2007年12月29日
幕間へ←
→第4話へ
適当RPG「3rd edition」に戻る
適当RPG【3rd edition】リプレイ
【第4部】 迷宮組曲
第3話 VS迷宮の森の乙女
ゼファーと蔓笛
げ〜むますた〜 : まあ、ともあれ。始めましょうかねえ。
ニイ : 今日はGMがひらがな……
ゼファー : ほのぼのだから(笑)
ナギ : GMの希薄な気迫を感じるであります(笑)
アリス様のPLが、適当RPGの初GM!
「ほのぼのを目指す」とげ〜むますた〜は意気込みを語った。
結果は読んでのお楽しみ♪
今回の参加メンバー
ゼファー 聖騎士/レベル7 HP53 MP37 TP8
|
ナギ 妖騎士/レベル8 HP47 MP33 TP9
|
クレース 空間術師/レベル5 HP44 MP51 TP6
|
ニイ 忍者/レベル7 HP34 MP30 TP8
|
カイマ 魔導師/レベル8 HP32 MP46 TP9
|

ポンペイ カイマの使い魔 |
◆Scene01◆ 蔦の絡まるチャペルで
クレース : 今日の装備は「大魔導師の杖」「虹色のローブ」
「コート」
ゼファー : お、それはうれしい(笑)
装飾品は、
番外編のバーゲンバトルでゼファーがイリスにプレゼントしたコートです。
効果は何もありません(笑)
げ〜むますた〜 : まあ、ともあれ。始めましょうかねえ。
げ〜むますた〜 : んとですね、アリスは基本的に暇な日には教会に行っているんですが。
げ〜むますた〜 : アリスが教会に出掛けてから、少ししてからですな、教会の方で騒ぎがあるわけですよ。
ナギ : 「教会が騒がしいであります。きっと子ども達がはしゃいでいるのでありましょうな」(笑)
ナギ : 騒ぎってどんな感じなんでありますか?
げ〜むますた〜 : なんだかざわざわと皆さん遠巻きにして見ている感じですね〜。
ナギ : 「どうやら、人質を盾に立てこもっている犯人がいるようであります?」(笑)
ゼファー : 騒ぎとあっちゃあ行ってみるしか(笑)
ニイ :
仮面モードで報告を受けるか、日常モードで普通に行くか……。仮面モードで現われましょう。付近の屋根の上とか高いところに立って状況を見渡してる感じでー。
ナギ : 近くの野次馬に何があったのか尋ねてみるであります。
げ〜むますた〜 : 大丈夫、聞かなくても近づけばわかる。
げ〜むますた〜 : 教会が、蔦におおわれてる。
ナギ : 「…………?」
げ〜むますた〜 : 青々とした蔦が教会を覆い尽くしているんですな。まだまだにょきにょき元気そう。
ナギ : 「一体これは……まさか、触手の……」
ナギ : 「昨日はこんなものはなかったんでは……」
げ〜むますた〜 : はいはい、昨日はなかったです。
ニイ : そんな状況を確認したところでみんなの姿を見つけて、集まります。しゅた、と。
ゼファー : 「なんだこりゃ?」
ナギ : 「おや? ゼファー殿にニイ殿にクレース殿」
クレース : カイマはいないのか(笑)
カイマ : いるよ? 俺、一応病人だったから、教会通ってたことにしていい?(笑)
げ〜むますた〜 : いいですよ。しかし
教会に集まる病人って……
復活は寺院だったような気もしますが……気にしない気にしない(笑)
カイマ : まったく気にせず、検診検診。病院通いみたいな感じで(笑)
ゼファー : じゃあ、中に?
カイマ : ……かな?(笑)
げ〜むますた〜 : カイマはまだ中には入っていません。入ろうとしたら、という感じですな。
カイマ : つーことは、入れないんですね。
げ〜むますた〜 : そゆことです。入り口も蔦におおわれていますから。まさに「蔦の絡まるチャペルで♪」ですよ(何)
カイマ : 「一体何があったんだ…(大汗)」
ゼファー : んー。斬ってみるか……。
合成したエクスカリバーの初仕事が蔦刈りとは(笑)
クレース : こんなときに斧使いがいない(笑)
カイマ : 斬ったら二本に増える。とかじゃなきゃいいが。
ナギ : 扉を開けようとしますが、ダメ?
