2007年11月30日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第4部】 迷宮組曲


第2話(前編) VS忍者軍団

  ニイ 仮面の忍者になる





 『特別編』と銘打たれプレイされた本エピソード。ダンジョンに潜らずに物語りが進行するセッションでした。意図してかせずか、ダンジョンにまつわる伏線も多く語られることとなり、全編通して重要な位置づけのセッションになりました。


今回の参加メンバー


ゼファー
聖騎士/レベル8
HP53 MP37 TP9

アリス
狂戦士/レベル7
HP53 MP0 TP8

イリス



ニイ
忍者/レベル7
HP34 MP30 TP8

カイマ
魔導師/レベル8
HP32 MP46 TP9






ポンペイ
カイマの使い魔
シオン 賢者 新兵パーティ。貧乏幼女。頭の帽子はメシスト。クレースと同じく意思を持っているらしいが……?
スクウィー 盗賊 新兵パーティ。臆病なスリ。ニイの配下の諜報員でたぶん一番下っ端。
ジャド 忍者 バイゼンパーティ。ジュレイの忍。カイマ、ニイと因縁アリ。
ユーゴ 司教。バイゼンパーティ。目立てないのが特徴。
イザベリー 吟遊詩人。バイゼンパーティ。バイゼンに心酔しているがたまにジャドにツンデレる。
ナギ 妖騎士 パーティの一員。今回は各所で起こるテロ対応に追われている。



◆Scene00◆ ハンドアウト

 今回は特別編。プレイヤーには事前にハンドアウトが公開されています。
 ハンドアウトとは、キャラクターごとの導入が説明されたものです。



アリス様用ハンドアウト
 キミは寺院の孤児たちと買い物がてら、公園で遊ぶ約束をしていた。そんな中、シオンという少女がやってきて輪の中に入ってくる。
 彼女が随所でアルバイトをして生計を立てている様子を見たことがあるキミは、彼女の身の上話を聞くことに。平和な一日……であるかに見えたが、無差別テロの脅威は、すでに間近に迫っていた……

カイマ用ハンドアウト
 理想を語ったりもした。ひどく後悔した。ゼファーに諭されもした。
 そして……気づいた。自分が臆病だったばかりに、あれからまともにニイと向き合っていない事に。
 シノビの掟だの刺客だの、問題は山積みだけれど、一番大事なことは、今自分が何を為したいか、言葉を飾らずに伝える事じゃないか? そう思い至り、キミは決意した。
 ニイに、会う。

ニイ用ハンドアウト
 女王が倒れて後、ジュレイのスパイ部隊の攻勢は激しくなる一方だったが、それ以上にキミの育てた防諜員たちの活躍は目覚しかった。しかしながら、彼らの作戦行動には奇妙な点が見られるという。
 キミは会議報告を受けるべく、城塞に急いでいた……が、その途中に現れたのはカイマだった。

ゼファー用ハンドアウト
 ここのところ妙だ。城塞で起こる事件が多すぎる……キミの目につくような場所ですら、「奴ら」は凶行に及んでいた。見かけ次第、その場で組み伏せるも……数が多い。そんな中キミは、手馴れた動きでテロ活動を防いでいたニイを目撃した。

イリス(クレース)用ハンドアウト
 シオンがカイマ達の所に居候するようになった事を知ったキミは、何かと世話を焼くべく彼らの部屋を訪れるようになっていた。今日も差し入れを持っていくべく街中を歩いていた。
 偶然シオンとも出会い……何故か意気消沈していたカイマを見かけ、一部始終の事情を聞くことに。
 ところが、最近活発化したジュレイのテロ活動の魔の手は……一見無防備なキミ自身にも迫っていた。




 ただし、このハンドアウトどおりに展開すると思っていると大間違いです(笑)
 ―――そして、プレイ当日がやってきました。





◆Scene01-1◆ アリス シオンを釣る

アリス様用ハンドアウト
 キミは寺院の孤児たちと買い物がてら、公園で遊ぶ約束をしていた。そんな中、シオンという少女がやってきて輪の中に入ってくる。
 彼女が随所でアルバイトをして生計を立てている様子を見たことがあるキミは、彼女の身の上話を聞くことに。平和な一日……であるかに見えたが、無差別テロの脅威は、すでに間近に迫っていた……



