2008年03月16日

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適当RPG【3rd edition】リプレイ




【第4部】 迷宮組曲


第6話(後編) VSゼットン2&3

  クレース 《加護》が役に立った日





 テンサイは、迷宮商人ヒーを狙っている!
 そしてヒーの情報を得るために、妖精ファを狙っている!
 そして妖精ファに会うために、扉のリドルを解こうとしている! まわりくどいな
(笑)



 ……解けない。

 テンサイは、アヒルになりすまして待つことにした。サードパーティがやって来て扉の合言葉を解いてくれるのを。

 そして扉が開いた瞬間、灼熱の業火に焼かれてテンサイはコゲた。


テンサイ : 「ぐっはぁ! なんという事であーるか! このような事態で、我輩のかんっぺきな変装が見破られるとはッ……!?」
テンサイ : 「しかしテンサイに不可能はないのであーる。しかしこのひどいヤケドでは我輩は戦えないのであーる」
クレース : 「あったじゃないか」
テンサイ : 「ファはこの扉の向こうにいるのであーるな? ならば貴様らを腕ずくで倒し、任務を遂行するのみであーる! いでよ我がしもべ! ゼットン2号と3号!」
レイバーロード : 「変な名前つけんといて」
ナイトメア : 「まったくでやんす」

 ――――戦いが、始まる。


今回の参加メンバー


ゼファー
聖騎士/レベル8
HP53 MP37 TP9

アリス
狂戦士/レベル7
HP53 MP0 TP8

ナギ
妖騎士/レベル8
HP47 MP33 TP9


クレース
空間術師/レベル6
HP45 MP52 TP7

ニイ
忍者/レベル8
HP43 MP32 TP9

カイマ
魔導師/レベル8
HP32 MP46 TP9






ポンペイ
カイマの使い魔
   



◆Scene10◆ 第1ターン 未知の敵ナイトメア
テンサイ@GM : 「ファはこの扉の向こうにいるのであーるな? ならば貴様らを腕ずくで倒し、任務を遂行するのみであーる! いでよ我がしもべ! ゼットン2号と3号!」
GM : という訳でボス戦。敵はレイバーロード、ナイトメア。両方ボス敵扱いです。
カイマ : 「ともかく、こいつ等倒してテンサイを確保だ!」

レイバーロード BL:12 BP:12 MR:70 HP:100
特殊能力
【凶暴化】 バーサークする。白兵戦の間に限り、MRを2倍で計算する。
《快癒》 自分のHPを全快する。
【病気】 白兵戦でHPダメージを与えると【病気】を与える。



テンサイ@GM : 「レイバーロードよ。ドーピング……もとい、強化剤の実験でちょっぴり凶暴でタフになっているが、それはバグではなく仕様なのであーる」
カイマ : HPMRがデータより増えてるらしいぞ!?
ニイ : 内藤めは初登場かな…
GM : ナイトメアは今回初登場のオリジナルです(笑)

 戦闘開始です。能力のわからない敵に当たる時は用心してかかるもの。まずは防御を固めるところから始まりました。


ゼファー : ナギに《光の鎧》してもらおう。
ナギ@GM : ナギは《光の鎧》だね。
ゼファー : で、俺が《神の衣》。ナイトメアが何持ってるか分からないから。
クレース : カイマ・クレース以外の前衛に《加護》だ。
GM : ターン開始時で《光の鎧》《神の衣》《加護》がかかった。
カイマ : 俺はレイバーに《爆裂究極》予定で。
ニイ : 《爆裂究極》は平均化される。両方ボスだから。
カイマ : ぎゃー、じゃあ、《戦姫の槍》しかないな。
クレース : 今ターン攻撃魔法はやめたほうがいい。向こうのHPが分からない。トドメをさせなかったら《快癒》されてしまう。
カイマ : 攻撃魔法が無いなら《弱体化》だな、俺。TP2点入れてレイバーロードに《弱体化》。

