2008年03月08日
2008年03月16日

第5話へ←    →第6話(後編)へ

適当RPG「3rd edition」に戻る


適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第4部】 迷宮組曲


第6話(前編) VS合言葉

  テンサイ レンキンチケットを奪う




GM : さーて、うっかりアリス様が寝るところだったらしい事はナイショですよみなさん(笑)
ゼファー : ばらしてるよ(笑)
ニイ : うん。みんなには内緒ね。みんな、だれにも言ってはいけないわ(しー)
アリス : ……こういう時、どんな顔をすればいいのかわからないの(何)
GM : 苦笑いすればいいと思うよ(笑)
今回の参加メンバー


ゼファー
聖騎士/レベル8
HP53 MP37 TP9

アリス
狂戦士/レベル7
HP53 MP0 TP8

ナギ
妖騎士/レベル8
HP47 MP33 TP9


クレース
空間術師/レベル6
HP45 MP52 TP7

ニイ
忍者/レベル8
HP43 MP32 TP9

カイマ
魔導師/レベル8
HP32 MP46 TP9






ポンペイ
カイマの使い魔
   



◆Scene01◆ 行く人残る人

 前回マサカドを倒して帰還した直後から物語は始まります。


GM : マサカドを倒し、なぜか少年の姿になっちゃったジンを連れて地上に戻ってきたサードパーティ。
GM : 使者が君たちに来ている。何でも「錬金術師の館」の主、ティアが君たちを呼んでいるそうだ。
ゼファー : 「ディドロ滅殺弾とか出来たのかもしんねえな。早いとこ行ってみようぜ」
カイマ : 師匠(?)はおいてくのか?
GM : 寺院に置いていきたければそれでも。連れてくのも自由。
カイマ : 怪我人を連れて行くわけにも……
クレース : 事情がまったく分からない相手を放置する気はないぞ。
カイマ : じゃあ、俺がついてるか?
ゼファー : また暴れだしたらカイマだけじゃどうにもならねえぞ?
クレース : …なら、念のため私も残ろう。
ニイ : 魔法使い2人で残っても。それなら私がカイマと一緒についてるから、クレースさんが話を聞きに行ってくれた方が良いです。
カイマ : ニイがっ!
ニイ : うん。『師匠』のこと聞きたいし。寝てるジンの枕元で私に語っちゃってくださいです。
クレース : 今はクレースは重要性としては「こっち」なんだけど…(笑) ニイが残るならティアのところに行くかな。
ナギ@GM : ナギはティアのところに行きますよ。まあ、NPCなんで喋れないけど(笑)
アリス : 行く必然があまりないのが……(笑)
クレース : アリスが残るなら3、3で丁度いいかも。
GM : では、錬金術師の館に向かったのは、ゼファー、クレース、そしてナギの3人。次のシーンに参加してください。



◆Scene02◆ ティア 馬脚をあらわす

 そしてここは錬金術師ティアの館です。


ティア@GM : 「ようこそ。いらっしゃい」
ティア@GM : 「早速で悪いけれど、ちょっと大事なお話があってね」
ティア@GM : 「よろしければ、奥の間でお話を聞いていただけないかしら?」
ゼファー : 「ん、わかった」
ティア@GM : 「(受付にいる店員に)テングさん。しばらく館の注文を受けられないから、臨時休業の看板出してくださる? あと、大事な話なので人払いをよろしくね」
テング@GM : 「分かったであーる。任せるがよいであーる」

カイマ : こいつはああ!?
クレース : い、いるーーーー!!!!!!
ニイ : しかも天狗(笑)
GM : だって本名がテングルサプローイでしょ(笑)
クレース : そんなもんキャラクターは誰も覚えてないと思う…(笑)


GM : んで。3人は奥の間に案内されますが……いいですか?(笑)
クレース : な、なんか……確認してくるなあ!?
クレース : あやしい。でも普通に行ってしまう。バレンタインでも気づかなかったのでもういいや。
ナギ@GM : ナギは知らんし。あ、バレンタインで面識はあるのかな。まあいいや(笑)
ゼファー : 俺は別に良い。前にやられた時はテンサイの顔あんまり良く見てなかったから(笑)
GM : では奥の間。ティアは、大人びた表情で微笑んで君たちに椅子を薦める。
ティア@GM : 「さて……あなた達を銀十字冒険者として、信頼できる方々と見込んで……」
GM : ……次の瞬間。ティアは辺りをキョロキョロ見渡し、君たち以外の誰もいない事を確認すると……顔が、どっと、崩れた(笑)
ティア@GM : 「うっわーもー……あー疲れる! 肩凝る! うっざい!」
ゼファー : 「げっ! なんだ?」
クレース : 「…………」
ティア@GM : 「もーやってらんないわよ! 女王が倒れてからの1〜2ヶ月なんてもう最悪よ!? 城塞の業務の代行なんてやらされてさぁ!」
クレース : 目の前の雰囲気の違いに驚く、というか、ちょっと引く(笑)

クレース : ティアは、ティアだったんだね……
カイマ : あくまで、ティア(笑)
ニイ : 厳重だったのは、まさかこのため……?(笑)


