2003年1月13日 谷川岳スノーシュー・ハイキング

 

1月の連休を利用して、谷川岳の麓をスノーシューでハイキングしてきました。
前日に谷川温泉のペンション・レインボーに宿泊し、
翌日ペンションのオーナーである亘理さんのガイドで、同宿した6名が、
一ノ倉沢の岩壁を鑑賞に向いました。

 

土合橋からスノーシューを装着して
トレッキング出発です。
天気は最高、絶景が期待できそうです!

 

いきなりの試練?
スノーシューを履いての渡渉は緊張します。
ストックでバランスを取りつつ、慎重に・・・。

いたるところに動物の足跡。
これはウサギでしょうか?
森の中へ入ったようです。

こんな所へも雪に埋もれずに
近づくことが出来ます。
これもスノーシューの威力。

しばらく歩いた所にある
東屋の前で休憩。
天気が良くて汗もかいたので
水分補給は忘れずに。

気温に合わせて、こまめな衣類の調節も大切ですね。 

湯桧曽川に沿って上流に向かって行きます。
小広い河原にでると谷川岳から続く稜線が現れました。

山稜を眺めながら、のんびり歩いていきます。

スノーシューツアーのアトラクション(?)、「尻滑り」の三態。

ツアーガイドの亘理さん曰く
「急斜面は走って下りたほうが上手くいきますよ」とのことです。
でも、初心者の我々にはチョット無理!
ということで、
お尻で滑り落ちま〜す。


一ノ倉沢との合流地点で再び休憩。
左手には一ノ倉沢の大岩壁が迫っています。

今日は天気も良く、雪の状態も良いので
ここから沢筋を登って一ノ倉沢出合まで
行くことになりました。

ここからはガイドの亘理さんが先頭で、
そのトレースを外さないように登ります。

15分ほどブナやミズナラの森の中を登ります。
沢筋に落ちないよう注意が必要ですが、
これまでとは違った山の表情を見ることができて、面白いです。

振り返ると
白毛門(中央)と笠ヶ岳がたおやかな稜線を広げていました。
こちらの斜面は雪崩の巣が多いとのこと。
樹木が全くない谷筋は雪崩が発生した場所です。

 

そして一ノ倉沢の大岩壁がその姿を現しました・・・。

こんなにくっきりと見ることができるのは本当に珍しくて、
10回来て1回見られるかどうか、とのこと。

ただ圧倒され、
ただ見とれていました。

 

岩壁を目の前にした贅沢な場所を
独り占めしたランチ!

みんなのんびりと、思い思いに昼食。
でも、沢筋だけに雪崩れには注意。
周囲の小さな音にも気を使います。

ガイドの亘理さんがスペシャルサービス。
なんとチョコフォンデュ!です。
貴方はイチゴ派?それともバナナ派?

この他にもホット赤ワインや
ブイヤベースを振舞ってくれました。
温い食事は最高のもてなしです。

後ろ髪を引かれつつ、帰路につきます。

真っ白な雪原を自由に歩いて、
自分たちのトレースをつけていく快感。
心地よい疲労感。

午後からは雪質が湿雪に変わってきたので、
スノーシューにつき易く、
多少歩きにくくなりました。

「ユビソヤナギ」という柳の冬芽が出ていました。
綺麗な綿毛です。

植物たちは真冬の今から
来るべき春の準備をしているのです。

スノーシューハイキング・装備編 に続く 

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