カイマ : (コロコロ)……ごめん。
アリス : まあ、そんなこともあるかも?(苦笑)



 ダイスの記録が残っていなくてお見せできないのが残念ですが、とてつもなく低い出目だったみたいです。



カイマ : TP使って振りなおす、平目でも!
クレース : 平の方が、高そう……



 ていうか、ダイス2個減らしても振りなおした方がマシって、どんだけ低かったんですか(苦笑)


カイマ : (コロコロ)達成値24。倍にして48減らした。
GM : で、敵側の魔法なんだが……ナイトメアは【眠りの息】を使用。
ゼファー : うわ、やっぱりそんなの持ってた(笑)
GM : 抵抗の目標値は22。2D6+15の魔法ダメージを与える。今回はBPを3点、ダメージにつぎ込む。
ニイ : 眠らせてくるの……。
GM : 抵抗に失敗すると【眠り】になるんだが……くっそう、《加護》とは計算外だ!(爆死)
ニイ : あ(笑)
ゼファー : ナイス、クレース(笑)

 《加護》。使われる機会は少ないですが、味方の状態異常を防ぐ神聖魔法です。


GM : うー。白兵連中なら【眠り】状態になれば、《不意打ち》やらバーサークやらすべて封じれたんだがなぁ(笑)
アリス : クレース最高(笑)
ゼファー : でも、《加護》のないカイマとクレースは抵抗判定がいるんだよなあ(笑)
クレース : それが計算外…(笑)
GM : 《加護》で防げるのは【眠り】の状態異常だけで、ダメージそのものは食らうんだZE?(笑)
ゼファー : おっと、そうだった(笑)

 各自まずは抵抗判定。



ニイ : (コロコロ)26で抵抗に成功。
ゼファー : (コロコロ)29で抵抗成功。
アリス : (コロコロ)29で抵抗成功。
カイマ : (コロコロ)25で成功。
ナギ@GM : (コロコロ)32オーバーで抵抗(笑)
クレース : (コロコロ)…抵抗失敗。



 そしてダメージをダイスを振って決定していきます。


GM : 5D6+15の魔法ダメージを各自振ってね(笑)
ゼファー : (コロコロ)30点。抵抗で半減して、強化盾と《光の鎧》で5点減って、10ダメージか。
アリス : (コロコロ)15ダメージ
カイマ : (コロコロ)14点か…あてて。
ナギ@GM : (コロコロ)ナギへのダメージは10ダメージ
クレース : 28ダメージの、《魔法の盾》と《光の鎧》と防具で7引いても21ダメージ来るのか。
ニイ : 5D6 → 5 + 4 + 6 + 6 + 5 + (15) = 41 orz
ニイ : 抵抗したのにダメージでこの出目(笑)
カイマ : って、ニイイ!?
ニイ : 計算の結果18ダメージ。
ゼファー : 白兵があるからな。ニイをカバーリングする。
ニイ : ありがとゼファー。
ゼファー : ニイのダメージが18。そこからこっちの防御5点引いて13ダメージか。

GM : うー、誰も【眠り】にならんとは……(笑)
ニイ : 一人寝てる(笑)
カイマ : オッサンのカラータイマーが切れました。
GM : クレースが寝たか(笑)





◆Scene11◆ 第1ターン 終了時の悪夢
GM : 敵側の魔法タイミングは以上。ダメージ受けてないから《快癒》も打てないしな(笑)
クレース : 眠っててもアリスにポーションを使ってもらえるだろうか。
アリス : いけるでしょ。
GM : ポーション使う人が眠ってないならOK(笑)
カイマ : どうやって飲ませてんだろ(笑)
アリス : 口移し(ぇ
GM : うおい(笑)
アリス : 冗談冗談(笑)
カイマ : アリス様の伝説がまた……
アリス : 冗談だと(笑)
ゼファー : そんなことをしていると、暇なんで撮影しているテンサイの格好の餌食(笑)

 そんな軽口を叩きながらもハイHPポーションの使用でクレースは6点ほど回復します。


ニイ : さて。《超高揚》っとく?
ゼファー : 頼む。
ニイ : では《超高揚》の時間です。
GM : 白兵戦。敵はロード、ナイトメア共に参加する模様。

 そして白兵戦、GO!