ティア@GM : 「弟子5人がかりでも仕事おっつかないし! ブリス女王って色んな意味でスゴイわよね。あれだけの仕事量、どうやって一人でこなしてたのかしら? 信じられないわ!」
ゼファー : 「急に騒がしツインテールみたいな喋りになったなー」
クレース : 「何故かイザベリーを思い出した(ぽつり)」
ティア@GM : 「ごめんなさいねー。何しろ、女王倒れちゃった今、あたしまで弱音吐いちゃったら、ここの住民みんなパニクっちゃうでしょ? こんなのあたしのキャラじゃないのにさー。まったくもー」
ゼファー : 「なんだ。そういう事か……。なら良いや」
クレース : 「ゼファーは何を納得したんだ」
ゼファー : 「ん? 女王さんが倒れて大変だから、落ち着いた人みたいな演技してた。ってことだろ?」
ティア@GM : 「それまでもそういうキャラで通してたけどねー」
ティア@GM : 「女王が倒れる前までは、負担が少なかったし、こういうクールなのもアリかなー、みたいなノリだったのよ。深い意味はないわ」(笑)
クレース : ノリ……(笑)
ティア@GM : 「……と。もちろん、あなた方を呼んだのは、愚痴を聞いてもらうためー、とかじゃないわよ。ちゃんとした依頼なんだから」
ゼファー : 「んじゃあ、その依頼っての聞かせてくれよ」
ティア@GM : 「まず依頼内容。ヒー・ヘイト・ミーを見つけ出してちょうだい!
クレース : 「…いきなり難度が高いな」
ゼファー : 「ああ、あのカカシみたいなおっさんか」
ティア@GM : 「あいつと連絡が取れなくなって困ってるのよ」
クレース : 「他と連絡なんて取っていたのか…あの生き物」
ティア@GM : 「あんたらの前には姿見せたりするんだ……こっちにはナシのツブテでさぁ。このままだと、城塞の物資の供給が滞っちゃうのよねー」
ゼファー : 「ん? ここの物って、あのおっさんから手に入れてたのか?」
ティア@GM : 「そうよ? 大体、こんな狭い城塞と周辺の土地だけで、これだけの住民の消費財とかが賄えるわけないでしょ」
ティア@GM : 「どこから資金調達してるのか知らないけど、格安で大量の物資を仕入れてくれるから、大助かりでね。ブリス女王もどこでああいうツテを手に入れたのか……話してはくれなかったけど」
クレース : 「……自由に出入りできるのか、それ以外の方法があるのか」
ゼファー : 「で? カカシのおっさん見つけたら、ここに連れてくれば良いのか?」
ティア@GM : 「んー。そこまでしなくてもいいわ。こっちが欲しいのは約束の物資だから」
ティア@GM : 「そのための代金となるチケットはあなた達に渡しておくから、代わりに交渉してきてちょうだい」
ゼファー : 「でもあのおっさん、急に値段吊り上げたりするぜ?」
ティア@GM : 「それは現金取引だからでしょ」(笑)
GM : ティアは君たちに「レンキンチケット」を手渡した!(笑)
ゼファー : 「これなら普通に品物に変えてくれるのか?」(ヒラヒラさせてる)
ティア@GM : 「そうよ。1枚しかないから、なくさないように気をつけてね。こう見えてもかなり高価な品なんだから」
GM : と、その時だった。
???@GM : 「とてもいい事を聞いてしまったのであーる」
ゼファー : 「誰だ!?」
GM : 次の瞬間、にょいいいいんと、怪しげなマジックハンドが伸びてきて、ゼファーの持っていたチケットをひったくる(笑)
ゼファー : 「しまった!」
テンサイ@GM : 「我が名は希代の天才科学者にして錬金術師、テングルサプローイであーる」

ニイ : うわー なんて自然な展開!(笑)


ゼファー : 「あー、思い出した! お前はアヒルのダンジョンに押し入ってきた……」
テンサイ@GM : 「こういう事もあろうかと、こっそり館の素材をネコババして作っておいた『ちょっと取って君』を開発しておいたのであーる」
ティア@GM : 「ちょ……その発明品素材の代金と特許権利を譲りなさいよ!?」(笑)
クレース : 「そうじゃないだろう……」
クレース : 「それを、どうするつもりだ? まさかお前が交換しにいってくれるとでも?」
テンサイ@GM : 「無論そんな事はしないのであーる。我輩はこれまで、この城塞の物資の流通を調査していたのであーるが、どうにも尻尾がつかめなかったのであーる。そのヒーとやらの身柄を押さえれば、お前達は干上がってしまうはずであーる」

ニイ : バレンタインネタまで辻褄合わせた。あれは、物資流通の調査をしてたんだね(笑)


テンサイ@GM : 「それに外見カカシというと……心当たりもあるのであーる。今からそいつの友人の所に行き、情報を聞き出してくるのであーる。さらばであーる!」
ゼファー : 「そうはさせるか! それを返せッ!」
GM : びよーん、びよーんと、彼の両足に巨大なバネが発生し、すさまじいジャンプ力でテンサイは逃亡(笑)
クレース : ゼファーに《加速》。
ゼファー : テンサイに飛び掛るも跳ばれたので、店の方へ突っ込むー(笑)
ゼファー : ガシャーン、バリーン(笑)
ティア@GM : 「に、逃げられた……! しかもチケットまで取られちゃった……!」
クレース : 「今からでも、先にヒーをおさえれば……」
ゼファー : 「違う! あいつはさっき、カカシのおっさんの友人の所へ行く。って言った……」
ティア@GM : 「あいつに友人なんて、いるの!?」(ショックを受けた顔で)
クレース : 「友人…誰だ…?」
ゼファー : 「だったら狙われるのは……」
ゼファー : 「心優しき迷宮のファじゃねえのか!?」
クレース : 「言われてみれば…」