げ〜むますた〜 : 開けるなら、戦闘判定かなあ。
ナギ : 判定いるんでありますか(笑) むー。では蔦を引きちぎる感じで。(コロコロ)
達成値は31であります!
げ〜むますた〜 : ん、31なら楽勝で引きちぎれますね。で、扉が見えますよ。
ナギ : ぶちぶちぶちっと。扉を開けるであります。
ニイ : 用心しつつ中の様子をうかがいます。
げ〜むますた〜 : 中もかなり蔦に覆われてますねえ。でも通路とかはちゃんと生きてる。
ゼファー : 「なんか知らねえが、アリスやガキどもが心配だ。急いで行こうぜ」
ゼファー : 「あー、あと、なんてったっけなあ……、あの司祭のオッサン。ヤ……、ユ……?」
クレース :
このままセッション終了まで思い出されないといい。
思い出されませんでした。ユーゴの影薄い伝説がまた1ページ……
◆Scene02◆ ピューと吹く蔓笛
彼らは教会に踏み込みます。
クレース : 棘とか、変な反撃があるかも……
ニイ : 踏みつけても大丈夫か確認しつつ、用心して入りましょう。
ナギ : 「救助に来たでありまーす……
生存者は返事をするかメールを返信して欲しいでありまーす……」
げ〜むますた〜 :
メールは無理だろう(笑)
クレース : 誰もいない…?
げ〜むますた〜 : 「こっちです〜」と微かに声が聞こえますな。
ゼファー : 「そっちだな!」とその方向へ(笑)
カイマ : 「一応警戒しろよ」
ゼファー : 「行ってみりゃ判る」
クレース : 「あまり離れるな」 速攻ダッシュかけそうなゼファーを追う(笑)
ゼファー :
ダッシュだ!(笑)
ナギ : 聞き覚えは?
げ〜むますた〜 : アリスの声、だと思う。
ニイ : 移動します。行かないことには始まらない。
げ〜むますた〜 : で、そちらに向かうと……アリスと子供たちがいますよ、うん。
ナギ : おや? あっさり(笑)
カイマ : 「無事か?」
ゼファー : 「無事だったか」
げ〜むますた〜 : まあ、みんなで身を寄せ合ってはいますが。
ゼファー : 「とりあえず外に出ようぜ。話はそれからだ」
ニイ : 「確かに。ここに長くいるべきではない」
カイマ : 「うーし皆帰るぞ、集まれ集まれ」 《瞬間移動》。
げ〜むますた〜 : ん、別に問題なく出られますよ。そして出てきてちょっとすると、また扉の周りにわさわさ、と。
ナギ : な、なんか意外とあっけなかったでありますが……
クレース : 「燃やす……には危険だが、これは駆除したほうがよさそうな…」
げ〜むますた〜 : 燃やしたら教会もただじゃすまないですわな(笑)
ナギ : 「アリス様。一体何があったんでありますか?」
げ〜むますた〜 : 子供の一人が拾ってきた、蔦があったんですよ。
げ〜むますた〜 :
それをコップにいけておくと一晩でこんなに(笑)
ゼファー : 「活きの良い植物だな」(笑)
げ〜むますた〜 : 活きが良すぎますが(笑)
クレース : ふえるわかめ…
ニイ : 水につけると大きくなる人形、その昔祭の出店とかにあったような…
げ〜むますた〜 : この蔦について知っているかどうか知識ロールするのに、魔術判定してもらいましょうか。
クレース :
なんかTRPGみたいですね!(笑)
ナギ :
今までのはTRPGじゃなかったとでも!(笑)
ゼファー : 魔術ときたもんだ。(コロコロ)ヨシッ! 知らねえ!
15だ(笑)
ニイ : (コロコロ)
11で。「薬草でないことだけは、わかる……」
げ〜むますた〜 : そりゃそーだ(笑)
カイマ : (コロコロ)
44とか出た。激しくこの間出てくれれば…と思った(笑)
げ〜むますた〜 : 44とかいるので、わかります。これは
「貧乏蔓」です。
ゼファー : 貧乏?
