォー・ダンジョン


第5話(後編) VSアリス様

  ニイ おかゆ食べさせてもらう






ナギ : 今日はエンディング。「イベント:カイマの男がまた下がる」が発生(笑)
アリス : また下がるんだ……(笑)
カイマ : 下がるしかないよー!?
カイマ : 前回から、ダッシュした姿勢で硬直していたんだぜ。
ナギ : 走る♪ すべる♪ 見事に♪ 転ぶ♪
カイマ : 筋肉マンか!?
ゼファー : 心に愛があるから、今のカイマはスーパーヒーローだな(笑)
ナギ : 一方的なのは仕様ですか?(笑)
GM : ボス倒しちゃってますから、先にボスの宝物判定から経験値計算まで全部やってからEDに行こうと思います。カイマは気をもんだまま保留状態(笑)
黒子の宝物判定
2〜6 上忍の足袋(300G)
7〜9 上忍の刀(1000G)
10〜12 上忍の覆面(2400G)
13〜15 上忍の忍装束(3500G)
16〜  上忍の苦無(5000G)

ゼファー : これは…、上忍の覆面を手に入れると、顔が見れるのか?(笑)
カイマ : どうでもいい(笑)






今回の参加メンバー


ナギ
妖騎士/レベル6
HP45 MP28 TP7


アリス
狂戦士/レベル5
HP43 MP0 TP6

クレース
魔導師/レベル5
HP38 MP35 TP7

ゼファー
聖騎士/レベル6
HP33 MP35 TP7

カイマ
魔導師/レベル6
HP25 MP38 TP7

ニイ
忍者
 



◆Scene01◆ 弔い

 経験値計算とか宝物判定とかが全部片付いて、ここからエンディングフェイズです。


GM : ヒドラは、アリス様の豪快な斧技でずずーんと倒されました。
GM : ニイは倒れてます。全く動く様子もないですね。
カイマ : 「ニイ! ニイ!」
カイマ : 駆け寄って抱き起こすぞもちろん。
ゼファー : 「クレース! 回復を!」
クレース : 「《復活》を」
ニイ@GM : 「ん……ぅぅ……」

ナギ : 《復活》だと【眠り】状態(笑)
GM : ねごとねごと(爆)


カイマ : 「…いきてる」
クレース : 「ともかく、ここから出よう。何を聞くにも落ち着いてからだ」
カイマ : 「……ああ、戻ろう」
黒子@GM : 「クックック……」
ナギ : 「! まだ息があったのでありますか?」
黒子@GM : 「闇にうまれ 闇に消える…… それが忍者のさだめなのだ……」
カイマ : 「…うるせぇ黙れ。死に損ないが」
GM : なんだかまだかろうじて息があった黒子。…突然炎につつまれ…自爆。何か仕込んでいたのでしょう。
アリス : 「死して屍拾うものなし、ですか」
GM : そしてその骸から白煙が……それはだんだんと色を変えていきます。忍特有の、仲間に知らせる合図…なんですが……
GM : 部屋の天井に滞留してるだけ(爆)
カイマ : ……無視だ。無視。
カイマ : 「――戻るぞ。《瞬間移ど……」
ゼファー : 「ちょっと待ってろカイマ」
カイマ : 「なんだ?」
ゼファー : 「燃えちまったとはいえ、あのまま残してく訳にもいかないだろ?」
カイマ : 「…どうするんだ?」
ゼファー : 「んー、マントにでもくるんだら、持って帰れねえかな…。そしたら、一応は弔ってやれる」
カイマ : 「弔う、だと?」
ナギ : 「…弔う。そんな事をして、何になるのでありますか? 敵ではありませんか」
カイマ : 「テメェ、本気でそんなことっ――……」
ゼファー : 「死んで死体になったら、敵も味方もねえだろ?」
カイマ : 「……(苦虫を噛み潰したような顔)」
ナギ : 「……」
カイマ : 「……勝手に、しろ」
ゼファー : 「ああ、判った。すぐ戻る」
ナギ : 「あまり貴殿の考えには賛同できないであります。今の今まで、ニイ殿をひどい目に遭わせていた人間でありますし…」
カイマ : 「…それで捨て置いたら、俺たちも奴と同じだ」
カイマ : 「奴が闇に生き、消えることを肯定しちまう……胸糞悪ぃが」
クレース : 「闇に帰るという…忍の掟とやらに例外のひとつも作ってやるつもりなんだろう」
アリス : 「嫌がらせ、ならいいですけれど……本当にそんなこと、考えていると思います?」
クレース : 「さあな。考えるより先に動く奴のことを深く考えても仕方ない」
アリス : 「ただのバカですからね」(柔らかな笑みを浮かべながら)
クレース : 「おそらくは……ニイの、ためでもあるんだろう。単純バカはわかりやすい」
アリス : 「……本当、バカですから」
アリス : (苦笑して俯いて)「死ねば、皆ただの肉の塊なのに」(ぼそりと呟く)