“優しい心を持った皆さんに、せめてものお礼として…あなた達を助けてくれる人を呼んであげるね。ちょっと気まぐれでとっつきにくい人だけど…きっと、役に立つから…”



 そう。実は心優しき迷宮のファを解放したことで、迷宮商人ヒーの出現フラグが立ったのです。とはいえゼファー、よく気がついたと言えましょう。私は気づかなかったから。


ナギ@GM : 「なるほど……ファ殿が危ないのでありますな!」
クレース : 「こんな時にウサギを持って来ていないのは失敗だった。残ってるほうにも伝えに行かないと」
ティアの弟子@GM : 「ティア様! 一体なにごとで……」
ティア@GM : 「(急にシャキーンと顔がひきしまって)大事ないわ。ちょっとした襲撃があったの。それよりも、急いで店の復旧作業に取り掛かって下さいな」
GM : ではこのシーンはここで切り。寺院のシーンになります。



◆Scene03◆ ジン 若返りの秘密

 さて、ティアの錬金館でそんな事件が起きている頃、カイマ、ニイ、アリスの3人は寺院にて、ジンと思しき人物の回復を待っていました。


ニイ : そんなこととはつゆ知らず、ジン(?)の様子を見ていますーっと。
カイマ : 介抱しているー。
アリス : 特に手は出さず、状況を見ている、と言う感じですねえ。
GM : 寺院で眠るように横たわる若いジンを見ているのは、カイマ、ニイ、そしてアリス様。
カイマ : 「………」
ニイ : 「(……やっぱり、似ている)」とか思ってる。
ニイ : 「カイマ……確かさっき『師匠』と言ってたけど。兄弟子ではなくて?」
カイマ : 「……ああ。たぶん。俺が知ってるのは、もっと年食ってるが……な」
ニイ : それは余計にひっかかるね。
GM : では……司教のユーゴが通りかかる。
ユーゴ@GM : 「……患者の具合はいかがですか?」
カイマ : 「……(首を横に振る)」
カイマ : 「意識が戻らないんだ。なんとか、ならんだろうか」
ユーゴ@GM : 「フーム……これは、かつての私の友人が研究していた秘法に似ていますね」
ニイ : 「秘法?」
ユーゴ@GM : 「体内に不死の者どもの力を宿し、永遠の魔力と若さを手に入れる……そんな外法です」
カイマ : 「それって、縮むのか?」
ユーゴ@GM : 「肉体的には、もっとも強力だった世代に若返る、と聞いたことはあります」
カイマ : 「そうか…」
ユーゴ@GM : 「ただ恐らくは、彼自身望んでやった訳ではないでしょうから……不完全な術として成立してしまったようですね。意識を取り戻す確率は……」
ユーゴ@GM : 「五分といった所でしょう。また例え、意識が戻ったとしても……今までの記憶や経験が残っているとは、限りません」
カイマ : 「………」
ニイ : 「なら、この人はやっぱりカイマの師匠ということね」
カイマ : 「師匠は……昔、大怪我したことがあるんだ」
カイマ : 「誰かに刺された傷を隠してたみたいで、それからかな……体力がまるで無くなっちまって」
ニイ : 「…………」
カイマ : 「だから、この縮んだのが全盛期ってのは理解できる…」

ゼファー : 痴情のもつれでセニアに刺されたとか(笑)
カイマ : それはしょっちゅうです!


ニイ : 「……侍。……“黒竜”ジン」
カイマ : 「……ニイ?」
カイマ : 「今、なんて…」
ニイ : 「私達の情報が漏れたのも、以前ダンジョンで会ったあの侍も。全て符号する。間違いない」
ニイ : 「だとしたら。その時、彼に深手を負わせたのは……私よ。カイマ」
カイマ : 「えっ……」

GM : あれだけ蹴られてもピンピンしてたジンが体力なくなる……よっぽどの傷だよなぁ(笑)
ニイ : いやあ。そんな深手だったとは(笑)
クレース : 毒でも仕込んでたんだ!?