アリス : ……えーと、シオンさんってどなた?(何)
GM : 新兵パーティの幼女(思わずもらい泣き)
GM : んではシーン描写を。アリス様は子供たちをぞろぞろ引き連れて買い物中です。
アリス : ぞろぞろですか(笑)
GM : ぞろぞろです(笑)
アリス : わかりました、ではみんなで手を繋いでぞろぞろと(笑)
GM : んで、お昼。
子供(ゼファーPL) : 「アリスさまー。はらへったー」(笑)
子供@GM  : 「アリスさまー。おべんとたべよー」
アリス : もうアリス様呼ばわりは諦めました、色々(何)
GM : カイマが呼び始めてからというもの…なぜか孤児院の子供たちにはこのフレーズがウケてしまったのです(笑)
アリス : 「それじゃお昼にしましょうか。んー」 きょろきょろとおべんと広げられる場所を探す。
GM : 昼の公園に隣接した市場は、いつもながら賑やかになっていますね。
アリス : では公園で場所を取っておべんとを広げましょう。
子供たち@GM  : 「わーい」「わーい」「おべんとー」「いただきまーす!」
GM : そんな時だった。
GM : 物陰から、ものすごい視線を感じる。
アリス : む。
シオン : じぃいいいいいい
GM : 飢えた肉食獣のような…食い入るような眼差しを持つ…幼女(笑)
シオン : 茂みから顔だけ出てる。
アリス : ……唐揚げをフォークに刺してフリフリ、と(何)
シオン : 頭が、ふらふらと動く。
シオン : 「……肉だ、肉の匂いだ(めっさ低い声)」
アリス : ではフォークをくいっと引いてみましょう。
シオン : ぴょーんっ
シオン : ぺたたん
シオン : ぴちぴちぴち
アリス : 釣ってしまった……
子供@GM  : 「アリスさまー。おおものー」(笑)
GM : シオンをゲットだぜ?(笑)



◆Scene01-2◆ アリス様 シオンの身の上話を聞けない

 ここで遅れて来たニイのプレイヤー……と言いますか私の到着です。



GM : あらすじ:アリス様がシオンをエサで釣り上げました(笑)
ニイ : なんか変なことになってる(笑)


アリス : どうしましょうか、これ(唐揚げを食べさせつつ頭を撫でてみる)
シオン : 「……にゃっ。しおんはなにをしているら!」
アリス : 「まあ、よくあることです、ええ」(シオンの喉を撫で撫で)
シオン : 「よくあるら?」
子供たち@GM : 「えー。その子ばっかりずるいー」「アリスさまー」(笑)
アリス : 「……確かあなたは、炊き出しの時に顔を出していませんでしたっけ?」(二個目の唐揚げを口元に近づけてみる)
シオン : 「はうっはうっ」
シオン : 「ごはんくばってるとき、ぜんそくりょくら」
アリス : 「ほらほら〜」(唐揚げを口元から遠ざけたり)
シオン : 「にゃーっ、にゃーっ」 ぱたぱたぱた(届かない)
GM : 完全にあそんでる(笑)
GM : まったく会話になりそうにない件(笑)
シオン : 「あわ、あわ、でもシオン、おかねもってないら?」
アリス : 「おべんとですから別にいいんですよ」(撫で撫で)
シオン : 「いいら? いいら? ……おねーらんのじゃないら?」
アリス : 「いいですよ、私のはちょっと多めですから」
GM : 「アリスさまー、ふとももー」「それいうなら、ふとっぱらー」
シオン : 「ありすさら?」

GM : 語尾が永遠に「ら」なのか……(笑)


アリス : 「アリスです、アリス=ナイン」
GM : 「かれいなるアリス=ナインさまだぞー」「よーくおぼえとけー」(笑)
シオン : 「アリス! ありがとら!(にぱ)」
アリス : 「はいはい」(なでなで) まあ、こんな風にシオンを交えてみんなでおべんと中ですが。

シオン : 進みませんな(笑)
ニイ : ハンドアウト見ると、「身の上話を聞く」ってありますね(笑)
アリス : シオンの方から話しかけてくれないと(笑)


