2007年12月07日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第4部】 迷宮組曲


第2話(中編) VSエターナルチャンプサムライ

  カイマ 死す





 敵はエターナル・チャンプサムライ、アイアンゴーレム×3、ティエンルン×3、エンジェル×3!
 味方はカイマとイリスだけ!



イリス : 今かなり絶望的な会話をしていたところなのですが(笑)
GM : ぜつぼうてきって…(笑)
イリス : 《戦姫の槍》が……
GM : 《戦姫の槍》使ってくる敵はいませんが(笑)
イリス : え、エンジェルが……


エンジェル ZL11 MR32 【神々の力】【吸精1】《戦姫の槍》


GM : ブフォ!?(爆死) な、なんだこのデータ! 鬼だ、鬼すぐる(笑)
GM : にゅあー。旧データの《破邪の光》だと思ってた…orz
GM : 確かにエターナルチャンプサムライの【集団統率】でこれはヤバイなぁ。ご丁寧に「雑魚すべて」って書いてあるし……


【集団統率】 ターン開始時に宣言。率いている雑魚すべてに、即座に「敵にかける魔法」扱いの攻撃を行わせる。味方にかける魔法扱い。


 GMすら予測してなかったこの事態。果たして突破口はあるのか!?



GM : あらすじ:オラ、知らねっと(笑)


今回の参加メンバー


ゼファー
聖騎士/レベル8
HP53 MP37 TP9

アリス
狂戦士/レベル7
HP53 MP0 TP8

イリス



ニイ
忍者/レベル7
HP34 MP30 TP8

カイマ
魔導師/レベル8
HP32 MP46 TP9
 
シオン 賢者 新兵パーティ。貧乏幼女。頭の帽子はメシスト。クレースと同じく意思を持っているらしいが……?
スクウィー 盗賊 新兵パーティ。臆病なスリ。ニイの配下の諜報員でたぶん一番下っ端。
ジャド 忍者 バイゼンパーティ。ジュレイの忍。カイマ、ニイと因縁アリ。
ユーゴ 司教。バイゼンパーティ。目立てないのが特徴。
イザベリー 吟遊詩人。バイゼンパーティ。バイゼンに心酔しているがたまにジャドにツンデレる。
ナギ 妖騎士 パーティの一員。今回は各所で起こるテロ対応に追われている。



◆Scene06◆ アリス 引っこ抜く
GM : んで、その問題のシーンに逝く前に、アリス様とシオンとちびっ子たちのシーンがあるのです。
アリス : 私とシオンとちびっ子のシーン……ふむ。
シオン : 「肉うめぇ……(しみじみ)」
GM : んで。昼食が終わりかけで、辺りは何やら大騒ぎ。
子供たち@GM : 「なんか、こわいよー」「だいじょうぶ。おいら達にはアリス様がついてるさ!」
GM : そんな時だった。
GM : 子供たちの後ろの茂みから……殺気を感じる。
シオン : 「――アリス、気づいているか(低すぎる声)」
アリス : 「……」(こく)
アリス : 「武器もないんですけれどねえ……」
GM : ザンッ! 2体の黒い影が飛び出し、シオン目掛けて襲い掛かってきた!
シオン : スッとアリスの後ろに下がる(笑)
GM : ちなみに、命に別状はないけどよける間際ざっくりと腕を裂かれている。
GM : 子供たちはその様子を見てビクつくよ。泣き出しそうっていうか泣いてる子も……
シオン : 「……ええい、泣くな。気が散る」
アリス : では、一歩前に踏み出し、その足を支点にして回し蹴り。
GM : 「げぐッ」 蹴りをまともに食らい、一緒くたになって吹き飛ばされる忍者たち。
アリス : では、その隙に公園の手近な木に近づいて……


アリス : 抜く!(何)




ニイ : な!
イリス : 抜いたーーー!!!!!!
ニイ : やっちゃったー すごいことやっちゃったー(笑)
アリス : 慣性の法則を読んでいるからだってば(何)
ゼファー : 嘘だー(笑)