カイマ : 「なんだ、よ。こんなときに、何の冗談…」
ニイ : 「そのときは『抜ける』ためだった。ただ一人、止めを刺すことができなかった侍がいた」
ニイ : 「それが“黒竜”ジン」
ニイ : 「彼がカイマの精霊使いの師匠だったなんて……」
カイマ : 「師匠が……あの、ダメでヘボでコケてばかりの師匠が……“黒竜”」
ニイ : 「……だって、侍」(ぼそ)(指差し)
カイマ : 「……うん、納得」
カイマ : 「師匠っていうか……その」
カイマ : 「育ての親みたいな人だった。俺には、親いないし」
ニイ : 「……そう、なんだ」
ユーゴ@GM : 「お知り合いだったのですね」
ユーゴ@GM : 「家族……ですか。よいものですね」
カイマ : 「……よくねぇよ。このヘボ野郎は敵に操られて仲間を襲った」
ユーゴ@GM : 「ですが、今は、ここにいる。……ホッとしませんか?」
ニイ : 「家族……私には、なかった」(ぼそ)
カイマ : 「ニイ…」
ニイ : 「……今の話を聞いて、私が彼を殺そうとするんじゃないかとか、思わないの?」
カイマ : 「俺はニイの事。……今のニイの事を信じてるから」
ニイ : 「……多分私は、彼に謝らないといけないんだと、思う」
ニイ : 「あの時は余裕がなかった。逃げるために他にああするよりなかった」
ニイ : 「……今ならわかる。彼は私を保護しようとしていたのに」
カイマ : 「ニイ……師匠は、お前のこと恨んではいねぇとおもう」
カイマ : 「……ていうか、あの時師匠だくだく泣いてたしな『あの子大丈夫だろうかー』って」
ニイ : 「そっか……」
カイマ : 「お前の顔見たら、喜ぶな」
ニイ : さすがにちょっと複雑な表情してる。手傷負わせた相手だし。

ニイ : 先の戦いでも容赦なく《闇討ち》100オーバー貫いたし(爆)
カイマ : 二回目(笑)
ニイ : アリス様が抑えてくれてよかった(笑)
カイマ : アリス様のおかげです。
GM : 美しい展開だったねえ(笑)
アリス : 美しいかなあ?(笑)


カイマ : 「……いや、たぶん起きてからも泣くな。アリス様に、土下座しながら」
ニイ : 「……カイマの師匠って」(汗)
GM : なんかそれは……ヘタレでは(笑)
アリス : ある意味いかにも、だけど(笑)
カイマ : 「まぁ、そういうわけだから、気にするな」(ぽす)
ニイ : 「……うん。ありがと。……意識、戻るといいね」
カイマ : 「ああ」
アリス : 「……きっと戻りますよ。信じるものは救われる、と言うでしょう?」
ニイ : 意識が戻らなくても、ジンからマサカドが抜けてることの確認はできるのかな?
GM : うん。マサカドの霊がジンの肉体すら不具にもできず無念に消失していったのは、全員が目撃している。
ニイ : なら、彼の正体がわかった時点で、ひとまず私達も動きは取れるね。
カイマ : ユーゴがいるしな。
GM : では……ポンペイが「きゅ、きゅー」と鳴く。
カイマ : 「…おう? どうした?」
GM : どうも、外においでおいでをしているようだ。
ゼファー : 実はマサカドがポンペイに(笑)
カイマ : ナンダッテー!
GM : まあ、ポンペイの誘導に従うと、ゼファー達と合流できるわけですが(笑)

アリス : 今のポンペイからは何か、別の意志を感じます……そう、GMの意志を(何)
カイマ : 神か! 外道マスターの遺志なのか!
GM : アミバ「ン〜何の事かな? フフ……」
アリス : しまった、アリスではアミバのトップを防げない……!
ニイ : きさまろーでぃすとだなー(ぼうよみ)
GM : ちゃんと事情は説明して下さいねお互いに(笑)





◆幕間◆ 家族

ニイ : そういえば、アリス様って家族って…
アリス : 全部死んでる……はず。
ニイ : うああー。
カイマ : 大丈夫、俺もだっ(シャキーン)
ニイ : そもそも家族とか家庭を知らないレベル。
クレース : 実はイリスも。
ゼファー : みんな家族しらないんじゃあ(笑)
GM : みなしごばっか?(笑) そういやナギも家族らしい家族が(笑)
アリス : ひねくれて、ほしをにらんだ、ぼくなーのさ♪
アリス : 知らないと知っていて失ったは結構重みが違うー(笑)
ニイ : なるほど。アリス様はその重みを知ってるから、教会で子供の面倒を見たりするのですね。