シオン? : 「……うむ、まともな肉であった」
アリス : 「……? あなたは?」
シオン : 「しおんら?」

GM : なぜに疑問系なのですか(笑)
ニイ : シオン シオンラ シオンガ


シオン : 「ぼーけんしゃしてるら。でもいまは、いろいろしてるら」
アリス : 「ふむ……シオンではない子が、いるでしょう?」
シオン : 「これら(帽子を指差す)、これかぶると、たまにしゃべるら」
アリス : ではかぶせてみましょう。
シオン : (目深にかぶせられる)「………」
シオン→メシスト : 「フン、物好きな人間がいたものだ」
アリス : 「それで、あなたは?」
メシスト : 「シオンが説明したとおりだ。それ以上は俺も知らん」
アリス : 「冒険者をしている、と言うだけですか……随分貧乏されているようですけれど」
メシスト : 「……ああ、シオンの仲間のスクウィーとやらのせいでな。保釈金だかなんだか知らんが、放っておけばよいものを」

イリス : 最強の人を今この瞬間的に回しました。スクウィー。
スクウィー : 「オレか!? オレのせいなのか!!?」


GM : 背景では、子供たちがデザートのメロンを片手に「ベリーメロンの歌」を歌って踊っている(笑)
子供たち@GM : 「♪きゃっちまいはぁーと、べりーめろーん」「べりーめろーん♪」
シオン : しおんが、うずうずしている(何)
アリス : 「なるほど……まあ、炊き出しの時ならいつでも来て貰えばいいですよ」
メシスト→シオン : 「助か……べりーめろんっ!!」
シオン : 取られた(笑)
子供たち@GM : 「♪それは丸くておおきい〜」「でゅ〜わっ♪」「♪それはみどりでしましま〜」「でゅ〜わっ♪」
シオン : 会話続行不可能です!
GM : まあ、大体目的は達したろうから……シーン切るか(笑)

イリス : シオンの声が大谷育枝に聞こえて可愛すぎる。
アリス : いや、確定じゃ?<シオンの声ピカチュウ(何)
イリス : ううん、ちびシグナルのほうで(笑)





◆Scene02◆ カイマ 決意を語る

カイマ用ハンドアウト
 理想を語ったりもした。ひどく後悔した。ゼファーに諭されもした。
 そして……気づいた。自分が臆病だったばかりに、あれからまともにニイと向き合っていない事に。
 シノビの掟だの刺客だの、問題は山積みだけれど、一番大事なことは、今自分が何を為したいか、言葉を飾らずに伝える事じゃないか? そう思い至り、キミは決意した。
 ニイに、会う。




GM : 次はカイマのシーン。ニイに会いに行くまでの決意とか語っておくれ(笑)
カイマ : 了解です(笑)


カイマ : クルセイドウォーダンジョンをクリアして、ゼファーが成長したのを感じて。
カイマ : ……物凄く取り残されていることを自覚し始めました。

アリス : ……今更(ひどい)


カイマ : 「……何してるんだ、俺」
カイマ : どんどん後ろ向きになっていく思考。
カイマ : いまだ果たせない、ゼファーとの約束。
カイマ : 自分の中の理想は語れても、結局何も出来ていない。
カイマ : むしろ状況は悪化し、いつしか俺は逃げるようにアイツを避けていた。
カイマ : 今気づいても手遅れなのかもしれない。
カイマ : しかし、俺も……あの時理想を語ってから……少しは進んでいるはずじゃあないのか?
カイマ : ダメかもしれない。けれど、もう一度……伝えてみたい。
カイマ : ……会おう、ニイに。
カイマ : 会って、今の俺の気持ちを伝えてみよう。そうすれば、何かが変わるのかもしれない。
GM : ……そんな決意を胸に、カイマは部屋を出た。

GM : 一方その頃、ニイは。





◆Scene03-1◆ ニイ 私自らが出る

ニイ用ハンドアウト
 女王が倒れて後、ジュレイのスパイ部隊の攻勢は激しくなる一方だったが、それ以上にキミの育てた防諜員たちの活躍は目覚しかった。しかしながら、彼らの作戦行動には奇妙な点が見られるという。
 キミは会議報告を受けるべく、城塞に急いでいた……が、その途中に現れたのはカイマだった。