◆Scene02◆ 寺院にて
GM : では、ゼファーが黒子の亡骸を回収した後――皆さんは街へと戻りました。
カイマ : とりあえず安静なところに。
GM : なら、適当な救護所で。
ナギ : 寺院があるっしょ(笑)
GM : おおう。じゃあそれで(笑) ここからはGM不在(笑)
カイマ : 手当てとかしてもらって、個室で休んでるところから…かね?

ナギ : さ、わたしらは背景になる準備だ!(笑)


ニイ : 見知らぬ天井を見上げてる……
ゼファー : その視界に皆が覗き込んでるのが見えると(笑)

ナギ : みんないるのか!(笑)
ゼファー : え? いないの?(笑)
アリス : あ、私はニイのために……特製料理を作っています!(笑)
クレース : なんか、時間空いたならイリスに戻ってるはず。
クレース→イリス : そして…アリスにつきあって精一杯の薬膳料理を!


カイマ : 「お、起きたか」
ニイ : 「ここ…は……?」
カイマ : 「寺院だ。命に別状は無いってさ、良かったな」
ニイ : 「私……私は……何故?」
カイマ : 「…奴はぶったおした」
ニイ : 「……そう」
カイマ : 「間に合ってよかった。ニイが無事でよかった、本当に」
ニイ : 「どうして? これは私の問題なのに……」
ゼファー : 「理由は…、なんだっけ?忘れちまった」(笑)
アリス : とりあえずゼファーの首根っこを掴んで台所に連れて行く。あ、ついでにナギにも目配せ(笑)
ゼファー : 「ちょ、ちょっと、なんだよアリス姉ちゃん。わかった、ちゃんと手伝うから…」(ずるずる)(笑)
ナギ : では小官も…ずるずるずる。

 そして、ニイとカイマだけが残されました。


カイマ : 「……何で、一人で行った」
カイマ : 「俺たち仲間だろ。お前が危なかったら、助けに行くに決まっているだろ」
ニイ : 「……仲間」
カイマ : 「ああ」
ニイ : 「……洞窟の入口に、刻まれていた。指令を遂行すれば、私の罪を帳消しにすると」
カイマ : 「……」
ニイ : 「抜けの罪を不問にするかわり……内部からパーティを崩壊させろ、と」
カイマ : 「…しかしお前は、しなかった。のだろ」
ニイ : 「何故行ったのか、私にもよくわからない。まだ戻れることに希望をかけたのか。……もう、逃げられないと思ったからなのか…」
ニイ : 「……ううん。多分、希望なんて持ってなかった。こうなることは分かっていたはずなのに」
ニイ : 「あいつは、ジュレイの上忍…カラマツ」

アリス : カラマツ……(笑)
イリス : 今後のジュレイ衆のネーミングが決定された。
ナギ : ごめん、おそ松くんしか思いつかない(笑)



カイマ : 「ジュレイか…」


ニイ : 「でも、できなかった」
カイマ : 「……それは、仲間だから。だろ?」
カイマ : 「ニイはもう、一人じゃない。ってこと、だろ?」
ニイ : 「わからない。……わからない……私が…」
カイマ : 「自分のことを、簡単に理解できる人間なんていやしねぇよ…」
ニイ : 何故か涙がにじんでいるのに戸惑う。
カイマ : 「…ニイはもう忍びじゃない。感情を隠す必要は、無いんだ」
ニイ : 「……? 私……何で?」 感情は表に出さないように訓練されてきていたから。
ニイ : 「………」
カイマ : 「……良かったな」
カイマ : 「生きてて、戻ってこれて、良かったな」
ニイ : 「………(小さく、うなずく)」
カイマ : 「……俺も、嬉しい」
ニイ : 「……あり………がとう」(ぼそ)
カイマ : 「……当たり前だ。あたり、まえ」(///)
カイマ : 「皆もそうだろ?…(振り向く)」

アリス : だれもいなーい(笑)


ニイ : 「……皆は?」
カイマ : 「……さぁ」

イリス : 誰かいると思っててそのセリフ吐いてたのが凄いな。
ナギ : どこまで空気読めてないか(笑)