ゼファー : よっしゃ! 端から全開で行くぜ! TP4点と《不意打ち》。(コロコロ)1と3が目立ってるなあ。62点。
ナギ@GM : ナギも全力のがいいのかねえ……と思いつつ温存してふつうに攻撃。(コロコロ)でもなぜか47であります(笑)
アリス : 全力全開……TP4点にバーサーク!(コロコロ)92……ダイス目悪い。
カイマ : いや、92は高いだろ(笑)
ゼファー : こっちは今のところ、3人で201か。
ニイ : TP3点+《不意打ち》という中途半端な力の入れ加減で。(コロコロ)54で止まりました。
ゼファー : じゃあ、こっちの合計は255だ。
GM : 敵側は、レイバーロードがBP3点使用。(コロコロ)えーと、敵側はレイバーが118、ナイトメアが50合計で168
カイマ : お、超えたな。
ゼファー : 特殊能力がなければ、こっちの87アップだな。
GM : そちらの87アップ。レイバーに43、ナイトメアに44のダメージ。
ニイ : ダメージは通るみたい。
GM : そしてターン終了時……ナイトメアが【悪夢の目覚め】を使用。
カイマ : なにー
ニイ : クレースさんが起こされる(笑)
GM : 再びパーティ全員、目標値22の抵抗判定を。但し【眠り】状態の人は抵抗不能です(笑)
クレース : なんかすごくやばそう。
アリス : (コロコロ)22……きついなあ。TP2点使い切っちゃおう。(コロコロ)ぐあー、抵抗失敗(汗)
GM : ちなみに効果は1D6+15のMPダメージだ。
アリス : ……抵抗しなくてよかったじゃん(笑)
カイマ : MPか…ないな、アリス様(笑)
アリス : むなしー(笑)
カイマ : クレースにとっては死活問題だったが。

 アリス様を皮切りに全員が抵抗判定をしていきます。


ニイ : (コロコロ)普通に。30で抵抗。
ナギ@GM : (コロコロ)ナギもどうにか抵抗した。
ゼファー : (コロコロ)セーフ。23で抵抗。やべえ、MPがなくなるー。
GM : ……ってしまった。ダメージにBP入れる宣言をし忘れた。
ナギ@GM : ナギへのMPダメージは……6か。すくな(笑)
ゼファー : 俺たちに取っちゃあ、5点とか8点でも厳しいよな、ニイ。
ニイ : うん。もうヒトケタしかない。

 BPが入っていないおかげでダメージはかなり少なめに抑えることができたのでした。


クレース : それでも14点きた……
GM : むー。やはりBP入れるべきだったな(笑)

ゼファー   聖騎士  LV8 HP30/53 MP10/37 TP3/9
アリス    狂戦士  LV7 HP35/53 MP0/0 TP0/8
ナギ     妖騎士  LV8 HP37/47 MP19/33 TP6/9
クレース   空間術師 LV6 HP24/45 MP28/52 TP6/7
ニイ     忍者   LV8 HP43/43 MP8/32 TP6/9
カイマ    魔導師  LV8 HP18/32 MP34/46 TP4/9






◆Scene12◆ 第2ターン 《快癒》持ちを狙え
GM : 次のターンになります。【眠り】は解けます(笑)
カイマ : ここで決めるぐらいの気合でいかんと。
GM : ここでレイバーロードが生き残って《快癒》使われたら目も当てられんな(笑)
ゼファー : アリスのTPももうないから、霊婆沈めてくれ(笑)>カイマ

ニイ : すごいばばあが見えた。
GM : 手乗り霊婆(笑)