シオン : 「……おいおい、とんでもない女だな」
アリス : 「手頃な武器がありませんからね」
忍者@GM : 「……ば、化け物……!?」(笑)
アリス : んで、これで……忍者をなぎ倒す!
GM : それは……抵抗する気力も無い(笑)
GM : 忍者たちが張り倒されると、子供たちの歓声が上がる(笑)
子供たち@GM : 「さすがはアリスさま!」「おれたちにできないことをへいぜんとやってのける!」「そこにしびれる!」「あこがれるぅ!!」(爆)

イリス : もうここがクライマックスでいい(笑)
シオン : 最初からクライマックスだぜ。
アリス : 私はいつでもクライマックスですよー(笑)


シオン : 「一通りなぎ倒したら逃げるぞ、子供たちを安全な場所に……ら!」
アリス : 「ただ逃げるわけにも行かないでしょう、この騒動の元を絶たないと……」
シオン : 「子供たちをつれてか?」
アリス : 「……まずはそちらが先ですね」
シオン : 「出来れば、シオンも逃がしてやって欲しいがな。――怪我をしている」
ニイ : 事態が落ち着いた頃に私とゼファーが到着してもいいでしょうか。
GM : まあ、許可。
ニイ : 「……その子達の安全は、すぐ手配する」 っと到着。
ゼファー : 「みんな無事か?」
シオン : 「無事に見えるか?」(仏頂面)
ゼファー : 「生きてりゃ、なんとでもなる。」 シオンに《治癒》掛ける。
シオン : 「――ふえあああ、ぜふぁぁっ」(えぐえぐえぐ)
シオン : 「いたいらーいたいらー。……オイ。ふえうえ」
ゼファー : 「ホレ、泣くなよ。もう痛かねえ」
ゼファー : あ、そうだ。ニイ長官の部下に、装備とか持ってきてもらいたいんだけど。
GM : 正直なところ、人員が全然足りないんだけどなぁ(笑)
ゼファー : やっぱり人手が足りないのか……(笑)
ニイ : アリス様の武器を持って来るには3人がかり…(何)
アリス : そんな馬鹿な(笑)
GM : ――そんな折。遠くの一角で不自然な……「黒い光」が発生し、皆を突き抜けた。

某所謎オペレーター(ニイPL) : 「純魔石パワーが増大しています!」「まさか、空間そのものにねじれが!?」「これは……この地に初めてダンジョンが出現した時と同じ……!」
アリス : 誰だよオペレーター(笑)
GM : まあ大体似たようなもんだ(笑)


ニイ : 「……! あれは!」
アリス : 「あれは、いったい……?」
ゼファー : 「……ヤな感じの光だ」
シオン : 「えぐえぐえぐ。――おい、ゼファーとやら」
ゼファー : 「気持ちワリイからポンポン入れ替わんな。で、なんだ?」
シオン : 「気のせいかも知らんが。向こうにイリスがいるような気がする……」
ゼファー : 「みたいだな。今の光……、この間クレースが使った術と同じような感じだ……」
ニイ : 「あれが今回の元凶なら……いいのだけれど」 あれを何とかしなければいけない。そんな予感がしてる。
アリス : 「何にせよ、あちらに行ってみましょう。それしか、ない」
シオン : 「い、いりすおねーらん……」



◆Scene07◆ エターナルチャンプサムライ 30秒だけ待ってやる

イリス : ――いっぽう そのころ――



GM : ……んで、現在の状況ですが……
GM : カイマが死にそうなっていうかむしろ死ぬ(笑)
アリス : どうすれば死なずに済みますかねえ……
カイマ : むしろ、どうすればイリスに被害が及ばないか…(汗)
ニイ : 今回はカイマは1ターン目で倒れるので、後はシオンを使います(笑)
アリス : あ、もうカイマではなくてシオンに(笑)
ゼファー : 代替わり?(何)
シオン : 「ふははは、俺の時代始まったな」(めっさ低い声)
GM : レベル3で参加しても容赦しないけどいいの?(笑)
シオン : 「……しおんのじだいはまだこなくていいら」