◆Scene04◆ 急げファのもとへ

 パーティは合流しました。そして情報の交換です。


カイマ : 「えーと、アレは危険物ではありません」
ニイ : 「彼の方は大丈夫。カイマの師匠で、私がかつて殺しかけた侍だったから」
カイマ : 「ニイ、それ非常に誤解を与えかねんですが!?」
ニイ : 間違ったことは言ってないつもり(笑)
ゼファー : 「そんなことより、ファが危ねえんだ!」
クレース : 「テンサイといういつかのバカが、重要アイテムを奪って逃げた。おそらくファの迷宮に向かっている」
ナギ@GM : 「にょいいいんと手が伸びてきて、びよーんびよーんと逃げていったのであります!?」(笑)
カイマ : 「……なんだか知らんが、急いだ方がよさそうだ」
アリス : 「……そのようですね」
クレース : 「行きながら説明する、とにかく先を越されないように…」
GM : んで。ちなみにゲーム的な解説ですが。
GM : ファの迷宮4〜6層、どこに潜るかは任意です。どこに潜るかによって当然、起こり得るイベントが微妙に変化するのでお楽しみに(笑)
ニイ : 何かヒントめいたものとか手がかりとかは残されてないのでしょうか。バネの跡とか(笑)
GM : バネの跡は、やっぱり心優しき迷宮の近辺まで残っている。さすがにその跡はバネを解除したようで、そこらに残骸が転がっている(笑)
ニイ : アヒルの4か、最も深い6のどちらかが良いとは思う。
クレース : 4がいい。少なくともアヒルがいるから。
GM : 大人気アヒル様(笑)
GM : でも……ぶっちゃけ、テンサイを見つけ出さないと。
ニイ : テンサイはアヒルのところに押し入った実績もあるし。
ゼファー : アヒルならファに連絡つける方法を知ってるかもしれねえ。
GM : では……ところでアイテム「ファの瞳」はどうすんべ(笑)
ニイ : もちろん、持って行くでしょう?
アリス : それでよければそれで。
GM : では「心優しき迷宮」に着いた途端、ファの瞳が輝きはじめる。
GM : そして……
GM : いつの間にか君たちは部屋の中にいた。
アリス : うわ。
カイマ : 「これは…?」
ゼファー : 「なんだ? なんでこんなところにいるんだ?」
アリス : 「ひょっとして、呼ばれたんでしょうか?」
カイマ : 「迷宮の意志、ファにか?」
クレース : 「ファが何か、我々を呼ぶという事態になっていることだと思う」
ニイ : 「……かも、しれない。アリス様の持つ瞳が輝いてる」
カイマ : 目指している場所までつれてきてくれたとしたら、アヒル様が居るはずだが。
スパークのアヒル@GM : 「どんな敵でも〜味方でも〜構わない〜その〜手を離すも〜んグァ! まっグァな〜ちグァ〜〜い〜〜〜♪♪」
GM : 部屋の中ではアヒルがマイク片手に熱唱中(笑)
カイマ : 「……いたわ」
アリス : 「……」
アリス : (近くにあったパイプか何かを一度だけ叩く)かぁ〜ん!
スパークのアヒル@GM : 「ひどいですグァ!?」(がーん)
クレース : 「色々考えて損した」



◆Scene05◆ スパークのアヒルと秘密の呪文
クレース : で、ここは温泉のあるアヒルの部屋?
スパークのアヒル@GM : 「なんといいますガァ〜あなた方はファの友人として認められたので、フリーパスみたいなカンジでここに入れるようになってますガァ
カイマ : とりあえずアヒル様は無事のようだ。
スパークのアヒル@GM : 「何の用ですグァ? 温泉でしたらお一人様200Gの格安料金でご案内いたしますガァ」(笑)
ゼファー : 「おっと、そうだった。実は変なヤツがカカシのおっさんの情報を得るために、ファのところに来てるかも知れねえんだ」 温泉にも興味はあるけど、今は後回しだ(笑)
スパークのアヒル@GM : 「ファですグァ? ここ最近ずっと留守にしてますガァ
カイマ : 「行き先は知らないか?」
スパークのアヒル@GM : 「さっぱり分かりませんガァ……ただ、用事がある時は」
GM : ぴぽぱぽ……と、怪しげな機械のスイッチを羽で器用に押すと……温泉の中からものものしい扉が出現する(笑)
ニイ : 温泉の中からて…(笑)
スパークのアヒル@GM : 「この扉を開けるようにとの事ですガァ。ただし」
スパークのアヒル@GM : 「ファいわく『永遠の証と言葉を添えて』との事ですガァー!
カイマ : どこでもドアかよ。証ってのは、やっぱ瞳?
ニイ : 多分。
スパークのアヒル@GM : 「そうだと思いますガァ。ここ最近、わたしらボスはそれぞれ、ファから瞳をもらったんですガァー!
ゼファー : 「フェニックスもか?」
スパークのアヒル@GM : 「たぶん」
カイマ : 心広いな、ファ(笑)
スパークのアヒル@GM : 「彼女も随分と心を開くようになったんですガァー! エルダーエントやフェニックスも今や友達ですガァ!
クレース : 「少しは選んだほうが」
GM : アヒルは、白い宝玉を取り出す。
GM : よく見ると、扉には「瞳」が収納できそうなくぼみがついている。一個だけ。

クレース : あとは、言葉か…
アリス : 言葉……んー。
クレース : そもそもの瞳の意味が「友達の証」だから友情とかその辺だろうか?
ニイ : エルフ語で友と唱える(何)
GM : そんなベタな(笑)


スパークのアヒル@GM : 「残念ながらファの言葉の意味はさっぱり分かりませんガァ。永遠の証と言葉? なんのことやらさっぱりですガァ
カイマ : 各階の、ボスに向けてのメッセージってことか。なら、なにかしら分かる形にしてあると思うんだが。
スパークのアヒル@GM : 「まあ、ひょっとしたらエルダーエントやフェニックスなら知っているかもしれませんグァ。あなた方も同じ『瞳』を持っている以上、彼らが危害を加えてくることはありませんガァー!
ゼファー : 俺たちが持ってる瞳と、アヒルのとは色が違うのか?
GM : アリス様がもらったのは青いです。
カイマ : 別の瞳ってことか
ニイ : 青い瞳と、白い瞳。
スパークのアヒル@GM : 「とりあえず、ファに用があるのでしたら……わたしの瞳を渡しておきますグァ!
GM : 白い瞳を手に入れた!
カイマ : おー、助かる。
ゼファー : 「……他の二人にも会いに行ってみるか?」
アリス : 「その方が良さそうですね」
カイマ : 「危なかったりしないか?」
ゼファー : 「アヒルが友達だ。って言ってんなら大丈夫だろ?」
カイマ : 「いや、そっちの危ないじゃない。テンサイに狙われないか?ってこと」
ニイ : 迷宮商人に会うために友人のファに会うために瞳を持つ中ボスを狙うテンサイ……。テンサイ、RPGのおつかいイベントをこなしてるみたい(何)
クレース : 本当に(笑)
ゼファー : 「アヒルはともかく、フェニックスがそうそう簡単にやられるとは思わねえけどなあ……」
カイマ : 「テンサイを侮らないほうがいい気もする。こないだのゼットンが量産でもされていた日には…」