GM : ニイは数時間前の緊急防諜会議の報告を思い出し、駆けていた。
GM : 話の進行上、ちょっとハンドアウトと展開が異なるかもしれません(笑)


GM : なお、数時間前の報告会議の回想シーンですが……
スクウィー@GM : 「……以上、防諜偵察員の報告をまとめると、これまでとは比べ物にならない規模のスパイ要員が城塞に向けて侵入を試みたらしいぜ……です」(何)

イリス : え? 誰?
カイマ : すくいーが、すくいーが。
イリス : おかしい、お前がスパイだな!
ニイ : スクウィーが偽者です(笑)



 ちょっと普通に喋っただけでこんな風に言われてしまうスクウィーって一体……(笑)


ニイ : 「……埒が明かないと見て、今度は数を差し向けてきたの」
防諜員リティア@GM : 「……大規模な作戦ですが、その分粗が目立ちます。城塞の警備兵ですら、彼らの何割かを侵入前に尋問、場合によっては捕獲に追い込んでいます」
リティア@GM : 「これまで、少数にて隠密行動に徹していた彼らが、何故ここに来て無謀とも言える大攻勢に出たのか……現時点では目的は判明していません」
ニイ : 「……確かにおかしい。けれど、叩くなら今のうちね」
スクウィー@GM : 「数が数だけに、今いる防諜員だけじゃあその全部を抑えるのは相当難しいと思……いますであります」(何)
ニイ : 「……仕方ない。私自らが出る」
ニイ : 「引き続き動向のチェックを。出現地点がわかり次第、叩く」
諜報員たち@GM : 「了解!」

カイマ : ボスっぽい(笑)
ニイ : 言ってみたかった(笑)


GM : 防諜員たちは、ニイの号令一下、迅速に散り、各々の持ち場へと向かいました。
ニイ : とにかく、行動が荒い今のうち、市井に溶け込む前にカタをつける必要が、ある……
GM : ……ニイがスパイ捜索している間にも、城塞内ではチラホラと騒ぎが起きつつあった。



◆Scene03-2◆ ニイ ニンジャ走りする

 さて、回想シーンが終わり、街を駆け抜けるニイ。


GM : そんな中……「おぅい、そんなに急いでどこ行くんだぁ? ニイ」
GM : ジャドが壁に寄りかかって、薄ら笑いを浮かべて立っている。カイマも出てきていいよ(笑)
ニイ : (律儀に立ち止まって)「……貴方には、関係ない」
ジャド@GM : 「さっきから、あっちこっちで騒がしいなぁ? まったくどうなってんだか」

イリス : くそう、ものすごくわざとらしく、かついやらしい(笑)


ニイ : 「……それで? 私に用でないなら、さよなら」(そっけなく)
ジャド@GM : 「……お前さんもシノビの端くれなら……薄々感づいてるんじゃねえかぁ? この騒ぎが『囮』だってことくらいよぉ」
GM : 背を向けて立ち去ろうとするニイに……ジャドは鋭く問う。
ニイ : 「……!」(立ち止まる)
ジャド@GM : 「くだらん茶番につきあってると、大事なモンを見落とすかもしれないぜェ〜? 第一、こんな騒ぎ取り締まっても、大した事のねえパンピーがいくらか片付けられるだけじゃねえか」
ニイ : 「貴方は、どこまで知って……ううん」
ジャド@GM : 「俺サマは何も知らねェよ。ただ、シノビとしての一般論をちょろ〜っと述べたまでの事さァ」
ニイ : 「……そう。参考になった」(冷静を装いつつ)
GM : ジャドからの言葉はもう、ない。
ニイ : 「………」
GM : 背中越しに、あのイヤらしい笑みを浮かべているのは、容易に想像がつく。
ニイ : ジャドがこれ以上何も言わないのなら、私は現地へ向かいます。「それでも――見過ごせないから」
GM : ……で、カイマは?(笑)
カイマ : では、ニイが立ち去ろうとする瞬間に現れる。「――ニイ?」
ニイ : 「……カイマ」
カイマ : 「お、俺。話が……」
ニイ : 「……悪いけど、今は話している暇なんてない」
カイマ : 「……この騒ぎか? ……な、なら俺も手伝……」
ニイ : その言葉にはすでに答えることなく、駆け出している。