エタ(略)@GM : 「ぎゃーっはっはっは! 楽しい楽しい虐殺ショーの始まりだ! 小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOKかァ?」
カイマ : 「……ぐっ」
イリス : 「カイマさん…」
カイマ : 「……オイ、なぜイリスが狙われなきゃならんのだ」
エタ(略)@GM : 「はーん? そんな事知ってどうする気だ?」
カイマ : 「どうせ、死ぬんだろ?……メイドの土産ってヤツさ」

ゼファー : 秋葉原にあるお土産屋さん?(笑)


エタ(略)@GM : 「邪魔な存在だからなァ。本来ならばありえない存在。システムバグって奴だ。ディドロの監視体勢は万全でなければならんからな」
カイマ : 「バグ…?」
イリス : 「…邪魔って」
カイマ : 「帽子の嬢ちゃんっつってたな? ……イリスではない、もう一人のことを」
カイマ : 「……イリス、それにシオンが……。監視できないと言うこと…なのか?」

イリス : (「どうしよう…交代、しないとなのに」)
イリス : (「ごめんなさい…こんなに緊張したままだとクレースが動けないのに…わたし…手、離せない……」)
イリス : イリスは、さっき引っ張られた手を握ったまま。
カイマ : (「……こんな状況、怯えて当然だ」)


エタ(略)@GM : 「まァ〜どっちも青っちょろい小娘同然だっつーのに、何故にここまで警戒されてるのか俺さまもわかんねえけどな」
カイマ : 「ハァン。お前、結局知らないわけだな」

イリス : (「なんとかする、ってクレースが言ってる。出るか、誰か呼ぶかなら、多分、って…」)
カイマ : (「……なんとか、替われるか?」)
イリス : ぎゅ、とつないでる手に力が入る。
カイマ : (「……イリス」)
イリス : (「換われなかったら、このままで、やるしかない、みたい…」)


エタ(略)@GM : 「とにかく、お前とあの……クソガキを仕留めれば俺さまは特別超大型ボーナスをゲットだぜ! 一大出世させてもらうのよぉ!」
カイマ : 「詳しい事情も知らずに送り込まれる。っつーのは、捨て駒雑魚のお約束だしなぁ」
エタ(略)@GM : 「その捨て駒雑魚とやらに、今からミンチにされちゃうのは、どこのどいつだ〜い? 強がっても状況は全然変わらないって理解できてるか? ボケガキが」
カイマ : 「…どうかな?」
カイマ : 「お前がこのままイリスとシオンを殺したとして、果たしてそれは『バグ』とやらを消すことになるのかな?」
エタ(略)@GM : 「そんな事は、今から真っ先にくたばるお前なんぞに心配される筋合いはねぇよ」
GM : 彼が指で合図すると、アイアンゴーレム、ティエンルン、エンジェルらが動き出す。

イリス : (「少しだけ、お願い」)(一歩二歩、後ろに下がります)
カイマ : (「……(頷いて、手を離す)」
カイマ : 離した手が、小刻みに震えている。


カイマ : 「おかしいと思わないのか? なぜイリスやシオンみたいな、何の力も持たない少女が警戒されるかを」
エタ(略)@GM : 「……なんか知ってるのかぁ?」
カイマ : 「……さぁ、どうかな(不敵な笑み)」
エタ(略)@GM : 「くだらない時間稼ぎだな。しかも、何の役にも立たない、無駄なあがきだ」
カイマ : 「気づいちまったからな…。このままお前がことをなしても、出世とやらは見込めそうにないことを」
エタ(略)@GM : 「何か知ってるんならさっさと喋れ。30秒だけ待ってやる。それを過ぎても……そのイラつくハッタリをかますようなら……即座に殺す」
カイマ : 「……お優しいことで」