ナギ : なんでありますかそれは!(笑)
ニイ : バーゲン前まではシオンがこの蔦に覆われていたのかも……(何)
カイマ : 貧乏蔓。えーと、たしかー……
げ〜むますた〜 : 水が少しあるだけで激しく育つ蔓なんですね。
げ〜むますた〜 : 生長速度が物凄いですが、別に魔法とかそういうのじゃないんですよ。あくまで生命力が旺盛なだけ。
ナギ : なにゆえにびんぼー(笑)
げ〜むますた〜 : ん、この蔓が生えるような家は貧乏だからです(笑) 普通は育つ前に抜いちゃうんで……こうなるような家は掃除もろくにしない貧乏な家だってんで。
ニイ : 「カイマ、よく知ってるね」
カイマ : 「うん、本で読んだことがあった」
ニイ : 「……そういえば、聞いたことがある。
雲の上の巨人の国にまで伸びた蔦の伝説を…」(何)
カイマ : 「……たぶん、それはガセだ」(ボソ)
ニイ : 「ええっ?」(ガーン)
ゼファー : 「なにをー、巨人の国はあるんだぞ」
ナギ : で、生える以外実害はないんでありますか?
げ〜むますた〜 : 大抵こうなっちゃったらその家は放棄されちゃうからねえ……誰もこの先を知らない(笑)
クレース : 神殿の外にまで広がったら十分実害だと思う。
ナギ : 植物なんでありますから、いっそ《灰燼化》で…………という夢の無い話は今回、きっとダメになりそうな予感がするであります!(何)
げ〜むますた〜 : うん、駄目というか……少しでも残ったら元の木阿弥だから(笑)
ニイ : 多すぎる?
げ〜むますた〜 : そう、育ちすぎてるからねえ。
ゼファー : 多分
蔦が127グループとかそんな感じなんだな(笑)
げ〜むますた〜 : 実際、これ以上育つともう手も付けられなさそう。
カイマ : 本には載ってなかったかな? 解決方法。
げ〜むますた〜 : んー、達成値が44かぁ……なら知ってるかも。実際の解決方法って言うんじゃないんですが、貧乏蔓に関わる伝説で
「蔓笛」というのがあります。
カイマ : 蔓笛?
げ〜むますた〜 : その笛を吹くとですね、
蔓が吹いた人の思い通りに動くとか。そんなステキな伝説。
ナギ : 素敵……なのか?(笑)
げ〜むますた〜 : 夢があるじゃないですか(笑)
ニイ :
蔓笛を清らかなるウサギの乙女が吹くとき、蔓はくるくる踊り出すという素敵な伝説が。
げ〜むますた〜 :
ニイ、伝説のディティールを勝手に増やさないよーに(笑)
クレース : これが思い通りに動いたら……
ゼファー :
大道芸で見た、蛇を操るオッサンみたいなことが出来るんだな(笑)
カイマ : 「それを見つければ、蔦をどっかにやることも出来るんではないかな……何処にあるかが問題だが」
ニイ : 「いきなり蔓笛って言われても…」
げ〜むますた〜 : うむ、都合の良いことに……クラシカルダンジョンの横に
迷宮の森というものがあるのです。
今決めた(何)
カイマ : 「そういえば、ポンペイ取に行ったときに変に動く蔦を見たような」
ニイ : 「あの時はそれ以上奥へは行かなかったけれど、あの奥が『迷宮の森』……」
ゼファー : 「よし判った。アリスはガキどもを一旦安全なところまで避難させてくれ。その間に俺たちが《蔓笛》を探してくる」
げ〜むますた〜 : うにゃ。まあ子供の面倒もですが……誰かがこれ伐採しておかないと手が付けられんのですよ。なので、アリスは蔦の生長をとどめるのにここに残りますよ。
ニイ :
伐採係。適任……かも(笑)
クレース :
ハイラルの草刈勇者。
カイマ :
……黒い、竜巻だ。
アリス@GM :
誰が黒旋風か(笑)
◆Scene03◆ 迷宮の森
こうして一同は迷宮の森内部に入り込みました。
げ〜むますた〜 : では、ゲーム的な話に。迷宮の森、と言っても
内容はクラシカルの4層です。
ゼファー :