GM : ストーリー上仕方ない展開だが……カイマって間が悪い(笑)
アリス : ピエロ……(笑)


カイマ : 「ま、待てよ!」
ニイ : 「(……今、カイマにかまってる暇はないの)」 忍者ダッシュでしたたたた

アリス : 忍者ダッシュ……上半身は固定して、足だけ動くアレか……
ニイ : そうそれ(笑) そのうち道ではなくて屋根の上とか走り出す(笑)
イリス : わーい、そうでなくちゃ。
カイマ : 屋根の上こそニンジャの道よ(笑)
アリス : 腕組んで走るようになれば一人前(何)


カイマ : 「………」
GM : 引き止めることができず……その場に呆然と立ち尽くすカイマ。
カイマ : 騒ぎってのは、けっこう目に付きますか?
GM : あちこちでワーキャーいってるかな(笑)
カイマ : じゃあ、カイマも自分なりに止めに行きます。
GM : なおこの数分後、カイマはイリスと出くわすんですよ(笑)
GM : んではここでシーンを切り……お次はゼファーのシーン。

ニイ : じゃあ、そろそろアレを取り出して…(何)





◆Scene04-1◆ ゼファー テオ流斬魔剣を習得したがる

ゼファー用ハンドアウト
 ここのところ妙だ。城塞で起こる事件が多すぎる……キミの目につくような場所ですら、「奴ら」は凶行に及んでいた。見かけ次第、その場で組み伏せるも……数が多い。そんな中キミは、手馴れた動きでテロ活動を防いでいたニイを目撃した。


GM : で、ゼファーは自己鍛錬か何かしてるんだっけ。どこでやってるかは任意に決めてください。
ゼファー : んー。城塞内の大きな公園片隅かなあ(笑)
ゼファー : 一人で剣を振ってる。近くには上着と一緒にテオ語録が置いてある(笑)

アリス : それは近くでおべんと広げろということで?(笑)
ゼファー : 違う公園にしようよ(笑)


ゼファー : 「わっかんねえなあ……。『テオ流斬魔剣』って名前は出てくるんだけど、ほとんど描写がねえんだよなあ……」

カイマ : そんなものは無い!?
GM : その技はフィクションです。
イリス : トリガか? トリガなのか?


ゼファー : 「『大地震斬』『壊呪斬』『爆裂斬』……、んでもってテオの奥義『ザトン・ストラッシュ』……、これが使えるようになりゃあ、もうちょっとアリスの負担が減らせれんのに……」
ゼファー : そんな事を言いながら、木剣で岩叩いてる(笑)
イリス : 騙されてるのが愉快な反面、真摯で泣けてくる(笑)
GM : ゼファーが軽く焦燥を抱えて修行している中……周りで悲鳴が上がり始める。
ゼファー : 「っ!なんだ!?」 声の聞こえる方に走ってきます。上着と語録と木剣持って(笑)
GM : すると、黒服の忍者らしき男が、家具職人の一家を襲っていますね。ニイも適当なタイミングで登場してねー。
ニイ : じゃあ、その辺で下っ端諜報員がけん制してる状況でもいいですか?
GM : どうぞ(笑)
家具職人@GM : 「ひいいっ、な、なんでこんな事をっ……!?」
忍者@GM : 「静かにしろ! 黙って死ねェ!」
ゼファー : 「なんだあいつら? まあ、ひとまずぶっ飛ばす!」
ニイ : 「……下がって。あいつはあんたたちの手には負えない」 諜報員を下がらせて。なんか屋根の上から――
ニイ : 目だけマスクで顔を隠したニイが。

GM : 派手だなぁ(笑)
アリス : パピ、ヨン!(笑)