カイマ : 全力で《戦姫の槍》。TP4点。
クレース : 撃つ前に聞く! 《加護》×6と、《戦姫の槍》2本どっちがいい!? 《加護》はターン開始時だから。
ゼファー : どちらかというと、回復かもしれない。
クレース : 回復はゼファーに任せたい。
カイマ : 目くらましは?
クレース : それだ。
ニイ : 槍2本。それでも足りなければ他の魔法攻撃できる人も皆攻撃魔法に回ってレイバーロード撃破しては?
クレース : レイバーロードがいなくなれば誰かが白兵に出れなくてもいい。
ニイ : そう。
カイマ : ここで潰さないと《快癒》で終わるし。
ゼファー : カイマ、クレース、ナギ、ニイの槍4連射なら、さすがに倒せるだろう(笑)
ニイ : そしてゼファーが《めくらまし》して、アリス様ひとりでMR50のナイトメアに当たる?(笑)
クレース : 決まった。それでいこう。

 レイバーロードとにかく沈めちゃえ作戦が決定しました。


カイマ : ゆくぞ! レイバーロードに《戦姫の槍》。「全てを貫け、戦乙女!」(コロコロ)よしきた! 達成値51。
GM : ……えーと(笑)
ゼファー : まさか、沈んだんじゃあ……(笑)
GM : (コロコロ)ぐ……惜しい……46までいったが抵抗失敗(笑)
カイマ : GMも回るなオイ。
ニイ : がんばった。
GM : レイバーロードに102ダメージ……まだ何とか生きてるが(笑)
カイマ : タフすぐる。
テンサイ@GM : 「バグではなく仕様であーる」(笑)
ゼファー : 魔界村のように撃ちまくれー(笑)
ナギ@GM : では、TP2点いれよっと。《戦姫の槍》。(コロコロ)あ、ひく(笑)
ナギ@GM : 達成値21で、抵抗されるので21ダメージ。
カイマ : それは、どうなる?
GM : レイバーロードは死んだ(笑)
アリス : よし。
GM : HPは150ですた、悪しからず。
ゼファー : あとは、ナイトメアを倒すだけだ。
GM : ナイトメアが再び【眠りの息】を使うが。
ゼファー : 俺が《目くらまし》する。
GM : では、ナイトメアの魔法は打ち消された。
ゼファー : 一気に残りMPが3になった(笑)

 この時点で、勝敗は決しました。敵はMR50のナイトメアのみ。


アリス : ハイMPポーション一応使っておきましょうか。(コロコロ)すごい、12回復(笑)
クレース : ……あ。ナイトメアが生きてる限り、回復してもMPはダメージ受けるわけで。
クレース : 意味なかったかも知れない(笑)
アリス : 大丈夫。
アリス : (背中を見せて)「倒してしまって良いのだろう?
GM : なにその無駄にかっこよさ!(笑)
クレース : 大丈夫そうだな…(笑) アリス・ナギ・ニイに《魔力付与》。

 完全にダメ押しです。


ナギ@GM : (コロコロ)ナギは36。
クレース : 白兵に出よう。(コロコロ)振るわず19。
アリス : (コロコロ)89……本当にダイスが振るわないなあ。
GM : 現在144。
ニイ : (コロコロ)84で。「ミストスラッシュ。悪夢は、霧の中に消えよ」
ゼファー : 合計で228。


GM : 228対63で……165ダメージって……死ぬに決まってるだろ!(笑)
ゼファー : 相変わらず、鬼のような白兵能力(笑)
GM : くー。テンサイが《目眩まし》使ってればなー(笑)

 ここでナイトメアのステイタスを公開しましょう。


ナイトメア BL:15 BP:15 MR:50 HP:150
特殊能力
【眠りの息】(敵にかける魔法扱い。2D6+BLの魔法ダメージをパーティ全員に与え、かつ【眠り】を与える。目標値22の抵抗判定ダイスに成功すれば、ダメージは半減し、追加効果もない)
【闇の力】(魔族。1ターンの間に敵にかける魔法と白兵戦を行える。また、魔術判定は4D6+BLで計算する)
【魔法障壁】(バリアを持つ。あらゆる魔法ダメージを半減(端数切り上げ)する)
【悪夢の目覚め】(ターン終了時に宣言。パーティ全員は目標値22の抵抗判定ダイスを行い、失敗すると1D6+BLのMPダメージを受ける。【眠り】状態のキャラクターは抵抗不能)