壁が生い茂った樹のグラフィックに変わってるんだな(笑)
げ〜むますた〜 : そうそう、あとBGMもちょっと違ったり(笑)
クレース : 道を間違えると無限ループなんだな。
カイマ : なんて恐ろしい。
ナギ : 「蔓笛……そんなの聞いたことないでありますが……どんなものでありましょうなぁ……」
ゼファー : 「カイマが知ってんだろ?」
カイマ : 「実際見たことは無いからなぁ」
ニイ : 「草笛なら知ってるのに……」
いつものようにダンジョンアタック、開始です。
ナギ : (コロコロ)
いきなり1。行き止まり(爆死)
げ〜むますた〜 : おいおい(笑)
ナギ : (コロコロ)んで、
5!(笑)
クレース :
トラップモンスターが。
ゼファー : そして猟師の仕掛けた罠が(笑)
げ〜むますた〜 : (コロコロ)落とし穴かー(笑)
ニイ : 本当に猟師の罠……。迷宮の森まで入り込むとは、なんという猟師(笑)
カイマ : ……うおー、鹿がかかっとる(ふわふら)
げ〜むますた〜 : モンスターはコドモ……もとい、
コモドドラゴンが5体ですなー。
ナギ : こどもドラゴンキター(笑)
カイマ : トカゲに乗った子供を連想したよ(笑)
げ〜むますた〜 : それはなんて怪獣王子(笑)
ニイ : ぷよぷよに出たのを連想している…
カイマ : 同じく……
コモドドラゴン ZL5 MR18 【竜の力】【毒の息】
げ〜むますた〜 : 基本、全部【毒の息】を吐いてから白兵だよねー(笑)
ニイ :
達成値25くらい出して全部寝かせてしまえばいい。
カイマ : 了解。《眠りの雲》でいいな。(コロコロ)うん
20。足りない(笑)
ニイ : 寝てないのに《狙撃》。(コロコロ)ずばっと
21で倒してしまいました。
寝ているコモドドラゴンは、もう敵ではありませんでした。
げ〜むますた〜 : うにー。まさに瞬殺。オーバーキルもいいところだ(笑)
ニイ : さすがにダンジョンレベル4はかなり楽勝に(笑)
げ〜むますた〜 : では……コモドドラゴンをぶっちめたのはいいですが、そこから先に進もうとすると何やらくら、と目眩がしたかと思うと……森がなんだか違って見える。
カイマ : 「森が、深くなった」
ニイ : 「これが『迷宮の森』の名の由縁…。いつの間にか方向感覚を失う」
げ〜むますた〜 : ん、えーっと。処理としては単純に5Fに下がったんですけどね?(笑)
◆Scene04◆ 竜の巣の向こうに
その先の罠も、ニイがあっさり解除します。
ニイ : 「こんなところまで分け入れる猟師がいるなんて。是非手に入れたい人材ね…」(今だけ仮面を顔にあてている)
カイマ : 「…それ、気に入ってんの?」
クレース : 気分の問題だろう。
ニイ :
仕事モードの気分に(笑)
げ〜むますた〜 : 丁度ここは広場みたいなんだけど、奥に木々がアーチのようになっているところがありますよん。
カイマ : 自然にこうなるものか…?
げ〜むますた〜 : さあ、自然になったものだかどうだか……
ナギ : 「……行ってみるしかなさそうでありますな! 一本道だし」
やがて森の中の広場に出ます。そこで遭遇したのは
ドラゴンパピーが5体。
カイマ : ドラゴンばっかりだな。
ニイ : なんて危険な森。
ゼファー : 竜の巣が近くにあったりしてな(笑)
ニイ : 「聞いたことがある。
竜の巣を越えるとラピュタがあるって……」
クレース : 「ニイ…最近なんか読んだのか…?」
ゼファー : 「
テオ語録の中にあったんじゃねえ?」(笑)
ニイ : どうやら、ついに私も読んでしまったようですね(笑)
ナギ : 何でもありすぎるぞテオ語録。
民明書房なみ(笑)
ドラゴンパピー ZL7 MR20 【竜の力】【火に強い】【火の息】
クレース : 先に《眠りの雲》をやるから、カイマが残りに《猛吹雪》を唱えてくれないか?
