この上無い、
と言うかこの下無いと思われる程の寂しみの底に在った時、
ふらりと現れオレを甘い声で撫でてくれたSal。
そんなカノジョ(未だ雌雄は定かでナイ★
ナンとなくオンナのコ)との
共生(あくまで飼育ではない)も一週間余り経ち、
カノジョにも“思考”が有るのだろうかとふと思う。
童心ばかりか情慾すら満たされてしまうジャレ合いを終えた後、
カノジョもスッと何処かへ姿を消すのだが、その際、
“ぁあ気持好かった…。次何しよ。何か楽しい事ナイかナ”
などと思うのだろうか。
縦え人語でなくとも、
例えば“デジタル方式”の様に先の台詞が
“0100011001110100011”
とカノジョの脳裏に浮かべば、
“ぁあ気持好かった…。次何しよ。‥‥”
と思って居る事に成る。
だとすれば“懸念”や“妄想”も有るのだろうか。
ぃゃ、ソレは無いだろう。
大体目を見れば解る。
“曇り”が無い。
するとこの人間特有の“想像”とは何なのかと更に思い巡らせれば、
発達し過ぎたが故の蛇足的モノで、
コレをウマい具合に遣う事、イイ方向へ遣う為に生まれたノが“芸術”で、
なるべく遣わずに発散させるノが“スポーツ”ではなかろうか
との結論に至る(ナンにしろスポーツって日本語で何。響きヤスくてイヤ)。
そしてふと振り向くとカノジョが窓外からコチラを見て居る。
Sal、
何思う。
you're my salvation.
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