 宝物判定
 2〜6:万能薬
 7〜9:夢魔の蹄鉄(4000G)
 10〜12:夢魔の黒葦毛(7000G)
 13〜15:夢魔のたてがみ(10000G)
 16〜 :夢魔の漆黒角(15000G)






◆Scene13◆ 最後の物資調達
テンサイ@GM : 「なんという事であーるか。我輩の最強の下僕であるゼットン2号と3号が」
カイマ : 勝ったー!
クレース : 嫌な相手だった…
ニイ : 「まだよ。テンサイが――」
ゼファー : 「確保ー!」 テンサイにタックルしに行くぜ(笑)
カイマ : 「チケット返せー!」
ゼファー : 「そういうことで、チケット返しやがれ!」
テンサイ@GM : 「……仕方ないのであーる。潔く負けを認めるのであーる」
GM : レンキンチケットを取り戻した!
ゼファー : 「はー、良かったぜ。これで皆が困らなくて済む」
テンサイ@GM : 「だがこれで終わったと思うなであーる。いずれ第四、第五のゼットンが……」
アリス : ああ、その横っ面を斧の腹で思いっきりぶん殴っておきます(笑)
クレース : 「……喋れる程度に」
テンサイ@GM : 「はぷし」(気絶)
クレース : 「遅かったか」
アリス : 「あら、つい。でも、起こせばいいでしょう?」(にっこり)
GM : テンサイはなすすべもなく痙攣している……そんな中、扉の向こうから……儚げな妖精の少女が飛んでくるのが見える。
ゼファー : 「無事だったな」
ニイ : 「久しいね」
妖精ファ@GM : 「……久しぶりね。今日は……どうしたの?」
アリス : 「少し心配事があったから来てみたのだけど……そちらには何もなかったようで良かったわ」
カイマ : 「アヒル様が入れ替わってたみたいなんだ、コレと」
クレース : 「そういえばアヒルは」
妖精ファ@GM : 「エドガァーラなら……そこにいるけど」
アリス : 「……あら」
GM : 温泉の中からぷかーと、ずぶ濡れのアヒルが出てきた(笑)
スパークのアヒル@GM : 「ガァー……ガァー……zzzz」
ニイ : まさか、寝てただけ……?
クレース : 「色々考えて損した」
カイマ : 「人騒がせな…」
ゼファー : じゃぼじゃぼと温泉の中へ救出活動に行く。
GM : ブッバの健康温泉に浸かってると、寝ます(笑)
ゼファー : 「ったく、こんな目にあってるとは………………ぐー」(笑)