クレース : (コロコロ)
達成値は31。3体寝たか。
カイマ : うむ、《猛吹雪》。(コロコロ)TP入れなくても
56とか出たぞ。
げ〜むますた〜 : んと、2体飛んだ?
ナギ : ですなー(笑)
ニイ : 私が《狙撃》する必要、ある?
カイマ : 無いな。
ナギ : 普通に殴って倒すであります!
ナギ : ていうか【眠り】のルール変わってるんでありますよ。敵のMRが半減するんじゃなくて、眠った敵の数だけこっちの白兵にダイスボーナスが加わるんであります。ダイスボーナスを1個貰うでありますよー(笑)
そして、あっさり蹴散らしました。
げ〜むますた〜 : 奥の方ににまたアーチが。
ナギ : 「……誘っているような感じでありますなぁ」

◆Scene05◆ 森の乙女
やがて一行は、開けた場所に出ました。
げ〜むますた〜 : ぽっかりと空いた空間が広がっています。植生の加減か、日の光が差し込んできていて、小鳥やらがその広場の中央にある大きな岩塊に止まったりしているわけですよ。
ゼファー : 「こんなモンスターだらけの森にも、こんなところがあるんだな……」
クレース : パピーだのと戦った後で、雰囲気の差に戸惑ってしまうな…(笑)
げ〜むますた〜 : その前、あなた方に背を向けるようにして、緑のゆったりとした服を着た、金髪の女性が立っています。
カイマ : 「こんな所に、女?」
ニイ : 「まさか、こんな人が
腕の良い猟師……?」
カイマ : 「それは違うと思う」
げ〜むますた〜 : 緑の瞳が神秘的な、どこか儚げな美女です。
女性@GM : 女性はあなた方の気配に気付いて振り返ります。「……あなた方は?」
ナギ : 「小官はブリス女王陛下に仕えるナギと申す者であります!」
女性@GM : 「ブリス……? 人の世の支配者など、私にはどうでも良いこと……」 そういって、女性は背後の岩塊を守るように、一歩前に出ます。
女性@GM : 「ここは、迷宮の森。人が立ち入るべきではない場所」
ゼファー : 「いや、だから俺たちがいるのは蔓笛であって、その岩じゃねえんだけど……?」
ナギ : 「小官も森を荒らしに来た訳ではないのであります! 城塞の教会に貧乏蔦なるものが生えてしまい、困っているのでありますよ」
ゼファー : 「俺はゼファー。蔓笛を探しに来たんだけど、あんた知らない?」
女性@GM : 「蔓笛……?」 そう呟くとそっと手を天に伸ばすと、蔦がするすると伸びてきて、女性の手に素朴な一本の縦笛を渡します。「それは、この笛のこと。どこにでもある、そう珍しくもない笛だけれど」
クレース : 「植物を操ることが出来るのが、どこにでもある笛…?」
ナギ : 「ところでその笛は……誰にでも吹けるようなモノなんでありますか?」
女性@GM : 「さあ? 私には吹ける。けれど、あなた方にどうかは知らない」
カイマ : GM。本には笛のこともう少し詳しく書いてなかったか? 達成値44的に。
ニイ :
珍笛ですとか、ピヨ彦堂に売ってますとか……
ナギ : それはひどい(笑)
クレース : ひどい(笑)
げ〜むますた〜 : 書いてないですね。とゆーか、伝説扱いだから、ディティールなんて曖昧なもの。ただ、笛は森の乙女に与えられたもの、と言う記述はあった。
カイマ : 「ふむ、森の乙女か」
女性@GM : 「私はレシャティーア。この森の、いえ……かの王の守人」
ゼファー : 「それを俺たちに譲ってくれないか?」
ナギ : 「……貰ったはいいけど、実は我々では扱えなかったりしたら、無駄足になってしまうんでありますが」(ぼそ)
ゼファー : 「譲ってもらったら、試してみりゃ良いじゃねえか」
レシャティーア@GM : 「譲る? 人であれば、人に相応しきやりようがあるでしょう? 木を伐り、草を焼き、森を拓く……あなた方に相応しいやり方が。それに……」
レシャティーア@GM : 「あなた方は、幼子を手にかけた。故ありとはいえ、それは咎。咎は、償わなければならない」
カイマ : 先ほどのドラゴンのことか?