◆Scene03◆ 料理
カイマ : 「ところで、扉の向こうから緑の煙が漂ってくるように見えるのは気のせいだろうか」
カイマ : すたすた。ガチャ………バタン

 そして、カイマは目撃した。



*   *   *


アリス : 料理の出来映えは……2D6で決めましょう(笑)
カイマ : アリス様シチュー…
ゼファー : ダイスで決めるのか(笑)
アリス : ちなみに料理が得意とも下手とも決めていないので……これでアリスの料理の腕前すら決定する(笑)
ナギ : ひい(笑)
カイマ : 運命のダイスだ…
アリス : (コロコロ)……普通だった。9(笑)
ニイ : 無難でよかった…のかなぁ?(苦笑)
アリス : あ、ちなみに……料理の時もいつもの斧使うから!(笑)
イリス : アリスの横で素敵にモスグリーンの飲み物を作成中。
アリス : 何そのクスハ汁(笑)
イリス : 「ちょうどよかった、ゼファーも飲んでね。念のため」
ナギ : 死者続出フラグ(笑)
ゼファー : 「えと…、イリス姉ちゃん?なんか、いつにも増して色がすごいんだけど……」(笑)
イリス : 「ニイさんが飲んでいたお茶も入っているから。魔法でも治せなかった毒がまだ残ってたら大変だもの、ね?」(にこにこ)
ゼファー : 「あー、うん。頑張る……」(笑)
イリス : 「かなり……な味だったから…口直しにパンプキンパイも用意してあるし…」
ゼファー : 「あ、そうなんだ…。じゃあ、パパッと飲んじゃうか!」(笑)
イリス : 下に「何か」が沈殿してるが、頑張ってほしい。
ナギ : パンプキンパイを食べれるコンディションだと良いでありますなぁ…
ゼファー : イリスに見えない角度で、鼻をつまんで一気飲み中(笑)
ナギ : ゼファーは次のターンまでうごけない(笑)

*   *   *


カイマ : ドアを開けるとそういう光景でした。
カイマ : 「ニイ、逃げろぉぉぉ!!??」
ゼファー : 「ん? どうしたんだカイマ?」(何故かカイマを羽交い絞め)(笑)
ナギ : 「おや? カイマ殿? ゆうべはおたのしみでしたね?」(何)
ゼファー : 「味がアレなだけで、健康に良いんだぜ? イリス姉ちゃんの特製ジュースは」(笑)
ナギ : で、クスハ汁とお粥、どっちをニイに持っていくんだ?(笑)
アリス : 両方(笑)
ゼファー : あと、パンプキンパイも(笑)
ナギ : 病み上がりの人間がそんなにいっぺんに食えるかー!?(笑)

イリス : ニイが人の作った食べ物、食べるって初めてかもね。
ニイ : 毒物に用心はしてるけど、全く食べないことはないですよ。レベルが下がる料理も食べたし(笑)


カイマ : 「な、なんか食べ物って言うか物体っていうか凄いものが練成されている!
ナギ : 「カイマ殿。レディ2人が腕によりをかけて作った料理に向かって…その発言はあんまりでありましょう?」
カイマ : 「斧だぞ斧! まな板ごと真っ二つだぞ!」
ゼファー : 「やり方は問題じゃないだろう。問題はその人が、何を思って作ったかだぞ」
カイマ : 「なんて正論なんだよー!」
アリス : 「失礼ですねえ……普通のおかゆなのに」(そう言ってニイのところにおかゆを持っていく)
ニイ : 「………」(黙っておかゆを受け取る)
ニイ : とても言いにくそうに「助けてくれて……ありがとう」と。皆に。
アリス : 「お礼の前に、今度からは一人で行かない、って約束して欲しいですけれど」(クス)
ナギ : 「まったくであります。ゼファー殿といい、ニイ殿といい…なぜにそんなに死に急ぐのでありますか?」
ナギ : 「人間、死んだらおしまいでありますよ」
ゼファー : 「そうだよなあ…。でも死にたくないから、無茶するってこともあるじゃん」
ナギ : 「死にたくないから足掻くのはいいのでありますが。はじめから死ぬつもりで動いているようにしか見えないのはどうかと。この世に『名誉の戦死』なんて…存在しないのであります」
アリス : (そっとニイに近づいて、さじを手に)「はい、あーん」
ニイ : 「じ、自分で食べれます……」
アリス : 「駄目」(言い切って)「はい、アーン」(もう一度)
ニイ : 「………」(すごい葛藤が)
アリス : (にこにこ)
ニイ : 「………」
イリス : 「けが人は甘えてもいいのよ?」
ニイ : 「………」
ニイ : 「………………いただき……ます」(心の中で何かが折れた)
アリス : 「はい♪」 ニイの口にスプーンを運ぶ。ニイのことを妹のように思っている様子。
カイマ : 「……よかった」
ニイ : ニイはとても恥ずかしそうだ!