ニイ : 「忍法、朧影」 具体的には《混乱》でMR下げてる。
ゼファー : 自分に《飛行》掛けて、「喰らえ! 必殺ッ! ゼファーロケットォー!!」と黒服忍者にドロップキックを炸裂させてる。
GM : じゃあ、屋根の上のニイに気をとられた雑魚忍者は、あっけなくゼファーのキックでのびてしまった(笑)
GM : ちなみに……ゼファーは正体に気づいてるのかな?(笑)
ゼファー : もちろん気付かない!(キパ)
ゼファー : で、屋根の上を見て「…………変なマスク」(ぼそ)
ニイ : 「……ゼファー!?」
ゼファー : 「あ?……その声はニイか!? なにやってんだ、そんなへ……、妙な仮面なんかつけて」
ニイ : 「私は、ニイなんかじゃ、ない。ただの影……」
諜報員(ニイPL) : 「ニイ殿、ここは片付きました。次の場所へ」
ニイ : 「………」
GM : wwwww
ニイ : ……すごすご降りる。
ゼファー : 気にした風もなく「なにが起きてんだ?」
ニイ : 「見てのとおりよ。城塞内の各地で忍者が活動を始めてる」
ゼファー : 「ここは片付いた。って言ってたな……、数が多いのか?」
ニイ : 「……(こくりとうなずく)」
ゼファー : 「格好はこのワル忍者達みたいなんだな?」
ニイ : 「……たぶん」
ゼファー : 「ヨシ判った……。んじゃ、行くか」
GM : なお、襲われた家具職人の一家はキミたちに何度も「ありがとうございました」と頭を下げる。
ゼファー : 「気にすんな。無事で良かったな」
GM : えーと、情報とか聞き出さないんですか(笑)
ニイ : 倒した敵忍者の確保は雑魚諜報員に任せて、なしくずしでゼファーと次に報告のあった場所に行くことに。
ニイ : ……つけっぱなしの仮面がちょっと気になってるけど、外せない(爆)
ゼファー : 《飛行》掛けといて良かったー。これならニイについて屋根の上を移動できる(笑)
GM : えーと、このシーンを続けて会話をするのか、切るのかどっちか選んでください。
ゼファー : 移動しながらちょっと話をしたいかなー、と思う(笑)



◆Scene04-2◆ ゼファー 悪を追って空駆ける
ニイ : 屋根の上を走るニイと飛んでるゼファー。
ゼファー : 飛んでるだけだとニイに追いつけないので、屋根を蹴って速度を上げてる(笑)
ニイ : しっかりついてきてるゼファーにちょっと驚いてたり。
ゼファー : ふふふ、重たい鎧も剣も、持ってないからな(何)
ゼファー : 「いつの間にこんなに入り込んでやがったんだか……」
ゼファー : 「…………あ。ひょっとして、最近忙しそうだったのって、こいつら関連?」
ニイ : 「……うん。そういうこと」 もう隠すこともできないので。「今までも入り込んでいた。けど、今回は規模が違う」
ゼファー : 「なんだよ水臭えなあ。教えてくれりゃ良かったのに」
ニイ : 「……これまでは、主に諜報戦だったから」
ゼファー : 「諜報戦……、ワリイ。確かに俺じゃ役に立ちそうにないな」(笑)
ニイ : 「ただ、今回は何か変なの。無差別にあちこちに現われて……」 は、とジャドの言葉を思い出す。「……陽動」
GM : そこに、一人の諜報員が追いついてきて、報告してくる。
諜報員@GM : 「ニイ長官。各地にてテロ活動の鎮圧に成功しており、一定以上の成果が上がっております……ただ」
ゼファー : 「長官……」(キラキラした眼差し)(笑)
ニイ : 「続けて。……彼のことなら気にしなくていい」
諜報員@GM : 「彼らの動きは尋常ではありませぬ。何かに取り付かれたように一般市民の殺戮を行おうとし、止むを得ず捕縛できなかった例も十四件ほど」
ゼファー : 「くそっ! ビビった挙句に、なんの関係もない人を道連れだと。ふざけんなっ!!」
ニイ : 「捕えた者からは何か聞きだせなかった?」
諜報員@GM : 「尋問は芳しくなく……ただ、当方の意見を述べさせてもらいますれば、彼らは『死』以上の何かを、恐れて行動している……ものと愚考致します」
ニイ : 「死…以上の何か……」
諜報員@GM : 「……ただ。気の触れた刺客が、こう言い残し自害致しました」
諜報員@GM : 「『奴らは皆、取り込まれた。次は、俺たち。そして……お前らだ』と」
ゼファー : 「訳わかんねえな……」
ニイ : 「…………。もう、いい。ありがとう」
ゼファー : 「行こうぜ、ニイ。これ以上犠牲者を出してたまるか」
ニイ : 「……ゼファー」
ニイ : 「アリス様達も、集めましょう。私達だけでは、足りない」
ゼファー : ちょっと驚いた顔するけど、すぐにニヤっとして、「そうだな。一人より二人、二人よりたくさんのが良いよな」