げ〜むますた〜 : そこまで話しているとわかるけれど、女の背後、鳥の止まっている岩塊は、ただの岩塊ではない……ようだ。
ナギ : 「……まさか、モンスター?」
げ〜むますた〜 : 瞳は閉じられ、その鋭い牙は隠されてはいるけれど……それは、紛れもなく
竜の頭。ちなみに、岩塊は女の倍の高さは軽くあるからね。
カイマ : 「竜……」(感慨深げ)
ナギ : 「こ……こんなでっかいドラゴンは迷宮でも見たことないでありますよ!?」(笑)
レシャティーア@GM : 「幼子の死には、泣き女を。そして、咎の償いはその刃で為すがいい……最もあなた方の恐れるものと戦うことで」
げ〜むますた〜 : そういうと女の周囲に六体のバンシー、そして、女の姿が変わっていく。
クレース : 「最も…恐れるもの…?」
ゼファー : なんか思い浮かべたらそれになっちまうのかな?(笑)
げ〜むますた〜 :
身の丈を越える巨大な斧、黒い衣装、そして笑みを浮かべる最強の獣。
カイマ : ……あ
ゼファー : げ(笑)
げ〜むますた〜 :
アリス・ナインの姿(爆)
ナギ :
な、なんだってー!?(笑)
カイマ :
アリス様ァァァ!?
クレース : カイマの頭を殴ろう、杖で(笑)
カイマ : 「ち、違う! 誤解だ!」
クレース :
「どう考えてもあれはお前のイメージだ」
カイマ :
「俺のせいなのかー!?」
◆Scene06◆ おそるべきもの
岩塊の如き竜の頭。その前に巨大な斧を持ち佇むは、間違いなくアリス・ナインの姿。
ナギ : 「な、なんと卑劣な……! 仲間の姿を借りて攻撃してくるとは……ドッペルゲンガー?」(笑)
ゼファー : 「姿だけだと思うが……、やりづらいな……」
げ〜むますた〜 : 変則ですが、本物と全く同じ能力を持っています(笑)
ゼファー : マジで(笑)
げ〜むますた〜 : ああ、常にバーサークかかるから。あと【魔法障壁】だけ追加しときます。
カイマ : 「やりづらいな……」
ニイ : 「外見に惑わされたりなど、しない」
アリス?@GM : 「確かに、これは……破壊者の裔。恐るべきもの」 アリスがアリスの声でそう評し……ざわり、とその髪が、その身体が瘴気じみた黒い力に覆われる。
ゼファー : 「恐ろしいだけの人間に、あんだけガキどもが懐くわけねえだろ!」
アリス・ナイン LV7 HP60 MP0 TP8
戦闘判定ダイス 8D6+30(常にバーサーク)
【魔法障壁】 バリアを持つ。あらゆる魔法ダメージを半減する(端数切り上げ)。
バンシー ZL5 MR14 【不死の力】【魔法障壁】【吸精2】
ナギ : HP60かぁ……低いっちゃ低い(笑)
ニイ : 魔法が大爆発すれば倒せる数値です(笑)
クレース : バンシー、吸精持ちか……。退魔の虹水晶装備してなかったが後悔はしてないぜ!(笑)
カイマ : クレース。バンシー全員に拡大だと何が撃てる?
クレース : 《破邪の光》だとMR14相手には、全滅は無理そうだ。
ニイ : 1体は私が
そげく。
ナギ : すごい日本語(笑)
げ〜むますた〜 : いいな、
「そげく」(笑)
クレース : あ、味方にテリトリーを使う方向もいいな。《加速》すればゼファーも《破邪の光》を唱えられるしニイも《大地震》が撃てる。
ゼファー : 《加速》使って、《大地震》×3+《破邪の光》か。
クレース : 加速する相手は2人でMP20、これぐらいの消費なら。ということで、ターン最初にゼファーとニイに《加速》を。
ゼファー : じゃあ、《破邪の光》にTP4点使ってみるか。(コロコロ)この呪文苦手だな……低すぎ
21(笑)
ニイ : ひどい出目(笑)
げ〜むますた〜 : 一体落ちただけかなあ。
ナギ : いつものゼファー殿でありますな(笑)
ナギ : んでは……全力で行くであります! ドラグニルの力を使い、TP4点使用で《大地震》!(コロコロ)
カイマ : …凄い出目が出ているが(笑)
ナギ : 意外とそうでもない(笑)
達成値57!