 こうして一行は、他の、かつて倒したボスたちを巡ることになったのです。





◆Scene06◆ フェニックスと永遠

GM : では、どっちに先に会いに行きますか?
アリス : 何となくフェニックスで。
GM : んでは……瞳がその動向を察知して……再び部屋が変わる(笑)
カイマ : お、便利。


フェニックス@GM : 「もえつーきたー灰のなかかーらーよみがえるーいのーちー♪」
GM : フェニックスも熱唱中だった(笑)
クレース : 「……」
ニイ : いいフェニックスになって甦ってるのかな……(苦笑)
フェニックス@GM : 「やあ!」
フェニックス@GM : 「わたしのともだち!」(笑)

カイマ : …別人だ。
ニイ : 少し距離を取っておこう(何)
クレース : そうしよう。
カイマ : ……実は洗脳したんじゃあるまいな、ファ(笑)
アリス : ありそうで笑えない(笑)


フェニックス@GM : 「瞳を持っている人は皆友達ということになってるからね」
クレース : 「で…ここに『であーる』とか言う変人が来なかったか?」
フェニックス@GM : 「そんな変態こなかったよ」(笑)
ゼファー : 「じゃあ、ファが置いてった扉の開け方知らねえか? その変態がどうもファを狙ってるみてえなんだ」
フェニックス@GM : 「んー。確かに、この前ファから、友達の証として瞳をもらったけど」
GM : フェニックスは口の中から、紅玉をごろんと吐き出す。
ニイ : また、色が違う…
ゼファー : フェニックスは赤か。
カイマ : 「『永遠の証と言葉』って心当たりはないか?」
フェニックス@GM : 「永遠ねえ……永遠っていったら、やっぱり僕のことじゃないかな!」
フェニックス@GM : 「だってほら僕、不死鳥じゃん! 500年に渡り生き続けて、燃え尽きても灰の中から蘇る! 死と再生を繰り返し、永遠を生きるのさ!」
アリス : そりゃフェニックスだしね(笑)
ゼファー : 「んー、わかんねえなあ……。瞳くれる時に、ファは他に何か言ってなかったか?」
フェニックス@GM : 「『永遠の証と言葉を添えて』って言ってたよ!」
クレース : 「同じだな…」
カイマ : とりあえず、赤球預かれないかな?
フェニックス@GM : 「ん、いいよ! まだ熱いから気をつけてね!」(笑)
GM : 赤の瞳を手に入れた。
カイマ : 「……あじい! あじい!」
ニイ : これで、赤いの白いの青いの、か…
カイマ : うーむ…
アリス : 言葉、ねえ……
カイマ : じゃあ、次はエルダーエントに行くかね。



◆Scene07◆ エルダーエントと永遠
GM : では再び、アリス様の瞳が察知して部屋ワープ(笑)
GM : この部屋は、色んな苗木が植わっており、一面緑で生い茂っている。
ニイ : ここで何かがわかるかもしれない。
エルダーエント@GM : 「大ーーーきくなれよぉぉぉーーー」

カイマ : 育ててるのか…
アリス : どこのCMだ(笑)
クレース : ダンジョン内部でよくやるな。


ゼファー : 「この間来た時とは全然違うな……」
カイマ : 「前よりいい風景だな」 テンサイに襲われた様子は無さそうだ。
クレース : 「よかった、まだ全部無事だった」
エルダーエント@GM : 「おお……お前達はいつぞやの……誰だっけ?」(笑)
アリス : 忘れてるのか(笑)
エルダーエント@GM : 「やはり怒りに支配されるのはよくなぁい……もっとおおらかな、植物のように平穏な心を保たねばなぁー」
アリス : と言うか、あんた植物でしょ(笑)
ニイ : こういう者です、って瞳を見せる。
エルダーエント@GM : 「おおおお……お前達も瞳を持つ者か……ファの友というわけだな」
カイマ : 「そのファに用事があるんだが、扉の開け方を尋ねたい」
エルダーエント@GM : 「たぁしかに……この瞳を受け取った」
GM : エルダーエントは、うろの中から緑色の瞳を取り出す。
エルダーエント@GM : 「言っていたなぁ……『永遠の証と言葉を添えて』と」
ニイ : 「やはり、同じ……」
カイマ : 「その言葉に、何か心当たりはないか?」
エルダーエント@GM : 「永遠……それはこの育まれる命そのものじゃあないか」
エルダーエント@GM : 「土の中から育ち、生い茂り、落葉すれどそれは再び土に還り……新たなる木を育てる苗床となる」
エルダーエント@GM : 「この生命の輪廻。生長の力こそが永遠なのだよ」
GM : とりあえず、エルダーエントは緑の瞳を譲ってくれますが……(笑)
カイマ : アヒルの所へ戻るか。