ナギ : 「…こうして、アリス様とニイ殿のフラグが立ったのでありました」(笑)
カイマ : 「そっち系ー!?」





◆Scene04◆ 仲間
アリス : ニイにおかゆを食べさせつつにこにこ。
アリス : 楽しそうだ(笑)
アリス : 「はい、よろしい。もうあんな真似はしないようにね?」
ニイ : 「……ひとりで(もぐ)もぐってひまって(もぐ)ごめんなさい(もぐ)」(変なタイミングで口に運ばれている)
カイマ : 「話している途中に食べさせるのはやめてくれなさいアリス様」(びす)
ナギ : 「…まるで親子みたいでありますなぁ」(笑)
アリス : 「……姉妹」(ぼそっと)
ナギ : 「…姉妹はそんなに仲良くないでありますよ」(ぼそ)
ニイ : 「私一人の問題だって思ってた」
ニイ : 「皆のことなんて考えもしなかった。助けに来てくれるなんて、思ってもいなかった」
アリス : 「自分の問題はあるでしょうけれど、でも……命に関わることなら、それは皆の問題」
アリス : 「私たちは仲間なんですから」
カイマ : 「そんなことないって、今ならわかるだろ?」
ニイ : 「……仲間」(ぼそ)「……うん。少しだけ…」
アリス : 「ええ、仲間……むしろ運命共同体? ニイがいないととても困るでしょう?」(くすくす)
ゼファー : 「この中の誰かが欠けてるって、もう想像できねえもんな」
イリス : 「この間は、ニイさんが助けに行ってくれたでしょう? 当たり前のことみたいに」
ニイ : 「あれは……別に……」
ニイ : 「……そういえば、カラマツは…?」
ナギ : 「自爆して果てたでありますが」
ニイ : 「私なんて重要じゃなかった。あいつの狙いは……あなたよ、カイマ」
カイマ : 「……聞いた。本人から」
アリス : 「どういうこと?」
ニイ : 「……カイマは、私に巻き込まれた。私は、カイマに巻き込まれた。たぶんその両方」
ニイ : 「私もカイマも同じ組織に違う目的で狙われていて、……片方が見つかれば、もう片方は巻き込まれる…」
ゼファー : 「ふーん。じゃあ、差し引きゼロでお互い様。ってやつだな」
カイマ : 「お前、馬鹿なのか、理知的なのか、どっちなんだ…」
ゼファー : 「俺は…、俺だ!」(笑)
カイマ : 「パクるな」(びす)
ゼファー : 「いーや、俺のがオリジナルだ」(ごす)(笑)
アリス : 「なるほど……ならまあ……」
アリス : 「来た連中を残らずぶっちめればいい、と言うことで?」 小首を可愛く傾げたり(何)
ゼファー : 「判り易くて良いな」
ナギ : 「…なぜでありましょう。ものすごく頼もしいであります」(笑)
アリス : 「皆が難しく考えすぎなだけでしょう?」
カイマ : 「さすがデストロイヤーアリスさま…」
イリス : 「あのー……『そろそろカイマから離れたほうがいい』って……」 わからないなりに離れてみるイリス。
ニイ : 私もそんな気がしてる(笑)
ナギ : 「……とりあえず。怪我人が増えるようであります。仲間が増えてよかったでありますなニイ殿」(笑)
カイマ : 「ってアリスさま! 斧は危ないよ斧は!」
カイマ : 「ありすさまー!?」
ナギ : ぐしゃ。
ニイ : じゃあ、カイマが派手に●●●になったところでシーン終了ですね(笑)

ニイ : ちゃんちゃん♪
ナギ : ハッピーエンド…か?(笑)
アリス : ニイも無事ですからハッピーエンドかと(笑)
ニイ : たぶん、思った以上に(笑)
カイマ : 俺は死んだ(笑)


ニイ : 「でも……何故……私だけじゃなく、カイマのことまで…ディドロに知られているの……?」(ぼそ)
カイマ : 「俺のことは…、皆と、あと師匠しか知らんはず……」



◆オマケ◆ とてつもないフラグ
ニイ : 本気のアリス様には全く敵わないと、おかゆを出された時に忍者的勘が激しく告げた(笑)
ナギ : なんかすげ(笑)
カイマ : さすが忍者の勘だぜ。
アリス : このまま進むと「エッチな雰囲気」とかにもなったりして。百合フラグ!?(笑)
ゼファー : 女子寮の中が和やかになった(笑)
ニイ : ニイは、いやいやしている!(爆)
アリス : おのれー(笑)




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