カイマ : いや充分だろ(笑)
ナギ : 合計5体は落ちたでありますな!
ニイ : 私の出番は残らないかも。
ナギ : 合計78なので、バンシーは1体残ってるでありますよ(笑)
カイマ : さて、俺も行くか。TP4点で《大地震》。(コロコロ)病み上がりでそんなに奮わん。
45。バンシーを片付けて、アリス様に少し入れたな。
カイマ : 後は頼んだぞ。
ニイ : うん。やってみる。TP4点入れの《大地震》を。(コロコロ)と、
30点。
げ〜むますた〜 : うむむ、痛いっちゃいたい……。
ナギ : HP60は低いであります(笑)
魔法ターンだけで雑魚は全滅、ボスアリス様にもかなりダメージが入っています。これから白兵ですが、いかにアリス様の力が強いと言えど、たった1人で残りのパーティメンバー全員と渡り合うようなもの。
げ〜むますた〜 : ……こっちはBP4点入れますけど。12D6+30の強打。
ニイ : TP2点にいきなりミストスラッシュ。
ゼファー : フェイク前提でTP2点に《不意打ち》で(笑)
ナギ : 一気に勝負を決めたいけど……TPは2点。強打もないので慎重に行くであります。
クレース :
入れたTPと特殊技能の多さでそれぞれの思っているアリスの脅威が計れるかもしれない。
そして白兵戦参加者全員のダイスチャットが転がります。
ナギ : (コロコロ)むむむ……いまいち。
達成値33。
ゼファー : (コロコロ)俺は
48でストップ。
ニイ : (コロコロ)
68で止まった。4が多かった。ありがとうミストスラッシュ。
超忍法影の舞が炸裂(笑)
げ〜むますた〜 : (コロコロ)うわ、こっち駄目だ。
76しかない。
ナギ :
149対76で、こちらの
73アップ(笑)
ニイ : 先のダメージと合わせて2回くらいやられてそう。
ナギ :
オーバーキル(笑)
ゼファー : 「ゴメン。あの姿で来られると手が抜けねえんだ」
やはり一人では如何ともしがたく、ボスアリス様は1ターンで沈んだのでした。
◆Scene07◆ 封印の森
戦いのときは終わりました。
カイマ : 正直、アリス様相手に戦うのは心苦しい。早くもとに戻ってくれ(汗)
げ〜むますた〜 : まあ、倒せばアリスの姿は消え、もとの女に戻りますよ。
レシャティーア@GM : 「償いは、為された。では、望みのものを与えましょう」
カイマ : 「悪いな」
げ〜むますた〜 : 蔓笛を手に入れた(笑)
ナギ : 「しかし、気になるのは……あの竜……」
ニイ : 「彼女は『かの王の守人』と言っていた。この竜が、王?」
カイマ : 「――古の、古い竜の一つなのかもしれないな」
レシャティーア@GM : 「そう。竜族の王。だが、骸には非ず。未だ燐気を発する、紛れもない王竜」
ゼファー : 「これ以上騒がせても、レシャティーアが困るだけだ。俺たちは俺たちのやることをやろうぜ」
カイマ : 「……そうだな、帰ろう」
レシャティーア@GM : 「では、行くがいい。そして、戻らぬように……」女がそう言って手を掲げると、何もない空間に裂け目が出来る。
ナギ : 「お邪魔したであります!」(ビシッと敬礼)
カイマ : 「世話になった。達者でな」
ニイ : 「さよなら森の人。これから先、理由なく関わることはないでしょう」
ゼファー : レシャティーアに《快癒》かけてから帰る(笑)
カイマ : 紳士だな(笑)
げ〜むますた〜 : そんなものをかける必要はないんだけど(笑) レシャティーアは皆を送り……再び守人に戻る。王が目覚める日まで……
カイマ : 目覚めるのかよ(笑)
げ〜むますた〜 : さあ? 千年もすりゃ目覚めるかもよ(笑)
ナギ : 遠すぎる(笑)
カイマ : さあ、
本物が怒らない内に帰るんだ!