カイマ : ゼファーが、まぶしい(笑)
ゼファー : ニイがついに仲間に手助けを頼むように……(笑)
カイマ : 成長ですねぇ。
GM : そういう意味では……いいシーンだね(笑)
GM : カイマも成長しろよー(笑)
カイマ : うあー(笑)





◆Scene05◆ イリス 標的にされる

イリス(クレース)用ハンドアウト
 シオンがカイマ達の所に居候するようになった事を知ったキミは、何かと世話を焼くべく彼らの部屋を訪れるようになっていた。今日も差し入れを持っていくべく街中を歩いていた。
 偶然シオンとも出会い……何故か意気消沈していたカイマを見かけ、一部始終の事情を聞くことに。
 ところが、最近活発化したジュレイのテロ活動の魔の手は……一見無防備なキミ自身にも迫っていた。



GM : じゃあ、本日最後のシーン、カイマ&イリスのシーンをば(笑)
GM : んで、意気消沈しつつもカイマは各地のテロリストを何人か叩きのめしたわけだが。
カイマ : 八つ当たりのごとく、倒しまくる(笑)
GM : カイマ周辺のテロ活動はあらかた片付いた。そこにイリス登場だ(笑)
イリス : んでは……シオンを探してます。
イリス : 「シオンちゃーん? どこ行ったのかしら……変な騒ぎになってるのに……」 ちょっと焦って小走り。
カイマ : 「…オイ! まだ避難してないヤツが居るのか!?」
カイマ : 「って……、お嬢さん?」
イリス : 「――あ…カイマさん?」
カイマ : 「この辺りは危ない、すぐ離れろ」
イリス : 「でも、シオンちゃんがまだ!」
カイマ : 「……シオンが!?」
カイマ : 「あのガキ…! 俺も探す、お嬢さんはクレースに変わってこい」
GM : キミたちがシオンを探すべく、動こうとすると……壊れた噴水の前に、足を怪我した老人がいる。
カイマ : 「……チ。おいじーさんっ、大丈夫か?」
老人@GM : 「わしの、孫が……何という奴らじゃ。子供だろうと何だろうと……容赦がない……」
老人@GM : 「おお、もしやお主らは……あの高名な冒険者パーティの……?」
カイマ : 「いーから。肩貸すから立てっ……お嬢さん、杖持っててくれ」
イリス : 「………あの。子供も狙われて…?」
老人@GM : 「はいですじゃ。大きな帽子を被った……7、8歳くらいの娘っ子までもが」
カイマ : 「……なんだとー!?」
イリス : 「その子は怪我は? どこに行ったかわかりますか!?」
老人@GM : 「あの、向こうの公園に……」
イリス : 公園に向かって走り出そうと……
老人@GM : 「お待ちくだされ」
イリス : 「…おじいさん? でも…」 目線は公園の方向へ。足は止めている。
老人@GM : 「子供を襲ったヤツは、こう言いましたのじゃ……」
老人@GM : 「『そなたに……死んでもらう』と」
イリス : 事態が飲み込めず、動けない。
カイマ : 反射的に、イリスを庇う。
???@GM : 「ハイホー! ビンゴ! 俺ってラッキー!」

アリス : ……
カイマ : はい?
ニイ : な(笑)
イリス : …えー、ヒー?(笑)


GM : 老人の声は奇妙なみずみずしさを帯び……その手には大粒の黒玉を持っている。
???@GM : 「深淵の純魔石よ! 闇を拡げよ!!」
GM : カイマとイリスの周囲の景色が一変し……真っ暗になる。そして老人の姿は……鎧姿の武者に変わっていた。
カイマ : 武者ー!?
武者@GM : 「やぁやぁ我こそは……チャンプサムライの中のチャンプサムライ、エターナルッ……チャーンプ・サムラーイ!!」(爆)

ニイ : なんて、軽い……
イリス : なんか、なんかが変わった(笑)


エターナル(以下略)@GM : 「カスどもを脅かしつけて陽動させた甲斐があったってもんよ! 大金星が転がりこんできたァ!」

イリス : いきなり略された!
カイマ : 長いからな!