カイマ : (「イリス、聞いたな」)
(クレース) : (『いいか……今からこの空間を壊す。換われないなら、お前がやるしかない』)
(クレース) : (『奴が今やったのと同じことをするだけだ。道具を“使え”ばいい』)
イリス : (「使う、って…やり方がわからないわ。それにあんな珠、持ってない」)
(クレース) : (『もう手元にあるから心配ない。使い方も道具の方がサポートする』)


イリス : ――腕輪に光る宝石が自ら空間支配の準備に入り、わずかに真紅の光を帯びていく。



◆Scene08◆ ユーゴ 解説役になる
GM : では、ここでちょっとシーン切り替わる(笑)
GM : 黒い光が発生した現場。もっと言うならカイマたちが引きずり込まれた場所だ(笑)
GM : で、その場には一足先に駆けつけていた、司教の青年と吟遊詩人の少女の姿が。
アリス : 「これ……は?」
ニイ : 「なんて……禍々しい」
ユーゴ@GM : 「……おや、あなた方も気づきましたか」
ゼファー : 「なにがあったんだ?」
GM : 広場の中央……壊れた噴水の上空に、黒いカビの塊のような物体が浮かんでいる。

カイマ : カビかよ!
イリス : 脳内ビジュアルまっくろくろすけ。


イザベリー@GM : 「いきなりおじーさんがサムライに変身したかと思ったら、あたり一面が真っ暗になって……あいつらいなくなっちゃった!」
ユーゴ@GM : 「噂に聞いたことがありますが……これは空間支配ですね」
ユーゴ@GM : 「別の空間を純魔石によって構築し、中と外を行き来することができると言われています」
イザベリー@GM : 「あのカイマっていうガキンチョと、クレースって女がさらわれた!」
ニイ : 「なら、中には……」
ゼファー : 「てぇぇいっ!」 《飛行》かかったままなので、ジャンプしてまっくろくろすけ(仮)に木剣で斬りつける(笑)
GM : スカッ(笑)
ゼファー : 「くそっ! どうなってんだ!」
ユーゴ@GM : 「空間支配は、その支配者でなければ自由に出入りすることはできません」
ユーゴ@GM : 「そうでない者が中に入るためには……それこそ膨大な魔力を注ぎ込むか……あるいは『人外の者』として世界の理を超越するか」
ニイ : 「私達には中に入る手段はないと?」
ユーゴ@GM : 「……他にも方法はないことはないのですが」
ニイ : 「あるのならば、教えて欲しい」
ユーゴ@GM : 「内側から、空間支配者が私たちを招き入れる……これはほとんど見込みのないケースですね」
ニイ : 「……くっ」
ユーゴ@GM : 「そしてもうひとつは……空間の出入り口となった『一点』を見つけ出し、そこに綻びを入れて強引に叩き割るくらいです」
ユーゴ@GM : 「それこそ……空間支配による接続点は針の穴のように細い。あの黒い塊は、中の世界の瘴気が外に溢れ出ている証」
ユーゴ@GM : 「それ故に『一点』が非常に判別しづらくなっています。あの闇を払う方法さえあれば……」



◆Scene09◆ イリス 発動のことばを紡ぐ

GM : といったところで、再び閉鎖空間のシーン。


カイマ : 「……イリス、聞いてくれ」
イリス : 「え……?」
カイマ : 「確かに今の状況は怖い。俺だって怖い」
イリス : 「カイマ、さん……」
カイマ : 「だが、何も出来ないわけじゃない。だろ?」
カイマ : 「……怯えて、つったって、止まったままじゃダメなんだ」
イリス : 「何か、わたしにもできること…」
カイマ : 「なんでもできるさ」
カイマ : 「やるって決めりゃ、なんだってできる」
カイマ : 「失敗したらまたやればいい。諦めない限り、絶対、大丈夫だ」
カイマ : 「――ゼファーなら、たぶんこんな風に言うぜ?」
イリス : 「そう、ね。ゼファーみたい」
カイマ : 「……がんばれ」
イリス : 「なんとかできるか、わからないけど…でも」
エタ(略)@GM : 「……時間だ。答えを聞こう! 当然ながらバルスは不可だ!」(何)
カイマ : 「おーし、時間だな!(声を張り上げる)」
カイマ : 「俺の知っていることは………ぜったい、いわねぇ!」(杖を構える)
エタ(略)@GM : 「もういい分かった。死ね。死んでしまえ! 苦しんで、苦しみ抜いてなァ!」
GM : 敵雑魚は一斉に行動を開始する。ティエンルンは全員【火の息】。エンジェルは《戦姫の槍》予定。
カイマ : 《絶対零度》。目標はティエルンルン…できますか?
GM : どうぞ。
ニイ : ティエルンルン……(笑)
エタ(略)@GM : 「やってしまえかびるんるん!」(笑)