クレース : 二次遭難者が。


妖精ファ@GM : 「……こっちは忙しかったの……時間がないって……白龍のおじいちゃんが」
アリス : 「白龍?」
妖精ファ@GM : 「永遠をたゆたい、今は傷を癒すため、岩となりて眠り続けているの」
クレース : 「竜で、岩…?」
カイマ : 「それって、こないだの……森のか」
妖精ファ@GM : 「人間の言葉で、白龍神と呼ばれているわ。無にして全。憎悪を糧とする黒竜の対極にある、最も力ある龍の神さま。それがおじいちゃん」
カイマ : 「………黒竜、ねぇ」(ボソ)
妖精ファ@GM : 「見てられないから、なんとか力の一部を分散して、こっちに送ってきてるみたいなんだけど……上手くいってるかどうかわかんない、んだって」
クレース : 「何の時間がなくて、何を送っているのだろう」
カイマ : 「何かを危ぶんでいるようだが」
???@GM : 「その通りなんだぜ時間がないんだぜへいっ!」
カイマ : 「その声は!?」
アリス : 「かかし」
カイマ : 「物体」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「偉大なる賢者ヒー・ヘイト・ミーさまだぜ崇め奉りやがれへいっ!」
ニイ : 「迷宮商人でしょう?」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「それは副業なんだぜへいっ!」
カイマ : 「とまれ、探す手間が省けたな」
ニイ : 「うん。チケットならここにあるし」
クレース : 「なんでもいい。とりあえず取引できれば」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「あー。ティアに言っておけ。予定より随分時間がかかった。もう今回で最後になるかもしれないんだぜへいっ! 外にあるモノも枯渇しかかってて値段が跳ね上がっているんだぜへいっ!」
GM : ヒーは正方形の木箱のようなものを、チケットと引き換えに渡してくれる。
ニイ : 「外が枯渇しかかってる……?」
カイマ : 「どういう意味だ…」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「そのまんまの意味だぜへいっ!」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「約束の時間に遅れたのも、物資の調達に随分苦労したからなんだぜへいっ!」
ニイ : 「教えて。外では一体何が起きているのか」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「外の様子なんて、聞いたところでお前達では確かめようがないと思うんだぜへいっ! 外とここを行き来できるのは、俺さまのような選ばれた存在だけなんだからな!」
カイマ : 「選ばれたって、誰にだ?」
ヒー・ヘイト・ミー@GM : 「約束は果たしたぜっ! 次回の受注についてはメドが立ちそうにないってことをティアに伝えておくんだぜへいっ! へいっ、へいぃぃぃぃぃっ!!」
GM : ヒーは光の中へと消え去っていった。
カイマ : うわ、逃げた。
クレース : 「選ばれた理由を詳しくアレの口から聞きたかったか?」
ニイ : そもそもどーやって外と行き来して…るのかは問うても仕方ない気がする(苦笑)
クレース : 「これ」は何でもありのような気がする。
カイマ : 物体だしな…
ニイ : 「……外に出るためにここを抜けようとしているのに。外も枯渇」
ニイ : 「『時間がない』『これが最後の調達かもしれない』。少しずつ、何かが動きはじめてる……気がする」
GM : 木箱の中をのぞくと、奇妙な亜空間が見える。要するに四次元ポケットみたいなもんだと思ってね(笑)
カイマ : 「…どういうことなんだファ? 一体、何が起こってるんだ?」
妖精ファ@GM : 「わからない……けど……はっ」
妖精ファ@GM : 「……怖い。力が。力を、蹂躙、する……命が……はじけて……消える……」
GM : ファは急に悲しげな顔になり、ブルブルと震えて……飛び去っていってしまう。
カイマ : 「なんだ?」
クレース : 「心当たりが多すぎる……」
カイマ : 「……戻るぞ。こうなったら、ティアに聞くしかあるまい」
アリス : 「それが一番かな」

ゼファー : 「zzzzzzz……」
ニイ : あ。ねっぱなし(笑)
クレース : 忘れてた…(笑)
クレース : 袖をまくって腕輪をかばいつつゼファーのマント(だけ)を引っ張ってみる。
ゼファー : あー、死ぬかと思ったぜ(笑)
ニイ : よく寝てた…
カイマ : 風呂で寝るのは危険です。