こうして、蔓笛を手に入れた一行は、レシャティーアの導きにより空間を越えて森を抜けました。すぐに教会に向かいます。
ゼファー : 「さて、笛も手に入ったし……。使ってみるか」(うずうず)
クレース : 「待て、お前が吹くのは――!」
ゼファー : 『〜〜〜〜〜♪』 もうまともに吹けるようになってるって(笑)
ナギ : 「……おりょ?」
ニイ : 「……耳が痛くない」
げ〜むますた〜 : どこかもの悲しい、冬空に鳥の舞うような、遠い旋律。
カイマ : で、どうするんだ? アレ。
カイマ : ……
迷宮組曲の奥に入れたいという衝動が無くも無い。
クレース : 嫌がらせか。
ニイ :
必死に蔦伐採をするディドロ……
カイマ : そ、そんな衝動を振り払いつつ、ゼファーを見守るぞ(笑)
クレース : 動かせるものなら、あの森の入り口付近に誘導したい。
ゼファー : んー。移動させて、迷いの森に人が入らないように柵代りに出来ねえかな……。
げ〜むますた〜 : うむ、では問題なく森の入り口まで蔓を誘導できるよ。蔓は森を覆うようにして伸び、迷宮の森は閉ざされた。
ゼファー : 「これで良し」
カイマ : 「おつかれ」
ナギ : 貼っといても火竜のブレスで焼き尽くされて終わるような(笑)
ゼファー : 「笛の方は、なんかあった時の為に、ユ…………のオッサンに預けるか」
こうして、蔦騒動は一応の解決を見ました。そして誰も入ることのない森の奥で、守人たる乙女は、今も待っているのでしょう。王たる竜が目覚めるその日まで――――
なお、ニイの宝物判定のボーナスダイスは今日も1であったことを付記しておきましょう(笑)
ニイ : (コロコロ)バンシー、6−3−
1でハードレザー(50G)
ニイ : あははははははははははorz
◆オマケ◆ ポンペイ 千のウサギの王となる
カイマ : 9レベルは遠いなぁ……
クレース : あと少しで6レベル。
ナギ : 迷宮組曲にガンガン潜ればあっという間じゃないスか?(笑)
ナギ : 名前も
「迷宮ガンガン行進曲」に変わる(笑)
ゼファー : それに合わせて、《爆裂究極》が《木っ端微塵の術》に名称が変更になる(笑)
げ〜むますた〜 : ジェラシーボンバー使うぞ(笑)
げ〜むますた〜 : どうだったかなあ、初GM。ほのぼのになっていたかどーか。
カイマ : ほのぼのというか、神秘的?(笑)
クレース : ああいう雰囲気大好きです。道塞いじゃったからもう会えないけど。
ナギ :
新しい竜王ができました(何)
カイマ : 結構居るんだね!(笑)
げ〜むますた〜 : 竜王は最低四方位にいるからよし(何)
げ〜むますた〜 : ちなみにぃ……初期の予定では
竜王なんて影も形もありませんでした(笑)
ニイ : それがなぜ(笑)
げ〜むますた〜 : ん、コモドドラゴンとドラゴンパピーが来たから、そんなだったんでなんか竜の絡みあるほうがらしいかな、って思って……(笑)
クレース : それだけであれが出てきたという!
ナギ : ドラゴンじゃなかったらどうなっていたんだろう……
オーガの王、ユージィ・ローハンマーとかだったら最強ですね(何)
カイマ : ……ウサギの王になっていた可能性も。
広場の真ん中に立つ、ボーパルバニーの石像!
ニイ : あの
笛を吹くウサギの伝説は真実だったのね(何)
カイマ : か、可愛いぞ。笛吹きウサギ。
ゼファー : かわいいかなあ……?(笑)
ニイ : その場合、ボスは
ドッペルポンペイになります。
ナギ : キングポンペイといって、千体のウサギが合体して一匹の巨大なホワイトドラゴンになる(笑)
カイマ : 竜に取り込まれたポンペイを救い出す感動巨編だな。
カイマ : 「ポ、ポンペイ! 俺が分からないのかー!」
ニイ : ♪千のウサギになって〜〜〜
幕間へ←
→第4話へ
適当RPG「3rd edition」に戻る