 さて、ここから戦闘の処理に入ります。
 敵の戦力データを再度掲載しておきましょう。


エターナルチャンプサムライ(想定)
 BL14 BP14 MR80 HP160
【底力】減少したHP分だけ、次回の白兵戦のMRに加えることができる
【集団統率】ターン開始時に宣言。率いている雑魚すべてに、即座に「敵にかける魔法」扱いの攻撃を行わせる。味方にかける魔法扱い。
アイアンゴーレム ZL6 MR25 【魔法に弱い】……3体
ティエンルン ZL8 MR32 【竜の力】【火の息】【火に強い】……3体
エンジェル ZL11 MR32 【神々の力】【吸精1】《戦姫の槍》……3体



 ティエンルンの【火の息】とエンジェルの《戦姫の槍》。
 カイマはティエンルンを倒すことで全体攻撃の【火の息】をなくそうとしています。ティエンルンの合計MRは96。全滅させるには《絶対零度》の達成値48が最低条件です。


カイマ : TP4点。がんばれ俺…っ(コロコロ)

カイマ : ……
ニイ : すっごい低い。
カイマ : TP1点で振りなおし! 1点残してのこりぶちこむ!
ニイ : スペルエキスパート。6が出ないと魔導師は残念なことに…
GM : 15個振って6が一個も出てない(笑)


カイマ : (コロコロ)42っ……足りない(汗)
GM : 84点? ティエンルンが2体消えたね。
エタ(略)@GM : 「うおっ、恐っ! といっても、お前たった一人で何ができるかっつーの!」
カイマ : ブレスを残してしまった。……あかん。見せ場が消えた…
イリス : でも、今開ける。――――腕輪に光る宝石が、真紅に輝く。
エタ(略)@GM : 「どうやら、ティエンルンを皆殺してそのお嬢ちゃんを守りたかったようだが……残念だったなぁ? ……ってなに!?」
カイマ : 「……イリスの勝ちだな(ニヤリ)」
イリス : 「発動、発動の、ことばだけ……! クレース、お願い!」
(クレース) : (『後は発動させればいい。……闇を照らせ』)
イリス : 「闇を、照らせ…」
イリス : 「真実の紅き光よ!」 《テリトリー》発動!
GM : イリスの持つ……純魔石がまばゆい光を放つ。
GM : 周囲の瘴気がすさまじい圧力によって……一気に吹き飛ばされる!
GM : ……一瞬後。シーンとなる空間。
イリス : 「できた……の?」
エタ(略)@GM : 「なっ……何だお前……空間術師だったのか……!?」
イリス : 「空間術師……?」
カイマ : これですぐに助けが来る……それまで、護るぞなんとかして。



◆Scene10◆ アリスパワー バリアを突き破る

ゼファー : そのころ外では……(笑)


ユーゴ@GM : 「!?」
GM : 空中にあった黒い塊が……すさまじい圧力によって吹き上げられる。
GM : そして後に残ったのは……かすかな光を放つ『一点』!
アリス : 「……裂け目!?」
イザベリー@GM : 「あ! あれがそーなんじゃないの!? 空間の結び目だか何だかってやつ!」
ユーゴ@GM : 「……信じられない……!」
ゼファー : 「見えた!」 再度跳躍(笑)
ニイ : 「そこっ!」
GM : ゼファーとニイの研ぎ澄まされた一点集中による攻撃で……『一点』がわずかに亀裂となり、徐々に傷口が広がる。
アリス : 「考えている暇は……なさそうですね……!」
アリス : 手に持った木をその裂け目目掛けて、槍投げの要領で投げる!(笑)
GM : そして……そこにアリス様のものすんごい一撃がクリーンヒット! 亀裂が裂け目となり、ガラスが割れるような音と共に盛大に破壊される!!