◆Scene14◆ 急報
GM : 釈然としない一連の事件。ともあれ、ヒーの届けた物資を入手し、テンサイの身柄も確保した一行は城塞へと戻る。
GM : 君たちを待っていたのは、沈痛な面持ちのティアだった。
ティア@GM : 「……あ。あなた達。無事に戻ってきたのね」
ゼファー : 「物資はもらって来たぜ」
クレース : 「ただ、これが最後かもしれないと」
ティア@GM : 「よかった……ありがと……ってマジ?」
カイマ : 「外でも枯渇しているとか」
ティア@GM : 「うわ……最悪……悪いことって、重なる時は重なりまくるのね……」
ニイ : 「他にも何か?」
ティア@GM : 「……バイゼンのパーティが全滅したわ」
ニイ : 「!?」
アリス : 「……まさか」
ゼファー : 「な!? んなバカな!」
カイマ : 「なんだと…」
ティア@GM : 「というか、ほとんど全滅に近い状態。戻ってきたのは、瀕死のイザベリーと、死体になったピピンだけ」
ナギ@GM : 「そ、そんなッ……!?」
クレース : 「バイゼンと、ユーゴと、ジャドは……」
アリス : 「死んだか、行方知れず……」
ティア@GM : 「行方知れず……というか、ほぼ生きてる望みはないでしょうね……イザベリーの話を聞く限りじゃ」
ニイ : 「あのジャドがみすみすそんなことになるはず……ない」

GM : といったところで、今回のセッションそのものは一旦切りになりますよ。
アリス : 鬼引きだ(笑)
ゼファー : バイゼンパーティを全滅させるほどの敵か……
ナギ@GM : 風雲急を告げる…とはまさにこの事でありますな。





◆オマケ◆ ゴウザと村正

 ニイの宝物判定。ボーナスダイスは今回も1でしたorz


アリス : 予想通りすぎる(笑)
ゼファー : じゃあ、レイバーロードが俺だな。
GM : レイバーロードはドーピングしてたから、宝物の価値も1.5倍にしといて(笑)
ゼファー : ドーピング狂主の紋章(12000G)か。
クレース : 嫌なドーピングだな。
カイマ : 前回手に入れた村正けっきょくどうするんだろう。
クレース : 渡す相手があああ。
ゼファー : バイゼンのパーティーが全滅しちゃったからなあ……
カイマ : バイゼンがマサカド二号になってたらやだな…(汗)
アリス : 新兵にでも回す?(笑)
ニイ : ごーざ?
ゼファー : もうこうなったら、ゴウザにでも持たすしか(何)
GM : ゴウザがマサカドに取り付かれ……なんと髪の毛が生えてくる!(爆)
ゼファー : 獣の槍だ!(笑)
カイマ : なんたること!
クレース : 手放すと戻る。
ニイ : 悲しい戻り方を……
ゼファー : 髪の毛が生えるけど、使いすぎると魂が大変なことになってしまう(笑)
カイマ : 「命を、魂をくれてやる、俺に……毛髪をよこせええええ!」
GM : ヨキ「ソレ(髪の毛)だけは……持ってっちゃダメだろ……」
ゼファー : 別にゴウザはそこまで髪の毛に固執してませんよ!?(笑)
カイマ : これぐらいシリアスになって欲しいですよ(笑)
ゼファー : いや、シリアスって、毛髪とか言ってるし(笑)
カイマ : 「魂すら捨てて毛髪を得る、か」
アリス : そこでハガレンかよ(笑)
ゼファー : そういえば、ゴウザのいる役所の窓際部署『迷宮内部実地調査室』略して内調。とかってのを今思いついたんだけど、どうだろう?(何)
アリス : 内調……(笑) 特殊権限でも持たせれば、すごいことに(何)
ゼファー : いや、きっとゴウザは道場だと強いんだよ。それとあの貫禄だから……(笑)
ニイ : 現場が多そうな部署ですね(笑)
ニイ : 迷宮に行く時に、実地調査にいってきまーす、って測量器具持って出かけるイメージ。モンスターの攻撃をかいくぐりながら測量。ヘルメットして黒板持って検査写真を撮る(笑)
ゼファー : でも測量しても、次になったらもう変わってる(笑)
ゼファー : 穴掘らされて、また埋めさせる。という例の作業が連想されます(笑)
クレース : そして前日にあけた穴がふさがっていると言ってその辺で泣いてるジュークがいる……

 バイゼンパーティが全滅したという風雲急を告げる展開に、しかし雑談話は相変わらず楽しげだったりするのでした。これが適当クオリティ。






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