◆Scene08◆ スパークのアヒルと永遠

 フェニックス、エルダーエントを訪ねた後、彼らは再びアヒルの前にいました。


GM : アリス様の持ってる瞳が再び、アヒルの部屋へと戻してくれる。
スパークのアヒル@GM : 「瞳は無事に手に入ったのですグァ?
ニイ : 赤、青、緑、白の4つ。
カイマ : それぞれが永遠を主張している。
アリス : んー、本当になんでしょうね。
クレース : 扉の前で悩もう(笑)
ゼファー : 「永遠ねえ……。そんなもんがあるのかなあ……」
カイマ : アヒル様は永遠をなんて解釈するんだろう。分からない、でいいのか?
スパークのアヒル@GM : 「永遠ですグァ? 錬金術師の端くれとして言わせてもらいますグァ……」
スパークのアヒル@GM : 「万物は常に変化していくものですグァ。錬金術はその変化を司る学問ですグァ。この世に永遠に変わらないモノなんて存在するんですグァ? わかりませんガァー!
カイマ : アヒルの解答は、永遠は無い。もしくは、わかりません。
アリス : ふむう。
カイマ : そういえば、三者三様に永遠に対する言葉を告げている気もする。
クレース : 自分自身だったフェニックス、植物と答えたエント、「ない」と言ったアヒル。
GM : 扉にどの瞳を嵌めるか宣言して、永遠だと思う「合言葉」を言ってみて下さいね。やる場合は(笑)
GM : まあ、今回リドルが解けなくても、話が進まないってことないです。ただ、リドルを解いた方が、ボス戦で有利になります(笑)
ニイ : ここまでで一応ヒントは出揃ってるのかな……全然整理できない。
GM : ま、嵌めるまでの時間に制限はないから、頭を柔らかくしてじっくり考えたまい(笑)



◆Scene09◆ 謎はすべて解けない!
カイマ : 俺が思ったのは、それぞれに別の答えもありかもなってこと。
カイマ : ボス全部が友人なワケだから、全員通れるはずだし。永遠に対する答えもみんな言ってた。
ニイ : フェニックスの玉ならフェニックス用の言葉、ってこと?
カイマ : うん。
カイマ : フェニックス玉はフェニックス専用なのかもしれない。正解が提示されてるリドルってのもおかしいし。
カイマ : 青。つまり俺達の、永遠に対する答え。
カイマ : ……友情、じゃねぇかな? 最初にファに誓った。
アリス : ええ、友情だと思うけれど……私たちの答えは。
スパークのアヒル@GM : 「友情ですガァ?
スパークのアヒル@GM : 「永遠に続くんですガァ? 友情って。何かのきっかけで仲違いしたら、アッサリ壊れたりしませんグァ?
カイマ : 「また、分かり合えばいいだろ?」
スパークのアヒル@GM : 「再び分かり合えるなんて保証はどこにもありませんグァ
カイマ : 「分かり合えないって保証も無い」 ……てか、不正解って暗示かこれ?
スパークのアヒル@GM : 「言うだけは立派ですガァ……誰にでも当てはまるモノとは思えませんガァ。そう考えるとまだ、エルダーエントやフェニックスの言っていたことの方が的を得ているような気がしてきますガァ
GM : メタ的な事を言おう。青い瞳は今回、役に立たんぞ(笑)

カイマ : マジでー!?
クレース : ちょwwww
ニイ : ええー


GM : 当たり前だ。そんなんじゃリドルになんねーだろ(笑)
ニイ : 青い瞳用の言葉を探るのかと(爆)
ニイ : つまり…「どの瞳を入れて」「何と言うか」を考えないといけないのね。
ゼファー : 最初に言われたな(笑)
カイマ : かっこわりー。リプレイではカットして欲しい場面だ。
ゼファー : そんなこと言うと、絶対カットされないぞ(笑)
クレース : むしろ大きくクローズアップされる。
ニイ : わたしはきくたけではないのですからご安心を(笑)
スパークのアヒル@GM : 「まあ、正直わたしには分かりませんガァ……友情よりは、命が生まれるとか、死から蘇るサイクル、とかの方が確かっぽく聞こえますガァ……その形はどんどん変わっていってるとは思いますガァー!
クレース : 変わらないものなどないと言うのが絶対に変わらない事実だ、とかいうのをどこかで聞いたことがある
アリス : いかんなあ……「えいえんはあるよ、ここにあるよ」とかしか浮かばない。
クレース : 「もう過ぎたこと、起きたことも変わらないといえば変わらないな」
カイマ : 「思い出、とか?」
カイマ : 「……しかし、記憶も永遠じゃない。起こった事象の事を指すのか?」
ニイ : 言葉にすると、「過去」とか「歴史」になると思うけれど、正解の気がしない(苦笑)
クレース : 言ってて同感。
GM : いいセンいってたのになぁ……。なんか遠ざかったな(笑)
GM : まあ、フェニックス、エント、アヒルの言葉を総合してみて……わからんならあきらめろ(笑)
アリス : ……流転、かなあ。総合して一言で纏めちゃうと。
ニイ : うん。「変わらないものなどないと言うのが絶対に変わらない事実だ」が一番近いのかも。
カイマ : 生まれる、リサイクル、変化する?
アリス : 行く川の流れは絶えずして、しかして元の川に非ず……かしら。
アリス : フェニックス・エント・アヒル……全てが停滞する永遠ではなく、変化する永遠を言ってるとは思いますね。
GM : で、どーすんの?(笑)
ゼファー : 「あー、分からねえ! こんなもん一回試してみりゃあ良いんだよ!」
ゼファー : 俺は白で未来とかやってみたい(笑)
GM : 根拠レスで間違えるとヴァカですぜ?(笑)
アリス : 循環かな、流転よりも。
クレース : 時間……
カイマ : 該当する単語がオオスギルンダッ!
GM : 多すぎると思うのはね、勝手に増やしてるからだと思うのね(笑)
GM : 正直、そこまで厳密に答える必要はないよ。意味が通ってれば正解にする。ていうか、なんでここまでぶっちゃけねばならんのだ(笑)
ゼファー : リドルなんてそんなもんだー!(笑)