ゼファー : パリーンッ!(笑)
イリス : やっぱり割れるんだ!
アリス : 光子力バリア……!(笑)


イザベリー@GM : 「やったじゃない! これで中に入れる! よく分かんないけど大チャンスよね!」
ユーゴ@GM : 「そ、そうですね……皆さん、早く中へ!」
GM : そうこうしている内に、この広場に複数の忍者の影が。
ユーゴ@GM : 「ここは私たちで食い止めましょう」
シオン : 「まかせるら!」
ゼファー : 「アリス! ニイ! 行くぞ!!」
ニイ : ゼファーに頷いて、飛び込む。
アリス : ともあれ、飛び込みましょう。

アリス : あ、でも投げたから武器が(何)
イリス : 銀魂みたいに人を武器にするとよいよ(笑)
アリス : うん、イザベリーを掴んで武器にとか考えた(何)
GM : まさに外道(笑)


ニイ : そういえば、子供たちは避難させれてますよね、さすがにこんな場所に連れてこれないし。
GM : ニイの部下とか使ってなんとかやってるっしょ(笑)



◆Scene11◆ カイマ 死す
GM : そして……閉鎖空間ではカイマがフルボッコ♪ フルボッコ♪ フルボッコ♪ チェックメイト♪(何)
エタ(略)@GM : 「何をやったのか知らんが、少なくともお前が死ぬのは大決定!」
カイマ : 「そう簡単にはしなねぇよっ」
GM : エンジェルが《戦姫の槍》3発。撃ちますよ?(笑)
カイマ : こおおい(涙)
カイマ : 二発は防げる、残り一発は頼んだ。
GM : (コロコロ)全部カイマね。
カイマ : やりました…
GM : 一射目、18。二射目、46。三射目、33。
カイマ : (コロコロ)抵抗、全失敗。
カイマ : 一撃目36ダメージ? 軽減で減らして、……ギリで死んだ(汗)
イリス : カイマ…虹色のローブ?
カイマ : そう。防御力4。《魔法の盾》がないだろ? 俺、HP32。
ニイ : う、ぴったり……。
カイマ : TP使用で立ち上がる。そこへ2撃目。……倒れる前にイリスに杖を投げてもいいですか? 演出で。
GM : いいけども。
GM : 2撃目で【気絶】するってことは、3撃目では【死亡】扱いとするよ? イリスにダメージいかない代わりにね。
イリス : だと…《復活》をかけられないってことかあ…
カイマ : わかりました。
GM : では、容赦なく……カイマに天使の放つ光の槍の洗礼が降り注ぐ。
カイマ : 「……たのんだ、ぞ…?」 がくんっ
イリス : 「……カイマ、さ……」
エタ(略)@GM : 「ぎゃっはっはははははははっは! あんだけ強がったわりにあっけねー! 所詮はひ弱な魔導師ふぜいの限界ってやつぅ?」
エタ(略)@GM : 「しかも、残念だったねえ? ティエンルンはまだ1体生き残ってるから……『お嬢さん』は火の息にさらされて……死ぬ! 犬死に、無駄死に! ざまーみろッ
GM : と、エタ(略)が三流悪役っぽく勝ち誇った、その時だった。
GM : ティエンルンが鎌首をもたげ……紅蓮を撒き散らす!
イリス : カイマを残せないのか、ただ動けないのか…逃げられない。
ゼファー : その炎がイリスに到達する寸前に、炎とイリスの間に飛び込んでくる影(笑)
ゼファー : 「やらせるか!」 イリスをカバーリング。
イリス : 「……ゼファー!?」

■駆けつけた仲間たち しかし、カイマは――――!?




つづく





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