カイマ : 「……つまりは、俺か?」
エターナ(略)@GM : 「あん? ちげーよ。お前なんざついでだ」
カイマ : 「……じゃあ、お嬢さん?」
イリス : 「やだ…何……」 少しずつ後ずさる。
カイマ : 「離れるな、危ない」(手をつかむ)
エター(略)@GM : 「お前ら冒険者って連中は、数が揃ってると始末に終えねえからなぁ。こーして少しずつ殺れば、楽勝っしょ!」
エタ(略)@GM : 「逃げることも、助けを呼ぶこともできねぇぜ? 『深淵の純魔石』で部分的な迷宮化を行った! 空間支配を打ち破れない限り、誰も入れないし、出ることも……できなァい!

ニイ : どんどん略されてく(笑)
ゼファー : くそー、駆けつけられねえ(笑)
イリス : そのうち「エ(略)」に。


エタ(略)@GM : 「くっくっくっく。どうせなら『ヤツ』とまとめて葬り去りたかったがな……つーか、ディドロの野郎はなんで最初からこーしなかったんだ? ヤツの考えは手ぬるいったらありゃしねーぜ!」

カイマ : ダレだー!?


カイマ : 「……よく分からんが、イリスに危害は加えさせんぞ」
イリス : ここでクレースが割り込む。相手の行動に、一瞬遅れて後ろに下がる…だけ。
イリス→クレース : 「イリスが…! カイマ、これでは私はせいぜい割り込むぐらい…!」 クレースの言葉も、途中で切れてしまう。
カイマ : 「お嬢さん…?」
イリス : イリスは固く身をすくめて、エ(略)から目を離せなくなっている。
カイマ : (怯えている…?)
カイマ : 「……イリス」

GM : クレースは何か調子わるいんですか今。
イリス : 今…おびえまくるイリスの動きに引っ張られまくって換われない感じです。


エ(略)@GM : 「まァいい。遅いか速いかだけの問題だ。本日はいつもより多く雑魚も呼んでありまァす♪」
GM : エ(略)サムライの周囲に現れたのは……アイアンゴーレム×3、ティエンルン×3、エンジェル×3!(笑)

カイマ : ………
イリス : クレースが動けても死ぬー
ニイ : さよならカイマ(笑)


カイマ : ファミリア居ないしー(笑)
イリス : …多分…杖とか、持って、ない(笑)
GM : 装備もないのか(笑)
ゼファー : あれ? ゼファーも装備持ってないみたいな事をさっき言ってしまった気が……(笑)
ニイ : 私は完璧に装備整ってる、けど…(苦笑)
GM : 勝てるのかな……(笑)
ゼファー : こんなときこそ、都合よく目覚めろ俺の潜在能力よー!(何)
GM : 参考までに、エターナル・チャンプサムライの能力は、チャンプサムライのそれをあらゆる面で2倍になっているとお考え下さい(笑)
GM : 雑魚敵の選別は、今までのマップの最下層に出現した最強雑魚から取り揃えてみました(笑)

 つまり……


エターナルチャンプサムライ(想定)
 BL14 BP14 MR80 HP160
【底力】減少したHP分だけ、次回の白兵戦のMRに加えることができる
【集団統率】ターン開始時に宣言。率いている雑魚すべてに、即座に「敵にかける魔法」扱いの攻撃を行わせる。味方にかける魔法扱い。



 に加えて


アイアンゴーレム ZL6 MR25 【魔法に弱い】
ティエンルン ZL8 MR32 【竜の力】【火の息】【火に強い】
エンジェル ZL11 MR32 【神々の力】【吸精1】《戦姫の槍》



 が、3体ずつ。
 そしてこちらは今は、カイマと、クレースになれないイリスのみ。
 どうなっちゃうの?!






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