 ええ。まったくその通りです(苦笑)


カイマ : 一旦思考を戻そう。
クレース : 全員に共通するのはとりあえず変化だと思う。
ニイ : 同感。共通してるのは変化することだと思う。
カイマ : じゃあ、色はどうする?
クレース : 「……ここはあえて青にしたい」
ニイ : GMがメタになってまで否定したのにー?
GM : それはひょっとしてギャグでおっしゃってるんですか?(笑)
クレース : あ、本当に青はダメなのか。
アリス : どちらにせよ、白でいいと思うけれど。
カイマ : 白がガチ、だろうな。
GM : じゃ、どの瞳をハメて何と答えるのか宣言してください。
クレース : 白の、「変化」
GM : はい。それが正解です。
GM : 「変化こそが永遠」。でよかったんだよ!(笑)
アリス : 微妙に認めにくいけどね、ロウとしては(ぇ

 これを読む限り、比較的すんなり結論に到達したように見えますが、実際のセッションではあっちに迷走こっちに混乱した挙句、答えに近づいたと思ったらまた離れ、七転八倒ものすごい時間がかかっていたことを付記しておきましょう。


GM : とまれ……瞳が輝き、扉が開く。次の瞬間。
GM : ゴッ! と部屋の中を灼熱の業火が吹き荒れる!
GM : 焼かれる! と思った瞬間……君たちの周囲には、見覚えのあるピンク色のシャボン玉のようなものが出現し、業火から守ってくれた。
アリス : 「……ファズボール?」
カイマ : 「ファはどこだ! 無事なのかっ」
GM : しかし……唯一この業火に蒔かれた人物がいる。
ゼファー : まさか、扉が開くのを待ってた奴がいるんじゃ……
GM : アヒルだ(笑)
カイマ : アヒルさまがローストに!?
テンサイ@GM : 「ぐっはぁ! なんという事であーるか! このような事態で、我輩のかんっぺきな変装が見破られるとはッ……!?」
GM : アヒルの姿が完全に灰になり、中からゲホゲホと出てきたのたテンサイだ!(笑)
カイマ : なんだってぇぇぇぇ!?
ゼファー : わー、嫌な予感が的中したー(笑)
ニイ : アヒルにまで完璧に変装できるなんて……
カイマ : 質量保存の法則はどうなってるんだ!?
クレース : 「……解けなかったんだな」
テンサイ@GM : 「テンサイに不可能はないのであーる。しかしこのひどいヤケドでは我輩は戦えないのであーる」
クレース : 「あったじゃないか」
テンサイ@GM : 「ファはこの扉の向こうにいるのであーるな? ならば貴様らを腕ずくで倒し、任務を遂行するのみであーる! いでよ我がしもべ! ゼットン2号と3号!
カイマ : 量産されている!?
GM : テンサイの召喚に応じたのは……金色の鎧をまとった男。そして青白い巨大な馬。
ゼファー : 「ゼットン……、俺の体から作られた分身みたいな奴。って話だったな……、って馬がいるじゃねえか!?」
カイマ : 「馬だったのか、お前」
テンサイ@GM : 「さあ行くのだゼットン2号と3号!
レイバーロード@GM : 「変な名前つけんといて」
ナイトメア@GM : 「まったくでやんす」
ゼファー : 「あー、驚いた。なんだよ、ただのあだ名じゃねえか」
クレース : 「なんでもゼットンでいいのか」
テンサイ@GM : 「素材が足りなかったのでとにかくお前らが新ゼットンであーる! さっさと外敵を排除するのであーる!」

ニイ : レイバーロード、出番があった(笑)
クレース : よかったなあレイバーロード。


GM : ちなみに、リドルで不正解だと、君たちは業火に巻き込まれてHPが半減した状態でボス戦に突入する予定でした。よかったね(笑)

 次回、ゼットン2号3号の実力が明らかに!?






第5話へ←    →第6話(後編)へ

適当RPG「3rd edition」に戻る